2015年 9月19日
学校説明会

通称SFC。

辻堂か湘南台の駅からバス…ということがネック(子供がバスに酔いやすい)&調査書提出と面接があるので我が子には不利そう、試験が2日にわたる…という事で、我が家には視野に入っていない学校だったのですが、一度はいってみようと思っていってまいりました。

説明会は本日13:00と14:00

バスをつかわないなら日吉の男子校の方が近いかも…と後で思ったのですが、調べたら先週で説明会終わってました。
土日1回しかやらないのかー!さすが慶應!

さて、SFCに話を戻して…
600人以上になると、別会場でビデオを見る…とか書いてあったのと、湘南台発11:30から先のバスが増便…とあったので、混みそうかな?と思って11:30に湘南台についてみました。
バスはすでに長蛇の列。
学校に到着後、壁にそってそこで12:15くらいまで待ちました。その後もどんどん列は長くなった模様。
会場に入ったらつめて座るように指示があります。
思う存分メモとりたいので、聞きやすい場所を早くいってとりたい私にはちょっとストレス(笑)

希望者は700円で募集要項を購入。募集要項の中身は
1 入学志願書
2 整理票
3 調査書
4 活動報告書
5 調査書受領ハガキ
6 調査書提出用封筒
7 出願用封筒、振替払込み用紙

説明会の予定は
13:00~14:00 説明会
14:15~15:15 校舎見学(自由)

他にいただいた資料はプリント、学校案内、アンケート

時間になって説明会開始

まずは学校紹介ビデオ。
画面を2つにして左右でみやすいようにしてくださったのですが、音声が両方でちゃってぶれて聞きにくい感じ。
そのあと校長先生のお話。
慶應では校長先生は部長と呼ぶようですがわかりにくいので私は校長先生で書きますね。
ここの校長先生は大学教授もされているとのこと。
先ほどの音響の不手際は、ここのホールの音響工事をしていて今日がこけら落とし的なイベントだと。なのでまだ慣れていなくてすみません…とのことでした。

慶應の沿革は1858年に福沢諭吉が蘭学塾を起源とする学校を設立。
「独立自尊」、frontierspiritを持つ、教える者と学ぶ者の分を定めず、相互に教え合い学び合う半学半教の精神がある。
そんな慶應義塾が新たな学問の形を模索
SFC(大学)で2つの学部をつくるのにはじまり、ニューヨーク学院、SFC(中高)を開設した。
そして2013年には初等部をつくり、それは2019年にSFCに入学してくると。
SFC25周年として、未来創造塾を開設し、ゲストと寝食をともにできる場所を作る予定だったが、オリンピックで建設費が高騰。
そこで第一期と第二期にわけて作ることにし、第一期は学生がデザインなど中心になって木造の建物をつくる。第二期は堅牢なものと作る予定ですと。
2年後にはバスロータリーそばに病院を建設しますと。

この時代に必要なものは
・実学の精神
・文化芸術を通した人間性
・気品の泉源、知徳の模範
・語力、受容力、情報力、想像力
・ダイバーシティ社会の先導者
・知性、感性、体力にバランスのとれた教養人の育成

★国際交流
・短期留学(中等部が可能なプログラム/一般団体主催のものに参加)
・長期留学

義塾一貫教育校派遣留学制度①
アメリカか英国のボーディングスクールに1年間。資金は全部義塾がもつ(500万くらい)全体で4名(うちSFC生2名)、留年しないで進級可能

義塾一貫教育校派遣留学制度②
高3も参加可能。2015年からはじまった。両方の国の卒業資格も取得できるし、そのまま海外の大学にも進学できる

★入学後の楽しみ
・富士山が手でつかめるほど大きく美しく見える見学スポットがある
・五感が鍛えられる
・体育祭や生徒会、課外活動で高等部生と一緒になる、身近な兄や姉から社会勉強できる

そして在校生4名による一人5分間スピーチ
①中1の女子
緑が多くてのびのび生活できる、共学で男女が同数なのでさまざまな意見がでる、帰国生が2割いるのでさまざまな体験や色々な国の話がきける。
部活は吹奏楽に在籍していて1~6年まで70名。初心者でも平気で、大学生が教えにきてくれたりも。

②中1の男子(帰国生)
去年の文化祭で初めてSFCに、自立しているところ、帰国生のうけいれに積極的な所に魅力を感じた。通学は1時間40分かかってつらいが、学校生活は楽しい。ネイティブも多いし、安心して学校生活を送れる。日本の授業はSFCがはじめて。英語は帰国生で取りだしがあるがそれ以外は一緒。理科社会の基礎がないから大変だが、友達や先生に質問している。体育祭があったが、1~6年全員で参加して、6色にチームわけ、応援合戦も迫力あった。海外の経験を更にのばせそうなのも魅力。

