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October 15, 2006 01:16:54

  M 3・0

テーマ:La Vie de Pansee

                        揺り篭に揺られながら眼が覚めた。


           正確に言うと、寝そべっていた木製のソファーが軋みだして揺れだしたのだが…


     真っ先に彼の思いついた状況は、お隣の国がまたもや核実験でもしでかしたのかという事だった。


              だが相互の国の距離を考えると物理的にそんなこと不可能に近い話だ。   


                         どうやら自然発生的な地震らしい。


             次に取った行動は置時計を見た。ちょうど午前六時三八分を指している。


           薄暗い部屋に木霊するのは、木造アパート特有の「ミシッ、ミシッ」と木が軋む音。


   そう言えば、床に就く時カーテンを閉め忘れていたから、外から生気の無い光が部屋の中を差している。


      この大きな揺れを体感しながら部屋を凝視してみると、本棚や額縁などが小刻みに揺れていた。


    また、床に視点を移すと何故か濡れていた。水が何処から垂れてきたのかと思いながら辺りを見渡すと


                    どうやら金魚鉢の水が溢れ出していたようだ。


      金魚のボナパルトもきっと驚きを隠せずに取り乱して、鉢の中を活発に回遊していたに違いない。


          そんな光景を見ながら、彼は地震が生命に与える恐怖なんか一握りも感じなかった。


                 実を言うと、彼はこの大きな揺れをとても気に入っていたのだ。


                         まるで揺り篭に揺られているようだ。


                              金魚鉢を見ながら

                    

                      


                  「ボナパルト君安心しなさい。大地が揺れているだけだよ」と


                         軋む音が木霊す中で独り言を呟く。


          ただひたすら、この何時まで続くか判らない揺れを感じながらひと時の夢想に浸った。


      「そう言えばつい最近フランスから日本にワーキング・ホリデーで来た友人のダミアンは大丈夫かな?


        フランスは地震なんて頻繁に起こらないし、今頃パニックに陥っているか心配だ電話しようか?」


              と自分事のように考えてしまった。また、こんな考えも浮かんだ。


           「もし、今の時間帯に愛し合っているカップルがいたらパニックに陥るだろうな。   


               愛撫もなにも合ったもんじゃない。そんな状況にもかかわらず


             男が愛する女性に対してどの位愛があるのかをきっと問われるだろうな。


      咄嗟に愛する人を庇ってハリュウッド映画の主人公のような行動が取れたら女性の方は


 きっとこう錯覚するだろう。嗚呼この人こんな地震の中でも私を庇ってくれてる。この愛は本物だわ…」と。


            だが、そんなカップルばかりじゃないだろう。きっとこんな結末もあるはず。


              「地震を感じたとたん、二人ともパニックに陥って取り乱してしまい


                 地震が止んだらお互いその行動が恥ずかしくなって


              何事も無かったように愛撫も放棄して寝てしまう。」とかね。


         そんなどうでもいい事を第三者の視点で考えてみた。実にくだらなかった。


                      そして、こんなことも思ってみた。


             「地震のときって本来ならどのような行動を起こすべきだろうか。


      やっぱり学校で習った防災訓練の如く、テーブルの下に身を潜めたりするものだろうか。


    それとも恐怖に襲われたときって、人間の素が出て案外意味不明の行動をとるのじゃないか」とかさ。


                なんとなくこんな事呟いたり「ア~ベ~マリィ~ア~」


                      それからこんな事も考えてみた。


         「もし、この地震が強度を増して建物を破壊するぐらいの威力があったら


                神戸に住んでいた親戚の伯父さんのように屍となり


       この世から存在が消滅するのだな」と、他人事のように彼は己の死について考えてもみた。


     そんな事を思いながらテーブルの上に眼を移すと、コーヒーカップが小刻みに揺れている。


                   確か三日前に飲んだコーヒーカップだろう。


               カップの底に沈殿しているコーヒーの塊が異様に気になる。


          またそれを見ていると何故か、熱々のマンデリン・フレンチが飲みたくなるんだな。


       そんな事を考えているうちに気がついたら地震は止んでいた。実にあっけない止み方だった。


          だが、約10秒くらい大地を揺るがしたついでに人の心までも揺るがしたのは確かだ。


           部屋の中はいつもと変わらない。あるものは存在し無いものは存在しない。


                  そして、もう彼の揺り篭は揺り篭で無くなったのだ。


                                                        Monde

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October 04, 2006 06:31:19

  仙人掌

テーマ:La Vie de Pansee

                               Octobre


                   冷め切った夜風が何処を流離いたい気分にさせる。


                               何処か?


