前回からのリンクシェア「JAL見学会」JALメンテナンスセンター B767編の続きです。
今回は「B763-300 JA8299」の外観をメインにアップしました。
主に「 JA8299」を中心に撮影していますが、以前のエントリーで記したように、当該機の全体を写し
た写真はありません。
ホントは撮影したかったのですが・・・残念。
このB767-300「JA8299」は1989年8月に導入されたもので、就航してもうすでに25年が経過した
機材となってます。
古くなっても大切に使用している理由は、日本航空のB767がボーイング社のローンチカスタマーと
なっているためと思われますが、整備次第でまだまだ使える機材ですね。
そして先にキャビンも見て来ましたが、さすがに古さは否めません。
しかしながら日本航空の優秀な整備陣がきちんと点検・整備されているだけあって、古くても機体の
程度良さは”ピカ1”だと思います。
もう、そろそろ退役を迎える頃でないかと思われますが、日本で退役しても海外でもまだまだ活躍する
可能性は十分ありますね。
それではJALメンテナンスセンターでの「B767-300 JA8299」です。
まずは「B767-300 JA8299」の案内して下さった整備士さん方。
この他にイケメンに映った写真があったんですが某機が映り込んでしまったため、ボツとなってしまい
ました。
こちらは整備士さんが普段、航空機の整備で使用されているスパナなどの工具類一式です。
工具は紛失してもすぐに分かる様にしてあり、足らない工具あるとシップ内に置き忘れている可能性もあ
り、大捜索となるそうです。
なので工具一つ一つを、厳重に管理されているそうです。
そして会社で用意される工具のみを使用されているそうで、自己流の工具使用はNGなんだそう。
こちらも某機が写り込んでしまい、上の部分はカットしてアップしました。
そして整備工場内から、「B767-300 JA8299」をガン見。
まずはエンジン周りからです。
こんな近くの翼下で大型機を見ていると、昔シップサイドで搭載作業をしていた頃を思い出しますなぁ~
ちなみに車両での翼下通過は厳禁です。
ジェットエンジンはPW(プラット&ホイットニー)社製「JT9D」。
エンジン推力は21800kg×2となってます。
整備士さんによると、B767に搭載されているエンジンは数種類あるそうですが、このPW社のエンジン
は初期のB6に搭載されたエンジンなんだそうです。
エンジンも昔のエンジンに比べると、かなり低騒音となりました。
子供の頃から航空機の騒音と慣れ親しんで来ましたが、今大型機に搭載されているエンジンはDC-8
が飛んでいた時代とは比べ物にならない位の低騒音エンジンで、空港周辺での民家の防音工事も実施
されていることもあり伊丹空港での数々の規制ももうそろそろ解除していいのではと思いますが。
例えば21時規制を22時に延長するとか・・・
エンジンブレードも綺麗ですね。
整備士さんによると最近のエンジンは鳥を吸い込まないような工夫をされており、空港側での対策も
あって、バードストライクは滅多にないんだそうです。
離陸すると前部分のハッチが開き、脚が格納されます。
そして、機首部分のノーズギア。
ノーズギアにはライトも設置されており、写真撮影をする際の航空機の接近は、このライトが目印となり
何時もお世話になっているライトです。
かなり明るいライトですが、何ワットの電球が使われているんでしょうね・・・?
そして接続されているコードはGPU(グランドパワーユニット)と言って、地上の電源設備から電源が
供給されています。
ちなみに航空機にはAPU(オグジュアリパワーユニット)と呼ばれる自家発電機が機体の最後部に搭載
されていて、GPUが接続されない時には、APUを運転して電源供給しています。
ガラス部分にはノーズカメラが格納されおり、テイクオフやアプローチ、ランディング時にモニターに写る
カメラ映像は、ここに搭載されるカメラで写されています。
今回は以上です。
次回に続きます。
※このブログに掲載されている写真は、日本航空株式会社の許可を得ています。