みずのこえ ことばこころほどき

ことばこころほどき、とは
あなたのかたくなった部分をほどくメッセージです。

ことばこころほどき


 ことばこころほどき、とは
あなたのかたくなった部分をほどくメッセージです。


その人の、心の中、
もしくは、身体の凝り固まった部分を
ほどくメッセージが、ずばりと訪れます。
  
IMG_20160126_104315207.jpg


人間だれしも
ほんとうは悩むことへの答えを自分で持っていて

ただ、それが深層にあるもので
見えにくかったり
聴こえづらかったりするものです。


ことばこころほどきで、ほどかれますように。

あなたを言祝ぎ(ことほぎ)ます。


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みずのこえ の プライベート個室リラクゼーションサロン・ブログはこっち
そっち

です。


テーマ:
こんにちは
みずのこえ まきです。

あーいきなり変革?
それをしなきゃなあと後押しされました。


一回
サロンを止めようと決意しつつも
また、この3年間は程々に営業するぜ!
と決めてからの、

少し変えて
程々真面目に営業するぜ!
に変わりました。


女性限定でしたのを
メニューによっては
男性可能にしましたカナヘイハート


からだほぐしは勿論のこと
全て男性可能のメニューには
予約画面のメニュー詳細に

男性可

と記してあります。


全身のアロマリンパトリートメントは受け付けておりません。

上半身のみ、なら可能です。

氣になるようでしたら
お問いわせくださいませ。








さらに
サロン看板
看板というか

プラ製品だけど
ぼろぼろになってしまって
欠片が下に落ちていくという。
汚い…

どうせ、そんなに真面目営業しないなら
看板、このままで…
と考えていました。

だが、しかし!


新しく、看板作ろう!

と急に決意!

2011年開業
この年に作ったものね
もう、6年前!?

ググっても
以前発注したサイト見ても
もはや、このタイプの看板は受注していないよう。


悩みつつも
ポスタータイプにしました!

以前のミルククラウンのデザインもありましたが、

今回少々変えて

雫のデザイン!


※あまり、かわらない。

やはり



みずのこえ

をあらわすには

水の表現なのです。

でも、決して海ではない。

海も好きだけど

みずのこえ


これをあらわすならば
川、湖、池
なのです。


発送まで1週間くらい
たのしみに待ちまーすつながるうさぎカナヘイハート



そして、
久しぶりに

さまざまな愛を記す 無料メルマガ "愛を知る旅*"
発行しました。

+伝えていく、こと。
でお伝えしたとおり、
英国人デザイナーチャスの生い立ちの話、です。




メルマガを書いていて
だーと降りてきた言葉があります。

わたしのような
脳が素直な人たちに伝えたいこと。



よく、人生の好転のコツとして

わくわくすることを選ぶ、とか

楽しいことを選択する

と、言われますよね。


これについて。




思考が現実を作るのだとしたら、ネガティブなことを一切考えてはいけない、のではない。

考えてもその後、自分がどう取るかなのだ、今のこの世界を。


ネガティブなことを葬り去って、作りポジティブで生きようとすることは、本音ではない。

どんなマイナーな感情すら、葬り去ってはいけない。

それは、わたしのエネルギーだから。


全てを受け取る。
わたしが放った全てを、わたしが受け取る。
わたしのエネルギーを、わたしが昇華する。

これが、わたし、なのだ。


だから、人生をわくわくして生きる、とか、楽しんで生きる、という言葉面に騙されて悩んでいる人は多いのでしょうね☆


もしかしたら、楽しい、と言う表現も異なるかもしれない。


繊細な人たちからしたら、
自分軸で生きる、というのは、
楽しくはないのかもしれない、表現として。


真摯に生きる、というのは、時に悲しく苦しいこともある。

だけど、頑張れる、というのが自らが選んだ道。


それが魂が歓ぶ、ということ。 

それでも、この生き方を選ぶ、ということ。



わたしのように脳が素直な人だと、
「これは『楽しい』とは思えない。」と、
自分に沿った生き方を、間違えてしまうのかもしれないね。

楽しいことを選ぶ、という表現では。




脳が素直だと


「自分が楽しいことをするのがいちばん。」

という教えも危険だったりもする。

楽しい、というと
どうも世間一般的に
能動的には楽しむ、ことなのかなあ、
と取ってしまうから。


この、楽しいって

人によっては
苦痛でも頑張れる、ということかも、しれないの。


ラクをする、が、楽しいこと、ではない。


諦めきれない夢

という
一見苦しいことすら

人によっては
楽しいこと、なの。


人がしてくれることを
受動的に喜ぶのも
その人が自分軸で欲するならば

自分の魂が歓んでいる、なのだから。




わたしは統合的な癒しを伝えたい。


部分的な癒やしではない


統合的に癒やす


ということは
時に破壊、のちに生まれ直しがあること、

も、あります。



トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編12
ここまで書けたから
半分、本望です。

破壊が起こり、再生した。


この10年の物語も

世間一般で言われる普通とは異なる生き方、生い立ちの

そのトラウマを抱えた人たちの癒やしのストーリーでもある。

だから、全部ストレートに書こうと思ったのね、性的表現も。

そこがまずのつまずき、なので。


性を悪いものとして捉えている、
ここから入らないといけない。

だから、内容としてはえぐかったりもする。

それでも
真実に
統合的な癒やしを起こしたかった。


だから、半分、満足。






また、いつ氣持ちが変わるかなんて
わからない。

だけど
そのときの
思うがままに、行く。

したくない、と思ったことは
なるべく、しない。

全部、しない、
と言えたら格好良いけどね☆


そこは、それよ。
生活の基盤があるからね。





ありがとうございます♡





今日は
蟻の行列を俯瞰するような日です☆



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テーマ:
小説です。 

たったひとりの人に伝えたくて始めた、この綴り。
そこから多くの人に伝播しています。

人に言えない嗜好や秘密、官能
人間はそれをどう思うか
自分でどう対処していくのか。

瑠璃シーン⑥のキャッチコピーは、
俺とお前の攻防戦。
じわじわ迫りくるサスペンス劇場でした。
あとはもう、結婚妊娠出産に向けていきます。

トーチカ~瑠璃シーン⑥の後編。
神楽シーン⑥後編1の瑠璃側の視点です。
多発事件的で、ごった煮のように大勢の人が出てきます。

瑠璃シーン⑥は、
不貞、不倫、禁忌の闇を傍観する旅。
神楽シーン⑥よりも闇を見るけれど、笑いと呆れが混在としている脱力系。

男の嫉妬、男のトラウマの癒やしも、神楽シーン瑠璃シーンともに⑥のテーマですね。
瑠璃シーン側では、何が起こっていたのか?
真実は、こんなだったという答え合わせ。


前回の
トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編11
神楽の服を選ぶ、という名目で、念願のデートが出来た瑠璃と二花。
二花の重く暗い束縛と支配欲、嗜虐性を改めて見つめ、その記憶をようやく共有出来た。
二花と遊びの関係になってもいいかと流されたが、チカと神楽の同時のスマートフォンへの連絡で強制的に止められる。
以前に二花と関係のあった、後藤のペットのセラと偶然出逢う。
快楽を求め満たされずに止まらないセラは、自分と似ていると瑠璃に語る二花。
強制終了が起こるのか試してみようと瑠璃を誘う。


ふたりで本音を言い合えるようになったカップルの最後の砦、俺とお前の攻防戦が終わり、他人の恋模様の傍観が始まります。

そして、瑠璃と二花の攻防戦クライマックス!

