揺曳

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オレンジの光

  

私にはうんと傲慢な時期がありました。

それはそれは本当に傲慢だったと思います。

自分が男の人に好かれることを知っていて、何でも思い通りになると思い上がっていたのです。

そんな大したことないくせにね。

幼かったのでしょう。

  

  

  

その日付き合っていた彼の部屋に帰る約束をしていました。

でも、どうしようか迷っていた。

ううん、本当は帰らないつもりだった。

でも予定が途中で駄目になって、予定外で、彼のところに帰れるようになりました。

  

  

予定は別の男の人との約束でした。

この人にだって私が好きだと言ってくれた時、彼がいるけどそれでもいいならと傲慢に相手の気持ちを利用しました。

この日はその彼と会ってる途中で、「もう2番目はつらい」と言い出されたので、だったらいいよと帰ってきたのでした。

私は相当自分勝手なくせに、予定を壊されてムカムカしてました。

  

  

そのうえ、送らなくていいと言って出てきた外はひどく寒くて帰らなければならない彼の家は随分遠かった。

そのうち雪が降ってきて、ぬかるみで泥がはねて気に入っていた白いコートにもバックにもかかりました。

自分で言うのもなんだけど、いい気味です。

散々な気持ちで彼の家に着きました。

  

  

インターホンを鳴らすと、すぐに彼が出てきて、私を見るなり

「こんなに濡れて!」

といって、雪で濡れた私を柔らかいバスタオルで頭から拭いてくれました。

私は黙って拭かれながら、彼の家のカーテンを見ていました。

暖色系の明かりに照らされた部屋のなかでオレンジ色のカーテンが、いっそう部屋を暖かく感じさせます。

真っ暗な外にはまだ雪がシンシンと降っていました。

  

  

気づくと彼が、大きなマグカップにココアを作ってくれて「温まるから」と渡してくれました。

温かくて甘くて、カップの湯気の中で泣きそうになりました。

初めて彼に悪かったと思いました。

何も知らない彼は、ココアを飲む私を嬉しそうに笑って見つめていました。

  

  

だけど、結局、私が他に好きな人ができたことが原因で彼とは別れました。

幼いという一言ではすまされないでしょうけど、それも過去の話です。

ただ、別れるときも彼が嫌いだったわけではありませんでした。

揺曳という表現があうのでしょうか。

波の上をゆらゆらと漂う思いがありました。

  

  

でも、ま。

やっぱり傲慢だったということでしょう。

ココアを飲むと、そんな頃があったとふと思い出したりします。

今はそんな性格悪くないですよ(笑)。

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携帯を覗き見する

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以前、付き合っていた彼が、私の携帯を勝手にみて、学校の男友達とのメール内容に指摘をしてきました。

見てすぐには、言えなかったようで、何週間もたってから、やっぱりどうしても気になって言ってきたようでした。

結局、誤解は解け、なんでもないことが分かって問題は解決したのだけれど。

  

  

でも、その時思いました。

携帯は勝手に見たほうよりも、見られたほうが悪い。

気をつけていたつもりだったのに、どこかで、相手を不安にさせるようなことをしてしまっていたんでしょう。

そんなことするようなタイプの人じゃなかったのに、

不安な思いで猜疑心がわき、見てしまう。

  

  

そしてそのことで自己嫌悪も感じるし、余計不安も増す。

そんなことをさせないよう、そんな思いをさせないよう、安心感を与えられていなかったんだと思いました。

「携帯は見てもいいよ」とは言いません。

でも、普段の関わりの中で、相手が見たいと思うことすらないようにしていくことが大切なんだと思いました。

だけど、難しいですね。

  

  

その人は結局ずっと、私が学校に行っても、遊びに行っても、どこに行っても心配ばかりしていました。

信じられないのでは続けることはできません。

私が悪かったのでしょう。

疑ったり、疑われたりは、できればしたくないものです。

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5年越しの約束

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友人のは、以前付き合っていた人と、別れる前に約束していたことがありました。

それは、5年後の二人が出会った日に、ある場所で会うこと。

でも、その約束は、別れてしまった二人にとって、今も有効なのか分かりませんでした。

  

