みずのこえ ことばこころほどき

ことばこころほどき、とは
あなたのかたくなった部分をほどくメッセージです。


テーマ:
今日もお話です。


トーチカ~瑠璃シーン③からの流れ

そして、
トーチカ~神楽シーン④上編の続き。



トーチカ神楽シーン①
東三河に住む、未来を知っている少女
神楽の眼線


トーチカ~瑠璃シーン①
神奈川に住む、モデルの美少女
瑠璃の眼線

交互に同時期を書いていきます。

どちらにも童顔の二花(つぐはる)が絡んできます。

それ以前の物語はこちら


来る潮帰る波
神楽の母が亡くなったことを、その兄(神楽の父になった人)が回顧する話

実になる花~追伸
モデル瑠璃の母、女優実花と、父、アーティスト椎也の物語


特に今回は少し、
来る潮帰る波が絡んできます。


今回から
神楽シーンとも瑠璃シーンとも
同じ場面を
各々の取りようで表していきます。


神楽シーン④は
前・中・後編です。

今回は時間枠に囚われず
いろいろエピソードを
ふらふらしつつ書いてます。

なので、時間がいったりきたりな感覚で書いてます。



④テーマとしての曲“糸"

そこらへんの流れもどうぞ。


そして、今回、

小泉今日子さんの“あなたに会えてよかった”
ピッタリのシーンがあります。

ここで書きましたが
このシーンを書いてる時に
流れるんかいっ!
て、
予定調和に驚いた、わたし。

しかし、切ないなー
“あなたに会えてよかった”



予定調和

それがどうなっていくのか
どうして、そう為されていくの。

では、どうぞ。




トーチカ~神楽シーン④中編



関東から新幹線で帰って来て、そして車に神楽を乗せて、家から出発した。
また、関東に行く為に。
何でそんな面倒くさいことをするのか、と瞬に飽きられたが、今回はただ、ドライブが良かったのだ。

他愛も無い事を話しながら、ただ景色を見ながら、道を進ませる。
神楽が楽しんでいるのを見るのが、楽しい。
これは何だろう?
罪悪感だとか、様々な申し訳無さが混沌として、救われたくて、神楽の笑顔が見たいのか。

散々、神楽に毒舌を喰らわされてきたが、それが全て愛からくるものだとしたら、ただただ、頭が下がる。

そんな価値が自分にあるのかと自問自答すれば、単純に怖い。
鏡を見ていると、鏡の中の自分が嘲笑してくる。
壊せ、壊せ。
そんな描いたような幸福など、お前には似合わない。
神楽も壊してしまえ。
そうだ、その手であの娘を壊してしまえ。
お前は遣り方を知っている筈だ。
自分の中の自分が、その悦びを訴えてくる。

それはただ怖いし、この娘の人生を狂わせているのではないかと、苦しい。

うなされる。
酷い遣り方を実行している自分を夢に見て。
うなされる。

「身体の記憶って判る?痛い事、身体は全て覚えとる。普段、頭ではそれを忘れとるつもりでも、身体はふと思い出すから、脳内でそれを実感せんように、変換させてしまう。痛いのが気持ちいい、みたいな、ね。」

神楽は急に何を話し出したのだろう。
山の中の高速道路を運転しながら、二花は苦笑する。
共鳴もしていないのに、俺の脳内を読んでいるのか。

「二花くんなんて、まさにそうで。ちょっと痛いのが気持ちいいんだ、なんて、脳内で変換された思い込みだけど。痛みに順応しないと命の危険すらあったもんね。ちょっと痛いのが気持ちいいなんて、それは、自分でも少し怪しいとは、感じとるのだけど。」

どうして、そんな事を、今言うのか。
車内では、自分のアルバム曲がずっと流れている。
それは実に気恥ずかしい。
神楽がドライブ中に聴きたいからと、セットしたのだけど。

「だから、歴代の男に、最初は優しくされてても、どんどん乱暴にされるようになるんだけど。」

実に手厳しい事を言う。
見ないようにしてきた、その日暮らしの結果。

椎也が作った実花の曲を、グランドピアノで弾いた。
それが今、流れている。

どうして、今、鍵盤の仕事をしているのか。

兄にはさせなかったピアノを、父は二花には習わせた。

お前は綺麗だから、綺麗なもんが似合うんだ。

訳の判らない理屈で、長年ピアノを習わさせられていた。
物凄く好きでもないけれど、嫌いではなかった。
ピアノを本格的に学ぶという事は、練習が毎日何時間か必要だ。
ピアノ講師は二花に惚れ込んで、コンクールに出させようとして、その為には練習が必須だった。

俺は何やってるんだろう。
本当はサッカーがしたかったのに。
そう思いながら、ピアノを毎日弾いていた。
やめたいと言えば、容赦無く父に叩かれた。
そして、後から、その赤くなった跡を、そっと優しく撫でられた。