これがなくっちゃ。


本来、大人の年の二花は年齢の割りに感情が幼い。
でもまあ、それくらいの幼さの男性はごろごろいる。
その成長記。

神楽シーン⑦は、よく脳内上映されています。
(イタイ)共依存カップルの未来は?
神楽も新たに苦悩が出てくるし、瑠璃は出産に到るし、幹也にとっても激動のシーン⑦なのです。

男の不機嫌、怒り、力での制圧。
これらから女が自分の尊厳を守る、ということ。
これが神楽シーン⑦のテーマであるなあ。


トップモデルとなった瑠璃の真骨頂とも言える、瑠璃シーン⑥。
瑠璃の魅力、瑠璃チカの結婚式、そして妊娠までを書きます。


わたしが書く小説というのは映像で見えてくるのを文章化しているのですが、この文章で女性の(もちろん男性もね)オ ーガズムのお手伝いにもなればいいな、とも思っています。

トーチカ神楽シーン①
東三河に住む、未来を知っている少女
神楽の眼線
神楽シーン⑥で、東三河から神奈川に嫁入りしました。

トーチカ~瑠璃シーン①
神奈川に住む、ティーンズモデルの美少女
だった瑠璃の眼線
今は世界に立つスーパーモデル

神楽シーン瑠璃シーンの同時期を交互に書いていきます。
どちらにも童顔、永遠の少年の二花(つぐはる)が絡んできます。

トーチカのこれまでの話のリンクはこちらから
トーチカ以前のお話もこちら↑

BGM
"カルメン組曲"

カノン"あなたへ"
喜びも悲しみも全て共に。
瑠璃チカっぽい。

安室奈美恵"CAN YOU CELEBRATE?"
これまでそれぞれの物語があるし、その先も何度でも諦めるな、というメッセージを感じる。
"HERO"も泣けるわ。
"君だけのためのヒーロー"



トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編12





二花のホテルの部屋まで、すんなりと来れた。
前回と同じように、それなりに待遇の良い広い部屋だ。

「何で縛ろうかな。」

二花は辺りを物色する。

「縛るのね。」

「そうだよ。」

それが当然、という顔をされた。

「瑠璃の手首、しっかり縛って逃げられないようにするから。」

「二花くん、本当に容赦なく縛るものね。」

瑠璃はコートを脱いで、ハンガーに掛けた。
黙っていても、チカならばコートを後ろから脱がせてくれるのだが。

「いや、瑠璃には容赦してたけど。チカは緩くしてくれるんだろ?跡がつかないように。」

「もちろんよ。でも、全身縛られるけどね。」

瑠璃はベッドに座った。

「俺は面倒くさいから、全身は縛らないよ。そういう趣味は無い。」

「二花くんの方が、大した趣味だけどね。」

ぎしっと、ベッドが軋む音がする。
二花がベッドに乗ってきた。
眼つきが鋭くなっている。
手にはネクタイを持っている。

「いいね。瑠璃のその怯えた眼、好きだよ。」

この、最上級なサディスティックさは、恐ろしい。

「お前のその眼見てると、めちゃくちゃにしたくなるんだよ。容赦しないからな。」

身体を倒され、髪を引っ張られた。

「鳴けよ。」

どうして、こんなに可愛いのに残虐なのだろう。
ネクタイを首に巻かれていると判る。

「鳴かないと、しめるぞ。」

本氣でしめて、女が苦しむのを観察するのが好きなのだろう。
そして、落ちる前に緩める。

「いいのか?首に跡が残るぞ。」

ぐっと、首に力が入ってきた。
その時、瑠璃は腕を振り上げる。
ぱーんと、巧い具合に二花の頬に当たった。

「……遅いよ、瑠璃。」

瑠璃の今の柔らかい手では痛くもないだろうと知っている。
それでも、その僅かな抵抗に二花の隙が出来るのだ。

「でも、俺も火が着いてる。止められないから。」  

その手首を摑み、強い力でベッドに押し当てる。

「これが、いいんだろ?瑠璃、お前、本物のエムだからな。」

そう、きっと、二花の所為でこんなにもエムっ氣が強くなったのだ。
これに慣らされた。
だから、この乱暴さをチカに求めた。

それでも、もう。
これは、違うのだ。
瑠璃はもう、これを求めてはいない。
チカの優しいドSさがいい。

チカのドSはサービスのエスで、二花のドSはまさしくサービスの欠片もないサディスティックで且つサブミッションをさせるのだ。

ドスっと鈍い音がして、二花はベッドに転がる。

「……これ、反則だろ?」

「ごめんなさい。でも、やっぱり違うのよ。」

股間を押さえて、苦しそうに呼吸をしている涙眼の二花を見下ろす。

「大事なモンが使い物にならなくなったら……大変だよ。」

「大丈夫よ、痛いだけ。」

「あのなあ……ガチガチになってる時に蹴られてみろよ。折れるよ。大丈夫かなあ。」

二花はガチャガチャとベルトを外した。

「瑠璃、見てみて。大丈夫かどうか。」

「見たらそのまま、瑠璃の頭を押さえるでしょ?」

頭を押さえて、咥 えさせるのだ。

「正解。」

二花は瑠璃に背を向けて、取り出して観察しているようだ。

「凄く痛いけど、折れてないみたい。動くから。」

「よかったわね。」

「あのねえ……ダメだよ、男にこんな事しちゃ。」

「だって、危機だったんだもの。」

何かの制止が入るかと思っていた。
しかし何も起こらないのはきっと、止めるのは自分自身だという意味なのだ。
男に誘われたから、身体は反応して全てを受け入れる、それはもう違うのだ。

