ブログ再開。やっぱり「日雇い」はダメ×2です。 | 雇用維新 派遣?請負?アウトシーシング?民法と事業法の狭間でもがく社長の愚痴ログ

ブログ再開。やっぱり「日雇い」はダメ×2です。

皆様、GWは、いかがお過ごしでしたでしょうか。


今回のGWは、1、2日とお休みですと9連休という、とても長いお休みでした。


弊社は、カレンダー通りの出社でしたが、ついでということで(←何の?)ブログお休みしちゃってました(笑)。


ブログ開設以降、9日もアップしなかったのは、おそらく初めてかと(笑)。


本日より通常業務、ブログも再開でございます。


…なのに、連休明けにも関わらず、急な上京予定が入ってしまい、出社もままならぬまま、上京の車内でアップ作業しています(汗)。



さて、連日報道されていますが、GWに入ったばかりの先月28日、関越自動車道の高速ツアーバス事故が発生しました。


あまりに悲惨な事故で、亡くなられた方、その遺族の方にお悔やみ申し上げると共に、お怪我をなされた方々の一日も早いご回復をお祈するばかりです。



今回の事故では、運転手が「日雇い」だったことも問題視されています。


連休前に書いたエントリー(日雇い派遣禁止に代わるサービスは、将来、日雇い派遣よりさらに問題化する。 )の中に、私自身書くのを忘れていた日雇いの問題が、この事故の中にありました。


この事故で初めて知りましたが、道路運送法の運輸規則では、「日雇い」での運転手の雇用は禁止されているのだそうです。


禁止の理由は、「安全管理が行き届かない」ため…だそうです。



私自身うっかり忘れていましたが、日雇い派遣が問題となっていた当時、どんな作業現場に行くか行ってみないとわからない、というケースが多々発生しており、やはり、「安全教育がおろそか」「安全管理が行き届かない」として、かなり問題となっていました。


おそらくは、膨大な短期の労働力需要と、同じく短期でも働きたい(仕方なく短期の)労働需要(供給)をマッチさせるだけでいっぱいいっぱいとなって、作業内容の確認は二の次となっていたためでしょう。


日雇派遣というサービスが、単に需要と供給のマッチングサービスに傾倒したために、安全管理が行き届かなくなってしまったのです。



先日のエントリーでは、日雇いの問題点として、「①雇用が不安定」、「②収入が低く」、「③各種保険に入れない」、「④第2の手数料問題」の4点を挙げていましたが、本来これも重要な「⑤安全管理が行き届かない」が抜けておりました。


読者の皆様には、お詫びして、訂正させて頂きます。


そして、あらためて、⑤を追加した上で、日雇い派遣禁止の代替として生まれ出すサービスは、近い将来、日雇い派遣よりさらに問題化すると断言します。


こうした問題は、雇用責任がはっきりしているかどうかだけではなく、「日雇い」という雇用そのものに、問題あるからなのです。


今回、本当に不幸な事故でしたが、改めて、「日雇い」の問題点を感じました。


はやり「日雇い」はダメ×2です。



ではまたパー