春の桜がちょうど終わりかけたバンクーバーに引っ越した私たちのここでの生活も、すでに秋の季節に突入してしましました。
春は毎週のように違う街路樹の花が咲き乱れとても綺麗でしたが、秋は今度はその街路樹の葉が黄色や赤に染まり、また違った美しさを醸し出しています。
街路樹があまりにも綺麗なので、先週末は紅葉を見ようとスタンレーパークに繰り出しました。次女はペットのハムスターを散歩させる!と連れて行ったのは良かったのですが、通りすぎる人通りすぎる人に声をかけられ、触られで、ちっとも前に進まず・・・。
帰りに立ちよったWhole Foods Marketの入り口では、数年前にカナダに移住したというドイツ人夫婦に話しかけられ、以前飼っていたハムスターの思い出話しを延々と聞かされ、店の中に入るまでに約30分。どうもこの地は動物好きな人が多いようだということがわかりました。
さてスタンレーパークでは次女が「リスに挨拶し行ってくる」と一言残したまま行ってしまい、そこからなかなか動かないので、見かねた私はベンチで日向ぼっこをして待っていました。しばらくすると山のように栗を抱えて戻って来た娘。
「その栗どうしたの?!」
と聞くと、「挨拶をしに行ったリスが栗を食べていて、その周りに沢山栗が落ちていたの〜!ママ、これで栗ご飯を作ってね!!」
栗が大好きな次女(でも長女は栗が嫌い)は欲張って山のように持ち帰ると言い張り、5Kg近くもの栗を一人で背中に背負いながらその日は散歩を続けました。
散歩途中に公園の中に設置されたハロウィーン用のゴーストトレインが走っている場所にたまたま行き当たったので、せっかくだから乗ってみようかということになり乗ってみたのは良かったのですが、ディズニーランドのアトラクション慣れしている娘たちにはかなりびっくりの作りだったようで、木々の中に置かれている骸骨やロウソク、墓石を見て「これは子供が作ったのかな・・・?!」「なんだか酷い出来だね」と散々な評価。
まあ15分の乗車に3人で25ドルは高い出費でしたが、鬱蒼と木が茂る森の中をミニチュア機関車で走ること自体はそれなりに気持ちが良くて、悪くはなかったです。私たちが乗ったのは夕方だったのですが、夕方よりも真っ暗になってから乗った方がずっと雰囲気がでていて面白いかと思います。因みに夜10時まで運行しています。(ただ夜はかなり寒いです。。)
さて翌朝、娘がはやく栗が食べたいというので、沢山の栗を茹でて皮をむいて一口かじってみたところ、「苦い!」とても食べられた代物ではないことがわかり、結局すべてゴミ箱行き。あんなに重い思いをして運んで「栗ご飯に、栗のパウンドケーキに・・・」と大きく膨らんでいた娘の夢はその瞬間に木っ端微塵に砕け散ったのでした。
何を隠そうひそかに栗ご飯を楽しみにしていた私も、気を取りなおして翌朝は4時から起きだして、買い置きしていた松茸で松茸ごはんを作ることに。
しかし、次女は大のキノコ嫌い、長女はキノコが大好きときていましたので、次女のお弁当からは松茸をすべて取り除いた『松茸抜き』の松茸ご飯。
ちゃんと食べてくるかな・・・・。と半信半疑で持たせたところ一応、完食していました。
(こちらはキノコ大好きな長女のお弁当)
しかし帰宅するなり一言「ママ、今日しいたけご飯にしたでしょ!味でわかったよ!!」
「なぬ、しいたけだと!! 松茸ご飯だわい!!!!!!」
と怒ったのは言うまでもありません。
まあ、日本の松茸とは程遠い、カナダの松茸は薄〜い香りとお味でしたから仕方がないといえば仕方がないんですけどね。ちなみに形と食感だけは同じでした。(ちなみに値段も全然安い。小3本で1400円ほど)
まあ、気分だけは味わえますのでカナダにお住いの方は是非お試しあれ〜!