今から遡ること2年前。

初めて行ったフラカンのライブが『第一回ニワトリフェスティバル』でありました。
アルバムROLL ON48の発売日にラジオでフラカンを知り、取り憑かれたように歴代のアルバムを聴き、武道館のBlu-rayを毎日観て、フラカンへの想いがピークになった(以来ずっと高止まり)、初ライブが第一回ニワトリフェスティバル。
武道館のBlu-rayが本当に素晴らしくて、だからこそ初ライブは期待と相まって、もし新参者には敷居が高かったら?と、不安も一杯だったのです。
ところが、そんな不安は全くの杞憂で、それはもう泣いちゃうぐらいに楽しいライブで!
以来、行ったフラカンのライブは、いつでも武道館ライブの映像と勝るとも劣らないライブばかりで、あの準備に準備を重ねたであろう武道館となんら遜色無い楽しいライブを、毎回変わらずやり続けるフラワーカンパニーズというバンドは本当にすごい!と、想いはピークを通り越して宇宙へ突き抜ける毎日であります。

思い入れのあるトリフェスゆえ、前置きが長くなりました…。


マエさんいわく「ニワトリフェスティバル、第一回は酉年の人でやったんだけど、次の酉年だと俺らは60だし、酉年だけだと集まらないのもあって。今回は『鶏肉が好きな人』でやってます!」という、第二回ニワトリフェスティバルはじまりはじまり〜

まずは公式ツイッターよりお借りしたセットリストをご覧ください。

開演になるとフラカン登場!
ごはんはま〜だ!のコールで『まずはごはんだろ』へ。
3曲目の『冬のにおい』でイントロが始まると、圭介さんはマイクスタンドを持ってキレッキレにローリングローリング!引きダンスとローリングは、見ると幸せになる二大クールダンス!
グルグル回る圭介さんに会場も大興奮!
襟をたて〜て♪と歌いながらシャツの襟を立てるジェスチャー!この季節に聴きたい名曲!

常田氏登場前に圭介さんからちょこっと説明。
圭介「名古屋繋がり。僕らは天白区で、常田は緑区。東京でいうと、どこら辺の感じかな」
マエ「板橋区と練馬区って感じだろ」
圭介「えーっ!?板橋区?もっと池袋とか、そっちの方じゃない?」
マエ「どの建物みてそう言ってんだ、池袋ってことあるか!」
圭介「だいたい、練馬って東京なの?」
マエ「そんなこと言っちゃダメだろ!」
圭介「(小声で)練馬の方とか行かないからさ」

私、引っ越し前は練馬区在住だったので、ちょ!圭介さん!かろうじて都内ですから!と心の中で突っ込み。

いざ常田氏が登場したら、後があるからということでほとんど喋らせず『夜空の太陽』へ。

『日々のあぶく』(大好きな歌。聴けて嬉しい!)を歌ったところで、常田氏と交代で尾崎世界観さん登場!
尾崎さんはTBSラジオ『アクション』火曜日担当のパーソナリティで、お声だけは知っていたので金髪が似合うシュッとした青年でビックリ!
尾崎さん、出てくるなりマイクスタンドを調整。
「ストレートマイクって慣れないからなんか…」と言うと、圭介さんが「え?なんだって?」と耳に手を添えて聞こえないジェスチャー。
それを見て「なんか、おじいちゃんと話してるみたいだから!」と尾崎さん。会場爆笑!
その後「楽屋に上半身裸の人が居てビックリしてワァって思わず声だしちゃったらマエカワさんだった」という話を、マエさんに向かって喋る尾崎さん。
裸にオーバーオールも見慣れちゃってるだけでステージ以外で見ると驚くよなとか、獣感がするよなとか、危ない人みたいとか、マエさんと尾崎さんお喋り。
それを見かねた圭介さんが尾崎さんへ「ちょっと、こっちに背中向けて喋らないでこっちも向いてよ」と言うと「だって圭介さんに話してもおじいちゃんみたいに聞こえないから」と返され、またまた会場大笑。
「え!?そんなことないよ!ちゃんと聞こえてるよ!これ補聴器じゃないからね!イヤモニだよ!わかってるよね!?」とイヤモニを外して見せる圭介さん。「え?!大丈夫だよね?」と、ちゃんとイヤモニって思ってくれてる?的に、尾崎さんに念押しする圭介さん(笑)

尾崎さんとのセッションはクリープハイプの『二十九、三十』から、ラストの「前に進め」という歌詞を尾崎さんリクエストで圭介さんが熱唱。
マエさん「鈴木に歌わせて良かった?」なんて尾崎さんに言ってましたが、力強く見事でした!

尾崎さんが選んだフラカンの歌はなんと『孤高の英雄』!
以前ラジオで『吐きたくなるほど愛されたい』がお好きだと話されていたので、てっきりそっちだと予想していたので意外でした。
間奏で圭介さんがセリフを言う部分を尾崎さんが担当。
「…圭介さんに言いたい事があります。
…(間を空けて)圭介さん!
大好きです!
キャーッ会場大盛り上がり!

