エヴァーグリーンをさがして。

Do you still love and respect the world? Also, Have you found what you were looking for?


テーマ:

Concord /Jens Winther European Quintet ('05)

前回、Franco Tonaniの記事で「ハード・バップは若者に託すのが無難」的な内容を書きましたが、勿論例外もあります。Jens Winther(イェンス・ウィンザー)。聞き覚えのない方も結構いるんじゃないでしょうか。
"ちょいワル"な風貌、ECM在籍のヤン・ガルバレクのような多くを語らない頑固オヤジといった印象からしても長いキャリアの持ち主。コアなファンはいるにはいたそうだが、若干クセの強い作品を残してきただけに一般のジャズファンからの注目はいまいち得られなかった、と。
ダスコ・ゴイコヴィッチが陽だとしたら、彼は陰に位置付けされるんだろうな、きっと。まさしく眠れる獅子。
しかし、私は前々から彼の存在を知っていました。2002年にリリースされた"Copenhagen Dancefloor Classic 2"という輸入盤コンピに"Thats the way it is"という曲が収録されていたからです。
ズンズン突き進む硬質疾走するベース、明快なメロディーに合わせて忠実に吹きあげるイェンスのトランペット。熱狂の渦に巻き込むフロアユースで神懸かり的な一曲だったことは間違いない。当時としては早すぎる音であったのかもしれない。

さあ、現在ならどうだ、といわんばかりに世に送り出してきた本作。
曲目がマイナーなものが大半を占め、個々のソロを引き合いに出した、いわばフリーに通ずるものがある。
一言でいうと「ちょい難解」だが、それでも疾走するグルーヴは今尚健在で、バラード調も意外と耳にすんなり心地好く入ってくる。スタンダード曲に飽き足らず、新たを求める意欲旺盛な方には是非。とまあ玄人好みの作品に仕上がっております。これを機に陽となるか?

Jens Winther(tp,flh)
Tomas Franck(ts)
Antonio Farao(p)
Palle Danielsson(b)
Dejan Terzic(ds)

1.Concord
2.Ubatuba
3.August
4.Supreme Love
5.Abstract Colours
6.Honesty(Dedicated to Trine)
7.Peculiar Walk
AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:

Night In Fonorama /Franco Tonani ('64)

Franco Tonani(ds)
Franco Ambrosetti(tp)
Gato Barbieri(ts)
Franco D'Andrea(p)
Giovanni Tommaso(b)


今でこそイタリアのジャズ界で代表されるメンバーが名を連ねているが、当時は駆け出しの頃でメンバー全員が20代だった。
大抵のジャズマンに言えることだが、ベテランになるにつれてプレイは円熟味を増し、安心して耳を傾けられるようになっていく。しかし逆をいえばどうも気怠く感じ、物足りなさが残る演奏内容のものが多い。確かなテクニックをもってしても老いるにつれて体力は衰え、感性も鈍ってくる。これでは当然スリリングで骨太な演奏を期待することはできない(違った意味でスリリング!)。
あくまでハード・バップスタイルを求めるならばの話、だけど。

...そんなわけで、若さ漲る元気いっぱいの一枚。
マイルス(tp)やコルトレーン(ts)といったアメリカのジャズマンの影響を受けたと思われる奏法が聴いて取れ、自己のプレイスタイルを確立していないだろう箇所が随所に見え隠れし、なんとも落ち着きがなかったりする。でも、こういう人間の不完全さに魅力を感じてしまうのだ。
どっこい5曲目"Junior's Idea"のドラムのベースラインをニコラ・コンテが自身の曲"New Standerds"にまんまサンプリングに使用してるってことはそう、メチャクチャカッコいい。
4曲目"Hard Mode"のことを某レコ屋のNさん曰く、「死ぬほどカッコいい」らしい。
私に言わせると「身の毛が弥立つほどカッコいい」。えっ同じ?
エヴァーグリーン認定盤。

A-Side
1.Vamos
2.U-Boat
3.Drum - Ding
4.Hard More(Take1)

B-Side
1.Junior's Idea
2.Stella By Starlight
3.Solar
4.Hard More(Take2)
AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)

テーマ:


Poll Winner 59 /Bent Axen duo, trio quartet

以前、"美ジャケ"特集で"Jazz Quintet '60"(※Jazz Quintet '60のアルバムと同名)というアルバムを取り上げたが内容には一切触れなかったので、ここにBent Axen幻にして最高の一枚を。
原盤の相場は30万近い値で取り引きされているらしく(しかも参考出品で)、自分には入手することはほぼ不可能と思っていました。
ーそれから澤野工房の凄腕によって奇跡のLP再発がされるも、今ほどジャズにアンテナを張り巡らしていなかった私は、見事にこの情報をスルーしてしまい、手に入れることが出来なかったのです。

そして無情にも月日は流れ、昨晩。
某中古レコード屋でいつもながらにヨーロッパ・ジャズの箱を堀り漁っていたら、なんとまあ、あったんです!
生涯、入手することはおろか、LPで聴くことすら出来そうにもなかった高嶺の花が。鉱山で金を掘り当てたような歓びが沸き上がる。うおーっ。
もちろん澤野からの再発盤ですが、売値は定価の倍くらい。大体こんなもんでしょう。発売当時手に入れられなかったペナルティ、代償と思えば安い安い。お買い上げ。

