みずのこえ ことばこころほどき

ことばこころほどき、とは
あなたのかたくなった部分をほどくメッセージです。

ことばこころほどき


 ことばこころほどき、とは
あなたのかたくなった部分をほどくメッセージです。


その人の、心の中、
もしくは、身体の凝り固まった部分を
ほどくメッセージが、ずばりと訪れます。
  
IMG_20160126_104315207.jpg


人間だれしも
ほんとうは悩むことへの答えを自分で持っていて

ただ、それが深層にあるもので
見えにくかったり
聴こえづらかったりするものです。


ことばこころほどきで、ほどかれますように。

あなたを言祝ぎ(ことほぎ)ます。


メールでお届けしますね。


ことばこころほどき お申込フォームはこちら

携帯から受付できない場合、お手数ですが
*こちらへメールください→mizunokoe@nifty.com


ブログ記事テーマ「+ことばこころほどき」で、
これまでのことばこころほどきが、ご覧いただけます。





小説を書いています。


小説トーチカ一覧

愛される巫女

小説のご依頼も喜んで受付けます。


あなたの応援が、とっても欲しいのです!


お問い合わせフォーム

みずのこえ





みずのこえ の プライベート個室リラクゼーションサロン・ブログはこっち
そっち

です。


テーマ:
こんにちは
みずのこえ まき です。

息子が昨日、風邪こじらせてて
別に看病しないけれど
そうすると、こちらも時間配分が狂ったり。

ひとりで夕方、
家でほっとする時間って
わたし、活力なんだなあ、あれ。 


で、でも、そんな風邪持ちの息子が
夕方に家にいるじゃないですか

頭痛いって言ってるのに、
アイス食べたい
ポテト食べたい
ジュース飲みたい
とか、ひたすら喋り続けていて
(いつものこと)
うるさくて、苛々するのを

ほぼ無視で
自分優先でいると

余裕も生まれてくる。


人の意図に飲まれない
犠牲にならないって大切。



あとで、所望の風邪に良いからという
グレープフルーツジュースとアイスを買ってきてあげる。


アイツ
風邪で調子悪いのに、
普通に夕ご飯食べるしな。 

いつもよりは量少ないけれど
すげえな、アイツ。

(ちなみに冷凍しておいた明太子で作った明太子スパ、これで明太子在庫が消えた!)

だから、快復が早いんだろうけどね。



大概、わたしに移して治るんだけど。

なんか怠いので
ご自愛します!



それとは関連なのか、
なんかつかれたかなあと
よくよく手帳見てみたら

地味に今日で連勤七日でした!

明日、いまのところお休みだし
ご自愛します(2回目)






今日の会話から


Kさん「前世、現世、来世って言うよね。」

わたし「そうですね。」

Kさん「来世は、どうなりたい?」

わたし「現世、生き切ってないので、来世のことなんて、考えてません!」



いや、ほんとーにいまは
来世のことまでなんて、考えられない!


だって、現世のいま
達成してないもん、
たのしく生き切ること。

もっと、たのしく生きたいもの。



前はさ

何年前?
アセンションとか、よく言ったよね?


スピリチュアル界で流行り的だった 

あなたの魂は役目をやり遂げたから
今生で地球に転生するのはお終いです
  
って、言われたら
すごろくの上がり的に

すげー人の称号的な。



その賞賛が羨ましかった。


けれどいまは、そういうのは
ないなー



ある意味、来世はどうでもいいや、な


それより、今を楽しく生きるよ

修行は、もう、要らないよ。


いまが生ききれてないのに、
来世の話して、どーする。


してもいいけれど、
わたしは、今生を満足するの。

その途中なのよ


わたしがわたしを生きることに夢中なの!




たのしいよね♡
いまを生きるって。


よろこびを感じ続けたい。



では、また〜


ありがとうございます♡




今日は
笹船の観光を楽しむような日です☆



メンタルヘルスランキングへ
クリック応援ありがとうございますラブラブ




わたしの活動を、応援してください♡

○++++++++++++++○

ことばこころほどき

○○○セラピー

おはなしセッション

はぁとアート&リーディングお申込みフォームはこちら

さまざまな愛を記す こころ柔らかくなる無料メルマガ "愛を知る旅*" の購読申し込みはこちら


成長、成功、トラウマの癒やし、エロス、官能の小説『トーチカ〜神楽シーン・瑠璃シーン』

二花が密かに終わらせていた純恋の話 あの人はわたしの花でした『夏の花』

剣と騎士と若き女王のお話 交わす約束が増えていく ファンタジー小説『双頭の龍國

愛されたのは誰?愛したのは誰? 小説 『愛された巫女』

彼女に触れた想い出は指だけ 遺されていた愛人からのラブレター 小説『遺されたラブレター』

アロマミツロウクリームご注文フォームはこちら


+サロンmenu一覧+

自宅サロンはこちら~↓
みずのこえのマッサージブログ





みずのこえ
AD
コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
こんにちは
みずのこえ まき です。


隠れ蓑作戦、なんとか成功。
一回消されたんだけどね☆

ありがとうございます♡


晴れやかに晴れー太陽
という風にはならなかったけれど
地味に照りつけていた今日の曇りの太陽

少し車乗っただけで
顔が軽くヒリヒリするアセアセ

一応、対策はしてるんだけどね。


化粧水補給!
補給!
し続けています。

お肌が水を欲しがっている!


化粧落としたら
今日はしっかり保湿!です。


曇りの中でも
少し照りつけてくれたおかげて
洗濯物も乾いたしキラキラ

おひさま、ありがとうOK


そんな風に一つの事象が
両極端に作用することがある

ただ、照りが強い、という事実だけ、なのに。


起こっている出来事は
見方、受け取りよう、なのだね。






プレゼント、してくださいませんか?

うふふ♡



いやあ
稼ぎがちょうど良い金額で
支払いに移行しました☆

それだけの相当な金額な支払い…
できます!



すげえ!
短期間で、そんなに稼げたの?

俺って、凄い!

な、自画自賛をし


あ?
自分が悦ぶためのお金は?

支払いに(借金返済も含め)いった!

うん、払える歓びも大きいのよ〜☆  

安心するし、自信になる。


でも


だけどね、日々の潤いって大切

ということは
まだ、大きな金額が
わたしには必要ってこと!

必要と思うならば
わたしには、日々の潤いも遊びも含めた
もっともっと!な金額がまわせるってこと!


