2016夏休み:ロングツーリング&山登りの記憶
(2016年8月8日:青森県下北半島「尻屋崎」手前で)
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2016年の夏休みは8/3~8/11までの一週間でした。
GW休暇に引き続き、中部圏からはなかなか遠い地、東北地方をまた攻めてきました。
初めていく県「秋田県」「岩手県」「青森県」。
初日は約650kmを自走し「秋田県」へ。
(2016年8月3日pm3:45/庄内平野から見る「鳥海山」)
その後、山形から秋田に入った辺りの海岸沿いで野営。
夕陽を堪能する。
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翌8月4日、早起きして「鳥海ブルーライン」を駆け上り「鉾立登山口」より「鳥海山」クライムオン!
(2016年8月4日am10:10/「鳥海山」踏破!)
下山後は約200km移動し「早池峰山」の麓で野営。
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そして翌8月5日早朝「早池峰山」クライムオン!
(2016年8月5日am7:00/「早池峰山」踏破!)
早池峰山下山後は約100km移動して、行きたかった場所「魹ヶ崎」へ
「魹ヶ崎」、知る人ぞ知る「本州最東端」の場所。
その岬まではバイクを停めてから片道約1時間ほど山道を歩きます。往復約2時間。
(2016年8月5日pm12:00/「本州最東端」到達!)
どこまでもブルーな太平洋が広がってました。
「魹ヶ崎」を完了した後は、盛岡を経由し「岩手山」の「馬返し登山口」駐車場で野営。
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翌8月6日、これまた早起きして「岩手山」クライムオン。
(2016年8月6日am8:35/「岩手山」踏破!)
とにかく快晴の毎日で、東北なのに連日の猛暑日が続きました。なのにってのはおかしいか。
「岩手山」下山後は「八幡平アスピーテライン」「八幡平樹海ライン」などの山岳快走ワインディングロードを楽しみ「八幡平」エリアへ。
「八幡平アスピーテライン」
岩手県から秋田県へ続くゴキゲンなワインディングロード。
そして「八幡平」へ
百名山指定ですが山登りというよりも高原ハイキング。
(2016年8月6日pm16:00/「八幡平」踏破!)
翌朝、もう一度この「八幡平アスピーテライン」を走りたかったので(たぶん雲海とか素晴しいだろうと踏んで)「岩手山」の麓、「焼走り野営場」で野営。
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そして翌8月7日早朝
(2016年8月7日am5:20/正面に浮かぶ八幡平の頂きを眺めながら標高を上げていく)
(2016年8月7日am6:20/雲海に浮かぶ「岩手山」、想像通りの景色が広がっていた)
岩手県から秋田県へ抜け東北自動車道で青森県へ
弘前市内を通りぬけ辿り着いた「岩木山」
ここで事件は起こった。
リンゴ畑越しの「岩木山」があまりにもキレイだったので路肩にバイクを停め写真を撮り(上の写真)、さぁ行くぞとエンジンをかけようとしたらセルがうんともすんとも言わない。
あれ???
何度もチャレンジするが応答なし。
やばい、ヤバイぞ!
”バッテリーの突然死”
なんかどこかで聞いたことあるような・・・
「岩木山」を目の前にして途方に暮れた。
・・・・
って暮れてる場合じゃないのでまずはレッカーの手配を。
約1時間後にレッカーが来た。
ジャンプスターター繋げてエンジンかけるも外すとストップしてしまう。
こりゃ、バッテリーだけじゃなく他も逝ってる可能性が・・・
とりあえず青森市内にあるバイク屋に連絡し搬送することに。
搬送中のレッカーの中で、今後の行程を練り直す。
このまま修理不可能ならばどう帰るか?
宿とかフェリーとかの予約変更。陸送の手配とかいろいろ。
せっかく青森まで来たのに色々な事を諦めざるを得なくなる。
腹立ちと不安と苛立ちでいっぱいのままバイク屋にバイクを預ける。
ここで教訓:「中華製バッテリーはやめておけ。」
診てもらった結果、バッテリーが逝ってるだけで他は大丈夫だった!
やったね!
新品のバッテリーに交換しまた走ることが出来る事に。
時間は午後12:30。
確か「津軽岩手スカイライン」は午後5時で閉門で走れなくなる。
最終何時に入口ゲートをくぐれば岩木山山頂まで行って戻る事が出来るか?
スカイライン事務所に電話する。すると午後2時くらいまでに入口ゲートを通過しないと厳しいという返事で。
ナビにスカイライン入口を設定し到着時間を見る。
pm2:30
間に合わんがな・・・
でも30分ぐらいなら時間短縮は可能だろうと判断し、バイク屋にお礼をしてまた弘前に向けてバイクを飛ばした。
なんとかかんとか入口ゲートには2時きっかりぐらいで通過出来ました。
(2016年8月7日pm3:00/「岩木山」踏破!)