                       すぐ脳裏に浮かぶ土地と言えば・・・


                     

                  ※ Paris, je t'aime をクリックすると予告が見れます。


                        最近、気になるコラムを読んだ。


                  どうやら僕らの世代は、心の病が多い年齢層らしい。

  

                         

                         理由はこの様に書いてあった。


       「与えられた仕事上の責任と裁量のバランスが崩れたまま、放置されてきたのが一因」


           「晩婚・未婚が進む時代とあって、30代が『人生の決断』を迫られる時期」


     「今の30代は社会の価値観が激変した時期に船出した。こんなはずじゃ、との気持ちは強い」


   つまり、20代に比べると重要な仕事を任せられる半面で、40代のような権限が与えられることがない。


                      それがストレスをもたらしているというのだ。


                                           ~毎日新聞より文章の一部抜粋~


                               なるほど・・・


               確かにそうかも知れないが、そんなネガティブなこと考える人には


                          下記の映画をお勧めします。


          フランス式に飲んで歌って踊って恋をしてこんなミュージカルな人生もあるのだと。


                  心の問題はそんな簡単に解決するものじゃないですが


                      少しでも息抜きをして、些細な楽しみを知り


       プライベートも充実させれば、心の問題も少しは軽やかになるのではないかと思うわけです。


                 肝心なのは普段からネガティブな姿を人に見せないことです。


                             

              BANDE A PART                     Les Demoiselles de Rochefort


              * タイトルをクリックして楽しい気分に慣れればよいと思います。


     je t'aime(ジュ・テーム)と来たら対語のJ'aime Pas (ジェ・エム・パ)を覚えなければなりません。


例えばJ'aime Pas Le Rock ( ロックが嫌いだ !! )と言いたい時は(ジェ・エメ・パ・ロック)と言えばよいでしょう。 


            発音はJ'aime Pas Le Rockをクリックして映像を見ながら覚えてください。 


                             おまけ


                   友達に対して「いる?いらない?」って尋ねるときは


              Tu veux (チュ・ヴ) tu veux pas (チュ・ヴ・パ)て聞けば良いでしょう。


                  それで友達が「いらない」と断る事があるとしても


               もし不機嫌な態度をとったら友達とみなしていない事だと思います。


                      ようはTuを使うなと警告しているのかも。       


            気になる発音はTu veux ou tu veux pas をクリックして聞いてみて下さい。


                       当初の話とは反れてしまいましたが


          そんな感じで人生思いつめるのも大事なことですが精神が疲れるのも確かです。


            なので、もっと人生をポジティブに生きるのも良いものかなと思うのだ。


                      何故こんな事を書きたいのかというと


           乾燥地帯に生きる仙人掌(サボテン)も時には水を欲することがあるのです。                              


                                                               Monde

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August 01, 2006 19:24:36

山の焚き火

テーマ:La Vie de Pansee

                右腕の動脈を圧迫される日々が、しばらく続いている。


                    挙句の果てには右手まで痺れる始末。


     まるで電気クラゲが右手に纏わり付いているようだ。それとも脳に酸素が行き届いてないのか?!


         そんな奇妙な病に悩ませられながら、山積みの仕事を目前にすると気が滅入る。


             だが、この忌々しい山を登らなけれ次の山は見えてこないのだ。


                 そう言えばジョージ・マロニー.と言う英国の登山家は


NY・タイムズ紙のインタビューで「なぜエベレストに登るのか?」という 質問に対してこの様に答えたそうだ。


                      『 そこに山があるからだ 』 と。


しかし、顔を蒼ざめて酸欠になりながら苦行の如く登るだけでなく、悦楽を味わいたいのが人間と言う生物。


                   


         口笛吹きながら気ままに歩き、休憩時には焚き火でもしながら自然を楽しむ。


                   そのような一時の悦楽にも耽りたいものだ。


           そんな時、僕はARTE radio .com を聞きながら仕事と言う登山を行っている。


                 苦行のように行っている仕事が軽やかに進むのだ。                       


                     


      このラジオ局はフランスとドイツが共同で出資しているTV放送局ARTE が制作している。

                    