という、新たなきづきを得ました。




わたしね
もっと無邪氣になります♡


もともと、そんな存在だったのに
だからこそ
純粋だからこそ
真正面に悪氣をとらえてしまったのね。

それは、いけない
自由にしてはいけない
危険だ
迷惑だ
面倒だ

そんな大人のしがらみに、雁字搦めになり
わたしは動けなくなった
本来の自由さ
純粋さがわからなくなった


もとに戻っていく


人はただ
純粋な存在

だから
見ようによって
純粋は鋭い残虐さにもなる

(禁じられた遊び、のような、)


これも、見方、受け取りよう。




自然もそうね
恩恵と脅威

どちらも真実



さあ、少し夕寝をしよう。


しっとり休んで
わたしのパワーを漲らせよう!



ありがとうございます♡





今日は
揺れる船の旅の慣れを感じるような日です☆



メンタルヘルスランキングへ
クリック応援ありがとうございますラブラブ




わたしの活動を、応援してください♡

○++++++++++++++○

ことばこころほどき

○○○セラピー

おはなしセッション

はぁとアート&リーディングお申込みフォームはこちら

さまざまな愛を記す こころ柔らかくなる無料メルマガ "愛を知る旅*" の購読申し込みはこちら


成長、成功、トラウマの癒やし、エロス、官能の小説『トーチカ〜神楽シーン・瑠璃シーン』

二花が密かに終わらせていた純恋の話 あの人はわたしの花でした『夏の花』

剣と騎士と若き女王のお話 交わす約束が増えていく ファンタジー小説『双頭の龍國

愛されたのは誰?愛したのは誰? 小説 『愛された巫女』

彼女に触れた想い出は指だけ 遺されていた愛人からのラブレター 小説『遺されたラブレター』

アロマミツロウクリームご注文フォームはこちら


+サロンmenu一覧+

自宅サロンはこちら~↓
みずのこえのマッサージブログ





みずのこえ
AD
コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
こんにちは。
みずのこえ まき です。

結構、雨の日って好きです。
中に閉じこもり、ただぼんやり過ごすのが許されている、みたいな。

いえ、別にいつもぼんやり過ごしていいんですけれど。


雨のね、しっとりした空氣は落ち着きます。
呼吸もラクになるからだな〜

自分でも、この数年前まで氣づいていなかった
喘息ぎみな体質。

咳が激しくは出ないからね〜
しかも自分も痛みとか違和感とか、
言葉での説明がわからない子でしたし。

そもそも自分が、普通と、どう違うのかもわかっていない。

基準が常に自分ですものね。

何かとスルーされる中間子です☆



さて、新月だからか、やたらと怠い、眠い

昨夜は地に引かれるような重さがあり、

これ絶対に風邪じゃないけど
重篤じゃないけど
めちゃくちゃ怠い

というわけで夕食作らず睡眠



今朝、長野県南部で地震がありました。

ちょうど7時のアラームで起きて眼は醒めていたけれど
グラっときて
あ、これは長くは続かないなと感じたら止まった

そこから耳が詰まって変だし

あー、数日前から氣圧の変化があったのね!

地震の影響もあったのだね☆


午後からお仕事だったので
今朝は9時過ぎまで寝たり起きたりの
ゆっくり起きたおかげもありか
今日は久々に夕食を作れるほどに快復!

地震もエネルギー
限界まで一箇所に集められ
そこが解放する

一回起きると、エネルギーは拡散するからね

起きたあとは体調も落ち着くと。





心が安定しないとき
不安が押し寄せるとき
実は体調の変化、ということもある

そのあとで、体調不良になったりもする

心とは精神状態だけじゃない。


身体の不調から
心も落ち着かなくなる


こころ、と、からだ、は密接

内臓の不調って
不安として現れたりする


鬱と診断されながら
精神安定剤飲んでも、何も変化しなくて
実は身体の不調だったりもする

これは実は多い

身体のちょっとした不調だと
見た目では判らないし診断もつかないからね

最初は溜まった日々の疲労から、かもしれない。

そこは見過ごされ
薬を変えても治らず
逆に薬の副作用に左右されて悪循環

このまま社会に出られないんじゃないかと
別の不安のサイクルに乗ってしまう


少し、視野を変えてみる、のも大切。



視野を変えてみる

どうやって?



違う環境を体感する

体感できなくても垣間見るのも刺激になる


自分が当たり前だと思っている世界とは
違う世界を見てみる


それはそれで
わたしとは違う…と落ち込みやすさもある

そもそも、違うから、なのだけど。




指が違う何かに触れる
足の裏に何か違う感触がある

肌に触れる、何かがある


その、違う心地よい感覚に触れてみる


葉に触れる
土に触れる
流れる水に触れる
他人に触れる
香りを感じる


身体が感じる


身体が感じると
心も動く


そこが、始まり。



※いいねボタン、やめてみました。
付くいいねってほぼ、いいねツールだし。
いいねの意味がないなーと。
しばらく、それで様子見るわ。
何か示したかったら、コメントにどうぞ♡



ありがとうございます♡



今日は
三年振りの結実に感動するような日です☆



メンタルヘルスランキングへ
クリック応援ありがとうございますラブラブ




わたしの活動を、応援してください♡

○++++++++++++++○

ことばこころほどき

○○○セラピー

おはなしセッション

はぁとアート&リーディングお申込みフォームはこちら

さまざまな愛を記す こころ柔らかくなる無料メルマガ "愛を知る旅*" の購読申し込みはこちら


成長、成功、トラウマの癒やし、エロス、官能の小説『トーチカ〜神楽シーン・瑠璃シーン』

二花が密かに終わらせていた純恋の話 あの人はわたしの花でした『夏の花』

剣と騎士と若き女王のお話 交わす約束が増えていく ファンタジー小説『双頭の龍國

愛されたのは誰?愛したのは誰? 小説 『愛された巫女』

彼女に触れた想い出は指だけ 遺されていた愛人からのラブレター 小説『遺されたラブレター』

アロマミツロウクリームご注文フォームはこちら


+サロンmenu一覧+

自宅サロンはこちら~↓
みずのこえのマッサージブログ





みずのこえ
AD
コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
小説です。 

たったひとりの人に伝えたくて始めた、この綴り。
多くの人に伝播しています。

みんな違って、みんないい。

人に言えない嗜好や秘密、官能
人間はそれをどう思うか
自分でどう対処していくのか。

瑠璃シーン⑥のキャッチコピーは、
俺とお前の攻防戦。
じわじわ迫りくる、お笑いサスペンス劇場でした。

トーチカ~瑠璃シーン⑥の後編。
神楽シーン⑥後編1の瑠璃側の視点です。

瑠璃シーン⑥は、
不貞、不倫、禁忌の闇を傍観する旅。
神楽シーン⑥よりも闇を見るけれど、笑いと呆れが混在としている脱力系。

男の嫉妬、男のトラウマの癒やしも、神楽シーン瑠璃シーンともに⑥のテーマです。
瑠璃シーン側では、何が起こっていたのか?

