らくだのひとりごと: 席を譲らなかった若者

  らくだのひとりごと: 席を譲らなかった若者

もう1年以上前に話題になったブログのようですが、
偶然、仕事中に見つけ、読みふけってしまいました。
ものすごいコメントの数。
アクセス数は一日一万近くあったこともあるらしい。


電車の中で、席を譲るように促した山登り帰りの老人に向かって
言った若者の言葉。


　「あんたたちさぁ、山は歩けるのに電車では立てないの？　それっておかしくない？　
　　遊んできたんだろ？　こっちはこれから仕事に行くところなんだよ。
　　だいたいさぁ、俺みたいなヤツが土曜日も働いてあんたたちの
　　年金を作ってやってるんだって分かってる？　
　　俺があんたみたいなジジイになったら年金なんてもらえなくて、
　　優雅に山登りなんてやっていられないんだよ。
　　とにかく座りたかったらシルバーシートに行けよ」　　（引用）


なんというか、そこまで言うか。
思うことは色々ある。賛同したくなるところもある。
あつかましくて絶対譲りたくないような老人、いるものね。

私もオーバー３０になってからは、疲れやすいし。
座りたいんだよね。
当たり前みたいに要求してくるかわいくない老人には譲りたくない・・・

今の時代って、便利だけど常にぎすぎす忙しくて、
お受験・ＩＴ当たり前の世界でほんとゆとりがないものね。
便利になった分、仕事も昔よりスピードも量も多いんじゃないかなー。
その若者が言った年金だって考え始めると不安になるよね。
どうなるかわからないのに税金いっぱい納めててさ。

でもさ、それは別にそのおじいさんおばあさんのせいじゃないんだよね。

それに、おじいさん達の世代の人達は、戦争やら貧しい時代を経験して、
私達が想像できないような苦労をしていきているんだよね。
自分のおばあちゃんのこととか考えると、
老後くらいゆっくり好きなことして過ごしてほしいなーと思う。
冷たい仕打ちにはあってほしくない。

まあ、うちのおばあちゃんはこんな発言を誘発するような言動はしないと思うけど。
（この場合も、誘発したのは隣にいたおじいさんなんだけど。
　しかもそれも自分の為ではないところが、議論がややこしくなっているところ）

この場合、どっちもどっちというか、若者も、おじいさんの言い方にカチンときて、
言わなくていいことまで言っちゃったんだろうなー。
全ての人にこの態度とるわけではないんじゃないかな。

昔読んだ本で専業主婦をたたいてる本を思い出した。
「文句や自慢は、税金払ってからにしな」ってやつ。

この本の作者も専業主婦全般に向けて言ってるわけではなく、
横柄な専業主婦に向けてだけ、きついこと言ってるようだったし。
ちなみにこれです。

石原 里紗

くたばれ!専業主婦

でも、お互いに思いやり持ちたいよね。
私達もすっと席を譲りたい。昔が大変だったことも理解したい。
だから最近の若いもんは．．．なんて台詞は飲み込んでほしい。
（もうそのくくりには入らないんだっけ。私。）

優しい人には優しくしたくなるのが人情ってもんだしね。