③高3の女子
バスケ部で初心者スタート。3年生の時に藤沢市で3位、神奈川私立で5位。私達は部活をするために学校に入ってきた訳ではないが、真剣に取り組んだ結果、好成績をおさめることができた。旅行は各学年、10月に毎年どこかにいく。今年は北海道。歴史や地学、ゆかりの人物などを調べて実際に現地で見たり体験したりするのが財産になる。文化祭は「文化」にこだわっている。クラブではなく各クラスでの出し物。テーマに関連した企画。今年はテーマはvision。是非みにきてください。

④高3の男子(帰国生)
・驚いたこと→レポート提出が多い、プレゼンテーション課題が多い、パソコンを使った授業、豚の解剖、理科室が6つ、家庭科が6年間授業がある、外国人の先生がたくさんいる
・特徴的な授業→3か月間ディベート(3年現代文)、1年間ディベート(5年英語)、解析法プレゼン(3年代数)、半年論文(6年英語)
・SFCで身についた力→的確に発信する力、人の話をクリティカルにきく、ゼロから発想する、少し空気を読む

どの生徒さんもよどみなく、時にはパワーポイントを使いながらのスピーチ。
これだけ大勢の人を前にしたらこの年代の子は緊張しちゃうと思うのですが5分では話足りないくらい!と非常になめらかな話っぷりでした。

★学校生活
1~3年 4クラス 160名(帰国20%)
他の塾内高校への進学はできない
4~6年 6クラス 240名(帰国25%)
男女はほぼ同数

慶應義塾の全学部に進学できる(SFC三学部にかぎらない)

2人担任制(正・副ではない)、ネイティブが担任もあり
教員も中高区別なし

校則なし。「〇〇してはいけません」という校則はない。
時代にあった良識、なぜいけないかを考えさせ、理解させる指導

制服は式服といって、フォーマルな時や外にでる時はブレザーをきるが、普段は上着は自由としている。

平均通学時間は80~90分

1時間目開始は8:40
ホームルームなしのいきなり授業
土曜も4時間授業

お弁当が基本だが、生協やスナックコーナーは利用可能

父母・親権者のもとから通うことが条件

内科・小児科・スクールカウンセラーが常駐

2学期制

部活は中等部はほぼ100%、高等部で90%くらい

早慶戦を応援にいく学年も。義塾生として

★カリキュラム
慶應大学を視野にいれた教育
本当に必要なものを教育する
自己表現(自分から問題をさぐる)
感性を磨く
1~5年生は全員同じカリキュラム
6年は類型選択 Ⅰが文 Ⅱが理

英語は習熟度別学習
ゆとりの時間は1~5年で学年の枠をこえて自由選択。6年1類論文実習

入学してからが本当の勉強→学ぶ意欲にあふれ、学習が大変でも楽しむことができるように

★入試
2/2 一次試験
2/3 発表(ネットでも発表しますが、この日の受付時間以内に手続きしないと二次放棄とみなされます)
2/4 二次試験
2/5 合格発表

国語100、算数100、理科50、社会50の300点満点。一般平均は161.2点

二次の体育実技は内容公表していない。
すぐれていなくても良い。受験だけでなく体もしっかり動かしてきたかをみる。
少々の失敗があっても最後までやる

保護者は面接。1名だけでも可能。
1次と2次を含め総合的に判断する

1次の終了後に英語参考テストをする 2級程度でリスニングあり

活動報告書は丁寧に。小4以降で継続性のあるものを一つ書く。
各活動(家庭/学校)で最も成果をあげたものを一つづつ書く(賞状はなくてもよいが写真などで提出してもいい)

こんな感じでありました。
終わってからまだ先生が次の指示をされているのにどんどん退出するのには少々驚きました。
学校見学を早くしたかったのかな?

大学もある学校ということで、豊かな敷地に充実の設備でした。
スナックコーナーでは慶應グッズを販売。
ハンカチ、ファイル、ノート、キューピー、シャープペン、ボールペン、シャープペンも普通のものの他にクルトガバージョンもありました。

帰りはバスで辻堂まで。やはり25分は結構ありますね。爆睡している人も多かったです。バスで座れればいいけれど、たったままだとちょっと可哀想かな…とも思ったり。