前回の
様々な愛を感じた結婚披露宴も終わり、一日纏っていたウェディングドレスを脱ぐ瑠璃。
初夜の本番、初夜に向けて、氣持ちの昂ぶっていく瑠璃とチカだ。

結婚式が終わった。
さあ、ここからトーチカ〜神楽シーン⑥後編9では、二花の父母への複雑な愛憎のトラウマと向かい合う新たな展開となっていた。
神楽シーンでは第二章的な始まりであり、瑠璃シーンでもまた、新展開。
ふたり、だけのお話ではなくなる。

トップモデルとなった瑠璃の真骨頂とも言える、瑠璃シーン⑥。
瑠璃の魅力、瑠璃チカの結婚式、そして妊娠までを書きます。

神楽シーン⑦の、共依存カップルの未来は?
神楽も新たに苦悩が出てくるし、瑠璃は出産に到るし、幹也にとっても激動のシーン⑦。

男の不機嫌、怒り、力での制圧。
これらから女が自分の尊厳を守る。
これが神楽シーン⑦のテーマである。

わたしが書く小説というのは映像で見えてくるのを文章化しているのですが、この文章で女性の(もちろん男性もね)オ ーガズムのお手伝いにもなればいいな、とも思っています。

トーチカ神楽シーン①
東三河に住む、未来を知っている少女
神楽の眼線
神楽シーン⑥で、東三河から神奈川に嫁入りしました。

トーチカ~瑠璃シーン①
神奈川に住む、ティーンズモデルの美少女
だった瑠璃の眼線
今は世界に立つスーパーモデル

神楽シーン瑠璃シーンの同時期を交互に書いていきます。
どちらにも童顔、永遠の少年の二花(つぐはる)が絡んできます。

トーチカのこれまでの話のリンクはこちらから
(トーチカ以前の話もこちらへ)


BGM
"カルメン組曲"




トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編33





瑠璃とチカは見送ってくれている式場スタッフたちに、深々と頭を下げた。

「今日は面倒くさいでしょう結婚式をさせてくださって、ありがとうございます。長々と居座って、ご迷惑おかけしました。」

瑠璃はスタッフたちの眼を見て、丁寧にゆっくり礼を言った。

「いえ、そのような事は何もありません。当式場こそ、吉田さま、森下さまの婚儀のお役目を頂戴し、スタッフ一同大変感激しております。」

ウェディング施設の上部の人間であろう、五十代くらいの清潔そうな男性が礼を述べる。
瑠璃がこのウェディング施設で式を挙げたとなれば、それだけで、ファンでなくとも世の女性も同じ式場で!と希望殺到するだろう。
だから無論、どれほど面倒くさくても大歓迎だろうが。

「しかし、お騒がせして申し訳ありません。何より、僕たちのとてつもない記念の、素晴らしい結婚式となりました。予想の三百倍です。ありがとうございました。」

騒いでいるのは新郎もだが、チカも真剣な面持ちで挨拶し、頭を下げた。
こういう時、チカは酔っていても理性が働くのだ。
そして、予想の倍数が、どんどん増えている事に、瑠璃はくすりと笑った。

「ありがとうございます。吉田さま、当式場のブログに今日の挙式の様子を掲載させて頂く件ですが、一月の十五日で宜しいでしょうか?」

「ええ、大丈夫ですよ。」

瑠璃は勿論知らなかったが、確かに他にもカメラマンがいたので、式場の専属なのは判った。
明日には笠田の撮ったウェディング写真をメディアに出すし、トップモデルの瑠璃の結婚式の模様の噂が、少しは報道されるだろう。

日数が経って落ち着き氣味になってからでならば、式場のブログに載せて宣伝してもいい、という確約があった訳だ。
それはウェディング施設の大きな宣伝となるし、瑠璃側にとっても今後の活躍のファンを増やす良い機会だし、双方にとっても喜ばしい。

瑠璃は軽く頷いた。

「あとですね、二花さまの演奏の様子もブログに掲載させて頂く許可を頂いております。それもまた、十日後に、という話になりましたが。」

「二花をですか?二花本人とお話を?」

二花の件は、チカも初耳だったのだろう。
驚いて、眼を見開いていた。
二花に勝手に約束されては困るからだ。

「いえ、吉澤部長さまとお話させて頂きまして、許可を頂きました。」

チカはほっとして、息を吐いた。

「そうですか。吉澤と話が出来ているならば、勿論構いません。」

二花が幾ら少年容姿の自由人だとて、事務所に所属する今、独断でそうとは決めないだろう。
あの人は体裁も受け答えも丁寧に出来る、育ちのよい大人なのだから、と瑠璃は微笑んだ。

「今日一日、ありがとうございました。」

ロビーに響く大きな声でチカは挨拶し、腰を折ってスタッフに頭を下げた。
瑠璃も倣って頭を下げる。
スタッフからそれぞれ、ありがとうございました!と声が返ってくる。
その温かさにも、またじんわりと感動する。

瑠璃とチカが手を繋いで出て行こうとすると、拍手が沸き起こった。
それにもまた、涙が滲んでくる。

こんなにも、世界に祝福された結婚式を挙げられて、あたしはしあわせだ。
胸に熱い躍動を感じていた。

代行のスタッフも待ち侘びていた。
チカは酔いも感じさせず、挨拶をして話を進めている。

ずっと今日一日一緒にいたから、理子と友香とも離れ難くなる。
それぞれ抱き合って、再会を約束した。

「またね。」

「また!」

「絶対に、また!」

車に別れて手を振り合う。

「瑠璃ちゃーん、またねー!」

篤郎が大きく手を振る。

「またね、篤郎さん!」

瑠璃も篤郎に振り返す。

「ホントに、うちに行くよ!」

「来て来て!」

研二にも大きく手を振った。
先に佐藤の車を出させてから、チカの車の出発となる。

「お願いします。」

運転席にチカ以外の人物が座るのも面白い。
後部座席からチカと並んで座って、車が走るのを眺めるなんて、随分と貴重な体験だな、と運転手に軽く頭を下げた。
これまた、海外では有り得ない、日本的な光景でもある。

