9月18日(土)19’00
9月19日(日)17’30
演劇ユニット【D3】 【LOVE IS...】
作・演出 高木啓介
《出演》
森末浩明、西川亜樹子(Shibaiya遊歩堂)、原圭太郎(吉田商店)、松木陽子(劇団大地の牙)、西村昌広(劇団こやぎ)、佐古井恭子、葛原瑞穂(EBiSU倶楽部)、吉田タツロヲ、藤田ようこ、藤田遊、藤原弘代(劇団大地の牙)、伊与田千世美(劇団Pinocchio)、南田明宏(Shibaiya遊歩堂)
【あらすじ】
“伝えられなかった想いを抱く人”、
”大切な人の為に私は時間を使いたい”。
そんな想いを過ごしたことありませんか。
今公演はたくさんの愛に溢れたファンタジー作品です。
観てもらった人の心を暖かく包み込むようなストーリーです。
【感想】
やっと・・・・・・
やっとその姿(本公演)を目にする事ができた!
通し稽古を見学させて頂いて、その本公演を観ずにここまで来たアホウでございます!
そして観させて頂いて思ったのは・・・・・・・
やはり 「熱血版キャラメルボックス」!!
力任せな事があったとしても、それは人を愛したガゆえ。
愛ゆえに、人は人を愛し、傷つくのだ。
こんなに悲しいのなら・・・・こんなに悲しいのなら・・・・・・
「愛などいらぬ!」(ぶわわっ!)
・・・・・・・・・・・・
サウザーごっこは、これくらいにして感想だ。
(この忙しいのに、何をしているのだ俺は!)
色んな思いが錯綜している。
2回観劇すると、それぞれの回で気が付く事が違う。
その思いを要約するとサウザーごっこにまた戻ってしまいそうだが、それを置いて男の切なさをここに記す。
男はバカだ。
実に単純で、ストイック気取りのキモい存在だ。
そこを通す美学は男にしかわからないものだろうか?
いや、しかし響く人間も居るだろう。
それがピュアな気持ちを持っている人間には必ず届く。
高木さんの作品にはそうした「ピュア」が根底に流れている。
そして僕が観たい!と思う理由に好きな方が出ているという事だ。
佐古井恭子さんの演技が好きだ。
思い切り・・・というか、切なくさせるスイッチを彼女は持っていると思います。
佐古井さんのガラの悪さも、「ピュア」さも、愛らしさも全てがチャーミングだ!
原圭太郎(吉田商店)さんは、ブレないですねー。
アトラスの時も感じましたがブレ幅が少ない。
いつ見ても堂々とされているので知らず知らず納得してしまっている!
そして、森末浩明さんだ。
僕は森末さんを観に来たと言っても過言ではない。
とにかく正のオーラを出しまくる方。
しかし今回の役は胸に秘めて表には出さない役柄なれど・・・・・それでも閉じた扉が独りでに開いてるかのようにオーラがぶわわっ!と出るのだ。たまらない!
いや、
演出的に言うと、でしゃばる役ではないのでNGなのかも知れない。
しかしこれは森末さんだからこそ成立しているラインだろうと思う。
あるワンシーンを2日ほどかけて練習したという。
物語の最大のクライマックスシーンだ。
そこだけがどうしても高木さんが納得できなかったというのだ。
そして僕は2回見せて頂いて・・・・・納得の演技だった!
高木さんは稽古の時にも、開演前にも同じことを言う。
「俺を泣かしてくれ!」
相当の自信と、かなりのナルちゃんだ!
いやしかし、なればこその境地だ!
事実、作品は面白い。
僕が観た2回ともすすり泣きが洩れるほどの公演だった!
更なる高みが観たいと思う劇団さんである!
LINX’S前説出張サービス
【カメハウス】
事故だ。
観客のあんぐりした口を見ると、事故に遭ったとしか思えない。
言い方は悪いが「ざまぁみろ」・・・・ぐらいの勢いがある。
演劇は刺激がなくてはならない。
だからカメハウスを観た観客は一瞬、意味を考える。
そしてそのスタイリッシュな切り込み方に違和感だけを植えつけられる。
観客の心には大きな爪痕が残る。
カメハウスという異質な存在の爪痕だ。
後々、それが奇跡的なアクトだったと思わせる為に彼らはこれから血の滲むような努力を積み重ねる。
誰に言われるわけでもなく、自分たちの為に!
しかし僕は言わせて貰う!
【劇団大穴】
最初ゆるゆるのマツイ節が炸裂する。
「我々は何をしたのかと言いますと~・・・・・・」みたいな、ゆるゆる。
そんな感じでLINX’S の紹介をした後に・・・・・
DANCE!
音楽もフリも LINX’S 01公演 を土台にしたものでかなりスタイリッシュ!
やはり違う。
大穴のアクトはメジャー感が漂いまくっている。
二組ともお疲れまでした!!!!