                     日本だとNHKのような立場であろうか。


      語源はフランス語とドイツ語を選択できる。音楽番組では無いので予め伝えておきます。


                    語学の教材にも良いかもしれない。


    だが、言葉が完全に理解できなくてもイメージと思い込みを働かせれば、きっと微笑を誘うだろう。


                    僕もそんな感じで聞いているんだから・・・


                                                      Monde

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July 05, 2006 10:21:26

曇りのちテポドン

テーマ:La Vie de Pansee

               今朝方の8時ごろ友人のN君から電話があった。


                        彼の第一声は


     『テレビ観たか?北朝鮮が日本海にテポドン を6発発射したんだぞ。知ってるか?』


                      僕は固唾を呑んだ。


                 『マジで?!とうとうヤッたか北朝鮮・・・』


                   寝ぼけていた意識も吹き飛んだ。


          だが、あいにく我が家にはテレビが無いので視聴出来ないのだ。


            そのようにN君は言い残すと『じゃーね』と言い電話を切った。


         なのでネットで調べてみたらこの事件に対しての全容が書かれていた。


             『今朝方午前6時と8時に計6発を日本海沖に発射』


    朝っぱらから血圧が上昇する話題だったので、これを書きながらもいまだに少し興奮している。


             そんな想いを抱きながら、本日も詰まっている仕事に没頭。


               そして、仕事も23時に終わり、急いで自宅に帰宅。


         だが、会社に自宅の鍵を忘れて絶句。ただ自分の失態に苦笑するだけ。


               会社に着き鍵を素早く手に取り、すぐさま駅に向かう。 


                   振り向くな、振り向くな、振り向くな!!


        競歩で駅まで向かう。それにしても『テポドン』という言葉が脳裏を離れない。

               

                 


仕事帰りに渋谷駅のキオスクと言ってよいのか?それとも新聞スタンドと言ったほうが適切だろうか?!


       とにかくこの親父から新聞を一部購入する。そして親父に頼んで写真を撮影。


                    撮影しながら親父に質問してみた。


                     『今日の夕刊の売り上げは?』


         親父は咥えタバコを燻らせながら、渋い顔で『先ず先ずだな』と答えた。


        夕刊を読みながら情報を収集した。今回で威嚇発射は5回目だったのか・・・


テポドン2ミサイル打ち上げ台模式図 テポドン発射台の衛星画像


                    そう言えば今から5~6年年前


                北朝鮮がテポドンを日本へ威嚇発射したとき。


             メディアの反応は事態を軽く捉えていたように思える。


         それは日本国民にも反映され、ジョークとして受け取られた感じがした。


              恐怖をユーモアに還元するのは良い事かもしれないが


   そろそろ、この国はもっと深刻に事態を認識し、危機感を抱いても良いのではないか?!


         僕はそんな自分の祖国に対して何故か変な違和感を覚えた記憶がある。


            電車の中でも渋谷駅でも特にいつもと変わらない光景が


                今日の出来事に対しての真実味を鈍らせる。


                         下記の写真は


               『テポドン発射15時間後の渋谷と山手線の車内』


      


漫画を読んでる者もいれば、大酒喰らって千鳥足で歩いている者、携帯電話と睨めっこしている者。


                       何も変わらない光景。


         すごく奇妙な違和感を覚える。それとも僕が神経質になりすぎなのか?


           もし、このような事が他国で行われたら許されない行為だろう。


             そして、いつもの事ながら、何故かこの映画を思い出した。


      とんでもない駄作だが、ストーリーが今日の出来事と似ているのが気になった。


                  


        そして、極東が抱える歴史問題。それは一筋縄では解決されない深い傷跡。


                     今後の北朝鮮の動向も気になる。


                  


           原爆を落とされた日本国民は、テポドン如きじゃ動じないのだろうか?!


        こんな感じで、帰国四ヶ月目に起こった『 L’ecume des jours 』なのです。

                                                         Monde

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June 21, 2006 01:54:45

  蛞蝓

テーマ:La Vie de Pansee

                       今宵は梅雨濁日和


                  こんな時期は毎朝の出勤が憂鬱になる。


何故かと言うと、地下を走る超合金で出来た箱の乗り物に、肉の塊は詰め込まれ揺られながらの移動。


                       本当にうんざりする。


          ちなみにこの乗り物にはTokyuuと言うネームプレートが掲げてある。


                  別名称は『痴漢電車』と言うらしい。


            その様な訳で、私は日々そんな嫌な気分を紛らわす為


      通勤移動時間の習慣として、少し湿っぽく黴臭い読みかけの書物を片手に


                     読むという行為に没頭する。


  不快指数90%の毎朝であるが、残りの愉快指数10パーセントは書物の世界で誤魔化している。


   また痴漢に間違えられないようにカモフラージュしている訳ではない事を言い添えておきたい。


       それにしても、車内での人々の表情は陰気臭い。まるで蛞蝓(ナメクジ)のようだ。


 きっと、この疲れた人達に塩を撒いたら溶け出すかもしれない。そんなくだらない夢想をするのも度々。


                         そんなある日の朝


             いつもの様に書物を読んでいたら、このような言葉に遭遇した。


 