聴いてみた。

本作はクレジットからも分かる通り、A面は"坊ちゃんスキー"との愛称で親しまれるアラン・ボチンスキー(Jazz Quintet '60のリーダー)をトランペットで迎えたカルテット編成、B面がベント・アクセン率いるピアノ・トリオで、最後の一曲はピアノとドラムのデゥオ。
私はピアノ・トリオも好んで聴くけれども、やはりボチンスキーのワンホーンが加わったカルテットが何とも哀愁を帯びていて好みかな。中でもコール・ポーター"My Heart Belongs To Daddy"は秀逸。
B面ではいよいよベント・アクセンの本領発揮である。バド・パウエルライクな重厚な音に欧州ジャズ独特の流麗な音が合わさって北欧最高ピアニストの世界観が構築されている。
エヴァーグリーン認定作品。

Bent Axen(p)
Allan Boschinsky(tp)
Erik Moseholm(b)
Bjarne Rostvord(ds)

A-Side
1.My Heart Belongs To Daddy
2.Autumn Leaves
3.Little Girl Blue
4.Now See How You Are

B-Side
1.Jordu
2.Cabin In The Sky
3.Osbadulja
4.Ballad
5.If I Were A Bell


実はそのお店でもう一枚在庫を確認しましたことを報告までに(2/21日付)。いっそっげ!
AD
いいね!した人  |  コメント(11)  |  リブログ(0)

テーマ:
2月19日
お友達の青山さんとブルーノートに行ってきました。
そう、予ての念願だったThe Five Coners Quintet(?の方は過去の記事を参照あれ)のライブというだけに、開演前ミーティングの時点から興奮しっぱなし。音楽の話題で持ち切りだったことは言うまでもありません。

いざ開演。前座DJを務めた須永辰緒氏による4ビートよろしくハードバップ主体の選曲により、会場の熱気は嫌でもヒートアップ。エレガントな空間に響き渡るビッグバンドとの相性の良さといったら、もう。
はじめは「タツオさん別にいなくていいよね」なんて会話を二人で交わしてたけど、うーん、してやられたなw

ふとフロアを見渡すと溢れんばかりの人、人、人。Soil"Pimp"Sessionsのメンバーも見受けられる。
Soilはまあわかるとして、正直、驚いた。フロアを埋め尽くすほどの人を集客するまでになったFCQの認知度、人気振りに。 耳が肥えたリスナー陣が集結したような格好なんだろう。
息の合った掛け合い、絶妙のソロ、アドリブ。無駄のない曲間。ハンドクラップ。みんな笑顔。これぞ最高のエンターテインメント。これで盛り上がらないわけがない。2曲目に演った"Blue Print"に撃沈。
いや~、素晴らしかった!

ライブ終了後、相席に座っていた男性2人と興奮冷めやらぬ状態で意気投合して、4人でバカ話♪
年の差や性別関係なく語り合えるってことはなんと素晴らしいことか。ブルーノートでまた4人で再会することを誓ったのでした。


African Rumble / High At Noon /Timo Lassy ('05)

Timo Lassy(ts)
Georgios Kontrafouris(p)
Antti Lötjönen(b)
Teppo Mäkynen(d&per)

FCQのサックスを務めるはTimo Lassyの初リーダー作となる12inchシングル。
FCQライブで観た、あの謙虚な姿勢で優しそうな人柄からは想像し難き野太いブロウを披露する。
ドス黒い野性味に溢れた演奏からは、FCQでは見られないTimo Lassyの一面を覗くことができるフィンランド産スピリチュアル・ジャズ。
いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)

テーマ:

Brilliant! /The Diamond Five ('64)

Cees Slinger(p)
Cees Smal (tp,fl,tb)
Harry Verbeke(ts)
Jacques Schols(b)
John Engels(d)


オランダ・ジャズの秘宝。名に恥じない自信に満ちた演奏はどこまでも前衛的。永遠の輝きを放ちながらどこまでもひた走る。。
こういった一枚に出会ってしまったなら、よりいい音で聴きたいという願望は自然に生まれるもの(正当化)。
いつかのお店のスピーカーから流して、お客さんの反応をさりげなく伺う。そんなイメージを膨らませながら。
というわけでエヴァーグリーン認定盤。

おまけ

Ermi Musical /The Diamond Five ('63)7inch

幻の7inch。ん?持ってないってば。
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

テーマ:

Back To Back /The Ralph Reichert - Jerry Tilitz Quintet ('06)

Ralph Reichert(ts)
Jerry Tilitz(tb,vo)
Enno Dugnus(p)
Joachim Gerth(b)
Bjorn Lucker(ds)

実は病中なんです、私。
何らかのウイルスに体が抵抗し、闘っている最中なんでありまして、時折偏頭痛が。イタッ
それなのに食欲は失せても、不思議と音楽はいつもながらに聴きたいと思えること。それこそ病気なんだろうか、慢性的な。

さて本作ですが、2002年1月にハンブルクに於いてのライブ録音が4年の歳月を経てCD化。ずいぶんと温存するもんだなあ。
衰弱した体に優しく響くスムース語法ts、オールドな吹き回しが印象的なtb。双方がコンビを組み、往年のバップを彷彿とさせる演奏スタイルを貫いている一方で、一枚を通して聴くと決して一筋縄にはいかない実に様々な表情を見せてくれる。tbのJerry Tilitzが甘美に醸しだすヴォーカル曲が挿入されているあたり、大人の余裕とやらか。
是非、機会に巡り会ったら自身の耳で体感してもらいたい、そう切に願わずにはいられない、最高の処方箋。
エヴァーグリーン認定作品。
いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。