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超精緻麻雀 -多角的思考による盤面把握-

超精緻麻雀 -多角的思考による盤面把握- (マイナビ麻雀BOOKS)

著者:ASAPIN
単行本: 224ページ
出版社: マイナビ
発売日: 2014年4月15日
価格: 1,565円(税込)

 
 
■ 内容紹介
 

ネット麻雀の伝説的プレーヤー、ASAPINが放つ待望の戦術書

 

初代天鳳位。200万人の頂点に立つ男による待望の一冊が誕生!

 

本書は現代麻雀のカリスマ「ASAPIN」の手による麻雀戦術書です。
ネット麻雀といえばデジタルの世界。ASAPINの戦術も0か1かで割り切られるようなシャープなものだと思って読み始めると、10ページ目でいきなり裏切られます。

 

私は「可能性が高い」や「可能性が低い」という白か黒かはっきりしない、いわゆる灰色の部分の白が濃いか・あるいは黒が濃いかの「濃度」のようなものが、麻雀においては非常に大切だと考えている。


さらに本文はこう続く。

 

確かに自分の打牌に理由を持つことは非常に大事なのだが、打牌に理由があればなんでも正解と混同している人が多いように見受けられる。私は打牌に理由があろうと間違いは間違いであると思う。

 

デジタル麻雀は少ない定理を用いて麻雀を一般化し、簡略化された戦術を生み出そうとするものですが、ASAPINの考えはむしろその逆。一般化を拒み、カオスに近い麻雀というゲームに真摯に対峙し、わずかな優劣の差を個々のケースに応じて見出そうとします。多くのパラメータを参照し、瞬時に盤面を把握する、それは神業と呼ぶにふさわしいものですが、ASAPINこそ、この神の領域に初めて踏み込んだ人間といえるでしょう。


以下は本文からの抜粋です。

 

私自身の現在の麻雀へのアプローチ手段は、デジタルなデータや体感の期待値を軸に、状況判断や経験則で感覚的に微調整していくというひどくアナログなものである。しかしそれが、無理に一般化したデータに基づいた現代のデジタル麻雀よりは有効な戦術だと自信を持って言える。

 

本書を読めば、現代麻雀の最高峰の姿、最も進んだ麻雀とはどういうものなのか、分かるはずです。

 

 

■目次

序章「はじめに」
「可能性」の読み
打牌に理由は必要?
一貫性は持たなくてよい
流れはある?
「状況による」は逃げ?
本書の構成
◆コラム01「子供の頃~大学前半」

第1章「牌の機能」
序盤の手組み
牌の切り順
【実戦譜何切る(1)】ASAPIN& 須田良規プロ
目的に沿った手組みを
ターツの優劣、待ちの強さ
◆コラム02「ゲームの達人?」

第2章「リーチの効能」
リーチの効果
運の部分と実力の部分
リーチを打った際の他家の挙動
【実戦譜何切る(2)】ASAPIN& 張敏賢プロ
強い待ちを作る
リーチの価値は先手を取ってこそ
【実戦譜何切る(3)】ASAPIN& 石橋伸洋プロ
ツモアガリとロンアガリの価値
メンドくさい≠強い
リーチについてのまとめ
◆コラム03「麻雀との出会い」

第3章「副露に対する理解」
副露
副露率は気にするな
鳴きと守備力
鳴き手をアガりきるコツ
【実戦譜何切る(4)】ASAPIN& 渋川難波プロ
注目を浴びた手をアガり切る
1000点仕掛けのコツ
仕掛けを見るときの目線
上家の順位や点数・雀力なども判断材料に
アガリに向かう以外の鳴きの効用
一発消し・海底操作
仕掛けによるアピール
形テンを取る為の鳴き
副露判断まとめ
◆コラム04「天鳳位になるまで」

第4章「状況判断と押し引き」
状況判断と押し引き
状況による他家の手牌評価(1)
状況による他家の手牌評価(2)
【実戦譜何切る(5)】ASAPIN& 新井啓文プロ
リターンよりもリスクが勝る場面(1)
リターンよりもリスクが勝る場面(2)
オーラス点棒判断(1)
オーラス点棒判断(2)
オーラス点棒判断(3)
微差での展開操作(1)
【実戦譜何切る(6)】ASAPIN& 佐藤聖誠プロ
微差での展開操作(2)
微差での展開操作(3)
天鳳ルールならでは(1)
天鳳ルールならでは(2)
状況判断まとめ
さいごに
あとがき 

 

 

購入はこちら → amazon.co.jp [Kindle版]
 
 

 
 
■ 管理人の感想

 

ネット麻雀『天鳳』200万IDの頂点・天鳳位。 その初代天鳳位であるASAPINさん(以下、アサピン)による初戦術本。(四人麻雀の初代天鳳位です。)

[Kindle版] も同時発売なので、書店で探すのがめんどうな方はこちらをどうぞ(*´ω`*)

 

 

超精緻麻雀 -多角的思考による盤面把握-

 

 

天鳳をクリアしたゲームマニアによる『天鳳の攻略本』と言っても良いでしょう。

 

著者であるアサピン本人は、『技術的な目新しい内容はほぼ無いので、上級者や麻雀マニアの方には拍子抜けだと思います。』みたいなことツイッターで書いていましたが、全くそんなことはありません。

決して難しいことが書いてあるわけではないのだが、ひとつひとつの技術の精度が高い。

既存の戦術や理論に対して、独自の解釈も加えてあるので、考えさせられる部分も多いかと思われる。

 

コンピューターゲームにハマった時代から天鳳位を取るまでのコラムも面白い(*´ω`*)

 

最終章には実戦譜を使った天鳳ルールでの立体何切る。

『天鳳ルールならでは』の解説が、かなり役立ちます。

 

独自の切り口で、面白くてタメになる良書に仕上がっています。 オススメ!

