2015年 6月18日
栄光ゼミナール主催 学校説明会

その塾の塾生じゃなくても、四谷や栄光ゼミナールなど参加できる学校説明会もあるよ…とここで教えていただき、申し込んでみました。
本日は栄光ゼミナール主催の法政大学第二中。
日能研の私学のナカミを知る会でもあった学校だったんだけれど、早々にいっぱいになってしまって申し込めず。
栄光ゼミナールさんのは学校開催。
まだ行ったことのない学校だったので丁度いいかなと。

最寄駅は武蔵小杉。
学校の周りは古い商店などもありましたが、駅前は再開発中なのかタワーマンション建築中だったり結構いい感じ。

駅から15分ほど歩いて学校に到着。
小さい体育館?みたいな場所に椅子が200用意されていましたが、実際に本日の参加者はその予定数よりも多かったとのこと。

我が家は夫が
「大学受験はさせた方がいい」
的な事を言うのもあり、大学附属は興味がなかったのですが、神奈川大学の近くに住む友達が
「大学附属でも、学校によってはそのまま進学する子は少ないよ!」
なんていっていたことが頭に残ったのもあり、今から視野を狭めず大学附属も視野にいれてみようと思って今回いってみました。

ところがどっこい、法政は法政大学からの附属を重視しようという考えもあって改革をすすめているようで、
「十年一貫教育」
を高らかにうたっておりました。真逆ですね(笑)。

では本日の内容…

●進学
☆中学→高校
成績が一定基準に達していれば進学できる
結構な人数の高入生もいるが、完全に混合クラス
(そのためか、中学校では先取り教育は行わない模様)
附属中出身の生徒が各クラスでリーダーとして活躍することを望む。
国公立を受験する場合は、高校進学の権利をもったまま受験できるが、他の私立をうける場合は高校進学の権利を失う。

☆高校→大学
進学するには3つの条件がいる
・日常の成績が60%以上(10段階評価で6.0以上)
・TOEIC®Bridge140点以上(英検2級でも可)
・国語基礎力確認テストで一定の点を取得
この条件、学年の生徒のうち90%は有資格者になるそうで、普通に勉強していれば大丈夫なようです。
そして80%が法政大学に進学
(10%は資格がもらえずに別の大学を受け、10%は高みを目指して別をうけたということか?)
有資格者は資格をもったまま、他大を受験することは可能だが、まず法政大学進学希望の子の志望学部を優先して余った枠にいれるため、必ずしも希望の学部・学科にいける訳ではない(浮気をするペナルティみたいなものかな…笑)

改革については、一番大きいのは2016年共学化、そして新校舎の完成。
今はもう新校舎で学習しておりますが、2016年には新図書館、新食堂、1300人入る講堂も完成予定。来年度末にはグラウンドも含めて完全に完成となるようです。

共学化に際しては、女子が入ってから作ったのでは間に合わないので、すでにいくつかの女子部を設立。顧問の先生も配置して、部活としてすぐ活動できるように準備をすすめていますと。
新校舎には女子更衣室や女子が階段をおりる時にスカートの中が見られないようにという配慮、トイレの個室に入った時に何か問題がおきた時におせる緊急ブザーを設置しているそうです。
やはりとる人数も男女比からすると少ないですし、男子の群れに女子が入ることになるわけなので結構気を遣っていらっしゃる感じでした。

●生活
「附属校だからこそできる学び」を重視。
主体性、共同性、総合性を意識した学びをしていく。
受験に左右されない本来の学びということで、基礎学力の重視、中高大の連携がある。

クラスは中1と中2は30名以下の学級構成
数学と英語は分割授業として15名以下で行っている。
(能力度別ではない)
毎週必ず実験があり、中1・中2・中3はそれぞれ実験室がある。実験は教員2名が必ずつきそっている。

体育祭はとくにふれていませんでしたが、行事予定をみると中高別?

●制服
先「来年から新しくするが、割合地味との声をいただいている。しかしこれは流行に左右されることがないようにあえて地味にしています。」
面白いなと思ったのは、中学校と高校ではリボン&ネクタイとボタンの色が違うだけのリーズナブル設定。
どうやらボタンをつけかえれば、そのまま高校で使える感じなので、成長期で中3になってパツパツだけど我慢しなさい!みたいな事にはならなそう。
でも成長期だしどこかで1回は買い替えるかな…?

●入試
大きな変動はない。女子をいれて共学化するといっても問題傾向は同じ
帰国生入試を1月に実施する(どれくらい応募があるかわからないので、人数は若干名としておく)
一般入試は1回目が2月2日、2回目は2月4日
以前は5日入試とかもしていたが、前向きではない感じの子の入学が多かった
第一志望とする子が受けやすい環境ということで、日にちを前にもってきた。じゃあ2月1日になぜしないんですか?ときかれるが、そこまでする勇気はなかった。

第1回と第2回の傾向は同じ。1回目がダメでも対策すれば2回目は平気。
(本当に法政志望の子にきてほしい)
今年両方うけた子は75%

共学化で
1回目は男子100 女子40
2回目は男子50 女子20
をとる。女子が少ない、難化するんじゃないかといわれているが、男子も600名うけていたのを募集人員を減らしたので、そちらでも難化するかもしれない。
他の共学化した学校をみても、だいたい半分におさまってるのでこの数字にした
男子と女子はそれぞれ枠がきまっているので、男女間の争いにはならない

4教科の合計平均で判断して、足きり点=基準点は設けない。
追加合格は年によって違うので何ともいえない。(去年は0、一昨年はあった)
補欠枠はもうけず、1回目と2回目を受けた生徒の合計点が高い方からとる。
オリエンテーションで欠員が出たら電話するから、1~2週間かかるかもしれない

過去の入試データから1回目は3倍、2回目は4倍
1回目はとる人数多いからうかりやすい
だいたい220点前後できまる。めざせ7割。

出題傾向は大学附属という意識から用語のまる覚えじゃなく覚えた知識をどう使うかを求める。
・国語 記述問題もだす。他校より長文。用紙や主題を的確にまとめる力があるか
・算数 基本問題 1問1答問題の得点率が合否を左右している 文章題における読解、図形の平面・空間の把握
・理科 4分野から出題 広い基礎知識を重視 化学的な興味「なぜ」を大切に
・社会 3分野から出題 覚えた知識で社会全体を考えられるか。世の中のしくみとなりたちを理解できるか

説明会はここで終了。
ここからはグループにわかれて学校見学。

新校舎を色々みせていただきました。
体育に力いれているだけあって、体育館も素晴らしかったです。新しい体育館が2つに古い体育館が1つかな?今日は見られなかったけれど、フェンシング場やゴルフの練習施設などなどあるそうです。
実験中の生徒さんや調理実習中の生徒さん、電子黒板(?)プロジェクタを使った授業など色々外からみせていただきました。
最近はやりなのか、職員室前に質問しやすいように談話スペースがある学校が多いですが、法政第二も高校・中学の職員室前にそれぞれテーブルと椅子がありました。

今までみた私立と大きく違っていたのは大学受験を意識しないので、先取り学習をしないというところかな。
大学でも1割は高みをめざして受験するようですが8割が上にそのまま進学する中、受験勉強するっていうのは自分がしっかりしていないと難しそう。
そのまま進学したいというなら、環境もよさそうだし、ハードな先取りもないので学校生活を楽しみ、幼馴染がずっといる感覚で楽しいのかもしれませんね。