「いえ……こちらこそ、お願いします。」

運転手は光栄とばかりに、頭を下げ、言葉を返してきた。
どちらの車の代行運転をするかも、これまた何で決めたのか想像するのも面白い。
じゃんけん争奪戦を、瑠璃は頭を中で巡らせていた。

「疲れたでしょ?」

ふわあと大きく欠伸をしたチカの顔を覗き込んだ。
散々飲まされたし、結婚式の緊張も凄まじかったろう。

「そうだね、随分疲れた。でも、これも心地好い疲れだね。一生に一回……。」

チカは瑠璃の顔を見つめながら、頬を撫でる。

「僕たち、本当に結婚したんだね。」

「そうね。」

まるで夢のようだ。
そんな、チカの少年ぽい感激の顔を見て、瑠璃は微笑む。

「あなたの妻になったの、あたし。」

「僕は、あなたの夫だ―本当に、こんな日が来るなんて。」

ふたりで手を取り合い、見つめ合い、車中、そんなラブロマンスを繰り広げている。

「夢って叶えられるの。こうしてあなたと一緒に、何もかも叶えていくの。」

「ああ、瑠璃なら、それが可能なんだよ。」

「あなただからよ、darling!」

車が走る中、ふたりでこうして抱き合えるのも、タクシーのようだ。
運転手からすると、いい迷惑ないちゃつき加減だろうが。

自宅まで三十分程の道のり、疲れから少し休みたいところだが、妙な興奮があり、眠れない。
手を握りながら、親友をうちに呼ぶ日にちを決めた。
それぞれに都合が合えば、いいのだけど。

千夏や麻里、スミからそれぞれ、スマートフォンで撮った写真が送られてきていた。
それをふたりで見ているのもまた、本番の時とは異なる感激がある。

程なく家に着き、運転手と後ろについていた代行業者の車の運転手に、改めて丁寧に礼を述べる。
代金はウェディング施設へまとめて精算とチカは後から瑠璃に言ったが、チカはみなさんで、と袋に入れたご祝儀を手渡していた。
きちんと用意していたのだろう。
要は海外と同じくチップなのだが、そこらへんは日本の伝統に則った日本人チカが垣間見える。

チカがドアを開けて電氣を点けて、瑠璃を先に家に入れる。
帰ってきた、ふたりの家に。
真実、今日から、ふたりの家だ。

「瑠璃。」

チカに玄関で背後から抱きしめられる。
この時のチカの体温と体臭、首にかかる熱い吐息が好きだ。
今夜はとても、酒臭いが。

「ん……」

コートを脱がされ、チカはコートも自分のジャケットも、ばさっと家の中に放った。
エアコンのタイマーで、既に家の中の暖房も効いている。
後ろからキスをされて舌を吸われ、そのまま、首にねっとりとした舌を這わされていくのが、瑠璃は大好きだ。

「愛してるよ。」

「うん……」

こんな、玄関で、そのまま。
舌をゆっくり動かしながら、チカの手が、ワンピース越しに瑠璃の身体を弄っている。
そして、ワンピースをたくし上げてきた。

「こんな……トコで―」

「なら、嫌がれよ。」

「ん……」

本当に嫌ではないから、決して抵抗しない。
チカの指の動きに任せるのみだ。

「もう、尻突き出して……瑠璃は可愛いな、ホント。」

それは、チカが下着の紐を外して、下着が床に落ちたから。
ヒールを履いたまま、準備万全の瑠璃は身を反らして玄関の壁に手をつき、チカに差し出す。

どうぞ、このまま。

「あ……ん……きゅ、ん、ん、うぅん!」

チカの外氣に少し冷たい指が音を立てている。

「声出すな。こんなに垂らして……あーあ。」

「ふう……んっ、」

「欲しいか?」

「欲し……です。」

その煽る声が、大好きだ。
瑠璃から指を離してベルトを外す音が聞こえるから、瑠璃は更に尻を突き出し、身体を小刻みに震わせた。

「声、出すな。」

チカの大きな左手で、瑠璃の口を覆ってくる。
これが、堪らなく好きだ。
そして右手は浮いた瑠璃の腰を押して、同時に瑠璃の中にゆっくり埋められていく。

「ふうんっ!」

びくっと瑠璃の腰が大きく震えた。

声、出すな。

「あ……ああ……ああ―」

チカの脳内の声と同時に、チカだって喉から声を出してしまうくせに。
この、そのままのチカの熱い感触と弾力が堪らない。
これが、いい。
瑠璃は、この快感を知ってしまったの。

欲しかった、早く。
そのままの、夫の硬さが。

「ふいいぃぃぃぃー!」

「そんな……大声、出すな……あ、氣持ちいい……あつっ。」

実に快感の声を絞り出したチカは、瑠璃の舌に舌を絡めてくる。
結合された部分は、ゆっくりゆっくり動いている。
どんどんと、瑠璃の中で硬さと大きさを増す。

「やっ……!チカ、こんな―」

酔っているのに、どうしてこんな。
今までで最大の硬さと大きさと感じる。

「お前が凄いんだよ、瑠璃……なんで、そんなに吸いつく?ぐにぐに締めるな……」

締めるなと言われても、勝手に締めている。
中は意識に関係なく、快感で動いていく。

「あ、あぁ―だって……氣持ちよすぎる、チカの、」

熱さや質感や震えが直に感じられ、もう訳が判らなくなりそうだ。

「何?チカの何?瑠璃の中にあるの、何?言いなさい。」

「ふわ……」

ここでは、まだ言わない。

「言いなさい。言わないと抜いちゃうよ?」

「んっ……や、ん―」

まだ、まだだ。

「言え。」

耳元の低い、押し殺した声が、堪らない。

「ふうぅぅっ!」

口の中に指が入ってくる。
下はぐっと奥が押されて、瑠璃は仰け反って口端から涎を垂らす。

「抜いていいんだな?」

「やっ……やっ!」

すっと入り口まで戻される。
瑠璃は身体をくねらせて抵抗した。

「じゃあ、言え。」

「あ……んっ!言います!言う!抜かないでっ!大好きなの!この、チカの―」

ギリギリまで煽るのも煽らせられるのも、ふたりの好みだ。
定番の茶番とも言える。

「つっ……恥ずかしい事、叫びながら締めるな。はー!もー、氣持ち良すぎる!ほら!瑠璃の大好きなのだよ、ご褒美だ。」

「あ ぁーんっ!」

奥まで来て、瑠璃の胸を揉みつつ、耳に舌を入れてくる。
頭に唾液の中で舌の動く音が響くから、もう前後不覚になる。

「あ、あ、あ。いいーっ!もっとーっ!」

「Stop! こらっ!」

大声で善がってしまったので、口を押さえられ、慌てて前向きにされ抱えられる。
瑠璃を抱えたまま、チカは家のなかに入った。
途中でチカは落ちてきたボトムスと下着を蹴りながら脱いだ。

