精神医療の真実  聞かせてください、あなたの体験

精神医療についていろいろ調べているフリ―ライター。日々、憤りを感じたニュースや出来事を書き連ねています。
およそ非科学的な精神医療という世界。
実際に、精神科医、処方薬によって被害を被った方、どうぞ声を挙げてください。


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 またしても厳しい離脱症状についての報告をすることになりました。

 この方(仮にGさん)は現在61歳、男性。メールをいただいたときはすでに離脱症状に苦しまれている状態で、ブログへの共感から便りをしたということでした。

ブログへの掲載をお願いしたのですが、いまは非常に苦しく、質問に答えるのもたいへんな状態なので、ということでいったんは断られました。

しかし、その後2ヶ月ほどが経過する中で、どんどん状態が悪化し、このような経験をする人がもうこれ以上増えないように……「こんな男のことを何かの折にブログで使用していただければ幸いです」と、最後のメールに書かれてきました。

「最後」というのは、Gさんご自身が使った言葉(本当は「最期」とあったのですが)、つまり、それくらい危機的状況に陥ってしまっているということです。

 その後、私の返信に対するGさんからメールは届いていません。

 現在、離脱症状はどのようなレベルなのか知る由もないのですが……。半月ほど経った今、Gさんの体験談を掲載したいと思います。


入口はデパスだった

 Gさんの経過を簡単に記します。

 2008年6月、仕事上のことでノイローゼ状態となり、その年の8月末に、衝動的に早期退職してしまう。

 じつは、その2年ほど前から、Gさんは近くの内科でデパス(エチゾラム)を大量に処方され、デパス中毒に陥っていた。離職直前には、仕事中3時間おきくらいにデパスを服用

 ということは、ノイローゼ状態や衝動的退職は、デパスの副作用(あるいは離脱症状)によるものではないかと考えられる。

 その後は、退職を悔やむことが多くなり、自宅に引きこもり状態となる。その後もデパスの服用は続き、ついに、2009年1月、「頭の中の苦しさのため」精神科に2週間ほど入院した。

 しかし、退院後は、デパスは一切飲んでいない。が、気力がわかず、相変わらず引きこもりの生活。


入院中の処方されたリボトリールとセロクエル

 それでも2年近くは薬を飲むこともなく何とか生活を続けてきた。そして、昨年暮れあたりから、不安感、そしてパニック状態が生じはじめ、今年の2月初旬に再び精神科を受診して、入院。ほぼ2ヶ月間の入院となった。

入院中に処方された薬は、

リボトリール(クロナゼパム)0.5㎎×3

アモバン(ゾピクロン)10㎎

レメロン(ミルタザピン)

セロクエル(クエチアピン)25㎎×3

しかし、退院後、外来通院となってからは、リボトリール以外はすべて自己判断で断薬した。

 

メールをいただいた4月11日現在では、リボトリール0.5㎎×3 服用だったものを、いらいら、ふらつき、敵意、注意力集中力の欠如などが嫌で、自己判断でリボトリールを減薬したところ、2日目から「手足の掻痒感、何とも我慢しきれない脳の辛さ」が出てきた。

医師に相談したところ、医師はリボトリールの減薬、断薬には否定的な意見。症状が落ち着くまでは薬を飲み続けたほうがいいとのことで、さらに十分な睡眠をとる必要があると、頓服でハルシオンを処方しようとした。Gさんは何とかごまかして処方を免れる。


リボトリールの離脱症状

その後、しばらくして5月27日のメール。

リボトリール0.5㎎×3、1日量をなんとか1.5㎎に抑えているが……。

1日中苦しくてたまりません。夜は全く眠れません

昼は脳が苦しく声を出して悶えます。もしくは座っていられないので室内を歩きどおしです。文字通り一時も休みなしにです。夜は体中がしびれて重く、脳はジンジンし、全く眠れず床にじっとしていられません。

食事は取れますが、体重は1か月で5kg減りました。

頻尿ですが、それにしては時に手にむくみが出ます。

散歩も家内に連れられて5分が限度です。

いずれにせよ私は屈服しました。リボ服用から3か月余りの短さです。」

Gさんのリボトリールの常用量依存による離脱症状はかなり厳しいものになった。じっと座っていられないのはアカシジアだろう。

ともかく何もじっくりとできません。全ての日常作業ができません。全てを人に依存しなければなりません。子供の生活も破壊してしまいました。本当になにもかもを台無しにします。アカシジアはまさしくこの世の地獄です。それでも、この現実が受け入れられません。認知機能がまだ少しあるため、実感できないのです。」


セロクエルの断薬――アカシジア

アカシジアがなぜ出てきたのか――Gさんは抗精神病薬のセロクエルを自己判断で断薬したことを非常に悔いている。

6月8日のメール。

私は2月に不安症状が極限に来て精神科に入院しました。入院は絶対にしてはならないことだったと後悔しています。それと、「自分勝手な断薬は絶対に絶対に、決してしてはならない」ということを読者の皆様にお伝えください。私はもうどうにもなりませんが。

アカシジアは家族も崩壊させてしまいました。なにもかも責任を取れず、放り出しています。勝手な断薬のせいです。軽蔑の言葉とともに医師からも見捨てられました。」……

 軽蔑の言葉とともに医師からも見捨てられました、という言葉が気になるが、確認のしようがない。もしかしたら、現在の悪い症状はすべてGさんの勝手な断薬によるものと医師は判断し、Gさんは診察を拒否されたということだろうか。

 入院中のセロクエル処方については、医師から「外国では、セロクエルには抗うつ作用があるとの報告がある」ということで出されたという。Gさんは一回目の入院のとき、すでに服用し、効果を実感できなかったので断ったが、医師に押し切られて服用することになった。しかも最初は半分の量だったものが、医師から「今は減らす時ではなく増やす時です」と言われて、25㎎×3になったという経緯がある。

 しかし、前述のように、退院後、セロクエルを一気に断薬(飲むと現実感がなくなり、体が重くなるのが辛かったため)。Gさんはそのことを非常に悔んでいる。現在のアカシジアなど状態が悪いのは、突然の断薬、そして、リボトリールの離脱症状であると。

   (2へつづく)

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