  

でもはその約束をずっと覚えていました。

けれど、彼がその日その場所に現れるかどうかは分からないし、会ったからといってどうなりたいというものでもないと言っていました。

ただ、今はこんななんだ、頑張ってるよということを話したりしたいという、それだけだと。

  

  

実際、その話を聞いた私も、その彼が来るかどうかは分かりませんでした。

でも来て欲しいと強く思っているに対して、きっと来るよと励ましました。

そして、とうとうその日になりました。

  

  

奇跡のように、5年のブランクがあったのが嘘のように、彼は待ち合わせの場所に立っていて、一緒に食事をして、また会う約束もしたそうです。

これからはどうなるのか分かりません。

今はその彼にも彼女がいるそうです。

でも、また会う約束をした二人。

ディズニーランドに行くそうです(笑)

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忘れられない人

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忘れられない人がいますか?

あの時、こうしていれば、ああしていれば、今も一緒だったかもしれないと、今でも思ってしまうような相手はいますか?

  

  

以前、「失ってから気付く大切さ」ではなしたは、ずっと別れた彼女のことを忘れられずにいました。

もう、完全にダメだと思ったこともあったけど、なんと二人は半年のブランクを経て、またお互いに想いを寄せ合うことができるようになりました。

スゴイ、本当にスゴイ。

  

  

正直、応援してる私自身も、もうダメかもと思ったりもしました。

にとって、彼女以上の子はもう現れないと思ったから。

それだけに本当によかった。

あきらめないことは大切なことですね。

彼の浮気

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友人のUが、彼に浮気をされました。

詳しいことは聞かなかったけど、とにかく落ち込んでいました。

   

夜、電話がかかってきて、大した用じゃなかったけど、声に元気がなかったので、

「なんかあった?」と聞くと、「うん、元気がないの」と。

それでなんとなく彼は元気かと聞くと、ポツリポツリと彼に浮気されたことを話しました。

   

正直言って、最近は女の人のほうが浮気なんて当然のようにやってたりするのを日常的に見てるし、私は例え友達が本命の彼以外に浮気をしてたって、やめなよなんて言いません。

人の価値観や恋愛間は、自由で、それぞれを受け入れるところから、私の人間関係の作り方があるから。

   

そういう意味で、浮気をすることに関しては友達がしている分にはなんとも思わないんですけど、友達が浮気された場合は、やるせないし、つらいです。

相手に対して、ひどいとかなんて奴だなんて、思わないけど、ただ単につらいです。

  

私はよく人に浮気されたらどうする?という質問をします。

これはもちろん、結婚を考えるくらい好きな人が浮気したらということです。

いろんな意見があったけど、最終的には、2つの道しかないと思います。

  

「許して付き合っていく」か、「別れる」。

私は、以前、『8回目の浮気』というタイトルのブログで書いたように、浮気をされたことがあります。

その時私は「許して付き合っていく」を選びました。

好きだったから。

たった一度の浮気で一生さようならになってしまうなら、一度我慢して、上手くやっていけるかもしれないのなら、そっちにかけてみたいという思いがあったから。

けど、許した結果、1度では終わらなかったし、結局私も心から本当には許しきれてなかったのでしょう。

そこまで寛大な女じゃなかったみたいで(笑)

友人のUは、どうするのかまだ分かりません。

私はUのつらい気持ちには十分に共感しましたが、決して彼のことは悪く言いませんでした。

友人の彼や周りの人のことを絶対に悪く言わないのはもともと私の主義なのですが、特にこういうときは尚更です。

「なにか誤解があったんじゃないの?」とか

「今きっと彼もUがいなくなっちゃうんじゃないかって心配してるしつらいよ」とか言って、どちらかというとかばうくらい。

   

だって、「それはひどい!そんな男別れちゃいな!」なんて言ってあおるなんてろくな友達じゃないとおもうから。

どっちにしろ、考えて決断するのは本人以外の誰であっても駄目だと思うから。

なら、本人が少しでも落ち着いて考えられるように、肯定的な聞き役でいることしかできないと思います。

  