「くっ、お嬢はすぐ、訳判んなくなるからな。」  

「だって……口、押さえててくれないと、おっ!は、あっ、あー、」

ソファに降ろされ、そのまま前向きにチカの動きを受けている。

「いいっ!そのままだっ!」

「あ……ああ……」

飛び出てくる流れをチカが容認してくれるから、安心してそのまま出していられる。
チカが、いい。
どんな瑠璃も、そのままで受け入れて大切にしてくれる。

「あー……良すぎ、堪んねえ。狂う。」

色っぽい声を吐きながらも、直の瑠璃の感触に慣れてきたのか、酔いがあるからなのか、チカはまだ終わらない。

「ほら、瑠璃、乗れ。動け。」

瑠璃を全て脱がせてからチカは床に寝転がり、瑠璃を誘った。
そんな風に誘われたら乗るしか出来ない。

「あっ!ぎゃうんっ!」

「は……いい……」

その感触も、揺れる 乳の動きの観察も、瑠璃が出し入れをチカに見せるようにしている光景も、どれも天国のようだった。
なんて幸福な快楽だろう。
チカは涙を流しながら、瑠璃の美しい姿に見惚れていた。

俺は、こんなに美しいアフロディーテを妻に出来たんだ。
このアフロディーテの言いなりである事の、穏やかな波のような至福が、チカの全身に拡がっていく。

「瑠璃……」

「登規……」

抱きしめあってキスをして、その波にふたりで委ねる。

「It's you I'll always love…forever…」

「あたしもよ……登規さん……永遠に。」

両手の指を絡め合う。
この結婚指環が嬉しい。
今日から揃いの結婚指環を着けていられる歓び。
とわに、あなたと。

「あ……出そう。」

「ああっ!」

下から突き上げられ、瑠璃は叫ぶ。

「いっ、あ!奥っ!おくっ!響くぅーっ!」

「あ、いいっ!瑠璃、うねり、いいっ!」

その昇り上がる波にふたりで乗る。

「出してっ!あたしの中に!全部っ!」

「出すっ!出すっ!出るっ!あ……ああっ、」

それが震えながら熱い液体が沁みてくるのが、これまた氣持ちいい。
今日になってから、何回受けたろう。
癖になっている、既に。
欲しかったの、これがずっと。
始まりの時から、チカのこれが。
瑠璃は恍惚の表情で、チカにしがみつく。