ごめんな。
こんなに綺麗な肌に傷をつけて。

それがどんどんエスカレートしていっているとは、判っていた。

お前がこんなにいやらしいから、いけないんだ。

そんな理屈で玩ばされた。
抵抗すれば、父は酷くいたぶった。
だから抵抗をやめた。

でも、誰も助けてくれない。
兄はそれなりに庇ってくれてはいたが、それでも父には敵わなかった。
父は家族にとって恐ろしい人だった。
普段、優しい眼を見せるのは、二花だけだったから。

可愛い二花。
俺の二花。

小さい頃から、そう抱きしめられていた。
俺は兄妹の中でも特別なんだ。
そんな優越感もあった。
その代わりなのか、母には疎まれ続けていた。

ピアノをようやくやめられたのが、既におかしくなっていた父から隔離され、遠縁に預けられた事だなんて皮肉過ぎるけれど。

何て記憶。

そして、助手席の神楽は静かに泣いていた。
ああ、ごめん。
また。

「キツいよな、これ。ごめん、神楽。」

自分でどうにかしている訳ではない。
けれど、共鳴させてしまう。

三実なんて可哀想に。
多感な頃に、俺が父に受けた事を、そのままそっくり共鳴させた。
どれだけ彼女の心がズタズタになったか。
そして、父の自死、母の自死。
だから、心の支えを強く欲しがった。
それが無かったら、三実は生きていけなかったから。

あの頃の事を、三実が瞬に話せているからこそ、一緒にいるような気がする。
きっと。

二花はサービスエリアに車を向かわせた。
駐車場に止め、シートベルトを外した。

「神楽。」

神楽の肩を掴んで、放心している眼を見た。

「大丈夫ー」

「大丈夫じゃ、ないだろ?」

どうして、この娘は、すぐにムリをしようとするのか。

「あたしは観てきたから、知っとるもの。ただ、感情が同じように動くから、動揺しただけ。」

「それが、キツいんだよ。」

そのキツさが、あなたの本音。
神楽は泣きながら、二花を見ていた。
あなたは、こんなに救われたがっている、のに。

「偉いよ、二花くん。男断ちしとるから。」

「それはー」

男が無くては生きていけない。
けれど、このまま快楽の為にふらふら男に身を任せては、将来に行き着けない。
神楽が愛してくれ、俺の子を身籠る将来なんて、決して辿り着けない。

「純粋な気持ちで男の人が欲しいんだったら、あたしはそのままでいいと思うけど。けど、そうじゃないから。そこに気づいたから、あなたは断っている。だから、偉いの。」

どんどん笑顔が戻ってきた。
でも。
また、苦しい記憶を植えつけてしまった。
彼女に俺が出来る事は、何だろう?

「あーあ、折角の楽しいドライブなのに、な。」

溜め息をついて、背伸びをした。
暑いのでエンジンをかけたままだった。
切ろうとして、曲が“糸”に替わった。

「ちょっと待って。」

神楽が制止した。
二花が恥ずかしそうに躊躇した。

カヴァーしてピアノで弾き、二花は唄った。
この曲ともう一曲、椎也が実花に作った曲の二曲は歌を入れた。
全曲インストゥルメンタルの筈だったのに、作っている最中に歌を入れたくなった。

「あー好き。好きだやあ、これ。」

神楽が語った、“糸”。
二花はあの時、ドキリとした。

神楽に出逢えて、そして何故かお前と綴っていく日々。
いつか結婚すると断定されたから、そう思っていくのかもしれない。
未来の神楽に逢ったから、発破を掛けられ、背中を押されたのかもしれない。
そうだとしても、他の人間にはない、俺たちだけのパターン。
その先に、しあわせな未来があるなら。

唄う事で誰かに伝えたい、というよりも、神楽に伝えたかった、から。

恥ずかしいのでエンジンを切った。

「俺のいない処で聴いて。」

神楽は残念そうに、でも笑っていた。

ドアを開けて、サングラスをかけたまま、外に出る。
このアルバムを出してから、特に世間に認知されるようになってきた。
椎也が推したからかもしれないし、バイセクシャルだという特性からの話題かもしれない。

びっくりしたのは、弾いたピアノの調べがとても好評となった事だ。
六年ぐらい鍵盤を触らなかったブランクもあるし、それ以降も遊び程度にしか触ってないのに。

可愛すぎるピアニスト

なんてキャッチコピーが、いつの間にかついていた。

有り難い事に朝の情報番組でインタビューを受けたりしたからか、前よりも外で声を掛けられる事が多くなった。
まあ、帽子を被ったり、サングラスしたり、少し顔を隠せば、大概バレないし。
見てきた限り、実花も椎也も、そうだ。
ただ、瑠璃は大変だな、と笑えてくる。
あの身長であの巨乳であのスタイルで、なんて若い女性は、日本人でそうそういるもんか。

サングラスをしたまま歩いている二花に、神楽は隣りで何だか笑えてくる。
ただ、眩しいから、ならいいけれど。
顔を隠す為にサングラス、なんて、観てきた時が、ここまで来たんだ、と、感慨深いものがある。

