WILL BRISON & THE.... / LANDY YOU NEEDS ME
毎度お世話になっておりますところのものの
耕作さんのブログの この記事 にてビーチ・ボーイズや 大滝師匠についての
考察がございまして 今回はそれに便乗してのものなので
参考までにそちらもサンショウウオするとよろしいかと。
耕作さんとこでも紹介してます ブライアン・ウィルソンのアルバム
[ IMAGINATION ] 収録のこの曲をまず。
[ SHE SAYS THAT SHE NEEDS ME ] 1998
この曲はビーチ・ボーイズ時代から何度か録音してたはボツになった
歴史ある曲でした。
↓ コチラが 70 年代の録音の音源で 2013 年になって公式発売されました。
[ SHERRY SHE NEEDS ME ] 1976
時代をさかのぼって BB 全盛時には しぇり~ ではなく さんでぃ で
録音されるも 歌詞が未完成で 最後のラインのみ唄われております。
さんでぃべいび いつたいむ うぃせい ぐっばい ♪ って。
[ SANDY ] 1965
映像はどこのさんでぃさんか 存じませぬ (;^_^A
これが 1965 年当時に完成してれば ブライアンの天使の声と
若き BB たちのコーラスでめいっぱいあふれた曲だったでしょうに。
たいみん あ てかてかてかてか 素敵なたいみんぐ~ ♪
を 逃した曲とも云えるでしょね。 最初の画像は [ IMAGINATION ] と
「サンディ」を収録したコレクター盤。
さて この [ SANDY ] のときのオケを勝手に(?)使用して カバーして
公式(これも?だな)にリリースしたお方がおります。
1995 年にニッポンで出た [ IN MY ROOM A BEACH BOYS TRIBUTE ] に収録。
これは 英国でカセット発売のシロモノらしいが ニッポンでは CD で出た。
カリフォルニアのホームレス救済のチャリティ盤でもありまする。
内容は ビーチ・ボーイズのフリークが録った音源を集めたもの。
現ブライアンバンドで活躍するワンダーミンツのダリアンと
ニッキ―の音源も収録されてるのがポイント高し。
あとは アラン・ボイドなどいわゆる ファンジンなメンツが参加。
肝心のお題曲なんやけど 唄うは WILL BRISON & THE SHOCKING SHRINKS 。
うぃる ぶりすん?・・・なんや こいつ (;^_^A 詳細不明で正体不明でおま。
家庭用4トラックレコーダーによる録音とありますけど。
さんでぃ から しぇりー そして 最終的にはブライアンのカミさんが
名前入れるのは不可 として 彼女 に変化しとりましたが
その前に らんでぃ もあったんですね~。
[ LANDY YOU NEEDS ME ] WILL BRISON & THE SHOCKING SHRINKS
このめいっぱいの皮肉わかりまっか? f^_^;
らんでぃ 君には 僕が必要だ ♪ ・・・・(;^_^A
もう 禁断の替え唄となっております(笑)
[ SANDY ] の音源まんま使用してますので オリジナルのマイクの声他も
当然最後のほうに入っております。
昨年公開された映画 [ LOVE & MERCY ] にて描かれたように
ブライアンの精神的病気を治療するために ユージン・ランディという
精神科医が ブライアンの肥満 引き籠り 対人恐怖症などに
スパルタ教育な対処いたします。
[ LOVE & MERCY ] MOVIE 2015
最初に 「彼はビーチ・ボーイズのブライアンだ」と のちにカミさんとなる
メリンダに説明してるのが らんでぃ先生。
映画での話なので みんなバッタもんですが この動画ではモノホンの
ブライアンもキャストと顔合わすシーンあり。
[ GOOD VIBRATIONS ] のレコーディングのシーンの再現が出てきますが
なんと モノホンの録音風景の映像ってのも近年発掘されております。
これには びっくらこいたねぇ。
[ GOOD VIBRATIONS ] RECORDING SESSIONS 1966
コントロールルームから指示出すブライアンの口元が音源と完全に一致。
感動の瞬間ですなぁ (T▽T) ただしこの曲 膨大なセッション期日を
かけてますので 実際のオケ録りとボーカル録りは別箇の日でしょう。
映画は全面協力のメリンダ夫人主導な目線で描かれておるとこがございますし
60年代のブライアンの絶頂から破滅期と 80 年代のブライアンが
初のソロを出す時期のものが交錯する セカチュー方式な展開。
これがね やっぱ時間の都合上 説明不十分なんだよな。
ビーチ・ボーイズならびに当時のカミさんマリリンが 廃人同然の
ブライアンを こりゃどげんかせんといかん! と らんでぃ先生を雇ったのは