「そうだね。」

二花は腕で自分の顔を隠している。

「俺も、早く止めてくれって願ってた。」

「二花くん、わざと壊そうとしなくて、いいのよ。」

瑠璃は、二花のその様子を俯瞰している。

「こんなに酷い男だからって、神楽ちゃんとの幸福を壊さなくてもいいの。」

首にあるネクタイを外す。
二花の胸に置いた。

「でも、俺は本氣で興奮してた。久し振りに女に―瑠璃に酷い事が出来るって。」

「そうね。そんなになってるもの。」

仰向けになっているので、二花のそこは晒されている。

「見たな。」

「出てるもの、見るわよ。」

懐かしい、それ。
びくびくと動いている。
確かに二花のカタチだ。

「瑠璃、触って。」

「懲りないわね。」

瑠璃は溜め息をついて、ベッドから降りようとする。
そこを二花に腕を引っ張られた。

「きゃっ……!」

「何、逃げようとしてんの?」

実に懲りない男だったのだ、二花は。

「逃さないよ。言ったろ?お前が抵抗しようと、容赦しない。」

「ダメ!」

ベッドにまた倒され、二花は瑠璃を跨いだ。

「他の男にやらせたんだろ?俺なら、もっといいよな?」

「や……」

「ほら。お前の好きなのだよ、瑠璃。」

頭を引かれ、口元に運ばされそうになる。
その時に、ドアチャイムが鳴った。
二花が一瞬緩んだ処で逃げ出そうとする。
しかし、二花の脚が瑠璃を押さえた。

「逃げんな!おらぁ!」

二花は女を押さえる時に、ドスの効いた声になる。
これが恐ろしかった。
想い出した。
そうだった、忘れていた。

無理矢理、されたのに。
その詳細を忘れていた。

どんなに嫌がって泣いても、それは止まる事が無かった。
むしろ、二花はそんな瑠璃を見て悦んでいた。

なのに、どうしてまた、こんな状況になっているのだろう。
それは。

二花は瑠璃の泣き顔を、じっと見ていた。
腕を振りかざして、そこで止まっていた。
瑠璃を叩こうとしたのだろう。
そこで、止まっていた。

「同じだ……。」

二花は力無く呟いた。

「俺、おんなじ事してる。俺の父親と。」

瑠璃から離れた。

「泣き喚く俺を、父親は容赦無く打った。どんなに抵抗したって、ムダだった。」

「……二花くん、そうやって、最後にあたしにしたのよ。」

「そうだね。……今、よく想い出した。」

二花も、それは部分的にしか憶えていなかったのだ。

「ごめんね、瑠璃。」

二花はベッドの上で瑠璃に頭を下げた。

「怖い想いさせて、ごめんなさい。」

「あたしこそ―」

調子に乗ったのだ。
自分なら、二花を止められる、と。

「これ、荒療治だよ、瑠璃の。」

瑠璃と二花のトラウマ。
これは、瑠璃と二花で解消するしかなかったのだ。

「そうね。これをしたかったのね。」

瑠璃はようやく、力が抜けた。
怖かったのだ、本当に。
二花にずたずたにされる恐怖感が全身を硬直させた。

しかし二花は、瑠璃の身体を触ってこようとはしなかった。
以前はすぐキスや大好きな巨乳に触れてきたのに。
きっと、二花の理性が働いていたのだ。

神楽以外は、もう嫌だ。

それが、二花の本心だ。

ドアチャイムがまた、鳴った。
そこから連続的に鳴らされている。

二花は声も無く立ち上がった。

「二花くん。」

瑠璃は二花の腕を軽く引く。

「ソレ、仕舞った方が……」

「ああ!」

二花は恥ずかしそうに下着に押し込み、ファスナーを上げ、ベルトを閉めた。

笠田を体験しておいて、良かった。
でなければ、二花のを久しぶりに見たら、堪らなく欲しくなっていたろう。

これも、神の采配か。
瑠璃は力なく笑った。

「お預け者を受け取りに参りましたー!」

その弾んだ声に、瑠璃は声を出して笑う。

「結局、こうなんだよな。」

二花の不貞腐れた声も聞こえてくる。

「お預け者の傷が無いか、確認させて頂きますねー!」

配達員の営業トークだ。
ドアが開いてその男を見ると、瑠璃は抱きつく。

「……震えてますけど、何かされましたか?」

顔はにっこりとしているが、声は低くなっている。

「ご察しの通り、何かしました。」

二花も低い声を出した。

「怖がらせたけど、事は何も為してません。」

「本当に?」

チカは優しく瑠璃の顔を覗く。

「乱暴にされたし、首……少ししめられた。」

「と?」

顔は何故か、益々にこやかになっている。

「見たし……触っちゃった。」

「何を?」

「ソコ。」

瑠璃は顔を赤らめ、チカの胸に隠す。

「そうですかー。傷、つけられましたねー。」

チカは二花の腕を勢いよく摑んで上げた。

「てめえ。いい加減にしろよ。」

急に表情を変え、声を荒げた。

「本当に。言い訳のしようもないね。ごめんなさい。」

二花は素直に非を認めた。

「チカ、二花くんは悪いけど、瑠璃も悪いのよ。」

「そりゃ、そうだろ。ここまでのこのこと付いてきてんだからな。」

それでも、瑠璃を片手で優しく抱きしめている。

「自信があったの、でも、」

「お前も二花も、ひとつの共犯者なんだよ。互いに罪悪感抱えてたの。」

「―そうね。」

チカは冷静に分析をしている。
それを見越していた。
瑠璃と二花はどちらも、互いに後悔していた。
それを、やり直したかったのだ。

「すっきりしたか?」

「多分ね。」

「―多分!」

大仰に驚いていた。

「だって、判らないもの。もう繰り返さないか、なんて。」

「少なくとも、瑠璃はもう、こんなオイタはしないよ。」

優しく頭を撫でてくれる。
この温もりが大好きだ。

「ホントに、二花くんだけが悪いんじゃないの。瑠璃が誘ったのよ。」

「判ってるよ、んな事は。瑠璃に誘われたら、どんな男だって抑えが効かない。」

チカは鼻息を吹く。

「だけど、俺は本氣で瑠璃を痛めつけようとしたからね。想像だけじゃ飽き足りなくて。」

二花の真摯な顔が、ふたりを見ている。

「瑠璃を見てれば、その記憶が蘇るんだろ?お前のサディスティックさを怖がりつつ受け入れてくれる女だからな。お前の大好物。」

しかし、瑠璃がチカに求めたのは、安心安全に於いての、二花にされた記憶だ。

「それに、俺は瑠璃が許せなかったんだ。」

深い深い女の浮氣に対する憎悪。

「瑠璃だけじゃない、チカだって。瑠璃を痛めつければ、それは即ちチカへの攻撃になるからだ。」

「お前は俺が心底憎いんだよ、二花。」

二花は、じっとチカを見上げた。

「俺への愛より、憎しみが勝ってるんだ。」

「―そうだね、きっと。だから、瑠璃に執着するんだ。」

チカへの復讐。
愛と憎しみの接戦。
それも全て、父親との出来事がベースだ。

「ごめんなさい……良かった、瑠璃をやっちゃわなくて。そんな事してたら俺、もう神楽に顔を合わせられない。」

二花は自分の顔を押さえ、震えながら安堵していた。

「もし、二花が瑠璃に乱暴してたら、」

チカのその、透明に近い眼が恐ろしくて、大好きだ。

「俺はこの場で二花に最上級の仕返しをしてたな。」

それが、チカの本氣。

「されても仕方無いよね。」

二花はベッドに腰掛け、俯いて脱力していた。

「―おにいさん、あとで迎えに来ましょうか?」

「いや、いいよ、自力で行くから。レストランの名前と場所だけ教えて。」

「―では、こちらに。」

チカは二花の横にメモを置いた。

「そんな、ティンティンたてて来ないで下さいね。」

「これは、緊張が飛び抜けたからだよ。性的興奮で持続しているんじゃなくて、凄まじい緊張から膨張が収まらないんだ。」

「……そういう事、だろ?お前の体験ってのは?」

「え……?」

二花は顔を上げて、チカを見る。

「ムリヤリされて刺激で感じたんじゃなくて、恐怖で勃 起してただけだ。複数の男を躾けられた時も、本当は恐怖で身体が竦んで勃 った。それを頭の中で興奮として勘違いしてしまった。―まあ、そうならざるを得なかったんだけどな、お前の状況だと。」

「恐怖……、」

当然だ、乱暴をされて恐ろしいのは。
しかし二花は、その状況に慣れねばならなかった。
抵抗した処で逃れようがない。
自分の身体が辛いだけだ。
身体を男たちに馴染ませて、快楽を選んだ。

「チカ……、」

「そんな可愛い顔したって、抱いて沈めてやらねえぞ。」

チカはわざと突き放して言った。

「いいよ、自分でなんとかするから。」

「二花、感謝してるよ、俺は。」

チカは二花を見ながらも、瑠璃を両腕で、しかと抱きしめた。

「あなたが俺に男を教えてくれた。俺の世界が拡がった。……違う男を抱いたよ。瑠璃が他の男に抱かれる夜、俺も違う男を抱いた。」

チカは柔らかい口調で、じっと見ている二花に伝えている。

「二花とは全然違う感触だった。そりゃあ、そうだ。女の子だって、それぞれ違うんだから。でも、あなたが教えてくれた、男の抱き方を。男の良さを。男の嗜みを教えてくれたんだ。」