天鳳関連の記述も多いので、天鳳民は即買いで問題ないですね(*´ω`*)

 

 

大きな不満点はないのだが、あえて苦言を呈(てい)する・・・

”実戦譜を用いたプロとの何切る勝負”のコーナー・・・これはいただけない(´・ω・`)

まず、赤アリ前提で書かれている本なのに、ここだけ赤無し。

しかも、わけのわからない打ち方をしている女流プロの局面が問題に使われている等、このコーナーの必要性が全く感じられません。

普通の麻雀本であれば、多様性アリということでプラスになる面もあるかと思われるが、天鳳位アサピンさんの本にはマイナスにしかなっていません。

プロの回答者は、須田良規、張敏賢、石橋伸洋、渋川難波、新井啓文、佐藤聖誠と、タイトルホルダーばかりの豪華メンツだが、獲得タイトルすら書かれていない。 もう少し編集にも気を使った方が良いですね。
 

 

 

中~上級者向き (アサピン本人は、『主に中級者くらい(天鳳だと六~八段ループ、フリーだと買ったり負けたりの層)の方を対象』としている。)

赤対応: 有り   

 

総合評価 86点 

 

  

購入はこちら → amazon.co.jp [Kindle版]
 

今回の本が売れたことにより、次回作が出ることも決まったようです。

次作は、フリーと天鳳の違いみたいのを前面に押し出した作品を期待します(*´ω`*) 

    
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■誤植とツッコミ 

 

P10 記述のほとんど大部分が → ”ほとんど”と”大部分”がダブり。 

P15 『私はこの言葉に対してははっきりと否定的である』 → ”はは”とつながってるのは読み辛い。 

P17 『流れの議論だが、私は現在フリーの立場なので、始めにはっきりと自分の考えを明確にさせていただきたい』 フリーの立場って何?w まあプロ団体に属してないって意味だろうけど。あと、『はっきり』『明確』がダブリ。

P19 「殆どの場合」 → 表記の揺れ。 ここまでは「ほとんど」と平仮名。 

P22 『主に中級者くらい(天鳳だと六~八段ループ、フリーだと買ったり負けたりの層)の方を対象とする』 アサピンさんのいう中級者はかなり厳し目ww 

P39からの補足の記述 文章ばっかりでハッキリ言って読み辛い。 『6が切れたときの3(4が切れたときの7)』この部分だけ他の書き方と整合がとれてないので見辛い。 

P44 例えば1sが切れている4sが2枚~ 文章の言い回しの問題なのだが、非常に解りづらい。 

P54 6行目 程度まで → この程度まで  誤植とするかは微妙だが、こう直さないと文章として微妙(´・ω・`) 

P52~60 9章と10章順番が逆らしいwww ちなみに本人申告ww 

P83 「ドラがかなり見えていることから一発を避けるメリットがかなり高い」 どの意味でメリットが高いと言ってるのかな?打点上昇率のことか?うーん解説が足らん(´・ω・`) 

P94 愚形リーチ時の放銃率は 10 何%程度で~と言う人もいるが → 『ジュウナンパーセント』って意味なんだろうけど、口頭ならいいが文章では解りづらい(´・ω・`)  

P100 ここで出てくる女子プロの打ち方がめちゃくちゃなんだが、こいつは何がしたかったんだ? そしてこんな実戦何切るを載せる意味は?(´・ω・`) 

P104 『天鳳の東風戦などのラス回避が重要になるルールでは、最初に満貫を振り込んだ他家がいた場合その他家を浮上させないように他3人が立ちまわることになり、』 よく言われることではあるがエグイ。天鳳に合わせた文章も多いので天鳳民にはかなりオススメである。 

P142 序盤の捨て牌の内側の部分 → 「内側ってどこだ!最序盤のことか?」と思ったら、内側の牌のこと(9sが切れてたらその内側の8s等)だった、解りづらい(´・ω・`) 

P153~の記述 海底間際 3344588m北456p66s から 7pチーってやつ。この項目の4ページに1500円払ってもいいわww ただちょっと説明が足りない気がした。『海底牌はチーできない』ことも書いておいた方が良かったね。 

P211 ここで400・700をツモったり西家から1000点を直撃しておけば、次局うっかりハネ満をツモってトップになれる可能性が生まれる。 → ”うっかり”の使い方が違うのだが・・・たしか渋川プロも使ってた。これは天鳳スラング?(´・ω・`) 
 

 

■関連記事 

 

デジタル麻雀とそれの使い手―戦略の階層  (【三麻十字軍 Sanma-Crusaders】) 

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