春一番と思われる生暖かーい風がびゅーびゅー。
ソートンとのみっちり散歩で汗だく、ぜいぜいなっているところに、ちょうど電話がなりました。
日本のテレビ番組プロデューサーからモンゴル取材の打診。いや、電話とりそこなわないでよかった!
実は、以前、ごちゃごちゃになったまま、手がつけられない状態になってしまった会社ホームページも直そう!と思ったまま、時間がとれずにトンザ状態になっていたので、どうやって連絡先をゲットしてくださったのか・・・?
ま、テレビ業界、広いようで狭いですからね。
網を手繰っていけば、どこかで必ず縁がつながるってことで。
でもご連絡いただけて、ほんと光栄!
はやく、ちゃんとホームページをアップしなくては。
んで、そのときに、犬の散歩から帰ってきて、汗だく状態になったばかりだったので、うっかり、「いやー、今年は春が早いかもしれませんねー。」なんて調子いいことを言ってしまいました・・・
バチがあたったようです。
本日、朝から猛吹雪。窓の外はホワイトアウトです。
昨日の夜、汗が冷えちゃったのか、ちょっと微熱気味でお腹がゆるくなってるので、今日は、まったり休養日。
いいなぁ、自営業って。
ほんとは今の時期は、ガツガツ営業したほうがいいとは思うのですが、自分のペースで、よい仕事との縁を大事に育てていく、というのが今年の方針なので、焦りは禁物。
天気予報だと、曇りのはずなんですが、予報そのものをぶっ飛ばせ!といわんばかりにビュービューと吹雪いてます。
新雪に足跡をつけるのが大好きなソートンはそわそわしてますが、お腹がクルクルして力が入らない。
30kgの巨体を制御する自信がなく、ベランダで「ワンツー」をさせて、自分はひたすら寝てます。
体力回復するには、がっつり寝るのが一番。
この時期のモンゴルは、暖かくなった次の人か翌々日くらいにこんな感じで雪が降ることが多いです。
モンゴルの諺に、「女心と春の空」というのがあります。
それにしても、昨日のほんわかムードから、突然のこの冷たい仕打ち・・・。
モンゴルはさすがに手ごわいです。
季節の変わり目で、モンゴルの天気は荒れ模様になりやすいです。
国内便などを利用してのモンゴル旅行を2-4月頃にお申し込みの方は余裕あるスケジュールでの計画がお勧めです。
有視界飛行が主であるこの国の国内便は、目的地、出発地いずれかが曇ってたり、ガスってたり、雨や雪で気流が安定していないと、欠航になることもあります。
自分たちのルートが好天でも、機体の数が少ないので、フライトスケジュールが崩れることもよくあります。
空港に到着してから、チェックインしようとして、いけしゃあしゃあと、「フライト時刻、変更になりました」と言われても、怒らないで、ゆったりと構える心の余裕がないと、モンゴル国内を飛行機で旅行するのは大変です。
カウンターのスタッフ自体も事情をあんまり把握していないこともありますから。
特に、地方からウランバートルに帰る、という便での待ちは本当に辛いものです。
何度も、198、というフライト運行状況案内に電話で問い合わせても、
「まだ飛んでない、もうしばらくしてからかけなおせ」といわれてしまう。
お客様、焦る。
空港から街に戻って、国際電話で、翌々日(帰国してからの)の仕事の予定調整などしなければいけない・・・
いや、まだ飛ぶ可能性ありますから・・・
としぶとく空港で待っていると、そのうち飛んでくる、ということもある。
でも、結局、機体がなくて翌日に・・・
なんてことも。
モンゴルで国内便が飛ばずに、地方に取り残される、という経験は、18年間のうち、ほんの1-2回なのですが、それでも、自分が他の国に旅行しようと思ったときに、ぎりぎりスケジュールで組まれている旅行企画は、どんなに面白そうでも申し込む気になれない。。。
モンゴルでは、国内便スケジュールは、事前の連絡なく、突然、当たり前のように航空会社の都合で変更されます。
しかも、今年の春・夏のフライトスケジュールは、モンゴル国内でも出ていません。
ですから、現在出ている春・夏の旅行企画は、日本の旅行会社が、前年の例を参考に暫定的にパンフに載せている場合もあります。料金とか、まだ定かではないですし。
そういう料金値上げのリスクヘッジができるような料金体系で運営しているのかもしれませんね。
現地と事前確認をしている旅行会社さんにお願いする、というのが天気が不安定な時期、モンゴル国内の事情が確定していないときの鉄則・・・と思います。
確認入れてても、ぎょえー!!!!!!
って感じで勝手に変更されも、「乗せていただく」我々にできるのは、脳の血管をぶちきったり、血圧を上げて頭痛になったり、プンスカ気分で旅を台無しにしないように、普段から平常心の鍛錬を心がけるくらい。
春は、日頃や長い年月で滞積した疲れが出やすい季節です。
モンゴルの春は、右往左往しながらも、確実に近づいていますよ。
一応、今年も、2003年から引き続き、モンゴル観光年みたいです。
春うらら・・・がいつくるのか予想がつかないのが、モンゴルの春の面白いところです。
モンゴル人の「青天の霹靂!」な恋物語と一緒です。