                       フカカイナ ビトク ノ コトバ


         何故か片仮名でこの文章の一節について、様々なイメージを想い更けていたら


                 いつも降りるはずの最寄駅を乗り過ごしてしまった。


       しょうがないので電車の中吊り広告でも眺めて平静を装っている己を嘲け笑いながら


              ドアの近くのポールの所に寄りかかって書物の続きを読んだ。 


                           まあ兎に角 


            まったくもって朝から『不可解な美徳の言葉』に翻弄されてしまったが


     その時の私にとって、遅刻した事よりもその『言葉』について考えることが大切な事なのだ。


                                                             Monde

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May 13, 2006 15:46:30

  足跡

テーマ:La Vie de Pansee

                  潮騒に耳を傾けながら海辺を散歩


              自然が物質を風化させて創り出したオブジェ群


                 それは世界の終わりのような光景


  


    


                       海辺を見つめていたら


                    何故かこの映画が浮かんでくる


                      題名はAgatha(アガタ)


            監督兼原作はMarguerite Duras(マルグリット・デュラス) 


       


                 浜辺に吹き付ける風が潮の匂いを運んでくる


                            また


    都会では味わえない穏やかな太陽光が人々の心を和やかにさせる


       


               しばらくその光景を眺めながら無心に歩いていると


                       砂の城へたどり着く


                           思わず


               砂の城越しに低いポジションから海を眺めたくなった


                            また


             この海辺に訪れた刻印を残す為に、足跡は深く踏みしめた



      


                           だが今頃は


                     その足跡も既に潮風にさらされ


                      跡形も無く消えているだろうが・・・

                                                         Monde 

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April 27, 2006 19:24:42

僕の叔父さん

テーマ:La Vie de Pansee

                        先週の日曜日。


                  やっと新居への引越しが終わった。


                           だが


            新居といっても実はフランスに発つ前に住んでいたアパート。


             だから3年ぶりに、このアパートに帰ってきたことになる。


                        しかも同じ部屋。


                  何故この様な経緯になったかと言うと


              以前お世話になっていた大家さんの計らいにより


       敷金・礼金無しという好条件で、またこのアパートに住むことが出来たのだ。


 この大家さんが根っからの江戸っ子気質で面白い人。今じゃ僕の東京の叔父さんみたいな仲になった。


近いうちに、このBLOGに登場するだろう。下記の画像はジャック・タチ監督の『僕の叔父さん』のポスター。


                


              僕はこの部屋を勝手に13号室と命名している。


                     それは、何故かと言うと


    昔、このアパートに住んでいた頃、13と言う真鍮の数字の標識を勝手に取り付けたのだ。


                         ちなみに


                


                           とは・・・


     僕にとって色んな意味合いがある数字。また、友人H君は新しい説を立ててくれた。


        その詳細は「紙面上のアキラ」-Dancing @ 1 Frame. に書いてあります。


                   興味ある方は覗いてみて下さい。


            実はこのアパートの正確な部屋番号は105室なのだ(苦笑)


              この部屋はプライベート・カフェとしても使用していた。


 だが、席が一席しかないので、マン・ツゥー・マン・カフェ(タイマン喫茶)とも友人からは言われている。


  そして、13号室に友人達を招いてはプロジェクターで壁に投影してのビデオ鑑賞会などをした。


     


             ひょっとしたら、また13号室をオープンするかもしれません。


                  その時は部屋の中でお待ちしています(笑)


                          本題に入ろう。


       今回、3年のフランスに滞在している間には、本当に様々な人に助けて貰った。


        その中でも、友人のgunjey 君と彼の家族には、すごくお世話になっている。


    それは何故かと言うと、彼の千葉の実家に家具類一式を3年も保管してもらったのだ。


                  今回の記事は何を伝えたいかと言うと


          この様に、フランスから帰国して様々な人々に助けてもらっていること。


             人は独りでは生きて行けないという普段忘れがちなこと。


                        そんなことなのだ・・・


             この場を借りて、もう一度皆さんへ『ありがとう』と言いたい。


                            PS


       身内事ですが、今月の22日に友人のD君とAちゃんの結婚パーティーがありました。


           心から2人には幸せになってもらいたい。これからも御幸せに!!