「……知らなくても出来ると思うけど?」

「いや、知らないと戸惑うよ。その躊躇が相手に失礼に当たる。男に抵抗感があるのかと。」

「そこまで考えなくてもいいだろ?」

「いいや。」

チカは首を横に振った。

「あなたが俺を仕立ててくれた。俺は恥をかかずに相手を誘導出来た。ありがとう。」

頭を下げているチカに、二花は立ち上がり、その頭を撫でる。
チカだとて、男はふたりしか経験がないのだ。
リックとの口での経験も含めれば、三人。
やはり、怖かったのだ、経験が少ないという事実は。

経験が少なくて恥をかく、という事は、男が恐れるのだと、瑠璃は改めて知る。

「どういたしまして。俺がチカを鍛えたんだね。」

「うん、そうだよ。」

二花に頭を撫でられ、チカははにかんで答えた。

「二花……」

チカは急に切ない声を出した。
瑠璃から離れ、二花を抱きしめる。

「ごめんなさい、二花。」

「どうしたんだよ?」

泣き出したチカの、二花は顔を覗く。

「俺、二花だけにするつもりだったのに、他の男を抱いたから……。」

「お前、氣が弱いよな。」

二花は笑ってチカの背中を擦った。
チカには、そんな罪悪感もあったのだ。

「経験があるとか無いとか恥とか、そんな事を氣にしてるぐらい、お前はケツの穴が小さいんだよ。」

「どうせ俺は、ケツの穴が小せえよ!」

トラウマがあるチカには言ってはならない台詞だった。

「何、焦ってるんだよ?小さくていいだろ、お前は。」

「まあ……そうだけど。」

恥ずかしそうにしているチカを、二花は抱きしめる。
それは恋愛としての抱擁というよりも、愛しくて仕方無いという、小さき者を大切に慈しむ抱き方だった。

「可愛いなあ、チカ。」

「うるさい。」

「俺の弟だよ、チカは。」

「うるさい。」

「俺、苦手だけど、お前が望むなら抱いてやるよ。上手に拡げてやる。」

「……うるさい。」

不思議なもので、チカは二花の温もりに安心していた。
リックよりも二花の方が父性を感じるようだ。

ああ、そうなのだ。
瑠璃は納得した。
チカは二花のリードで安心して二花を知ったのだ。
実は、二花を頼っていたのだ。

「瑠璃、ごめんなさい。」

部屋から出る時に、二花は再度、真摯に謝罪してきた。

「俺は自分の酷さを、もっと真剣に見てみるよ。」

「そうね。」

しかし瑠璃も、自分の弱さを知った。
二花に自ら標的にされてしまう弱さ。
何処かで、身を持って二花の贖罪になれば良いと犠牲者に成り下がっていた。

何処かで、今も。
二花の為ならば身を削ってしまう被害者を演じている。

セラもまた、そうなのだ。
誰かの為に。
後藤の為に。
二花の為に。
贖罪者になろうとする。

チカは車で来ていたので、すぐに家に帰れた。
抱き上げて瑠璃を家の中まで運んでくれる。

「ごめんな、瑠璃。」

よく謝れるし、よく謝る日だと感じて、チカを見上げていた。

「こうなる事が判っていながら、瑠璃を二花に任せた。」

「ううん。必要だったの、あたしと二花くん。卒業に到るまでの、お互いがお互いに罰を与えていた事を知らなきゃ。」

「ごめん……。」

辛そうに瑠璃の額に額を合わせた。

「これであたしたち、無事に結婚出来るわね。」

「そうだね。」

チカを抱きしめる。
抱きしめる事の出来る歓びは、抱きしめられる歓びよりも大きい。

「愛してるわ、チカ。」

「愛してるよ、瑠璃。」

乗り越えていけたからこそ、この愛しさは強まる。

愛している。

人間はこの感情で、様々に動く。
人を傷つけても憎んでも、それでも人を赦し慈しむ。
それが、愛。


…………………………………………………………………………







「おかしな感じがするね。瑠璃とロンドンで待ち合わせて食事なんて。」

「ホントね。」

レストランで椎也は既に待っていた。
今日は現地のテレビ局やラジオ局、雑誌の取材で忙しかったそうだ。

「田中も一緒に食べようって言ったのに、あいつは結構です、て遠慮するんだ。可愛くない。」

「田中さん、マネージャーとして徹してるものね。」

田中がいなくては、なかなかに自由人の椎也のコントロールが出来ないが、彼は奥ゆかしい。

「ごめんなさい。マネージャーの僕が、ちゃっかり主役氣取りで。」

かと言ってチカは卑屈にもならずに、堂々と瑠璃の隣りに座っている。
この場をセッティングしたのはチカでもある。
椎也の好みならば、フレンチは避けたい。
イタリアンのコースで、しかし堅くなりすぎない店が良い、と。

「チカは瑠璃の婚約者だしな。大体、誰もチカのその態度を改めて指摘しないだろ?」

椎也は楽しそうにしている。
実は、娘婿のチカが好きな椎也だ。

「田中さんは、ねちねちと指摘しますよ。吉田は、もう少し控える事を憶えろと。」

「田中のねちねちさ加減には、僕も相当いじめられてるよ。もう十年、お小言を言われ続けている。」

「それは、パパがふざけるからよ。」

男は概して中二病だが、椎也は時に逸脱して中学生かのようにふざける。
それが、真面目な田中には許せないのだ。

「それと、女遊びと。」

「―まあ、それも田中に叱られるけどね。」

娘に指摘され、にやにやとしているだらしない椎也だ。
この人は、加奈子や遊んだ女の事はすぐに忘れてしまうのだろうか。
瑠璃は椎也に加奈子を逢わせたくなった。

Ameliaがチャスにエスコートされ、現れた。
会長と名乗り、Ameliaは椎也とにこやかに握手を交わす。

「It was very wonderful concert! I have got fun. 」

「Oh, thank you!  I'm pleased you were happy with that. 」

「I'm the one who is grateful. Thank you for your invitation. 」

椎也はAmeliaの顔を、よく見つめている。

「Me too. Thank you for always looking after my daughter. 」

「We always feel thankful for Ruri. She brought us a large margin. And... 」

サンクス合戦になってしまったな、と瑠璃は少し照れる。

「We really love her! 」

Ameliaは笑顔で瑠璃の腕を組む。

「Amelia...」

瑠璃がAmeliaを尊敬するのは、こういう屈託なさだ。
会長兼社長として威厳もあるが、彼女は社員にも偉そうには振る舞わない。
社員に慕われるトップだ。

Ameliaが社員全員の誕生日を憶え、必ずプレゼントを用意するのを知っている。
いつもチャスの健康を心配して、帰宅が遅くなる時には差し入れをしている。
チャスが失恋をする度に飲みに誘ったりで、実は元氣づけているのはAmeliaだ。
チャスにとって、Ameliaは姉のような存在なのだ。

「Amelia, I really love you too! 」

ぎゅっとAmeliaの腕に腕を絡めた。
感謝しても感謝しきれない、この人には。
椎也も嬉しそうに、その光景を眺めていた。

「チャスは、すっかりパパの虜、ですけどね。」

話に関係なしに、チャスは、ぼーっと椎也に見惚れていた。

「カッコイー、シーヤサン、カッコイー。」

益々、熱を上げている。
昨夜、ライヴ終わりに興奮しつつ椎也に少し感想を述べられたのもあるし、失恋の痛手かもしれない。
チャスは椎也を更に熱烈に崇拝した。

「ありがとう、チャス。」

椎也はにこやかに礼を言った。
憧れの人物に至近距離で名前を呼ばれ、チャスは卒倒しそうになっている。

誰かをここまで崇拝出来るなどと、少し羨ましい。
思えば瑠璃は、家庭内で大した存在の父と母を見て育ったので、ちょっとした偉大な人物にも、そうは心が動かない。
ただ、静かに尊敬する、Ameliaのように。