そんな神楽のうなじ側の髪先を、二花はぐしゃっと撫でた。
神楽は少し髪を伸ばしていたのに、結局、いつも通りのショートになった。
させられた。
そう、戻された。

発売半月前に、神楽に、このアルバムを渡しにいった。
あの家で公聴会のように、みんなでそれを聴き出したのが恥ずかしくて、一人離れて窓の前で、銘柄を以前の物に戻した煙草に火を点けて吸った。
指に挟んだ煙草を横に出して、煙を吐き出していた時に、どうした事か、神楽が急に立ち上がった。
ちょうど煙草の火が、神楽の伸ばしていた首先の毛に当たった。
髪が焦げる匂いが拡がった。
瞬も三実も慌てていたが、神楽と二花は互いに驚愕の眼で無言で見合っていた。

こうなるんだ。

これが予定調和だ。
違う事をしようとすれば、こうして戻されるんだ。
当事者同士で。
ゾクッとした。

神楽の首に、煙草の火が当たらなくてよかった。
だけど。
このゾクゾク感は、ふたりにしか判らない。

ふたりが強く愛し合うという決まり、その、予兆めいた不透明さへの着火。
これが着火点。








……………………………………………………………………………







自分の家に連れて行く前に、二花は自分の好きな場所を神楽に見せてあげようと計画していた。
街中のパーキングに止め、丘を歩いていく。
暑くて汗が出てくる。
坂がキツくて、息が切れる。

「平日の朝や夕方は、インターナショナルスクールの子どもたちが歩いてたりして。そんな時は特に、ここの雰囲気も、日本なのに何処か日本じゃない感じがするんだ。」

丘の上から見降ろす街並み。

「そんで降りれば、すぐに中華街。今は綺麗になって昔程、雑多としてないけど。こういう日本らしからぬ中にいると、俺が何処の誰だろうと、何を考えて何して生きてようと、誰も気にしない、そう実感出来る。だから、安心する。海外もそうだね。海外にいると安心、出来る。」

サングラスを外した、笑顔でもない、悲しみでもない、安堵した表情。

「だから、時々来るよ、こうしてさ。何をするでもなく。夜でも昼でも。」

怖い時が、いっぱいあるから。
死にそうになっても、生きなければいけないから。

「……生きてきてくれて、ありがとう、二花くん。」

神楽は微笑んだ。

「ん?ああ……。」

二花は神楽の襟足を、ぐしゃっと撫でた。

「神楽、フレンチとイタリアンと中華と、何がいい?」

「んー、中華!」

「よし、降りてこう。」

二花は手に持っていたサングラスをポロシャツの胸ポケットに入れて、神楽の手を握った。


……………………………………………………………………………


二花の家は小さな平屋の古い一軒家だった。
町の外れにあり、海にも近い。

「海に近くて、音を少し出してもいいって条件で探したら、いいトコ見つかったんだよ。」

海に近いと実際、塩害凄いから、古い家屋は空き家も割りとあるんだよね、と二花は言った。
部屋数は三つで、一つは物置状態。
あとの二つは襖を外して、広くしてある。
一部屋分は電子ピアノやキーボードや電子オルガンが計四台置いてあった。
残りの一部屋分は南向きに窓があり、ベッドが置いてある。
あとは、これも引き戸を取り払った東の台所と続け間にしてある。
それに風呂とトイレ。

家の中に入ると、神楽は、天井を見上げた。
そして、微笑んだ。

「いいトコじゃん。」

「だろ?」

二花は湯を沸かす動作をして、神楽に笑んだ。
笑った顔が本当に可愛い人。
だから神楽は余計に笑えた。

「そこから海が見える。」

「へーっ。」

南の窓に、紫がかった茜色の陽が傾いて入ってきている。
ベッドの向こうのその窓に、神楽は寄る。
帰ってすぐにガンガンに冷房をつけたので、窓は開けないけれど。

「ホントだ。……キレーっ。」

夕焼け少し前の濃い空の下に、遠く、波が見える。
神楽の喜んでいる様子を見て、二花は満足した。
神楽が誕生日のプレゼントとしてくれた苦い珈琲を淹れていく。

「特に冬は洗濯物が室内とかねー、風の余りの強さに怖い時もあるけど。」

その時、ガチャンと外から音が聞こえた。
神楽が、曇り硝子の玄関引き戸向こうに人影を確認した。
さっと、すぐ見えなくなる。

「あっ。」

すぐに二花を見た。
二花はその、急いで、というような神楽の表情で本能のように動く。
二花は玄関の戸を開けて、去っていく人影を確認した。

「瑠璃っ!」

思わず叫んでいた。
呼ばれた彼女は振り向いて、気まずそうに、二花を見た。

「瑠璃、久しぶり……。」

懐かしい感情に、心がジワジワ沁みていく。

「く、車もあるし、居るのは判ってたんだけど。」

恥ずかしそうに、向かい合う夕陽が眩しそうに、彼女は眼を細めていた。

「思い立ったら、すぐって思って。か、鍵、そこに入れたから。」

郵便受けを指差す。
神楽は二花の後ろから、瑠璃を確認した。
本物はやはり、迫力が違う!
存在感が、とてつもない。
そして、写真や映像のよりも更に美人だ。
肌がとても透き通っている。
ブロポーション、良すぎ!
くびれ過ぎ!