「瑠璃……」

額の大量の汗を手で拭い、チカは上の瑠璃を抱きしめる。

「ありがとう、キモチイイ、良すぎ。瑠璃の中、あっちぃ。」

「……チカも、熱いわ。焼けた鉄の棒みたい。」

「神話みたいな事、言うね。」

チカは瑠璃の額にキスをした。

「これは、神話よ。あなたとあたしの物語。」

神の愛の話。
出逢って磁石のように惹かれ合ってくっつき、愛を奏でていく。

「瑠璃は本当に女神だね。」

汗に濡れた黒髪を撫でながら、その美しい顔を、チカは下から眺めている。

「なら、あなたは男神なの。」

そして、ふたりの男女神の交わりから、新たな命が芽生える。

「ラブストーリーという、神話なの。」

「ラブストーリー……そうだね。」

これは、ラブストーリー。
ふたりの物語を綴っていく。

「ん……」

ぐちぐちと、チカは下からゆっくり動かした。

「また、もう、こんな……」

瑠璃は熱い吐息をチカの顔にかけた。

「終わらないよ?今夜は終わらない。」

チカは笑いながら、瑠璃の顔にかかる長い黒髪を撫でつける。

「ダメだと思ったの、今夜は。」

「酔い潰れて?だから、ちゃんと見計らってたろ。瑠璃も止めてくれたし。」

その豊かな髪を撫でながら、髪にキスをする。
瑠璃の何もかもが愛おしそうに。

「俺には勿体無いくらいの出来の妻だ。」

「あなたも、」

瑠璃はチカのうねった、汗に濡れた髪に指を入れて、額にキスをした。

「あたしには、勿体ないくらいの夫だわ。」

「瑠璃以外、誰が俺を御せるんだ?ん?」

ゆっくり腰を動かしながら、チカは瑠璃の胸に顔を寄せた。

「ん……あたししか、いない。」

「そうだろ?」

チカはニヤニヤしながら瑠璃を下にし、両手首を摑んで床に押しつけた。

「俺の精力に敵う女もお前しかいない、瑠璃。」

「はい―」

そのキツい眼に震える。

「犬になるんだよな?俺の。」

「はい……ご主人さま。」

その、意地悪な眼が好き。
大好き。
ぞくぞくして背筋からの身体の震えが止まらない。
その眼だけで、達してしまう。

「そんなにぴくぴく締めて……たっぷり、可愛がってやるよ。ん?俺の犬。」

「ふわぁい。」

やっぱりチカは必ず、瑠璃の願いを叶えてくれる。
あなたこそ、あたしの神。

「あっ!」

突然抜かれて、チカの液体が零れ落ちてくる。
それもお構いなしに、チカは瑠璃の腕を引く。

「俺の前で尻上げて、四つん 這いになれ。」

「あ……ん、はい……」

嬉しすぎる、こんなの。
最高の誕生日プレゼントと結婚の祝いだ。

「あーあ。俺の精 液と一緒に吹いてやがる。」

「ご……ごめんなさい、汚して。」

それをチカに見られている興奮。
瑠璃は震えながら尻を高くあげる。
その願いを知っているチカは、瑠璃の尻を ぴしゃっと叩く。

「あ、ううんっ!」

「また、こんなに吹いて……舐めろよ、綺麗にしろ、犬。」

「はい……ご主人さま。」

瑠璃はうっとりとチカを見上げ、長い舌を出した。

「本当に舐めやがった……世界のトップモデルが俺の言いなりの犬か。俺以外、誰も知らねえな、瑠璃がこんな変態なんて。」

その低い声が更にぞくぞくする。

「ふわ……んっ、」

「変態って言われると、そんなに嬉しいのか?」

「ふわぁい、あっ!あーっ!いーっ!」

ニ箇所を指で埋められ、瑠璃は乱れて叫ぶ。

「変態に、ご褒美だ。ほーら。」

「ふぁりがしょ……ぎょらいましゅ、ぎょしゅりんしゃま。」

指が抜かれ、口に大きく入ってきたので、瑠璃はチカの顔を見上げ、嬉しそうに笑う。
何をされるのか、先が見えないからこそ、ぞくぞくして期待する。

あなたはずっと、あたしの願いを叶えてくれる。
最高の夫。
さあ、何を命令してくれるの?
あなたの命令なら、あたしはなんでも従うの。

だって。
あなたはあたしの虜、言いなりだもの。



……………………………………………………………………………



食事を摂りながら、笠田から送られてきた結婚式の写真をメディアに送付したりの仕事をこなしつつ、日付が変わっても励み、ふたりは昼まで、ぐっすりと眠った。
ゆっくりブランチを摂り、テレビで瑠璃とチカの結婚式の報道を観た。
ふたりが睦まじく微笑み見つめ合っている、笠田の撮った豪華なウェディングポートレイトが大々的に映し出され、チカは顔を赤らめ、眼を逸らした。
瑠璃はとてつもなく綺麗だけど、と注釈を入れつつ。

二花のピアノ曲がBGMに流れて、新郎新婦の入場の時に結婚行進曲を弾いたとも報道されたし、テレビ局のリポーターは早速、瑠璃が結婚式を挙げた現地に赴きリポートしていたので、このウェディング施設への問い合わせも殺到するだろう。

そして瑠璃のパスポートを新規で作りに行き、昨日、役所で貰っておいた婚姻届受理証明書を提出してきた。
吉田瑠璃のパスポートだ。

吉田瑠璃。
もう、公的に昨日から吉田瑠璃だ。
その名前を文字で見るたびに、瑠璃の心にじわじわと歓びが沸き起こった。

「俺、本当に嫁さん貰ったんだな。」

チカもまた、文字で妻の吉田瑠璃の名を見ると、瑠璃とはまた少し異なる歓びと、自分が世帯主として家族を守る覚悟を改めて感じるようだ。
その頼れる眼つきに、瑠璃は更に惚れ直す。
胸がきゅんっと鳴る。

「また、瑠璃は、そんな欲しがる眼をして。」

白百合の芳しい香りが漂う中、チカはにやにやしながら、妻の豊かな黒髪を撫でた。

「スゴかったもの……瑠璃、訳判んなくなっちゃって。」

「ソウダネ。本当のワンちゃんになってたね。ぎゃうんぎゃうん、吼えまくって。」

ふたりの激しい欲望を存分に叶えた。
瑠璃念願の犬の散歩をしてもらえたし、恥ずかしい行為も命令され悦びで震え、犬として主人のチカの足指まで念入りに舐めた。

チカは瑠璃が一切、身動き取れぬように縛り上げ、本当に好きにされまくった。
前後不覚になった瑠璃を、チカは執拗に攻め上げた。
肩や乳 首に噛まれた跡が残り、尻は少し赤く、キスマークもふたりの身体中についている。
これもハニームーン期間中のお楽しみだ。

部屋も汚しまくったが、起きてからチカは念入りに掃除をした。

「もう、今日からは、あんな激しい行為はしない。」

「そうね。」

封印していた行為を存分にしまくって、互いに満足した。
何より、身体の変化を瑠璃は感じていた。

「いるの、ここに、絶対。」

「ああ。」

瑠璃が両手で押さえた腹の上を、チカが大きな手で重ねてくる。
確信がある。
理屈ではない、身体の感覚の微々たる相違だ。
そして、心も落ち着いている。
チカとようやく結び合えてからも、あれだけ物足りなさを感じてきたのに、今は心身ともに満ち足りている。

欲しい、ホシイ、ほしい。
ずっと求めてきた、チカの精子を瑠璃の卵子は受け止めた。
故に身体の欲求も落ち着いた。

早く、妊娠したかった。
チカの子どもが欲しい。
すぐさま身籠りたい。
早熟な身体が、そうと求め続けていたのだ。

心願成就。

「瑠璃の遺伝子は、実に美味だよ。」

「何、それ?」

瑠璃は笑いながらも、ほぼ納得し、後ろの夫に身を任せた。

「これまでのご先祖の遺伝子の組み合わせという為せる技……瑠璃の中に組み込まれたプログラムは、とてつもなく美しい。」

「あなたは、あたしの遺伝子が解けたのね。」

瑠璃の卵子の中でチカの精子が溶け合い、融合した。
本当の意味での結合。

「ああ。瑠璃は俺という遺伝子を持つ男を捕まえる為に早く思春期を迎え、受精を可能にし、成熟した子宮で俺の精子を求め続けた。俺に出逢った時、初めてそのアクションが働くようになっていた。」

自身では知らず知らず、母のマネージャーのチカの匂いで、瑠璃の成長は促されていた。

「あたしの中では予備としての二花くんの精子を求めつつ、二花くんでは妊娠出来ないと身体が判断して、チカを強烈に求めたの。あなたなら、すぐさま妊娠出来るもの。」

「ああ。一発一中だ。」

この、遺伝子の組み合わせは最強だ。
だからこそ、惹かれ合った。

「あたしの野望は叶ったの。」

瑠璃は微笑んで腹を擦る。
一緒に上のチカの手も動く。

「俺の野望は、これからだよ?瑠璃に、ぽこぽこぽこぽこ産ませるから。全部、安産でね。」

「……しあわせね。」

チカの子を多く産める幸福。
だからこそ、十六歳での初の妊娠、出産。
これから、家族が増えていく。

「ま、無事に妊娠期間を過ごせて出産に到るまで、まだ時間がかかる。」

チカは妻の唇にキスをした。

「あなたも、子どもも、全力で守るからね。」

「ええ、守ってね。」

頼もしい夫に、瑠璃は安堵していた。
瑠璃は料理を始め、チカも手伝い、そしてチカは両親をホテルに迎えに行った。

はっと、タペストリーに氣づき、瑠璃はソファに乗り、腕を伸ばしてタペストリーを外す。
笠田の撮った、瑠璃の後姿のヌードだ。
一見それがヌードと判らぬし、両親が見ても、これが瑠璃とは判断しないだろうが、両親にヌードを見られていると思うと氣恥ずかしいから外した。