「二花は遅いな。珍しい。」

普段からふらふらとしているが、割りと時間には正確な二花だ。
まだ来ていない二花に、椎也は訝しがる。

「二花さんは少し遅れるかも、しれません。お氣になさらず。」

チカは静かに、そう補足しておいた。
二花なりに、ひとりになって暗く考える事も大いにあるだろう。
二花は人前で無邪氣に明るい分、反動で暗い。

「まあ、二花は放っておいていい。そういえば、チャスの彼女は?」

椎也は、ふとチャスを見つめた。
昨日の話では、彼女と一緒に来ると聞いていたのだから。

「パパ―」

チカがやんわりと理由付けしようとした。

「I was dumped by her. 」

しかし、チャスは極普通に笑顔で、そう返した。
作った笑顔ではなく、いつもの笑顔だ。

「え―そう。昨日―」

椎也は悪い事を口にしてしまったと焦ったが、つい昨夜は彼女と仲良く観たと語ったのに、と混乱していた。

「For last night, I was dumped. 」

「そう―そう……。」

椎也は自分のライヴの所為かと考えが浮かんだのだろう。
それはないが、チャスの相手はあなたの浮氣相手でしたよ、と瑠璃は言いたくなった。
それは別れの理由ではないから、瑠璃は勿論、口には出さなかった。

「ごめんなさい、遅れました。」

二花は可愛い笑顔で現れた。
Ameliaと普通に頬にキスをして挨拶をしている。
童顔は得だ。
変に警戒されない。
中身は変態おやじなのに。

「これで全員?」

「本当はもうひとり、いたんだけど―」

瑠璃はチカと顔を見合わせた。
リックはおそらく、来ないだろう。
いくらなんでも、昨日の今日で。

「彼も忙しいから。」

それこそ、濁した。

「ふーん?じゃあ、始める?」

「そうですね。」

チカはウェイターに給仕を頼んだ。

「パパって何氣に場を仕切りたがりますよね。」

様々に皆に話を振りながら、司会者の如く話を進めていく椎也に、チカは笑っている。

「いや、そうかな。これでも座長として、日々気を遣ってるんだよ。」

それよりも、ただ単に目立ちたがりやな性格なだけだ。
瑠璃にはよく、判っている。

「Amelia, are you single? 」

普通なら聞きづらい事も、椎也は悪氣なく尋ねてきた。

「We chose common-law marriage. 」

「ああ……Oh, really? 」

事実婚はしていると聞いて、何処かショックそうな椎也だ。
まさか、Amelia狙いだったのかと、瑠璃はずんと胃が重くなる。

Ameliaの相手は世界中を飛び交っている人で、ほぼロンドンにはいないと聞いている。
前会長の葬儀の際には中近東にいて、帰ってこれなかったそうだ。
Ameliaに子どもはいない。

「You have a wife and 3 children, haven't you? 」 

Ameliaに問い返され、椎也は頷く。

「Yes, that's right. My beloved family. 」

家族をとても愛している椎也は、嬉しそうに返事をした。

「I understand that she is loved very much and was brought up. 」

Ameliaは瑠璃を見て微笑んでいた。
確かに瑠璃は両親にとても愛されて幸福に育ったという実感がある。
それが故にひねくれないし、真っ直ぐだ。

「チャス、彼女は?来るんじゃなかったの?」

事情を全く知らない二花が、向かいのチャスに小声で尋ねている。

「俺、失恋した、last night. 」

チャスは笑顔で返す。

「え―え、また?」

二花に悪氣は、全くない。
それが抉るような痛みを相手に与えようとも。

「イエース!また!」

とはいえ、チャスも似たようなものだ。

「I was disappointed in love well, too. It was great improvement when it lasted one year with a man. 」

そして、自分も男とは一年続いたら大した記録だと、ネタを披露する。
女性とは長く交際出来るが、二花は男性とは長続きしない。
飽きるからだ。

「チャス、飲んで!今日は、飲んで!」

二花は自分のワイングラスを持ち上げる。

「イエース!Cheers! 」

似た者同士がグラスの縁を軽く合わせ、乾杯をしている。

「俺、続けたい。Love to continue throughout the life. 」

「Precisely! 俺もだよ。今の彼女は死ぬまで離さない。」

ワインの進んでいるふたりで盛り上がっている。
氣が合って楽しそうで、いいかも。
その様子を眺めながら瑠璃がふと視線を移すと、ウェイターに案内され、個室のドアからリックと加奈子が入って来た。

リックは紺のスーツ、加奈子は水色地の振り袖を着ていた。
それがとても鮮やかで、瑠璃は見惚れていた。

「加奈子ちゃん……綺麗。」

そう、思わず声に出した。
その場のみんなが一斉に、リックと加奈子に視線を移した。

「Sorry...大変遅くなって、失礼しました。」

リックは堂々と挨拶をした。
加奈子は頭を下げている。

どうにも、似合いのふたりだ。
瑠璃の率直な感想だし、この場の誰もがそう感じたろう。
長年連れ添った夫婦のような、安定感がある。
たった一日の関係なのに。

「来てくれたのね、リック、加奈子ちゃん。」

「はい。」

リックは微笑んで返事をする。
普通ならば到底、チャスにも見知った者にも堂々と顔を出せないだろう。

リックはチャスから加奈子を奪ったのだ。
しかし、敢えてリックは堂々と加奈子を連れてやって来た。

チャスにはとても悪い事をした、だがしかし、他の誰に臆する必要がある?
我々の氣持ちに偽りなど無い。
これを卑下する必要も無い。
下手に遠慮をして場を控えてしまったら、加奈子の立場が低くなる。

堂々と、このふたりで訪れたら良いのだ。

リックらしい、大人の男の確たる姿勢だ。
瑠璃は誇らしくなった。
この男と寝る事が出来て、良かった。

「カナコ……キレイ。」

チャスは加奈子の振り袖姿に見惚れて呟く。

「見たかった、カナコの着物。とても、キレイだよ。」

加奈子はきっとチャスに、振り袖をロンドンに持ってきている事を話していたのだろう。
着物姿が見たいと、ねだっていたのだろう。

喩え、眼の前の人が自分のものでなくなっても。
素直に美を褒められるチャスの純真さ。

「キレイ。来てくれて、ありがとう、カナコ……リック。」

その、チャスの喜び、悲しみ、苦しみ。
どれもが胸を打つ。

「チャス……」

「I cordially thank...you...Chas. 」

加奈子はチャスの笑顔を見て涙を流し、リックは親友の優しさに胸を詰まらせていた。




トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編13に続く

…………………………………………………………………………




瑠璃と二花の攻防戦も、この先の癒やしに必要だった。
当時、二花の行為に瑠璃の反応が宜しかった件。
それで二花を助長させた。

嗜虐を受け入れられない神楽には見せられない二花の真実の一面。
その、二花の葛藤。
違う女を抱かなければ、この嗜虐度は満足出来ないのだから。
本当は神楽以外はもう、嫌悪であるのに。