けど本当にショックだなあ。

あんなに好き合っていた二人でも、こんな風に傷つけ合ってしまう。

けど、乗り越える方法がないとは思いたくないです。

許して付き合っていく時、その許し方にポイントがあるのかも知れないと思うのです。

  

もう2度とこんなことが起こらないように、元の二人の関係に戻れるように。

難しいけど、そんな結末を信じています。



失ってから気付く大切さ

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『失ってから気付く大切さ』ほど、せつないものはないと思う。



失ってしまえば、良かったことしか思い出さないし、思い出は美化されていくのみで、それが余計に人を前に踏み出せないようにしてしまうから。

 

これは、の話。

大切だ大切だと、みんなの前で彼女のことをそう言ってただけど。

彼女にもそう伝えてあげていたのかな。

 

人の心ほど、難しいものはないと、私は思う。

それに比べたら、お金で解決できるようなことなんて大したことない。

結婚したいとすら思ってた相手が心変わりしてしまうことに比べたら、200万や300万の借金なんて、大したことないってこと。

 

は、今は絶望的で、きっと胸にぽっかりと穴が開いてしまったみたいに、彼女のいなくなった日々に虚無感を感じているんだろう。

だって彼の人生の設計図には、全部に彼女が含まれていたから。

もう、取り戻すしか他に手はないね。

どんなことをしてでも、戻るために手を尽くすしかない。

ボロボロになって、煮え湯を飲まされるようなつらい思いをして、苦しみながらも頑張り貫く。

つらい、つらい、つらい日々だね。

毎日泣くかもしれないし、後悔が君を責めるでしょう。

 

でも忘れないで。

君は素敵で素晴らしい人間だし、彼女のことを君ほど大切にできる人は他にいない。

きっと彼女も気付くはず。

 

、君が彼女を好きな限り、愛する限り、終わりでは決してないよ。



振られた相手をなぐさめて

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今年の年初めの話。

は振られた相手にその場で、

「何でだろうね、女の子すきなんだけどね。」

と言われて、

「出逢うひとに出逢ってないだけだよー。」

と言ってあげた。

「なんで私がなぐさめてんだよぉぉぉ~!!」

と後で私に言ってた(笑)

ホントだよ、なになぐさめてんだよ。

 

は前の学科の時に知り合った私の大親友。

関東で知り合ったけど、生まれ故郷が同じ県で、一緒にいるとついつい方言になってしまうことがある。

純粋で心がきれいで、裏がなくて、誰にでも優しくて、私とは正反対の本当にいい人だけど、正直もので努力家で頑張り屋だからこそ、損をすることもある。

でもこういう人が損をするようじゃ世の中ダメだと思うだけど。

 

ところがあまり恋愛とかに積極的ではなさそうな彼女が、意外に意外だったりする。

(私からすればだが、)急に好きな人ができで、気がつけばあっという間にその想いを相手に伝えてる!

もうビックリ!

どこにそんな勇気あったの?!って感じ。

ちょっとした人とのやり取りにもすごく繊細で悩んでしまう人なのに、想いを告げることに関しては、人の100倍勇気がある。そう思う。

しかもがそうするのは、OKされるという自信があるからというわけではない。

スッキリしたいからなのだそうだ。

モヤモヤ想い悩み続けるよりも、伝えてスッキリしたいからだと。

意外すぎてモー、私は面白くてしょうがない。

本当に正直で真っ直ぐなんだと思う。

でも意外とスッキリでもなくて、その後の関係で悩んだりしてるけど(笑)

それでもまた人を好きになって、またいつの間にか告白する。

 

私は計算高いし、ずるい大人だから、真似できそうにはないけど、を見てると潔くて快い。

「もう人を好きになったりしたくない。したくない。」

と、毎回言ってるけど、私個人としてはそれだけ人を好きになれることがうらやましいし、そういうが素敵だと思うので、また早く、他の誰かを好きになって欲しいなぁと思ってしまう。

そして次の恋は成就するであろうという、勘みたいなものが、ある。