風景に馴染みすぎていたので、チカも外すのをうっかり忘れたのだろう。

笠田の撮った瑠璃のヌード。
チカだとて嫉妬はあるが、これまた見惚れる芸術作品だ。
チカは笠田の撮る写真が大好きだからこそ、笠田に弟子入りしたのだ。

チカが車で両親を連れてきて、瑠璃は笑顔で新婚家庭に招き入れた。
両親が食べた事のないだろう、チカの生家の味のイギリス料理を披露した。
ローストビーフとヨークシャープディングや、マッシュポテト、チカお得意のじゃがいものドロドロスープ。

こんなのを登規は食べていたんだねえと、生まれてから九年の、両親の知らないチカの生活、不思議な感心をし、美味しそうに食べてくれた。

同時に瑠璃が味をすっかり覚えて作れるという事にも、とても感動したようだ。
ロンドンには仕事に行っているが、瑠璃がわざわざチカの生家の味を習いにも行っている、というのは、夫の両親からしたら、ポイントはかなり加算される。

そもそも、世界中の男からも持て囃される派手な瑠璃だ。
実際の性格の愛らしさも奥ゆかしさも両親は知っているが、大事なひとり息子の嫁としては出来過ぎ、というより不安材料が多いだろう、内心では。

チカは隣りの瑠璃を見て、微笑む。

この両親は、チカの生母の性質も性格も、実父である弟から聞いて知っているから、ある意味、最初から変な期待はしていない。
そう、妻に伝えたのだと、瑠璃は夫に微笑み返す。

瑠璃は瑠璃のままでいい。
何をしようと、何をしないでも。

とはいえ、美麗な瑠璃がここまで本格的に料理をするのだと、両親もこうして知れて安心だろう。
まさしく、過ぎた嫁だ。

「俺はいつも、こうして美味い食事にありつけてるんだよ。」

チカは食後の紅茶を淹れながら、自慢げに両親に伝える。

「羨ましいねえ、登規は。」

両親も同意して、安堵する。
別に瑠璃が家事を一切しなくても、両親は何も文句は言わずに瑠璃を大切にする。
それは判っている。
しかし、だからこそ、真実、夫を立てて接している嫁の瑠璃が愛おしく感じる。

「はい。」

チカの差し出した紅茶を、義父母は美味しそうに飲む。

「この味だね。」

義父母は顔を見合わせ、笑った。

「毎日、登規が紅茶を淹れてくれてねえ。」

チカが上京するまでやはり、ずっと、そんな生活だったのだ。
瑠璃は微笑んで頷く。

「……登規がうちに来て、言葉じゃない生活面で意思の疎通が取れない中で、二日目だね、あれは。I want you to lend me the kitchen because I would make a cup of tea. って、言い出してね。」

「まあ!」

チカは日常の嗜好品の紅茶を飲みたくて、しかし我慢していたのだろう。

「ガスコンロの使い方を教えて、カップも牛乳も出してあげたら、持参した茶葉で紅茶をウキウキと淹れだして、それを、わたしたちにも飲ませてくれてね。」

「そうだったんですね。」

チカにしてみれば、自分だけじゃない、誰かの為に紅茶を淹れる事は日常茶飯事だった。
男がそうするのだと、教えられたのだ。
喩えチカがまだ幼い子どもでも、彼は母親と祖母たちを守る紳士だった。

「美味しかったなあ。そんな紅茶、初めて飲んだから。」

「涙が出たね。ようやく、この子と意思の疎通が取れたって。」

義父母は、そんな息子とのエピソードにしみじみとしていた。

「いや、なんでこんな不味いお茶で喜んでんだろうって不思議だったよ、俺は。」

チカはすました顔で、背筋をぴんと伸ばし、紅茶を飲みながら答えた。

「いつも通りに沸かして作って、何故こんなに味が違うかって落胆して、水が違うからって、すぐに氣づいたけど。俺の腕のせいじゃないなら、いーかって。」

水は流石にどうも出来ないと、チカもそこで抗うのをやめたのだ。
ある意味、いい加減に振る舞う事を納得した方が、ここでは受け入れらるのだと氣づいた瞬間でもある。

「大丈夫よ。あたし、そんなに味の違いが判らないもの、こことロンドンとの味の違い。」

「そら、お前はな。」

若干、貶されるのは慣れている。
そんな瑠璃が、チカには愛しくて堪らないと知っているからこそ、瑠璃にはそれも甘い言葉だ。

「そうだ、登規。登には、いつも無理しなくていいと言われ続けてたんだけど。」

義母は息子を見ながら、話を続ける。

「おばあさんにも、いつか挨拶しに行きたいって思っててね。今が、いい頃合いなんじゃないかと思う。」

「……そうだね。」

チカも柔らかな表情で頷いた。

「うん、別に無理する事ないけどさ。俺が結婚の時っていうのが、タイミング的にはいいのかもね。」

今まで行きそびれていたから、勢いがつかないと動けないものだ。

「俺たちがロンドンにいる時で、父さんと母さんの都合のいい時、遊びに来てみたら?観光のついでだよ。」

「そうだねえ。暖かい頃なら、いいねえ。」

そんな、約束も出来た。
瑠璃も楽しみだ。

義父母を車でホテルに送るのに、瑠璃もついてきた。

「父さん、母さん。」

海の近くの洒落たホテルが間近な頃、チカは運転しながら後ろの両親に声をかけた。

「まだ、まだ、全くもって医学的には未確定なんだけど、」

そう、前置きをした。

「瑠璃、妊娠したから、よろしく。」

「えっ?」

「はっ?昨日、結婚式だぞ?」

早まったのか?というような、驚愕と焦りの声だ。

「いや、大丈夫。昨日の子、俺には判る。俺の子が!瑠璃の腹に!いるっ!」

調子付けて、チカは唄うように語った。

「まったく……登規は、そんな調子だよな。」

とはいえ、チカを九歳から育てた両親だ。
超人的な物言いをする息子を、よく知っている。

「まあ……ホント、そうなんだね。」

義母の声が湿っていると、瑠璃は氣づいた。

「瑠璃ちゃん、忙しいだろうけど、身体大切にしてね。」

「はい。」

瑠璃もつられて涙ぐんできた。

「登規!しっかり、瑠璃ちゃんを守るんだよ!無理させない事!」

「ああ……当たり前だろ。命かけたって守るよ。守り通す。瑠璃も、子どもも。」

そんなチカも運転しながら泣いていた。

「孫だぞー。猫可愛がりしてくれよ。」

「氣が早過ぎだよ、登規は。」

呆れながら、義父も感動していた。
息子の子、孫。
血が繋がらなくても、愛しい息子に変わりはない。
それは母を慈しんで育てた祖父を見ていると、よく解る。
親子とは、血の繋がりだけではない。