大きな女優帽に後ろで結んだ長い黒髪。
首には大判のシフォンストール。
長袖の白いTシャツに足首までのブラウンのガウチョパンツ。
そして、スニーカー。
おそらく普段着だろうが、背の高い瑠璃が着ていると、とてもお洒落だ。

「返すの、とても遅くなっちゃったけど。」

眩しいので、瑠璃は少し近寄って、立ち位置を変えた。

「瑠璃、お前、俺とつきあってた頃と、全然違うな。」

「ーえ?」

二花は笑っていた。
俺とつきあってた頃。
二花は、そう過去形にした。
瑠璃は二花を、じっと見ていた。

「顔立ちも身体つきも、全然違うよなあ。もう、大人の女性だよ。」

「そう?そうなの?」

そして、声と喋り方も。
彼女は静かに微笑んでいた。

「結婚するって?おめでとう。」

「来年だけどね。」

ネックレス、ピアス、そして左手の指環。
それらに順に触れながら、瑠璃は穏やかに笑って二花を見ていた。

指環。
発売されたばかりの新しい写真集。
手がアップの、男に指環をはめられている写真が話題になった。
小振りのラピスラズリが散りばめられた、ピンクゴールドの指環。
二花が瑠璃にあげたのではない、その、指環。

「暑いから、中入れば?」

二花は家の中に指差した。

「まさか。想い出がいっぱい、あるのに。」

瑠璃は苦笑していた。
最初から視界には入っていたろうが、二花の後ろから覗いている神楽に、瑠璃はしっかりと視線を落とした。

「……神楽ちゃん?」

にっこり笑って、問いかけた。

「はい。」

神楽は玄関から出ていき、瑠璃に近づいた。
瑠璃は身構えた。

「本物の瑠璃ちゃん、だあっ。キレーっ!」

頬を紅潮させ、瑠璃をうっとり見上げていた。
傾いた陽の色がオレンジに濃くなり、ふたりを照らし、辺りは海風の潮の匂いに包まれていた。
神楽の様子に、瑠璃は、ふふふと笑った。

「逢いたかったの!神楽ちゃん、どんな娘か、ずっと想像してて。」

「わあっ!嬉しい!あたし、瑠璃ちゃんのファンです!新しい写真集も買ったの!」

「ありがとっ。」

瑠璃は右手を差し出した。
その手を神楽は、ぎゅうっと握り返した。

「嬉しーっ。」

神楽は感激して、涙眼になっていた。
瑠璃はそんな神楽の背中に手を廻し、抱きしめた。

「あたしも。嬉しい。」

「わっわーっ!おっぱい、当たる!きゃーっ。触っていい?」

「どうぞ。」

「きゃーっ!柔らかいっ!」

純粋に喜んでいた。
二花は何だか、神楽が羨ましくなった。

「神楽は普段ストイックなのに、瑠璃の事になると緩むよな。俺には毒舌だけど。」

そう言う二花を瑠璃は見ていた。
射す光が強まり、辺りはオレンジに包まれ、瑠璃の表情は見えなくなった。

「神楽ちゃん、可愛いね。」

「うわー、嬉しい!瑠璃ちゃんみたく、可愛くて美人ならなあ。」

「何言ってるの?そんなに可愛いのに。」

「え?まさか。」

「まさかって!」

瑠璃は笑い声を揚げた。

「可愛いわよねえ。ねえ、二花くん、神楽ちゃん、とても可愛いわよねえ?」

その表情は、二花には判らない。
二花は躊躇したが、頷いた。

「うん。神楽は可愛いよ。」

「そうね。ええ。」

その声は、何処か寂しそうに聞こえた。
瑠璃はギュッと力を強めてから、神楽を離した。

「じゃあね。二花くん、神楽ちゃん。」

そう言って、瑠璃は、すぐに駆け出していった。

「瑠璃!ありがとう!」

二花はその、去っていく背中に大きく声を掛けた。
オレンジ色の中から、神楽が戻ってきた。

「瑠璃ちゃん、泣いとったよ。」

「そっか。」

そんな感じがしたから。

「そういえば、ちゃんと別れを言ってないからなあ。」  

「随分、ひどい切り方だったけどね。」

神楽は苦笑した。
二花は神楽の髪をぐしゃっと撫でた。
 
「あれは確かに酷すぎるな。」

「で?本当に三人でしたかったの?」

「神楽……。」

二花は顔を押さえて、余所を向いた。



……………………………………………………………………………



昼食が遅かったので、まだお腹が空いてないと神楽は言った。
だから。
神楽のリクエストで、恥ずかしかったがピアノを弾いた。
好きな曲を弾いて、と言われたので、電子ピアノの音量を小さくして、椎也や実花の曲を弾いた。
そしてふと、ヴォルドス編曲のトルコ行進曲を弾いたら熱が入り、そのままショパン12の練習曲を、ただ弾いていた。

気持ちがいい。
練習の為ではなく、ただ弾いているのが気持ちがいい。
巧く弾けたら勿論いいけれど、それよりも楽しんで弾けるのが、こんなに気持ちの良い事とは。
他には何も考えられない。
ただ、弾いている。

俺、もしかして、ピアノ、好きだったのかな?

