民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、事務担当だった元私設秘書の衆院議員、石川知裕容疑者(36)が東京地検特捜部の調べに対し、会計責任者だった公設第1秘書の大久保隆規容疑者(48)に虚偽記入を事前に相談し、了承を得ていたと供述していることが21日、関係者への取材で分かった。

 石川容疑者の後任の元私設秘書、池田光智容疑者(32)も経理操作を認め、陸山会が平成17年に小沢氏関連の2つの政治団体から受けたとしている計2億8千万円の寄付を装ったことも大久保容疑者に報告したと供述しているという。

 特捜部は、大久保容疑者が石川、池田両容疑者の虚偽記入容疑に深く関与していたとみて、小沢氏の認識や了承の有無などについて調べている。大久保容疑者は「知らない。指示したり、報告を受けたりしていない」と否認している。

 関係者によると、陸山会は16年10月29日、東京都世田谷区の土地を約3億5200万円で購入。石川容疑者は「ほかの政治団体などから金を集めればまかなうことはできたが、使ってしまうと今後の活動費に響く。大久保さんに相談し、4億円を先生から借り入れることになった」と供述しているという。

 石川容疑者がこの4億円を16年収支報告書に載せなかったことから、つじつま合わせの会計処理が必要となり、池田容疑者がその一環として土地登記直前の17年1月5日、小沢氏関連の政治団体「民主党岩手県第4区総支部」「小沢一郎政経研究会」から計2億8千万円の寄付を受けたよう偽装した、としている。

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