就労資格のない中国人を仲居として働かせたとして、警視庁組織犯罪対策1課は25日、富山県黒部市の温泉旅館「延楽」の男性社長(59)を入管法違反(不法就労助長)容疑で書類送検した。同課によると、延楽は08年2月以降、中国人約15人を雇っており、社長は「不法就労とわかっていたが、人手不足で見て見ぬふりをした」と供述しているという。

 送検容疑は、08年2月~09年11月、東京都内の人材派遣会社から紹介された中国人女性2人に就労資格がないと知りながら、仲居をさせたとしている。

 同課は昨年11月、中国人の職業を在留期間が長くなる通訳などに偽装させ、延楽などに派遣したとして、職業紹介業の中国人ら5人を同法違反(不法就労助長など)容疑で逮捕し、社長らの関与を捜査していた。

 また、同課は25日、この中国人らと共謀して東京入管に虚偽の書類を提出したとして、行政書士の男性(70)=東京都墨田区=についても同法違反(資格外活動ほう助)容疑で書類送検した。

 延楽は天皇、皇后両陛下が宿泊したこともある老舗旅館。【村上尊一】

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