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犬の安楽死に耐えかねて自殺、動物保護施設管理者が迎えた悲しい結末。

 

2016/05/25 11:48 

 

台湾の動物保護施設センターで管理者として働いていた、簡稚澄さんという31歳の女性が自殺した。

国立台湾大学の獣医学部をトップの成績で卒業した彼女。同僚からも「優しく、プロフェッショナルな人物」として認められていたが、保護施設の過密問題のために、彼女は2年間に700匹の犬を“処分”しなければならなかった。動物に対し愛情と信念を持って接し続けていた簡さんは落ち込む毎日の中で、安楽死の処置を行って死にゆく犬を何度も抱きしめていたという。

しかし動物保護団体は簡さんを槍玉に挙げて「美しき死刑執行者」「美しき屠殺人」と厳しく批判し続けた。そして先日、思い詰めた簡さんは犬に投与してきた安楽死用の注射を自分にも打ち、昏睡状態に陥ってそのまま息を引き取ることに。

中国紙人民日報や英紙デイリー・メールなどがこの悲しい事件を取り上げると、ネットでは「なんというかわいそうな女性。きっと心の優しい人だったのでしょう」「どうして次から次へと犬が処分されなければならないんだ。人口比からみてもおかしいだろう」「憐れとは思わない。彼女は自分の仕事から逃げたに過ぎない」「償いたかったのだろうか。やりきれない」「政府がきちんとしないと同じようなことは繰り返される」といったコメントが寄せられているようだ。

 

 

~転載以上~

 

 

とても胸が痛みます…

 

台湾では昨年、動物保護法の一部改正案が可決され、改正2年後から動物収容所での動物の殺処分が禁止されることになっています。

 

こんなに小さな命を思う、優しく優秀な方が…

動物を助けたくて獣医師を志したのでしょうに…。

 

以前、「自分の手は血まみれで汚れている。綺麗にはならない」と話す、日本のセンターの職員さんの葛藤についての記事をお伝えしました。

 

【必読】誰も猫を殺処分したくはない―命の現場が抱える葛藤と現実―

 

 

動物を救いたくて獣医師になったのに…誰しもがやりたくない辛い仕事を担わねばならない苦悩と罪悪感。心を病んでしまう方も少なくないと聞きます。

 

責められるべきは、家族である動物を簡単に手放してしまう身勝手な飼い主たちではないでしょうか。

 

台湾では他にも、違法繁殖業者への罰則強化やマイクロチップの装着義務化など、ペットの権利保護強化への動きが活発になっていて、今月には動物保護政策に力を入れる、猫好きの蔡英文総統が就任しました。

 

台湾でも、そして日本でも世界でも、罪なき命が殺処分されることのない、優しい職員の方が苦しむことのない日が一日も早く来てほしいと思います。

 

 

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