社長失格
- 板倉 雄一郎
- 社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由
インターネットの草創期にブレイクしたベンチャー経営者の
栄枯盛衰の実話の回想録です。
当時の時代背景を読み取ることができますし、
人が失敗していく、企業が倒産していくときの
原因を著者自身が赤裸々に語っており、
非常に学ぶべきところは多いと思います。
現在も起業ブームですが、起業することと経営することの
違いも含めてその大変さが浮き彫りになってます。
会社を起業し経営していくということは、アイデアを発想し
そして経営や人についても深い造詣が必要になると
痛切に感じた。
また、日本の社会は失敗を許さない社会といわれるが
こういう本や著者を通して、アメリカのように失敗しても
再起がはかれる風土を築いていかなければ、
起業もブームが去り、日本という国の産業の未来が
ないのでないかと感じました。
失敗から学ぶ。
成功から学ぶよりも大事なことだと痛切に感じさせてくれた
一冊でした。