民主党籍を持つ岩手県の達増拓也知事は18日の記者会見で、小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入事件で、衆院議員の石川知裕容疑者ら3人が逮捕されたことについて、「昨年の西松建設事件での(大久保隆規被告の)不相当な逮捕を『あれでよかった』と無理に結びつける逮捕。不当、不相当だ」と述べ、検察の対応を強く批判した。

 達増知事はさらに、「民主党内から『逮捕は不当、不相当』という声が出てこないのはおかしい。民主党の議員、日本の民主主義を守る立場の人たちから、そういう声があがるべきだ」と述べた。

 達増知事の発言は、陸山会による政治資金収支報告書の不備は修正すべきだが、「いきなりの逮捕はおかしい」という考えに基づくもの。

 会見では、東京地検特捜部に対し、「私は昨年の民主党県連大会で『(岩手出身の)初の平民宰相・原敬さんに続き、小沢一郎さんは国民が自らの意志で選ぶ初の国民宰相になる』と述べたが、(大久保被告の)不相当な逮捕がぶちこわした。遺憾に思う」と昨年の小沢氏の代表辞任の“恨み節”も。

 達増知事はその上で、「変に辞任すると、日本の政治が昨年、取り返しがつかないゆがみを受けたということも、なしになってしまう」と述べ、小沢幹事長の続投を強く支持した。

 達増知事は、世論調査や街の声で小沢幹事長に説明責任を求める声が圧倒的に多いことに関しても、「16日の党大会で『弁護士を通じて地検に説明した』という小沢さんの発言を知る前に、調査に答えた方が多かったためだろう。今朝のワイドショーを見て、そう思った」と“分析”。

 さらに、「政治家には調査の権限などがある。アマチュアの議論をすべきではない」と与党内にもある説明責任を求める声を批判した。

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