嗜虐性も被虐性も、どちらが悪いのではなく、どちらも癒やされないといけないのです。


二花の嗜虐性は簡単には止まないけれど、落ち着いてきているのが、神楽シーン⑥後編で判る。


そして、だからこそ二花は、このデートの事は神楽には、言えない。


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こんにちは。
みずのこえ まき です。

ヘナ中にて。




今日の午後
車を走らせ下道で熱田神宮に行って参りました。

バイパス使って2時間弱ですね。

いや、別に近かった


2時間弱くらいなら
いつも出張で走る時間ですもの。


年明け前から熱田神宮に行きたい…
と思っていましたが


昨日ふと
息子に熱田神宮行きたいなあ

でも電車代が高いなあ
とこぼすと
車で行けばいい、と。

確かに
車で出張の帰りに熱田神宮に寄り
帰ってきたことがあるから
行けるといえば行けるのです。

あれは2年前、かな?
いまくらいの時期に19時過ぎに寄ったから。


あれ以来、です。


途中バイパスで渋滞があり
うんざりしつつも
熱田神宮に着いたのが16時少し前

お社は夜間でも参れるのは知っています。


しかししかし、今回はおみくじなどを引きたかったし



宮きしめん!

熱田神宮内にあるこれが、食べたかったのです。

お土産屋さんの営業時間が16時半までと扉に書いていましたので
このお店も準ずるだろうな、と。


本宮を参って
おみくじを引き



やはり、そうなのよね。
コツコツと…



お守りがどれも千円で高くて驚きましたが

実は本宮を参るときに
千円はここで置いてこないといけない
という氣がしていたので

※でも千円をお賽銭として入れてはいない。

このお守りと息子の分を。


この女守もなんとなくの直感です☆
  
そう感じるときは
四の五の言わずに
そうすべき、なのです。


本殿もそうですが
やはり摂社末社も
エネルギーが高いな…
と撮った写真でもわかります。 

摂社末社、中にはくらついたり耳鳴りのしたお社も多数!


社殿は真ん前からよりも
横にずれて
拝殿の奥の本殿を拝見するのが宜しいかと思います。


で、本宮を参ってお守りなどのあとに
宮きしめんを食べに行きました

時刻が迫っていたのでね。

ちょうどこれが良かった。

そのあと何客かあとに
食事は終わりました、と
来たお客さんに告げていましたから。


宮きしめん
葱はご自分で好きなだけ

ラーメン横綱よりも葱が辛いですので
量はお氣をつけを。
美味しゅうございました、久しぶりのきしめん!


さて、実時間ではヘナも終わり
お風呂から上がりました。


普段はわたしが先にお風呂ですが
遅くなったので
今日は先に息子に入らせ

ゆっくりついでにヘナを。


時間は戻りまして熱田神宮
境内にも摂社末社が多数ございます。

前回は夜でしたので
よくわかりませんでしたが
今回は廻りたかったのでございます。










どちらも素晴らしい…


えびす社は
前回の夜の参拝の印象がとても強く残っています。


本物の草薙剣は
もはや熱田神宮には無い
とも云われておりますが
真偽はわたくしには判りかねます。

しかし、その噂の方が
尤もらしい、でしょうね。

ここに有る、というよりも。

では、本物は何処にあるのでしょうね?


そもそも
三種の神器、という設定が
何の本来の意味を為すのか?

それを手に入れた者が
実際に国を収めることが、できるのか?


何と何の和平の御印なのか。




神宮会館の前に少しイルミネーション


息子はここで神前結婚式もいいな、と言っておりました。

砥鹿神社でも、言っていましたけれど。




写真に残っていませんでしたが
この横に清水社

罔象女神がご祭神
瀬織津姫の別名でございますね。
ここで瀬織津姫…


社の下の、暗いですがこの、清水

暗くて説明文がよく読めず
勘違いしておりましたが
後方の石塔に三回柄杓で水を飛ばして届けば願い事が叶う、のだとか。

それをよく判らず
三回、手と顔に付けました。

※いま、ネット情報を調べました。

美肌に効果があるかも、と書いてましたので。

息子は頭が良くなるかも、
と頭に掛けておりました☆




が、とてもすべすべして
拭かずとも
さらっと肌に馴染んでいくお水でした。

肌に吸収される、というのは
とても粒子が細かい、ということ、なのです。

さすがなお水、と言って宜しいでしょう。



今回、スピリチュアルなことは
事前に一切調べておりません。

そうすると
直感かどうか濁ってしまうので。 


ただ、少し前に白蛇のことを調べたら
熱田神宮がヒットし
簡単にそのブログを読んだら
境内の何処かに白蛇がいらっしゃるようですね。
でも、冬なので…


そしてこの先の
貼られていた地図を見て
とても行きたくなった
本宮裏手の一之御前神社

残念ながら
この先のこころの小径が
16時閉鎖だったので行けませんでした。

また、参りましょう。

天照大御神の荒御魂、だそうです。


熱田神宮は警備が堅固でございます。

警備員さんが、あちこちにいらっしゃいます。


やはり、今調べたら
一之御前神社がパワースポットみたいですね☆


次は蓬莱軒のひつまぶしを頂きに参りましょう!



17時半くらいに熱田神宮を出て、

あ、そういえば
熱田神宮は名古屋の街中ですが
無料駐車場なのです
しかしながら普段は混んでいるそうです。

夕方だったので普通に駐車できたのかも。


バイパスが途中混んでいるときに
左手に観覧車が見えてきて

ああ、あれが刈谷ハイウェイオアシスの観覧車だと察し

ついでに寄ろうと、直感で。


バイパスも混んでおりましたし。







いやあ、予想外にイルミネーションがあって、綺麗でした!

何かしたわけじゃないけれど
ふらふらしていたら2時間近く、ここにいました。

ハイウェイオアシス、万歳!


眠くならなければ、温泉も入りたかったのよお。

少しだけお腹空いたので
わたしは何故か
刈谷で豊橋のヤマサのちくわのはんぺんを…

少量といえば、そのようなものしか…さすが美味しゅうございましたが。


ナビに迷わされながらも
(1分でも早い道を…とちょこまか案内されるが、すぐそこに国一通っていたのに変に廻らされた。)
普通に国一で帰ってきました。


今日も誕生日ナンバーを2台見ましたし、
やたらとフォーセブンやスリーセブンを見かけました。
他にもゾロ目が、やたら多かったのです。


やはり、行くときは予定外でも行く、のだなと
その采配に任せるときは任せる、
べきなのですね。


また、無計画に
何処ぞに参るやもしれません。


熱田神宮では
ある決意を促された、氣がしております。


では、また☆


ありがとう♡




今日は
端午の節句に向かっていくと実感するような日です☆



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こんにちは。
みずのこえ まき です。


今朝は寝ては起きてを繰り返す

うとうととしつつ
そういえば
この考えは自分軸じゃない

他人眼線だったよなあ

そう氣づいたことで、

そして
息子がごみ捨てに外に出ていく音を聞いて

自分が安心したらしい。

次に氣づいたときは
息子が帰ってきたときだった。

出たときから記憶が帰ってきたところに直結する。


息子も年明けからちゃんと
自力で起きる→ごみ捨てに行く

を、ちゃんと続けられている!


これまでの習慣が変わる


それは、とても大きなことだ。





今日のお仕事も
どうなのか
先方の返事待ちで
そうすると
こちらも昨日から、もやもや。

結局、今日一日を棒に振ってしまうことに。

ああ、コレも他人軸になっていたわーと、ふと氣づく。

いや、そうじゃないよねって


こうしてひとつひとつ
自分の中にある
自分ではなかった思考に氣づく

それが、自分との仲直り


他の誰かの考えで生きて、どうする?



