なんとご無沙汰をしていたことでしょう。書き込みが1ヶ月ぶりなら開くのも1ヶ月ぶり・・・
いつも心のどこかで気になりつつ、一度サボるとついついだらだらと。でもこの間多くの方がアクセスしてくださっていて、申し訳なく思っています。
これからは矢張り、せっせと書かなくてはと、反省することしきりです。
お正月明けから先週までは、民間のNPO法人で、障害のある人たちの就労に取り組んでいる団体のDVDの仕上げに追われていました。
編集作業の方はかなり前に一段落していたのですが、今回はそのグループのメンバーが、同時にバンドを持っていて、自分達の創った音楽をバックミュージックとして使わせていただく約束になっていて、音楽データを編集ラインに取り組む作業に四苦八苦していていました。
通常、私の場合、音楽はプロの作曲家に音楽を入れる場所とタイムを指定し、それにあわせて、適切な曲を創っていただくので、自分で音楽を編集するなどという大それた体験はこれまでに一度も無く、それぞれの場面にあった曲を選曲し、しかも長い曲を映像に合わせて短くカットし、自然な流れに作り直すということは、本当に至難の業ではありませんでした。でも、選曲する元の音楽は9曲ほどありましたが、どれもみんな素晴らしく、これまでとはまた一味もふた味も違った雰囲気が映像に伝わったのではないかと思っています。
もちろんその編集作業は例の悪戦苦闘で苦しんできたフアイナルカットの編集ソフトを使って・・今ではかなり自在に使いこなせるようになりましたが、まだまだ分からないことが一杯。
それを完全にクリヤーするのには、どれだけ時間があっても足りないと思いますが、スタジオのスタッフに「この年で良くぞ使いこなしている」なんて褒められると、内心忸怩たるものを持ちながら、もっともっと頑張ろうという気持ちになるから不思議です。
でも、本当に凄いことなのかしら?そうだよね、やはり凄いいことなんたせよね。いつも自問自答しながら今日も、また別の作品の編集でコンピュータに一日向かっていました。
考えてみれば、映像の編集だけではなく、シナリオの作成、メールの遣り取り、分からないことの検索、チラシやジャケットの作成・・そしてブログの書き込みなど、今の生活にコンピュータは無くてはならない必需品になっています。それで多い時には1日10時間以上、否10時間どころか、よく徹夜もしますので20時間近くも、この小さな画面とにらめっこ。
その性でしょうか、物凄く目が疲れてしまって、日中表を歩いているときなど遠くのものを見るのが辛いときがあります。また人と面と向かっていても、じっと相手の顔を見るのが苦しくなって、つい下を見たり顔を背けたり・・・かなり目に悪い影響がきているのでしょうね。
多分かなりの視野狭窄が進んでいるのではないかと、心配になるときがあります。
そうして大変な苦労をしながら音楽を入れ込んだ作品の最後の仕上げを、先週スタジオで行いましたが、矢張り素人の悲しさで、どうしても綺麗にはつながっていなくて、ミキサーの腕を借りなくてはなりませんでした。そして無事完成。
この作品のタイトルは「あだちファクトリー物語」といい、知的や自閉症などの障害のある人たちが、企業内就労と言う全国でも珍しい取り組みのなかで職業訓練をする姿を描いたものです。就労訓練の場は産業廃棄物の分別工場で、ペットボトルや空き缶、瓶などを細かく分ける仕事を通して、働くことへの意識や社会的マナー、人間関係などを身につけていきます。
長い人で1年数ヶ月、短い人は2ヶ月、でもみんな仕事に関してはかなりのベテラン、なかには自閉症の人特有のこだわりでもって、誰もマネの出来ないような、細かい作業を丁寧にこなす人もいて、その働きぶりにはただただ感動させられることしきり。そんな彼らが雇用の場から取り残されている今の社会のありようは、彼らに問題があるのではなく、社会に問題があることを今回も痛切に思い知らされました。
この企業内就労に取り組んでいるNPOはWEL’S新木場と言う団体で、そこで働くスタッフがまた、みんなとっても素晴らしい青年たち。所長の橋本さんはじめ若いスタッフたちは全員が全員、みんなスタイル雑誌から飛び出してきたようなイケメンで、物腰柔らかく、言葉は丁寧。
その彼らが利用者と一緒になって汗水流して働いている(支援している)姿を見ると、「どうして?」と、なんだか信じられないようなとっても不思議な気持ちにさせられ、自分の中に、福祉に携わる人の固定概念がかなりステレオタイプとなって固まっているのだなあと。
ともかくWEL'S新木場の活動は、これまでの福祉の概念を大きく変える素晴らしい活動のように私には思えてしかたありません。
そして、その彼らの活動を作品に出来たことを、とっても嬉しく、ありがたく思っています。
DVDはいずれ販売になりますが、WEL'S新木場の皆さん、これからも頑張ってください。
話は変わりますが、1月22日の日曜日には、一昨年からお撮影で世話になっているこぴあクラブも所属する障害児放課後グループ・東京(放課後連東京)の研修会に参加してきました。今、障害のある人たちの施策では、自立支援法に変わる障害者総合福祉法の制定に向けて、さまざまな駆け引きが行われ、障害のある人たちが望む法律ができるかどうかの瀬戸際にきているそうですが、放課後連・東京の研修会もそうした緊迫した状況の中で、熱気溢れる学習会になっていました。障害児の放課後活動に関しては、既に自立支援法の改正の中で児童デイが明文化され、この4月から法律の下に実施されることになっていますが、細かい要領等に対しての詰めはこれからだそうで、また法制化されれば東京都やこぴあクラブのある自治体からの助成がどのように変化するかなど、課題はたくさんあるそうです。でも考えると、こぴあクラブのスタッフの皆さんも、あだちファクトリーの職員のみなさんも、それぞれに誠心誠意、障害のある人たちと手を携えて幸せのためにあんなに頑張っているのですから、法律や政治がそれに追いつかないというのはおかしな話ですよね。
私は研修会に参加して、障害のある子ども達に熱いまなざしをむけ、より良い支援のあり方を討議する若い人たちの姿に、こうした地道な活動こそが未来の力になるのではと、ヨチヨチ歩きながらその後を追っている私自身に何か大きな力を頂いた思いで、皆さんの話を聞いていました。そして、早く学童の作品も創らなくてはと、お尻を叩かれた思いになりました。
それにしても、最近の新聞報道による大阪市長の言動は、とっても危険ですね。
彼流の考え方では、障害のある人たちの未来は無い、そんな気がしてなりません。
でも、彼のパーフォーマンスに多くの国民が賛同しているのですから、一体この国はどうなっていくのでしょう。
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