無償の愛は無限である。

何処までも永遠に、愛は増していく。

そしてまた、瑠璃とチカの子どもたちへ対する想いも増していくのだ。
まだ見ぬ子どもたちへ。
確実に瑠璃の中で育つ命の尊さを感じながら。



トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編34に続く


……………………………………………………………………………

消されそうなので、隠れ蓑してみました(笑)


こうして、神楽シーン⑥後編9の神楽の受精と受精卵の流れの裏では、瑠璃とチカの子は腹で順調に胎芽となる。

早く妊娠したかった少女の身体の欲求を叶えた。
自らの卵子が選ぶ、雄として優秀で適格な精子を求め成長し、その雄の匂いで身体は生殖の相手として認めていた。
思考は、身体の欲求の次だ。

この男の子を孕みたいというのは、女の身体の本能。
この女を孕ませたいというのは、男の身体の本能。
実際に妊娠するかどうかではない。
生殖の適格な相手として、身体は求める、ということ。

それが男女の恋愛のきっかけ。

瑠璃も神楽も幼い少女のうちに、生殖の相手を本能で見つけていた。
神楽は最初から二花だけを求めるようにプログラミングされた、ともいうけれど、幼くても女の本能として身体が二花を求めたのだよ。

これからは瑠璃とチカも、親としての振る舞いにもなります。

ちょっと最近、神楽シーン⑦が書きたくなって、合間見つけて少し書き出していました☆

二花が素直になっていく過程が、たのしい!




小説(その他)ランキングへ
クリック応援、ありがとうございます!
とっても励みになります♡
コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
こんにちは
みずのこえ まき です。

本日、新月

その前から怠さとセンシティブが出ていたけれど、いやあ〜浄化力、すごいね☆


夏至のあとの、新月

前夜から、とてつもなく、眠い。

今日も午前中に、おうちでのお仕事終わって
わたし、ひたすら寝てました☆

ただただ、眠い。

いまからも後先かんがえずに寝ようと思います!





久しぶりにね、カードリーディングしました。

お問い合わせあって
もう1年以上カード触ってないけれど
それでもいいですか?
って尋ねて…

いいですよ、とのことで。


カードって
やっぱり絵柄でわかりやすいからね

眼で見てわかる

出したカードを見て
ご自分がどう感じるか

実感する

腑に落とすって大切なんだよなあ☆


そうかって理解して
その場ですぐに状況が変わる訳ではないけれど

自分で体感するって
そのときの想いを忘れにくいからね。


普段生きていく上で厄介な共感能力は

こういうときに、役立つ。

そして後から
その方と共感を切り離さなければならないけれど。





小林麻央さんが亡くなられましたね。
生前、彼女が伝えていたように

お子さんもご主人をおいて
若くして亡くなることが
決して不幸なこと、ではない。

それが彼女では、ない。

麻央さんは
ご主人にも世界にも
愛を伝えていった

わたしは、そう感じます。


最期にご主人に「愛してる」って
伝えて旅立てるって
どれほどの幸福でしょう。

愛してる、それを伝えられる相手がいて
伝えることができて
ご家族に見守られ
ご自宅でしあわせに亡くなる

これが今できる人は、日本にも、どれほどいるでしょうか?


海老蔵さん、ご家族ができて
やんちゃな頃からしたら
眼つきがとても変わり

麻央さんの亡くなられた会見では
泣きながら…
まるで少年のような愛らしいお顔でしたね☆


変えてくれたのは麻央

という、その言葉のままに。


ただ、眼の前のご主人を愛し
咀嚼して受け入れて愛し
愛を持って生き


なんという、奇跡的な出逢いがあるのでしょうか。


海老蔵さんに
これからも幸多からんことを祈ります。


こんなね

こんな、最期に
「愛してる」って伝えられるパートナー
欲しいじゃないですか☆

そして、安らかに逝きたいし
その後のパートナーの幸福を、ただ願いたい
また、新しいパートナーと幸福になっていいのだから。

そうであっても
そうでなくとも。




わたしは決めました。
そんなパートナーと出逢います。

そして、そういう関係をふたりで構築していく。


ずっとね
ヴィジョンは、受け取っているんです。

そのままに、そんな相手に。




手作りの国産小麦、天然酵母のパンを頂きました♡


きゃー!
もー!

美味しいのっ!

きっと、すぐに食べきっちゃう☆


さとちゃん
ありがとう♡


本当に美味しいのよ!


このしあわせは
循環していくからね☆


あなたからわたしへ

わたしからあなたへ


愛は循環する

枯渇するものは、ないの♡




昨日はアメブロにアクセス過多で
アメブロの自分の編集にすら入れず
記事を保存することもできませんでした。


それほどに世間に大きな余波を与えられた麻央さん

愛をありがとうございます♡



では、またね。

ありがとうございます♡




今日は
揺れた葉を摑まえるような日です☆



メンタルヘルスランキングへ
クリック応援ありがとうございますラブラブ




わたしの活動を、応援してください♡

○++++++++++++++○

ことばこころほどき

○○○セラピー

おはなしセッション

はぁとアート&リーディングお申込みフォームはこちら

さまざまな愛を記す こころ柔らかくなる無料メルマガ "愛を知る旅*" の購読申し込みはこちら


成長、成功、トラウマの癒やし、エロス、官能の小説『トーチカ〜神楽シーン・瑠璃シーン』

二花が密かに終わらせていた純恋の話 あの人はわたしの花でした『夏の花』

剣と騎士と若き女王のお話 交わす約束が増えていく ファンタジー小説『双頭の龍國

愛されたのは誰?愛したのは誰? 小説 『愛された巫女』

彼女に触れた想い出は指だけ 遺されていた愛人からのラブレター 小説『遺されたラブレター』

アロマミツロウクリームご注文フォームはこちら


+サロンmenu一覧+

自宅サロンはこちら~↓
みずのこえのマッサージブログ





みずのこえ
コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。