当初の予定では午前中に「岩木山」を終了し、午後は「八甲田山」を完了する予定でした。
しかし「岩木山」を下山した時間は既に午後4時を回っている。
「八甲田山」登頂を明日の午前中に予定変更し、その登山口の「酸ヶ湯温泉」まで移動する。
ああ、ドタバタな一日でしたが、いろんなことを諦めずに済んでほんと、良かった。
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翌8月8日、バイク修理のタイムロスをリカバリーするため、早起きし登り始める。
(2016年8月8日am6:30/「八甲田山」踏破!)
「八甲田山」は”八甲田山死の彷徨”のイメージが強く、険しく厳しい山では、と心して挑んだ。
まぁ真冬はそうなのでしょうが夏の八甲田は山も湿原もそして温泉も楽しめるステキな山でした。
周辺も快適な道が多かったし。
「八甲田山」下山後は下北半島をグイグイ北上して行く。
まず目指した場所は冒頭の写真の「尻屋崎」
ここにはかの有名な日本灯台の父ブラントン作の灯台があります。
(2016年8月8日 pm3:00/「尻屋埼灯台」到着!)
いいね、いいね、いいね!
デザインが秀逸!ステキ!
で、この岬には「寒立馬」という馬が放牧されている。
宮崎県の都井岬にいる「御崎馬」といい、この「寒立馬」といい、どんな環境でも対応するんですね、馬。
そしてイタコとかで有名な霊山「恐山」へ。
最果ての地、ベストオブ賽の河原的な場所なのかなと勝手に想像してましたがそうでもなく、
霊場内に温泉もあったりする変わった寺でした。
そしてついに、はるばるやってきました、ここ!
(2016年8月8日pm6:10/「本州最北端」到達!)
これで、本州の東・西・南・北、コンプリートしました!
下関市役所に連絡しなきゃね。(本州四端踏破ラリー)
丁度、津軽海峡に陽が沈む。
沈みゆく太陽に、これまでの旅、これまでの人生を振り返った。(おおげさ)
そして翌8月9日am7:00
大間崎から函館へフェリーで渡る。
4年ぶりの北海道です。
当初の計画では昨日、函館に渡っていて余裕を持って百名山の「羊蹄山」登って苫小牧から新日本海フェリーで敦賀に帰る予定でしたが、バイクトラブルで予定変更を余儀なくされ、朝イチの津軽海峡フェリーで北海道入りになってしまった。
函館では一箇所どうしても立ち寄りたいとこがあったのでそれを計算に入れると「羊蹄山」登山口に到着する時間は午後1時くらいになる。
その寄りたかった場所はここ。
「笹流ダム」
日本初のバットレスダム。
これでダムですからね。
以前書いたブログ
ここで発見したバットレスダム。
現存する6基のひとつ。
実際は改修されて最初のフォルムとは違うらしいですがとても変わったダムでした。
そしてこの日登る予定の「羊蹄山」はコースタイムは約6時間と見た。
すると午後1時までには登り始めなければやばい。
そして下山を午後7時までに完了しなければ苫小牧発のフェリーに乗り遅れる可能性も。
なんだかんだでギリギリです。ワンミスが命取り。
ギュンギュン飛ばし、羊蹄山エリアへ
そして・・・
(2016年8月9日pm16:30/「羊蹄山」踏破!)
北海道の日本百名山は初めて登りました。
焦りながらも青空と絶景に後押しされ、予定時間に余裕を持って下山できました。
下山後はアニマルタイムの始まった北海道の峠道をシカの飛び出しに気をつけながら苫小牧東港へ。
(2016年8月9日pm22:00/苫小牧東港フェリーターミナル到着!)
台風の影響で出航時間が遅れてました。
後は快適なフェリー旅で約20時間、翌日8月10日の午後9時、福井県「敦賀」港に帰着。
高速飛ばしてその日中に帰宅できました。
総走行距離約2400km、累積標高登り約6400m。
今回登った百名山は7座、これで残りあと32座になりました。
(今回走ったルート)
https://drive.google.com/open?id=1ftkiotBWjxpQ6oDY_t_hNA26Vbk&usp=sharing
毎日、バイクで走っては登り、走っては登り、走っては登り、以下同文・・・
トラブルもありましたが終わってみれば良い思い出です。
ありがたい事に一度も雨に降られること無く快晴のまま完了した2016年夏休みでした。
バイクの神様、山の神様、そして僕の守護霊様、有難うございました!