神奈川県警捜査2課は11日、振り込め詐欺事件の現金の引き出し役「出し子」だった厚木市関口、無職田中亨容疑者(31)を窃盗容疑で逮捕した。

 田中容疑者は今月1日に新聞で「出し子」として公開された自分の画像を見て港北署に出頭した。調べに対し「振り込め詐欺とは気づかなかった」と供述しているという。

 発表によると、田中容疑者は昨年1月下旬、氏名不詳の男から手渡された他人名義のキャッシュカードを使って、伊勢原市内のコンビニ店内の現金自動預け払い機(ATM)で、現金13万円を引き出した疑い。現金は横浜市港北区の販売業男性(80)が同月、架空融資の保証金名目として振り込んだ約170万円の一部だった。

 田中容疑者は調べに対し「報酬は1回5000円だった」などと話しているという。田中容疑者は2008年8月~09年9月までの間に、県内などで少なくとも約200回、総額約7000万円を引き出したとみられ、同課で余罪を調べている。

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