1975 年おわりのことでございます。
そして BRIAN IS BACK のキャンペーンの末 アルバム [ 15 BIG ONES ] 1976
で ブライアンをジャケの中央に据えて復帰させます。
この際 130kg あった巨体から 95kg 程度まで 結果にコミットしております。
[ SLOOP JOHN B ] LIVE 1976
これでも 痩せたんだよ 30kg も (^o^;)
そんで BB 側はもう めでたしめでたし ってことで らんでい先生を
お払い箱にしちゃうんだよ (;^_^A 結果またすぐ元通りの肥満に。
ビーチ・ボーイズが らんでぃ先生を呼び戻すのは 1983 年のこと。
ホンマもんの ブライアンと らんでぃ先生は ↓ こちらの動画に。
なんと! 腹筋するレアなブライアンが見れます。
映画ではこのへんから描いてまして ブライアンは BB や家族から引き離され
らんでぃ先生の 地獄のライザップ特訓な治療 を施されます。
しかしながら実際は BB との仕事もこなしておりますので
まるきり がんじがらめに拘束されてたワケじゃない。
BB 準メンバーの ジョン・ステイマスが主演しておりましたドラマ
「フルハウス」には BB メンバーは何度か出演しております。
[ FULL HOUSE ] 音楽シーンダイジェスト
いや 色んな曲でてきますな(笑) 思わずにんまりざんす。
6:20 以降に 1988 年出演の [ KOKOMO ] を BB メンバーと唄っとりますが
最初の治療より すっきりくっきり さらに痩せた再び結果にコメットさんした
精悍なブライアンに変貌しております。
そのあと フルハウスファミリーを BB のスタジアムライブに招待しますが
そこにもブライアン完備されてます。
ブライアン [ KOKOMO ] のコーラスの歌詞めちゃくちゃだな (;^_^A
そういや フルハウス って去年復活したんだよな。
今年 新たなブライアンの自伝が出るそうで。
以前出た自叙伝は らんでぃ先生のマインドコントロール下にあるとされ
嘘もんで 今回のが 正真正銘の自伝であるとされるけど
前回のも その当時のブライアンはこう思ってた 思い込まされてた
ってことでは 間違いではないと思うんよ。
具体的に この記述は間違い って指摘は聞いたことがないが
マイクとかは いろいろ文句つけて訴えたらしい(笑)
らんでぃ先生との動画で 米版の装丁本が出てきますが
こちらの日本版 再発の際には表紙が変わっておりましたね。
現在ではもう諸事情ありで再発はのぞめぬ書籍。
そのマイクの自伝も出るそうなんで この3つで食い違いが当然出るはず(笑)
主観が違えば 捉え方も異なるでしょうからねぇ。
らんでぃ先生は 作曲クレジットにブライアンとともに名を連ねるなど
ブライアンを金づるとして利用している という BB 側の訴訟により
ブライアンから 1991 年に隔絶されております。
らんでぃ べいび いつたいむ うぃせい ぐっば~い ♪
・・・この唄が映画のエンディングに流れたらどんだけハマったことか f^_^;
すでに らんでぃ先生は故人となってるので 今度出るとされる
マイクとブライアンの自伝では さぞかし悪者にされてるんじゃないかと(笑)
しかしながら 前人未踏のブライアンの再生復活 を成し遂げたお方は
らんでぃ先生しかおらんので その功績は充分あったでしょ?
ってのがオイラの評価でもございます。
BB メンバーや 当時のカミさんでも手に負えなかったんやから。
極論 [ 15 BIG ONES ] 以降のブライアンのかかわった音楽は すべて
なかったかもしれないんだよ。 なんせ野垂れ死にな可能性も大やった。
紆余曲折して 没になった曲が新録で公式に日の目を見ることが
多々ある BB 及び ブライアン。
↓ この曲もこの最初の録音のときに公式に出ていれば と
悔やまれる曲であります。
この世で一番 大切なのは 素敵なたいみんぐ~ ♫ を逃した曲。
のちに ボブ・ディランをゲストに迎え再録もまたもボツ。
2006 年に限定発売された BB 名義の盤にブライアンのソロの新録で
収録されましたが すでに声に張りを失っており
この曲の持つ ろけんろ~る魂 は半減しとりました。
ハワイでの25周年記念ライブで 映像が公式に残されましたのは幸い。
これが この曲の録音では最初のバージョンでおま。
当然ながらコーラスは事前録音やね。
ブライアンのリードボーカルも ところどころで
ダブルトラックで聴こえるので テープと生唄との合わせ だな。
らんでぃ効果で ブライアンが痩せすぎて怖い頃ですな (;^_^A
だれもブライアンとこ 寄り付かないもんな(笑)
[ SPIRIT OF ROCK'N ROLL ] at HAWAII LIVE 1986(*なぜか音声一部欠落)