                                                          Monde

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April 11, 2006 23:19:22

春夏秋冬そして春

テーマ:La Vie de Pansee

                      京王線沿いのとある駅。


             現在、お世話になっている親友。H君宅へ帰宅中の出来事。


       また、季節外れだが、ガリガリ君のソーダ味をかじりながらの出来事でもあった。


           家まで帰る途中、外灯に照らされた桜が目に映り何故か足を止める。


             その光景を見ているうちに、こんな他愛のない想いを抱いた・・・

                          そう言えば


                     3年前の桜鱗が咲く頃。


  


                   この季節に僕はパリへ旅立った。


                        そして、3年後


                  桜鱗がドブ川の表面を覆い隠す頃。


  


                    この季節に僕は東京へ戻ってきた。


                       また、今から32年前   


                 桜鱗が舞い、僕の両親が家庭を築いていた頃。


 

                       僕はこの季節に産声を上げた。


                         それから、来年の


                     桜鱗が歩道の脇に散乱している頃。

      

                 

               どのような状況で春を迎えることが出来るのだろうか?


そんなリリシズムに浸りながら、気がついたらガリガリ君を食べ終わる。季節外れなのでちょと寒気がする。


              ちなみに、アイス棒にマークしてあるクジはハズレだった。


 


              桜は咲き乱れ、人々の心を麻痺させ、後腐れも無く散る。


                また、その痙攣的な一瞬の美に僕は酔いしれた。


                

                            季節


                        それは、何時までも


                  Manege ( 回転木馬 )のように駆け巡る。


                   僕はそんな中でも特に春が好きだ・・・


                             PS


     現在、親友の写真家。H君の個展が渋谷の『ギャラリーコンシール渋谷』で開催されています。


                  彼は、度々僕のBlogに登場する人物。


         簡単に紹介すると、ユーモアがあり、エロティクなアートを追及する写真師。


                      またはエロ事師でもある。


             興味のある方はhttp://phossy.exblog.jp/ をクリックして下さい。

                                                      Monde

                    

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March 31, 2006 23:40:44

  出発

テーマ:La Vie de Pansee

        皆さんお久しぶりです。個人的事情によりblog更新がストップしていました。


     また、ポルトガルから帰って来て以来、日本への帰国や東京での新生活に向けて


           フランス生活を惜しむ暇も無く、怒濤の日々が続きました。


        日本の友人達にも 帰国したことを少数にしか伝えてない状況です。


     なのでblogでお知らせするのも奇妙ですが、もし、見てくれた友人・読者達へ一言・・・


     『日本に帰って来ました。母国での再出発ですが、これからもよろしくお願いします』


                


 出発と言えばジャン=ピエール・レオー主演の映画 Le Depart の映像が何故か浮かびました。


  話は変わりますが、実は帰国してから休む暇も無く、既に仕事とアパートが見つかりました。


何故か問う言うと、昔働いていた職場と、昔住んでいたアパートの大家さんに協力してもらった訳です。


             有り難い事です。詳しいことはまた近日中に報告します。


            そう言えば、フランスから本帰国して感じた事がありました。


    日本はと言うか、東京は相変わらず凄まじい勢いで時が流れ、物事は変化しています。


   そして、夢の世界から覚めきれず、奇妙な浮遊感さえ感た。正直、そんな状況に戸惑う日々。


         だが、そんな想いを抱くとき、或る英雄の言葉が脳裏に浮かぶのです。


                


                  『 何が状況だ !! 状況は俺が作るのだ !! 』


             まあ、近況はこの辺で留めておきたい。それではSalut !!


                            PS


                今の状況が落ち着き次第、blogの更新します。


         そして、ポルトガル紀行とフランスでの最後の日々も綴っていきたい。


           また、読者の方々にも時間をみつけてコメントしたいと思います。


                                                            Monde

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March 02, 2006 07:09:32

GOOD BYE LENIN !

