カリスマ経営者、突然の引退 | 山梨発!いくつになっても進化成長したい社長の四方山話

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驚きました。


ボクがもっとも尊敬する経営者の一人

鈴木敏文氏が辞任する事に…



鈴木氏といえば

セブン&アイ会長兼CEOで

「コンビニの生みの親」

といわれた人です。



この人が言っている事は

腑に落ち、勉強になりました。



常に変化する顧客のニーズを

的確にとらえ、変化に対応し

改革していく強い指導力と

それについていく

社員・現場の姿や努力には

感動すら覚えます。



辞任の原因は

セブンイレブンジャパンの

社長である井阪氏を

退任させる人事案の否決が

引き金のようで、その責任をとり

自ら退任を表明した。



新聞等で詳細を見る限り

井阪氏の実績は決して悪くなく

(というより良かった)

社内外の評判も良い。



ただ、鈴木氏としては

当初、井阪氏の社長登用は

長くても7年の任期という

考えであったこと。

その間、改革案は

ほとんど出なかったという点で

今回の人事案に至った。



鈴木氏のご子息を

セブンイレブンの社長の座にとか

言われていますが

ボクはそんな(世襲的な)姑息な

考えでは決してないと思います。



多分、ボク等では理解できない程

会社に対して「志」が高いがゆえの

案だったのでは、と思います。



だから、そんな実績を上げている

井阪氏でさえ交替させようとする

将来の会社の事を考えての

人事案であったのではないかと。



最高益を出している

井阪氏を辞めさせることを

世間の常識が

許さないということでしょう…

と語った鈴木氏に

「やっぱりスゲ~な…」と感じ

「器」の大きさと

「志」の高さを感じたのは

ボクだけでしょうか。



これまで経営を一任され

提案を否決されたことは一度もなく

円満な関係を築いてきた

創業家で大株主の伊藤氏から

同意を得られなかった事も

原因のようですが

83才という年齢からしても

もう後継者にバトンタッチしても

いいんではないかなと思います。



人として鈴木氏とは

比較にならないほど

アホなボクですし

笑えるくらい

企業のレベルも違うのですが

ボクなんか

一日でも早く代表/CEOから

退きたいと思っています。



そういった意味でも

83才の鈴木氏は偉いですね。

(生意気言ってすみません)

とてもボクには真似できません。



しかしながら

これだけの人の後釜に座る

次期セブン&アイの最高責任者は

荷が重いなんてもんじゃないでしょうな。



後継者の育成は

社長として重要な仕事の一つ。



そういった意味では

人材豊富な大企業よりも

実は零細企業の方が大変かも。



後継者へのスムーズな

バトンタッチができるように

育成・指導していきたいと思います。



鈴木敏文さん

本当にお疲れさまでした。





追伸…明日、月曜の

セブン&アイの株価は

ストップ安ですかね。

そうなってもおかしくない

指導者でしたから。









Koh