不思議な気持ちが湧いていた。
何より、こんなに気持ちの良い事を忘れていたなんて。
優しく強く、時に手厳しい、柔らかな音に包まれる。
この恍惚感。
何だろう、この感覚。
優しく強く、手厳しく、柔らかな……。
この、似ている感覚。
何だったっけ?
こんなに気持ちがいいのに。
どうして、想い出せない?
想い出せないまま、弾いていた。
それが終わった時、二花はハッと気づいた。

神楽が微笑んで見ていて、拍手をしてきた。

「あ、あっ!ごめん、神楽。長い事ー」

随分、長い時間弾いてたよな。
二花は壁時計を見る。
二十一時半過ぎ。
たっぷり弾いていたもんだ。
弾き過ぎだろ。

「ごめん。」

「何で?」

神楽はニーっと笑った。

「二花くんが気持ち良さそうに世界に入り込んでて、見てても気持ち良かった。」

ずっと動かず、俺を見ていたのか。

「格好良くて。綺麗で。見惚れとった。」

ぼそっと神楽は言った。

「二花くんは、天職なんだね。程々に出来るからって椎也くんに誘われて始めたけど、それが当たりだった。むしろ、その才能に、びっくりしとるのはー」

誰?
神楽は言わなかった。

「驚かなかったか?この間、お前の髪が焦げた時。」

なので、二花も違う事を言い出した。

「何したって軌道修正させられて、必ず、そこに辿り着く。」

ゾクゾクした。
では、今までの道のりは、予定された事だったのか、それともズレた本筋への軌道修正だったのか。

それがどうであれ、予定調和となる。
結果的に。
何をしても。

伸ばそうとした髪の毛を二花の煙草の火で焦がすくらい、本来の筋書きとは異なれば、強制的に正される。

何なのだ、何に向かわせようとしている?
ゴールが何処なのかは判らないけれど、とにかく神楽と二花を結び合わせようとしている。

何の力で?
何が目的で?

ああ、あれもそうだ。
臨月の神楽を去年の二花に向き合わせた事。
臨月の未来に去年の神楽が飛ばされて、夫となっていた二花と向き合わせた事。

あれは正されたのか、それすらも予定調和だったのか。
何にしてもアレが無かったら、発動しない物が沢山あった。

眼の前に、それはいるのに。
まだ。
まだ。

神楽は、ふふっと笑った。

「神楽、何か喰いに行くか?」

「んー。外食は、もういい。」

「って、休憩の時のフランクフルトと昼だけじゃんか。」

「でも、そう食べたくもないし。」

「そっか。なら、つまみ程度をスーパー行って買ってくるか。」

「んっ。」 

神楽は頷いた。


……………………………………………………………………………



車があるから、ついでにいろいろ買っとく。
二花はそう言い、カートを引いた。
で、第一にお酒を選ぶのね。
神楽は、くすっと笑った。
二花は適当につまみを選んでカゴに入れる。

「神楽、何食べたい?」

笑って神楽に聞いて、二花は顔を真顔に戻した。
じっと前を見ている。
神楽より、前を。
身体の震えに気づいて、神楽は二花の視線の先に振り返った。

チカが真っ直ぐ二花を見つめていた。
だから、二花がチカを見つめていた。

こんなに。
こんなに瞬時に互いを求めてしまうのに。
何で、放してしまったのか。
神楽がいなかったら、きっと。
すぐに。 
何て、恐ろしい。 

神楽はそっと、二花の手に触れた。

負けないで。

そうだったね。
俺、神楽に突き落とされちゃう。

チカに戻るのは簡単で。
でも、そうしたら、もっと辛くなる。
二花は深く息を吸い込み、そして大きく吐き出した。

「寄るなよ、こっちに。」

二花は睨んだ、つもりだったろう。
それ、可愛過ぎるけれど。

「お前こそー寄んなよ!」

動揺しつつ、チカは小さく叫んだ。
タンクトップに短パンのチカは、カゴを持ってない左手を、ぎゅっと握っていた。
……リング?
左手の薬指に金の細い指環をしていた。
瑠璃から貰ったのかな。
それで、笑えてきた。

「瑠璃に逢ったよ、夕方。」

だから、思ったより自然に声を出せていた。
会話する為に、結局、互いに寄っていったけれど。
神楽は、その漂う煙草の匂いを嗅いでいた。
二花が吸っていた、チカと同じ煙草のキツい匂い。
二花はまた、前の銘柄に戻したけれど。
いちばん辛かった時に、二花の辺りに漂っていた、その匂い。

