25日午後10時53分頃、大分市西ノ洲の南日本造船大分工場で、同社の下請け会社「ミナミテックス」社員九鬼浩一さん(34)(大分市加納)が、鉄板切断用の機械(高さ約1・6メートル、幅約5・5メートル、奥行き約2メートル)に巻き込まれ、胸などを挟まれた。

 九鬼さんは同市内の病院に搬送されたが、約9時間後の26日朝に死亡した。

 大分中央署の発表によると、事故当時、現場には九鬼さんを含め作業員6人がいた。九鬼さんは切断した後の鉄板に番号を付ける作業をしていたという。

 同社の大在工場(大分市青崎)では昨年1月、建造中の船にかけた鋼鉄製タラップが落下し、作業員2人が死亡、24人が重軽傷を負う事故が発生。大分県警が同年12月、当時の副工場長兼グループリーダー男性ら2人を業務上過失致傷容疑で大分地検に書類送検した。

 また、死傷事故後も労災事故が相次いだことから、大分労働局は「安全管理に問題がある」として、労働安全衛生法に基づき、安全管理策を毎月報告させる指導対象企業に指定していた。

 同社は「会社を挙げて安全管理に努めてきただけに今回の事故は大変残念だ」とコメントした。

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