この後の「寂しきカリスマ がんばれ圭介」の歌詞を歌う時には首を捻って圭介さんを見ながら歌う尾崎さん。こんなことされたら惚れてまうやろーっ、な演出。サラッとする辺り流石です。

尾崎さんが退場された後に「尾崎くんの好きよりも、僕の方がもっと尾崎くんのこと好きだからね!」と言う圭介さんに「両想い、良かったじゃないか」と言うマエさん。
両思いって(笑)高校生かーい(笑)

その後のアンコールで、いったんバックステージへ戻っていた尾崎さんが出てきた時には顔が赤くなる圭介さん。
「なんか、告白された後に会うと照れちゃうな」
マエ「どんどん顔が赤くなっとるぞ!」
赤面圭介さん(笑)

もとい
尾崎さんと交代で、お次はコレクターズの加藤さん。
七色のフサフサジャケットを着て登場。
「ニワトリフェスだから。でもニワトリよりは極楽鳥だね」とご自分で解説。
「加藤さん初めて知ったって人でも、二度と忘れんだろ」とマエさん。お言葉の通りインパクト大で夢に見そうです。

圭介さんが「さっき尾崎くんに大好きって言われちゃったんです。加藤さんは尾崎君のこと好きですか?」と聞くと「ん?まあまあかな」と加藤さん。
会場えーっと笑い。
加藤「いや、あんまり知らないのに大好きとか言ったら大人として、嘘くさいでしょ」
なるほどー、と安心した笑いに包まれる会場。

フラカンと10年ぐらい前に一緒にツアーした話を圭介さんが披露。
「皆んなで歩いてたら、車が横にスーッと来て窓がスーッと下がって中の人が、明日のライブ楽しみにしてますって。その車が去った後に加藤さんが、軽か!じゃあしょうがねぇな(俺に気がつかないのも)って言ってましたよね(笑)」
加藤さん「軽の車高じゃ俺のことは見えないからな。トラックとかユンボぐらいの高さがないと」なんておっしゃるほどに、ファッションも身長も日本人離れしたダンディな加藤さん。
この後、チワワとかトイプードルとかは小さいから俺の足下居ても見えないから踏んづけちゃう、なんてことまで言う加藤さん。

『ロックンロール・スターダスト』をスター感たっぷりに歌い上げ、次に歌うのはコレクターズの…というところで
加藤さん「圭介がもっともっと大きくなるように!(圭介さんの頭をポンポン)」
圭介「僕、もう50ですけど、まだ伸びますか?」
加藤「伸びる!伸びるよ!」
じゃあ歌いましょう『ノビシロマックス』

この後、加藤さんが退場されると「常田と加藤さんと並ぶ鈴木見るの好きなんだよな。」と言い出すマエさん。
圭介「二人が大きいからだろ」
マエ「だから鈴木が可愛く見えるんだよ」
圭介「可愛いんじゃなくて小さいんだよ!でも、僕だけじゃなくて、そっちもそんなに大きくないからな!」
マエ「そうなんだよな。俺らも大きくないんだよ。俺のインスタに加藤さんが俺らと肩組んだ写真あるけど、あれなんか魔王と村人みたいだよな(笑)」
加藤さんは背が高くて貴公子みたいで、その対比が言い得て妙でした(笑)

加藤さんと交代で曽我部さん登場!
昔はよく居酒屋で一緒に飲んでたって話から、竹安さんはすぐ寝てたよな、と言われる。
でも、曽我部さんは道路で寝ちゃって、その数十メートル先にはマエさんが寝てると言う地獄絵図。

圭介「昔、クリスマス会やったよね!プレゼント交換とかもあってさ、1000円以内でとかって。あの時、僕、習字セットもらって、いらねーなって思いながら持って帰ったもん(袋を持ち上げるジェスチャー)」
曽我部「クリスマス会今もやってるよ。プレゼント交換も」
圭介「じゃあ、今度誘ってくださいよ」

プレゼント交換!ギャグに走るか実用に走るかで明暗分かれそうだけど、やったら盛り上がるだろうなぁ。

曽我部さんとのセッションは『東京タワー』。
こちらもまた味わい深くお歌いになり素敵でした。

そろそろメンバー紹介しようか、となり左から!ということでギタリスト竹安堅一!と紹介。
ここで圭介さんが「今日のこの服(ベスト)後ろが座布団みたいだね!(前身頃は水色、後ろは模様が入った水色)コタツのさぁ!」とまたまた竹安さんの服に呪いをかける一言(笑)
マエ「鈴木は竹安のファッション突っ込むの好きだなぁ」
竹安さんが何かの拍子に後ろを向いたら、会場があぁーっ(なるほど的な反応)ってなっちゃったりして、恐るべし圭介さんの呪い。

曽我部さんが退場された後はドラムのクハラさんとサンコンJr.さん登場。
サンコンさんは私の所からは頭(圭介さんが、いつパーマあてたの?なんて聞いたモジャモジャ頭)しか見えなかったのですが、クハラさんはバッチリ!手首がとてもしなやかで、まるで日本舞踊のように美しい手捌き。思わず見惚れてしまいました。

アンコールでは、ドラム三人衆による『裸の大将』の競演!迫力あるドラム演奏に合わせて、頭の上で手拍子しながらマエさん達が登場!
会場一体となって手拍子の中、圭介さんが熱唱!
カッコイイドラム演奏からの「裸の大将ひっと〜り〜♪」ギャップ萌えであります!

そしてついに最後の一曲に…

尾崎さん、加藤さん、曽我部さんが再登場しての『深夜高速』。
三つある「そんな夜を探してる」までを、それぞれお一人ずつ担当して熱唱。
それぞれの「そんな夜」を情感たっぷりに歌われたのです。
リズムを取ったりしながら、時に目を瞑って皆さんの歌を聴いていた圭介さん。
ラストの「いこうぜ いこうぜ 全開の胸で」の所で、一歩踏み出し、ガッとスピーカーに足をかけて前のめりになって熱唱した圭介さん。
ここの部分は圭介さんの『全開の声』で聴きたかった所。その姿勢と声の迫力に、息をするのも忘れて聴き入ったのでした。

そして出演者皆で手を繋ぎカーテンコールのようにご挨拶。
大スターの皆様勢揃いで、それは壮観でありました!

ニワトリフェスティバル最高!!
第三回も期待して待つ!