「聞いたよ。んで瑠璃、走って俺んちに来た。汗だくになってて。」

チカは神楽を見ていた。

「ー俺が綺麗に洗ってやったけどなっ!」

偉そうに二花に自慢して言い張った。

「え?チカんちに?あそこまで?」

根本的に誤解があった。

「ああ、俺、引っ越したんだよ、この近くに。」

そう言って、しまったという顔をした。

「来んなよ!」

二花に牽制した。

「家、知らないし。」

もし知ったら、どうなるのか。

「お前がここらに住むって事は、結婚を考えた家だよな。」

少し寂しそうに言ってしまってから、二花は笑った。

「まあな!俺と瑠璃の Honeymoon の 場を穢すなよ!」 

「そんな事、するかよ。」

少し呆れ気味に。

「俺、よくここに買い物来てるのに。今まで、よく逢わなかったもんだ。」

「逢ったらサイアク、だよな。」

逢ったら絶対に、また始まってしまっていた。
だから、今日、神楽がいて良かったのか。
神楽がいたから、なのか。

「さっき、お嬢送ってきて。メシ喰わせて貰って、そんで。」

「ちゃんと早い時間に送り届けるんだな。」

二花は微笑んで、チカを見ていた。

「あと一年ちょっとだし。そこで自分を焦らして激しく燃えたいし。…………パパとママの気持ちを思えば、ね。自分の娘が訳の判らない男にトチ狂って帰ってこない事、想像すると泣けるし。」

「相変わらず妄想激しいよな、チカ。」

そこがおかしくて可愛い。
二花は何だか泣けてきそうだった。

「それに明日も早いし。とっとと、やっつけ仕事終わらせないと……海外に電話も掛けるし。」

カゴの中には甘口の白ワインフルボトルとカッテージチーズ、木綿豆腐、トマト、クラッカーとサンドイッチが入っていた。
前に、チカは母親にワインを水だと聞かされて育ってきたのと、他にも色々と自分の持ってきた常識と日本の常識とがかけ離れていて、すっごーく苦労したんだぞっ!と、怒りながら笑いながら話してくれた。
それをやけに思い出す。

何を話しても自由人な母親の話題にばかり繋がるし、マザコン色が強いとは思っていたが、想像を上回ってチカは究極だった。

「徹夜か?」

「朝までに終わらなきゃね。ああ、俺は若いから、徹夜なんてしょっちゅうだし。平気だし。どっかのジジイとは違うし。」

二花をキツい眼で見やった。

「悪かったな、ジジイで。」

二花は、ふっと笑う。

「何だよ、酒とビールと明太子と奈良漬けと塩辛ー?お前は可愛い羊の皮を被った、ただのジジイだな!」

「お前だって、気がついたらジジイになってるよ。俺だってなあ、まさか自分がそんなにジジイジジイ言われる年になるとは、二十代の頃は想像しなかったよ。」

神楽が生まれた時、まだ二十代だったのだから。
不思議なものだ。
その神楽を見て、安心する。
お前が今ここにいるから、チカともこんな何気ない会話が出来る。
でも、そんな神楽は少し苛立った顔をしていた。

「で、ジジイはロリコン度アップしたってワケ?」

チカは神楽を見据えている。

「神楽だよ。話してたろ?」

神楽もチカを見据えていた。

「……ふーん。」

チカはニヤニヤし出した。

「想像と違くて、びっくりした。」

「は?」

「二花の話してた、毒舌で、でも健気な優しい娘ってゆー、想像としてたのと違った!」

「どうして?」

意味が判らない。
チカが急に何を言い出したのか。
神楽も何も言わない。
だけど、神楽の眼つきが柔らかくなっていた。

「チカの眼って、ホント綺麗ね。」

神楽は笑って、そう言った。

「だろ?俺は自分では鏡見ても、よく判んないけど。 My mum always said to me, you're like a shining green gem, you' re precious gems, Chicca is my best art. …hmm…Mum said, please you promise with me, you will live your life the way you want. 」

神楽をからかっているうちに、ふと思いついた事があったようだ。
チカは二花を見やる。

「So Tsuguharu, I hope that you live a life you want. Kagura is going to continue to protect and love you, over her lifetime. I and your loved ones are like birds of a feather. No, she's flexible than me more. Kagura will do anything to please you. It's her greatest pleasure. 」

