ワンピースにおける建築的考察2
ワンピースにおける建築的考察3

ワンピースにおける建築的考察4
ワンピースにおける建築的考察5  

「ONE PIECE」といえば、老若男女に大人気のマンガです。
総発行部数2億冊を超え、3億冊に及ぼうかという、
単行本第65巻の初版が400万部
(初版が400万ですよ!ちなみに私の「マンガ建築考」は初版3000部です)
初版というのは、出版社が最初に準備する冊数のことです。
つまり、最低これだけは確実に売れるかな、、と判断して最初に印刷する部数です。
売れる本であれば、最刷が繰り返されて二版、三版と増えていくのです。
だから初版400万部というのは、まだまだ最刷を前提にしているわけです。

日本人のすべてに三冊配本できるというものすごい大作品、その割には宇宙戦艦ヤマトとかガンダムとかみたいに社会現象
にはなっていませんが、1997年からず~っとコンスタントに第一線を維持している野球でいえばイチロー選手みたいなマンガでしょうか、

実は私は白状しますと
「ONE PIECE」の連載が始まった最初のころ、
ジャンプの表紙の絵をチラッと見て、そのガッチリ描かれた単純な線の絵柄があまり好きではなく
特に最初のころのコビーの存在がうざくて、
その面白さに気づいたのはアニメ放映しばらく後なんですけどね。


建築エコノミスト 森山のブログ


え~その前にお詫びです、ブログ更新が滞ってしまってすいませんでした!!
先月、先々月はいろんなことが起こり過ぎて、
なおかついろんなことを引き受け過ぎて、
いろんな約束が守れず、ヘコみまくっていろいろとみなさんに、
ご心配をおかけしてしまいました!!

一方、最近の世相もいつまでもぐずぐずぐずした状態、

世界の経済も政情も不安定、なんだか言いようのない不安感、
そのような雰囲気に包まれております。

いまだ梅雨空が続いていますが、ちょっとした晴れ間の日差しは

いよいよ夏到来を思わせる季節ですね。

そんなときは気分一新でなにか前向きで元気の出る話題として
「ONE PIECE」を取り上げてみたいと思います

みなさんご存知と思いますが、「ONE PIECE」の主人公はルフィーというのですが、常に前向き、前のめり過ぎるキャラクター、
で仕事というか何をやっている人かというと海賊です。

海賊のマンガっていうのがそもそもものすごく少ないんですよ。
作者の尾田先生は子供のころから「海賊マンガでジャンプに載るっ」と
決めていたそうなので、まさに尾田先生自身がルフィーなんですよ。

バブル崩壊から10数年を経ていまだに続く閉塞感、
そんな状況を打破してくれないか、そんな無意識の期待感が「ONE PIECE」という作品と、そこでのルフィー、麦わらの一味に、それだけ多くの人たちの想いが乗っかっている結果が3億冊なんだと思います。




「ONE PIECE」には実に多くの個性的なキャラクターが登場します。
揚げだすとキリがないのですが、インターネット上にはもっと詳しいデータが無数にありますからそちらを参照してください。
いや、まだの人は原作を読んでください



たくさんの個性的キャラクターを次々生み出す天才といえば赤塚不二夫先生だと思うのですが、赤塚不二夫作品の場合、ニャロメやチビ太ばっかりで、おそ松が出てこなくなったり、天才バカボンなどにいたっては、実際の主役はバカボンのパパですし、脇役が主役を喰ってしまうくらいに破天荒でしたよね。

「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生の場合は、ものすごくたくさんのキャラクターを
丁寧に描きながら、ルフィーという主人公を中心にまとめあげていく
その大河のようなストーリーのスケール感も魅力です。

ちなみに私はルフィーの仲間でいつもくわえタバコのサンジが好きですが。

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サンジは、コックなんですがタバコをくわえたまま調理します。
どこかルパン三世的なものをひきずっているところがイイんですよ。

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このお尋ね者ポスターでの間違ったサンジ像も、なかなかいいんですけど

また、キャラクターだけでなくたとえていえばガリバー旅行記のように、
様々な舞台設定、世界観が登場します。
世界観といえば私の場合、やはりそこにある物語の背景、
つまりは建造物に目がいってしまうのは
もはや、業といいますか、やむをえないことなんです。

つづく


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