テーマ:La Vie de Pansee

    ベルリンで過ごした『うたかたの日々』を綴りたい。


          昨年は日独友好年 の年でもあり、ドイツが統一されて15年の月日が経過。


                2006年の今年は、ドイツでワールドカップも開催。


 また、日本でも公開されたと思うが、グッバイ レーニン! で旧東西ベルリンの認識度は向上しただろう。


                  


       1989年11月9日に『ベルリンの壁崩壊』が全世界のトップ・ニュースとして流れた。


    当時、僕は15~16歳だったと思う。確かに『ベルリンの壁崩壊』の映像はTVで見た記憶がある。


  あの頃の僕にとっては、他国で起きた出来事であり、単なるお祭り騒ぎ程度にしか認識していなかった。


     そして、ドイツ統一の重要性など、当時の僕にとって重要な出来事では無いと感じていた。

 

  それから時も流れ、2001年に始めてベルリンを訪れた時、『ベルリンの壁博物館 』で歴史を再確認。


          正直に言うと、その時は「そんな出来事あったな~」と思うだけだった。


しかも、1日だけの滞在。今思い返すと、ベルリンの街を見て回らなかったのも、そう思った要因だったろう。


  だが今回、僅か4日間の滞在だが、2度目のベルリン訪問では壁の存在の重要性に気付いた。


            また、そんな事を考える己に「歳をとったな~」と言う思いもした。





  何故、僕がそんな思いに駆られたかと言うと、西ベルリンと東ベルリンの温度差を感じたからだ。


     僕はイーストサイドギャラリー がある、ベルリン・オスト (東) 駅周辺を歩いてみた。


           この地区は、旧東ベルリンの壁の境界線がある場所。


   イーストサイドギャラリーを歩きながら、改めてベルリンの壁 がもたらした歴史を思い知る。


具体的な感想を伝えると、西側と東側に住む住民の気質、又は街の雰囲気に奇妙なコントラストを感じた。


    比較的に見ると、西側はモダンな建築群が立てられ、リベラルな空気を醸し出しているが


東側は工事現場や空き地が多く、建築群も共産圏の面影があり、道路の幅も広く軍事的に作られた感じ。


          また、ドイツの首都にも拘らず物価も旧西ドイツ側の都市より安い。


      あと、僕が耳にしたのは西側の住民曰く「東側の人間は信用できない」などだ。


               資本主義の西側と旧共産圏の東側の人々の心の壁。


      物質的な壁は崩壊しても、精神的な壁はそう簡単に崩れるものじゃないとも思った。

  ③

      * ①~④の画像はイーストサイドギャラリーのホームページより拝借。


    上記③の写真は、ブレジネフ旧ソ連共産党書記長とホーネッカー旧東独国歌評議会議長

 

          ベルリンの壁は冷戦時代の1961年8月13日に建設が始まった。


        東西ベルリンを何と155kmにも渡り東ベルリンを取り囲んでいたと言う。

    

    今回のベルリン滞在は、壁の存在が崩壊後もベルリン市民に影響している事が頷けた。


なにしろ旧東ドイツ側の人々にとって、壁の崩壊はアイデンティティーの崩壊を意味するのだと思う。


          旧共産主義圏で、神のように崇められていたレーニン の思想。


         現在では悪だとみなされ、レーニン像 などは跡形も無く破壊された。


  僕は無知なので政治的な事は良く判らない。だから政治的な意見など言う資格は無いだろう。


                   だが、一つだけ疑問を感じるのだ。


          それは「資本主義と社会主義のどちらが正しい」という問いである。


 僕は、資本主義の国で育った人間だからその辺が良く判らない。だからこそ、その事に興味がある。


       確かに旧共産圏では「自由が無い・物が無い」と言う声を聞いた事もある。


 旧共産圏が崩壊して約15年近く経とうとしているが、資本主義に移行しても生活は改善していないらしい。


                   勿論それには時間が掛かるだろう。


     その為に、資本主義の先進国に出稼ぎ労働者が職を求めて雪崩れ込んでいるようだ。


          今まで信じてきたものが崩壊する。これほど悲惨な事は無いと思う。


  その様な旧共産圏の人々が、資本主義の経済競争に悪戦苦闘し、動揺しているのが目に浮かぶ。


   何故、そう思うのかと言うと、旧共産圏の人々がこの様な事を言っていたのを耳にしたからだ。


        「昔の方が良かったかも知れない。資本主義も貧富の差を作るだけだ」と・・・


                             PS


3月2日~10日に掛けて『AQUI... ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA...』へ行ってきます。

                     (ここは地の果て、海始まるところ)

                                                         Monde

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