「全然判んない、言ってる事が。」

ツグハル、カグラ、とは聴き取れたから、自分の事を何か言われたとは判ったけれど。

「お前に判んないように言ってんだよ。」

チカは神楽の頭をポンポンと叩いた。
そして、神楽の耳元に小声で何かを告げた。
態勢を戻す。

「 I'm praying to you is a dreams come true. You're like my sister. 」

優しい口調で、ゆっくりそう言い、優しい眼で神楽を見る。

「俺は一生涯を賭けたプロジェクトを実行中なんだよ。全てを捧げるし、あのヒトは全てを受け取って欲しい。だから、夢を叶える。絶対に。判るだろ?」

なので、神楽はチカの本性が判った。
そして、チカはふたりに背を向けた。

「ジジイ。俺はお前のピアノ、大好きだよ。」

「……ありがとう、チカ。」

「いつか、ショーで使いたい、あなたの曲を。」

情熱的で、とても紳士で優しくて、一途で真面目で照れ屋だ。
向かう処敵無しで怖い物が何も無さそうに見えるのに、本当は怖いものだらけだ。

「つけてくんなよっ!」

声を荒げて威嚇する。

「誰がつけるかよ!」

二花は笑って返した。
チカは右手を挙げ、歩いていった。
そして、二花は顔を手で押さえた。

「神楽……お前がいてくれて、よかった。」

まだ、こんなに好きだ。
逢えて嬉しくて。
その眼が俺を捉えて。
笑顔が見れて。
身体が、あの男の愛撫を想い出していた。

「もし、二花くんが、またチカに抱かれたらー」

どうする?神楽。

「それは、無い。言い切る。だって、」

涙眼の凹凸から、神楽を隠し見た。

「これは予定調和だ。だから、もう、それは無い。ここに来たら、もう、それは必要ない、から。」

とても、厳しい眼をしていた。




……………………………………………………………………………



後部座席に荷物を入れて、二花が運転席に座った。
そして、神楽が助手席に座った。

「さっきー」

「え?」

何だか照れくさい二花は、神楽の言葉に大袈裟に反応した。

「さっき、チカ、何て言ってたの?」

英語のね。
二花は緊張しながら微笑んだ。

「日本語で言った通りだよ。そんなような事。神楽とチカは、とても似てるって。」

「ああー。」

神楽は頷いた。
それ以上は恥ずかしいから、神楽には言えない。

二花、僕は、あなたが望む通りに生きていけるようにと願うよ。
神楽は一生涯を賭けて、そんなあなたを守り抜き、愛し続けるからね。
僕と、そのあなたの大事な人は、とても似ている、同類なんだ。
いや、彼女は、もっと柔軟性があるよね。
神楽は、あなたに悦びを与えるのなら、何でもしてあげるんだから。
そうする事が、彼女の最大の悦びなんだよ。

チカから、何て賛辞。
思いがけない祝福。

「チカはお前に、何て言ったんだ?」

まさか、耳元で愛を囁く?じゃないだろ?
神楽は二花を、ぼんやり見た。

「英語だったから。でもー単語で判った、多分。」

「何?」

「内緒。」

その表情は、それまでに見た事がなかった。
この娘でも、そんな表情をするんだー。

そして、神楽は二花の右肩に手を置いて、顔を寄せてきた。
二花は眼を開いたまま、神楽の眼と、真っ直ぐかち合った。
唇が重なり合いながら。

すぐに唇と手が離れた。
神楽は二花を、ずっと見つめていた。

「これくらい。」

「えっ?」

大仰に裏返った声を出す。
自分が赤面しているのが、判った。

「あたしが、して欲しい、としたら、まだ、これくらい。」

「えっ?」

意味が全く判らない。
自分の唇に神経が集中する。
そして、神楽の唇を見つめてしまう。

「まだ、これ以上は、して欲しい、とは思わんの。しかも、別にあたしを愛してない人に、されたい、とも思わんの。」

「ーああ。」

そういう事か。
ムダにドギマギした。
いや、そりゃ、ドギマギするよ。

神楽にキスされた。

「なら、安心してよ。俺はまだ、神楽に触れる権利は無いから。」

神楽にキスされた。

「そういう言い方も、傷つくよ。」

「うわっ、ごめんっ。」

神楽にキスされた。

二花は自分の口を覆うようにして、手で触れた。

ここに、神楽が唇を重ねた。
柔らかな感触だった。

事故ーとでも、しといてください。
疚しい事はありませんから。
私がした事では、ありませんから。

誰にしているのか、二花は心の中で誰かに言い訳をしていた。
神楽がシートベルトを締めたから、だから、車を発信させた。

「嫉妬した。」

「えっ?」

神楽の発する言葉のいちいちに、大仰に反応してしまう。

「瑠璃ちゃんと、チカに。初めて、嫉妬した。」

神楽は顔を赤くして、視線を窓の外に向けた。

「嫉妬なんて、無意味にワケ判んないら。ムダな感情と思っとたわ。あたしには、そんなの無いからって。」

早口になって、焦っている。

「実際に瑠璃ちゃんとチカに逢ったら、
あたしってチンチクリンだわっ。あんな色気ある大人なふたりに、チンチクリンなあたしは、何をもって勝てると強気になっとったのか。」

そんな情けなさそうな神楽も初めて見た。

「チンチクリンじゃないよ、神楽は。」

そんな処が面白い娘だ、神楽は。

「可愛い娘だよ。俺、何回も言ってるだろ?」

「子どもだから、可愛い、でしょ?」

「だーかーらっ!」

左手で、神楽の後頭部をぐしゃっと撫で上げた。

「瑠璃とかチカとか、それぞれだよ、俺が好きになった処は。それと一緒で、神楽は神楽だけなの!神楽に可愛いと想う気持ちは、神楽だけなのっ!」

「だって!二花くんは結局、あたしには 何の想いも無いじゃんか!綺麗事、言わんどいて!」

キッと睨みつける、激しい勢いの神楽。

「あたしには、何もないのっ!愛された記憶なんて、未来しかないのっ!アホくさっ!」

今じゃないじゃん。
そんな先の事で、何、優越感に浸っとったんだろ?

