マキシマム ザ 亮君の建築的考察にやられた
マキシマム ザ 亮君の建築的考察にやられた 2

ちょっと間が空いてしまいましたが、
お菓子のパッケージの話しの続きです。

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亮君もこの
不二家「カントリーマーム」の家には相当思い入れがあったようでして、
6歳まではこの家で過ごしていたそうです。
隣の家は武器屋だそうでして、この武器屋には一人娘のマームが住んでいるそうです。
典型的な西部開拓時代のアメリカ農村部の家ですが、家の両脇に大きな木がありますね。
樹形からして広葉樹でしょうから、やはりウォ-ルナットとかヒッコリーですかね。


続いて、和のエントリーですが、
その代表格は、兄弟銘柄「きのこの山」と「たけのこの里」です。

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この2つの案件ですが、きのこの山は山間部、たけのこの里は平地と、
その立地は異なるようなんですが建築の様式は同じなんです。

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入母屋造りの茅葺き屋根で、煙出しの小妻が比較的大きいので、
かなり古いタイプの農村民家です。


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続いて和風案件「雪の宿」ですが、

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屋根の大きさと壁の比率からしてもこれは、
もう奥飛騨の合掌造りで間違いないでしょう。

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というわけで、お菓子のパッケージの家についていろいろと考察してみたいのですが、
和洋を問わず、お菓子に出てくる家っていうのは、フォークロアで伝統的な民家が
主流だということですね。

なぜなのか。
やはり食のイメージは生活と密接に結びついているからなのかもしれませんね。
試しに、カントリーマームの家ときのこの山に現代建築を建ててみました。
これです。


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大草原のカントリーに突如出現した意味不明のロボって感じです。

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きのこの山に現代美術のオブジェといった感じですが、、、
両方とも添加物バリバリの人工食のようなイメージですね。
キシリトールガムとか、メントスやグミとかだったら合うのかもしれませんが。

これ、冗談みたいですけど本当にバブル時代に日本の田舎で現実化しています。

田舎の行政が中央の代理店や文化評論家などに騙されてしまいました。
詳しくはアレックス・カーさんの著書「犬と鬼」を読んでみてください。

で、気を取り直して、
春日井製菓の「ミルクの国」です。

亮君いわく、「ここでは学校も試験もない!イジメも戦争もない!ただセクハラはある!」そうです。

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このキャンディーには亮君も気合いが入っていて、「ハウスイン」初心者にも
オススメだそうです。

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「ミルクの国への入国方法」と詳しい解説付きです。

ところが!です。

このミルクの国に大異変が起きていました。

なんと!ミルクの国に家がない!

牛しかいない!
オモテもウラもサラ地になっていました!!

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春日井製菓さんは亮君が時々家の中に入っていたことを知らなかったんでしょうか?

というわけで、お菓子のパッケージの建築の話しでした。
実は今回、亮君の言うとおりにお菓子の家をさんざん探してみたんですが、
全然、見つかりませんでした。

それどころかお菓子のパッケージから家だけでなく、
デザインが尖ったロゴだけになってたり抽象絵画風であったり、
生活感がどんどん消えてきてるみたいなんですよね。

終わり


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