『被災地神戸からの見落としがちな支援物資リスト』 | わかる!【ピグカフェ等づくり専門雑誌ブログ☆】

『被災地神戸からの見落としがちな支援物資リスト』


3月20日22時頃、兵庫県で放送された、宮根(ミヤネ屋)さんがアンカーを務める報道番組で
『阪神大震災による長い避難生活を経験した、神戸市民ならではの救援物資』
の特集
がされていました。
これらを見ていて、支援者が疑問に思う、
「避難所に一体何を送ればいいのか、何が必要なのか」
という問いかけに対して、
大変参考になる答えになる気がしたので、こちらに記載します。




【救援物資として気づきにくい、必要な必需品】


1、歯ブラシ

阪神大震災時の避難生活時、老人を中心に発症し、亡くなられた方が多かった病気が肺炎でした。この原因の大きな一つとして
「長期間、歯を磨けないことで、口内に繁殖したウィルスが気管に入ることが原因」だったそうです。
その予防として効果的なのが、『歯磨き』。
番組では、被災した神戸のホテルがホテルが配給する『歯ブラシ』を無償で救援物資として大量に箱詰して運ぶ場面が報道されていました。



2、サランラップ

水を十分に使えない避難所では、
食事の衛生面を守ることが困難
その時に大変役立つものが、『サランラップ』です。
お皿を洗わずとも、ラップをひいて食べ、汚れたら取り替える、ことで、
簡易に衛生面を保つことができます。
番組ではおにぎりをラップに包み、被災者たちに配る映像が流れていました。



3、油性マジック

安否情報や情報のやり取りをするのに、大変役に立つなものとして、何にでも書け、濡れても消えにくい『油性マジック』があります。
段ボールやビニール、瓦礫などにメッセージを書く為の必需品です。。



4、大人用オムツ、尿取りパッド

赤ちゃんのオムツに関しては、その重要性もわかりやすく、呼びかけなどもありますが、
『大人用オムツ・尿取りパッド』については、その認知度が足りないそうです。
お年寄りは、気を遣ってそういたことを公に訴えることをしないことがあります。
また、今回の被災地も非常にお年寄りが多いこと。
この点を考えても、この『大人用オムツ、尿取りパッド』の配給は大変重要なものです。



5、防犯ベル

避難生活を送るお年寄りにとって、身内がいないことや、体が不自由なことは大変不安になります。
このときに、何か自分の身にあったときに鳴らす用の『防犯ベル』が、大変安心感を与えてくれるそうです。
自分の身に何かあったとき、誰かがすぐに駆けつけてくれるという安心感です。




食べ物や毛布、服などももちろん必要ですが、以外に抜けてしまいがちな避難所生活での必需品。
それらは、経験した人たちでしかなかなか思いつかないものも沢山あると思います。
これから物資を送ろうとしている方がいましたら、ごく少量ですが、ご参考にしてください。

また、阪神大震災や新潟地震に合われた経験のある方、
是非当時のことを思い出して、必要であったものなどを情報公開していただけたらと思います。
きっとその中には、大変重要なものも含まれているのではないか、と感じます。



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今回は内容が「私が見た」ことが基盤なので、コピーは厳禁とします。
できるだけ多くの支援者へ伝わりますように。