「神楽ー」

「いいからっ!下手な慰めは、やめて!


二花の手を振り払い、怒鳴った。

「やめて!あたしの事、好きでもないのに、簡単に可愛いとか言わんで!」

激しい炎に包まれている。
滝のように激しく冷たさを打ちつける人だと思っていた。
ところが、火のような女だった。
瞬時に着火するような女。
その燃え盛る火の中に飛び込んだら、俺は、どうなる?

「しばらく放っといて!そしたら、落ち着くから!」

強い言葉に、二花は何も言わず、運転していた。
こんな時、彼女の言う通り、火が落ち着くまで待つしかないのだと思う、今は。

でなければ、その火に飛び込んで身体毎覆って、彼女の悦びの火に変えればいい。
だけど、それを今はまだ彼女は望んでないし、俺もまだ望まない。

家の前に着いた時、彼女は穏やかに微笑んでいた。
だから何も言わず、家の中に入った。

「遅くなっちゃったなー。」

「こんなに遅いと、普通食べんけどね。」

あっさりなものを選ぶかと思ったが、神楽はサラダと、意外に小振りな鰻丼を食べていた。

「お酒、それぐらいにしといたら?」

神楽は食べながら、静かにそう言った。

「ジジイなんだから。」

「もー神楽まで!」

嫌そうに返事をしたが、それが二花の嬉しさだった。

「まあ、やめとくよ。」

神楽が遊びに来ているのに、酔い潰れてしまって介抱させたら申し訳ない。

「神楽、食べたら先に風呂行っといで。」

「うん、そうするわ。」

神楽は、ニカっと笑って答えた。

I and your loved ones are like birds of a feather.
No, she's flexible than me more.
Kagura will do anything to please you.
It's her greatest pleasure.

もっと、この言葉の意味を深読みすれば良かったのに。
二花は、後からそう思った。
まあ、どのみち、これも予定調和なのだから、という決断がしっかり出来た、この流れで良かったのだ。





トーチカ~神楽シーン④後編に続く。


……………………………………………………………………………




“あなたに会えてよかった”は
とこで入るかお判りでしょうか?

いや、泣けます。
けど、
ちゃんとお別れしてないから
この後もずっと何年も引きずるんだよ。

瑠璃は意外にも、肝心な事を相手に伝えられない。
本音を言って嫌われたら、離れて行ったら、どうしよう。
これはイヤだ、それは我慢出来ない、
そう二花にも最初のチカにも伝えられていたら、物語は拗れないですんだのに。

瑠璃は典型的に女の子だなあ、と書いてて、実に思います。


神楽が女の子ではない、というのではなく。
まあ、女だよね。


神楽のように、
アレだけしっかり嫉妬を伝えられていたら、瑠璃の話は拗れなかったけど、
でも、だから面白いんだな。 
客観的には。


で、予定調和。
はっきりとは判らなくても
あの時何でこっちの道を選んだか
選ばされたか
判らなくとも。

後からすると、
パズルが具合よく当てはまったんだ、
と気づくこと、
人生にありませんでしたか?

大いなる何かの力が作用した、
としか思えない時がある。


神楽と二花

一体、何の誰の目的で 
結び合わせようとしているのか。

考えても判りません。

でも、いろんな力が働いてんだなー
というのは、この後見えてきます。

それはともかく

来る潮帰る波
やっぱり、わたし好きだなーこの話
読み返すと二花も瞬も若いね。

チカもジジイになるのよ、いつか。
このジジイという呼び方はヒットでした。

チカと神楽は、何かと面白さの宝庫です。
いろいろと。


瑠璃とチカの気持ちからの
今回の話の展開も
また違うものだから面白い。



二花もとうとう芸能人かーな
話まできたかあ。

来る潮帰る波を初めて書いた時からすると
それは随分と遠い先の話と思ったことが
ここまで来たからと感慨深いですよ。



ヴォルドス編曲のトルコ行進曲は、プロでも弾くのが難しいそうです。
聴けば、その複雑さは何となく判りますけど。
ピアノの事はわたしは、ちっとも判りませんが。




さて、神楽シーン④結末は
どうなってしまうでしょうか?

予想もつかないから、人生面白い、
のでしょうね。





お読みくださり、真にありがとうございます。
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