自民党は24日、都内で開いた党大会で、「日本らしい日本の保守主義」を政治理念に掲げ、「常に進歩を目指す保守政党」として再出発していくとする新綱領を発表した。新綱領の制定は、党結成50年の節目となった平成17年以来。昨年の衆院選で野党に転落したのを受けたもので、鳩山政権との対比と対決を強調するとともに、「保守政党」の看板を前面に出したのが特徴だ。

 新綱領は、「日本の文化を築き上げた風土、人の営み、3世代の基をなす祖先への尊敬の念を持つ生き方の再評価」が「日本らしい日本の確立」になるとしている。その上で「日本らしい日本の保守主義」は「自由と民主の旗の下に、時代に適さぬもののみを改め、秩序の中に進歩を求め、国際的責務を果たす」ことだとした。

 自民党の役割として、新憲法の制定や「自立と秩序ある」市場経済の確立、共助・公助の仕組みの充実、地域社会と家族の絆(きずな)や温かさの再生、財政効率化と税制改正による財政再建などに取り組むことを盛り込んだ。

 一方で「国民の自立心を損なう社会主義的政策は採らない。与党のみの判断を他に独裁的に押しつける国家社会主義的統治とも断固対峙(たいじ)しなければならない。日本の主権を危うくし、『日本らしい日本』を損なう政策に闘わねばならない」との表現で、鳩山政権との対決を示した。

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