過労死や過労による病気で従業員が労災認定を受けた企業名の公開を国に求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、大阪地裁であった。飲食店店長だった夫(当時49歳)を過労自殺で亡くした原告の寺西笑子(えみこ)さん(61)=京都市=が「過労死や過労自殺をさせるのは企業犯罪。社会的批判にさらされるべきだ」と意見陳述した。国側は請求棄却を求めた。

 寺西さんは陳述で書面を力強く読み、「労災申請と民事訴訟を通じて事実の解明に10年以上もかかった。しかし、悲しみは深まり、今も心の傷が癒えない」と心情を吐露。「過労死や過労自殺をさせた企業には何の社会的制裁もない。公開によって若い人の企業選びに役立つ」と企業名公開の意義を訴えた。

 寺西さんは昨年3月、大阪労働局に情報公開請求したが、「個人の特定につながる」として開示されなかったため、不開示処分の取り消しを求めて提訴した。【日野行介】

【関連ニュース】
教師刺殺:卒業24年後の事件で因果関係認める…甲府地裁
派遣労働者:携帯で条件チェック 連合が2月サイト開設
石綿防護マスク:42都道府県、備蓄ゼロ 完備5県のみ
記者の目:労組は社会連帯の要たれ=東海林智
高次脳機能障害:患者の1割、画像所見得られず 医師調査

【新・関西笑談】火を噴くアーティスト(3)現代美術作家 ヤノベケンジさん(産経新聞)
百貨店の井筒屋、暴力団会合に1万円弁当(読売新聞)
<石川知裕議員>自身の事務所費でも聴取 逮捕容疑以外で初(毎日新聞)
追いつめられた?小沢氏 定例会見での「高圧姿勢」転換(J-CASTニュース)
国内長寿2位・113歳、太田ちよのさん死去(読売新聞)
AD