わたしがしたいことは、なに?



痛みも苦しみも悲しみも、その人自身

幸も不幸も全てを含めて
それは、その人

無かったことには、してはいけない

統合的な癒やし


破壊からの創造


新しい自分、こんにちは♡


そういう、きっかけでありたい


無理にポジティブになるこたぁ、ない。
その明るさの中に、いまのあなたの真実は在るのか?



しかも、ひとりでいることが、悪い


という考えを

わたし自身がまだ持っていたなあ、と氣づかされた


おかしいやあ。

人が好きだし
人とのつきあいが好きだし

でも、常に他人と一緒にいることは
わたしは疲れる

他の誰かの意見が、
知らぬうちに
自分の意志だと思いこんでしまうこともある


そんなときは
もう、ただひとりでいることを選ぶ

それを、してきた。



ひとりで楽しめることを満喫すると



人に悪いからと
人に合わせようとする
他人軸の自分はいなくなってくる
人と共にいようと
自分がしたいことを選べる
瞬間、瞬間の話




それも、また記そう。



一昨日はとても胸が苦しくて
喘息症状ね

けれど、これは冷えのコリから来ているなあ、とは氣づく


左胸が痛むから
左の腕、肩の凝りかも思っていた


しかし、昨日の朝
布団の中で、
左肩を開くより
右肩を開くと
左胸がラクになる、と氣づく


施術中に
右腕を使いつつ
自分の肩の開きも意識すると
胸が、すっと柔らかくなってくるのが、わかる


寒いとね
どうしても縮こまり
肩が内に入るからね


そうすると胸も硬くなる

肺の機能が低下する

喘息症状が出やすくなる


子どもの頃から
冬に走ると
とてつもなく胸が苦しくて痛くて
大変だったのだが

しかも自分が体力が無いのだと思い込んでいるから
それが辛いとは人には言えないのだよね

大概、我慢しなさい文化だったよね


アレルギーもそんなことだったわ

全てにおいて
知らないから
わたしが悪いんだ、と思い込んでいる


思い返せば
わたし自身が無知、というよりも
周囲の大人が観察力のなかった原因


それは、わたしが悪いこと、ではない


全てすれ違いの思い込み


わたしが悪いのでは、無かった




閑話休題

そう、だからね
首の裏側が、とても冷えやすい
そうすると
首肩がつらくなる


首全体を温めたほうが、いいよ
今の季節

ネックウォーマーがあったはずだと
昨夜探したけれど無くて

今は使わない腹巻きがあったので


腹巻きを首に巻いている


そう、腹巻き緩いからさ
手繰り寄せる感じ


(人には見せられない…いや、一見、腹巻きと氣づかないか?)


腹巻きも然り

空気パンツ穿き始め
ウエストじわじわ締めるゴム製品がダメになったので


ウエストゴムじゃない
ロングスカート探しています


これが、ないっ!

いまどき、何もかもウエストゴムなのだー。


ウエストゴムでラク!

と、煽り文句だけど


その、ラクさが
体の不調を呼んでいるんだってば。


いや、生理痛あるの普通、じゃないからね。




いやあ、脱線しまくりだてへぺろうさぎ




昨日の朝ね
出張行くのに

片側3車線の国道を
信号のないところを右折するのに

分離帯の切れた部分に入り込んで
対向車線の車が途切れるタイミングを待つのね


国道といえど
信号区間が短くて
さほど速度の出ないところなので、怖くはない


昨日は右折するのに
そのスペースに入り込んだ途端

対向車線の先頭に

わたしの誕生日ナンバーを掲げた車が、やって来る!


朝、いつもより遅く出る時間

途中のコンビニの休憩タイム


それらを図って


どんだけ、このタイミングを狙えるんだよ?


3次元下の人間には、このタイミングは、絶対にムリ(笑)


神の采配


それで、いいのだ!

という後押し



いや、ホント

神の采配って凄いわあんぐりうさぎ




では、ありがとうカナヘイハート




今日は
蕨刈りの計画を練るような日です☆



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小説です。 

たったひとりの人に伝えたくて始めた、この綴り。
人に言えない嗜好や秘密、官能
人間はそれをどう思うか
自分でどう対処していくのか。

瑠璃シーン⑥のキャッチコピーは、
俺とお前の攻防戦。
じわじわ迫りくるサスペンス劇場でした。
あとはもう、結婚妊娠出産に向けていきます。

トーチカ~瑠璃シーン⑥の後編。
神楽シーン⑥後編1の瑠璃側の視点です。
多発事件的で、ごった煮のように大勢の人が出てきます。

瑠璃シーン⑥は、
不貞、不倫、禁忌の闇を傍観する旅。
神楽シーン⑥よりも闇を見るけれど、笑いと呆れが混在としている脱力系。

男の嫉妬、男のトラウマの癒やしも、神楽シーン瑠璃シーンともに⑥のテーマですね。
瑠璃シーン側では、何が起こっていたのか?
真実は、こんなだったという答え合わせ。


前回の
トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編10
椎也のロンドン公演で父の偉大さに改めて圧倒される瑠璃。
父のようにヨーロッパでも観客を魅了する存在になりたいと更に意識する。
憧れの人のステージを眼の前で観てチャスは感激していたが、その最中にもリックと加奈子の恋が始まっていた。
その夜にそうとチャスは知り、翌日、瑠璃とチカに自分は親に捨てられたし、誰からも捨てられると嘆いた。
そんなチャスを父母のように抱きしめ、瑠璃とチカは慰める。


ふたりで本音を言い合えるようになったカップルの最後の砦、俺とお前の攻防戦が終わり、他人の恋模様の傍観が始まります。

そして今回、瑠璃と誰かとの攻防戦!


神楽シーン⑦は、よく脳内上映されています。
(イタイ)共依存カップルの未来は?
神楽も新たに苦悩が出てくるし、瑠璃は出産に到るし、幹也にとっても激動のシーン⑦なのです。

男の不機嫌、怒り、力での制圧。
これらから女が自分の尊厳を守る、ということ。
これが神楽シーン⑦のテーマであるなあ。


トップモデルとなった瑠璃の真骨頂とも言える、瑠璃シーン⑥。
瑠璃の魅力、瑠璃チカの結婚式、そして妊娠までを書きます。


わたしが書く小説というのは映像で見えてくるのを文章化しているのですが、この文章で女性の(もちろん男性もね)オ ーガズムのお手伝いにもなればいいな、とも思っています。

トーチカ神楽シーン①
東三河に住む、未来を知っている少女
神楽の眼線
神楽シーン⑥で、東三河から神奈川に嫁入りしました。

トーチカ~瑠璃シーン①
神奈川に住む、ティーンズモデルの美少女
だった瑠璃の眼線
今は世界に立つスーパーモデル

神楽シーン瑠璃シーンの同時期を交互に書いていきます。
どちらにも童顔、永遠の少年の二花(つぐはる)が絡んできます。

トーチカのこれまでの話のリンクはこちらから
トーチカ以前のお話もこちら↑

BGM
"カルメン組曲"

カノン"あなたへ"
喜びも悲しみも全て共に。
瑠璃チカっぽい。

安室奈美恵"CAN YOU CELEBRATE?"
これまでそれぞれの物語があるし、その先も何度でも諦めるな、というメッセージを感じる。
"HERO"も泣けるわ。
"君だけのためのヒーロー"
 


トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編11







チカは二花のロンドンでの機材を請け負う会社の担当と話し合うそうだ。
コレクションでのBGMを録音したグランドピアノを用意したのもその会社であったし、二花も納得する鍵盤を用意するように、きっともう少し煮詰めて提示すべきだという。

「それに、六月のメンズコレクションでの二花の生演奏が決まったしな。社と金額交渉しなきゃいけない。」

「そう、決まったのね。忙しいわね、チカ。」

こちらでの二花のマネージメントを引き受けた以上、責任を持って対処する。
ヨーロッパで二花を売る事は二花の野望でとあり、チカの夢でもある。

「俺は忙しい方が好きだね。でも、」

瑠璃の頬に大きな手を置く。

「瑠璃さまのお相手が出来ないのが無念だ。」

「大丈夫よ。あたしは、好きにするわよ。」

「いや、ダメだ。瑠璃さまを市井に放逐してみろ。男たちが女王さまを離さないぞ。ぞっとする。」

「ステキね。男たちがあたしに群がり、離れないのね。」

「瑠璃。」

至近距離で、その緑の眼に見据えられる。
瑠璃はかすかに震える。

「いいのかな?」

それは夜のお仕置きを示している。

「いいわ……。男たちに群がられてくるから。」

お仕置きの方が好ましいのだから、敢えて反発するのだ。

「本当にいけない娘だ。」

瑠璃の長い黒髪を、さらっと流して軽く摑む。
それを、自分の唇に当てた。

「お仕置き決定だね。」

「―はい……。」

そこは素直に従う。
それこそが、瑠璃の悦び。

「不本意だけど、ジジイに頼もう。」

「二花くんに?」

今はスタジオでグランドピアノを歓んで弾きまくっているという。
調律の狂ったオルガンを用意した詫びに、機材会社が最高級のグランドピアノを用意してくれたそうだ。

「放っとくとヤツは何時間でも弾き続けるからな。かれこれ三時間は経ってる。余り長時間集中は、指にも良くない。また怒りっぽくもなる。」

「そうね。」

脳がピアノにばかり向かうと、ピアノから離れた時に急に疲れるだろう。
しかも煙草を長時間吸わないのだから、正氣に返ると苛々し出すのだ。

チカとスタジオに行き、二花を頃合いのいい処で止めさせた。
中断させられたその時は、明らかに不機嫌になる。
しかし外に出て煙草を吸い、テイクアウェイ珈琲を飲むと落ち着いてくる。

「うん。神楽に新作買っていきたかったから、瑠璃、選んでよ。」

すっかり機嫌が戻っていた。

「チカは俺の仕事してくれるしね。喜んで瑠璃を借りるよ。」

「借りるって言うな!」

チカは真剣に怒鳴った。

「それに瑠璃に何かしやがったら、今度こそ、てめえの生命線を奪うからな。」

「怖いね、チカ。」

二花はそれでも、可愛い顔で微笑んでいる。
そんな事はしない、という表れでもある。

二花の生命線とは、二花自体の命ではない。
二花が最も大切にするもの、神楽だったり、音楽かもしれない。

二花のいちばん大切にしている女を、俺の言いなりにさせてやる。

あの時のチカの文句を想い出し、瑠璃はぶるっと震えた。
子宮が熱くなる。
瑠璃、本当に言いなりになったもの。
それが日々の瑠璃の悦びだから。

二花は、じっと瑠璃を見た。
すぐにチカに頭を叩かれていた。

チカに連れられ、ブランドの本店に行った。
そしてチカは仕事に戻っていく。

「これ、ステキよ。神楽ちゃんに似合うわ。」

「ダメだよ、そんな丈が短いもの。」

「じゃあ、こっち。」

「ダメダメ。胸の谷間が丸見えじゃないか。」

神楽の谷間、という程のものはないが。
瑠璃が提示する新作は、事如く二花は拒否する。
神楽には絶対に露出の少ない服を着せたいのだ。

「女は美しい肌を見せる方が、より美しくなるのよ。」

見られると意識をする。
それが美に繋がる。

「誰に見せるんだよ?俺以外の、誰に?」

かなり怒りを示された。
大切なものを奪われそうになる危機に、すぐに不機嫌になるのだ、二花は。

「こんなに独占欲が強いんじゃあ、窮屈よね。」

「俺だけが見てればいいんだよ。でないと、」

二花は、じっと瑠璃を見上げた。

「他の男にねっとり見られるのが悦びだなんて女は、結局、他のいい男に靡くから。」

それは、明らかに瑠璃を詰っている。

「こわーい。自分の過失は棚に置くのね。」

瑠璃は、くすくすと笑い、かわした。
もう、二花の不機嫌な顔に怯えないのだ。

「―ごめん。」

どうして今更、瑠璃を責めるのだ。
二花は自分の頭を横に振っていた。

「俺、自分でもおかしいと思ってる。こんなに嫉妬深いだなんて。」

「盗られたくないのよねえ、二花くんは。痛い経験があるんでしょ?」

瑠璃の言葉に、二花はウインドウの外を見やった。

「うん、あるよ。ずっと後悔した。だから、怖い。余所見されるのが。彼女は閉じ込めたいんだ、だから。」

ほんの少し、眼を離しただけだ。
それなのに、他の男の誘いに乗り、彼女は去ってしまった。
もう二度と、眼を離さない。
俺だけに閉じ込めてやる。

「本当は常に監視したい。学校にも行かせない。家に閉じ込める。室内に24時間カメラを設置して、行動を見ている……すぐに、そうしたい。最初はそこまで不安じゃなかったのに、神楽はどんどん綺麗になるから、俺も追い詰められてる。……閉じ込めたい。神楽の頭脳なら、わざわざ高校なんて行かなくていいのに。」

恐ろしい言葉のオンパレードだ。
しかし、二花ならば、実際にしていそう。
密かに家に防犯カメラを設置して、神楽が家にいる間は時折、スマートフォンでチェックしている。

「そのうち、二花くんが出掛けている間は首輪をして繋いでおいて、手枷足枷までしておく、とか言い出しそうね。」

「ああ、そうしたいよ。」

真顔で答えられた。

「でも、そんなのは愛じゃないって、俺だって判ってる。」

「判ってるから、良かったわ。」

自分の異常性には氣づいている。
そこに怯えている。

「けれど、そうしたくなる。俺だけのものにしたい。誰も見なくていい。」

この、執着。
故に二花は、瑠璃を自由にしたいのに閉じ込めたい葛藤とも戦い、徐々におかしくなっていったのだ。

恐ろしいのは、神楽もそれでいいと言いだしてしまいそうな処だ。
家に閉じ込め、繋いでおく事で二花が安心するならば、存分にそうすれば良いと許諾する。
実際にそうした処で、二花の心から不安は決して消えない。
最後に行き着くのは、非常に恐ろしい結果だ。

このカップル、どうなるのかな?
瑠璃はひとつの予感を胸に仕舞った。

「……これなんて、どう?神楽ちゃん、お尻のライン綺麗だもの。映えるわよ。」

おとなしめのワンピースを手に取り、二花に見せる。

「そうだね、可愛い。」

二花も、それは氣に入ったようだ。

「神楽はお尻の形が凄く綺麗なんだ。」

「そうね。」

尻を愛でながら後ろからしている姿が容易に想像出来る。

「俺―瑠璃、」

二花は何かを言おうとして、止めた。

「なあに?」

「いや。いい。」

二花は首を横に振り、隣りのワンピースを手に取った。

「これは、どう思う?」

「それなら、こっちの方が神楽ちゃんには合うと思うわ。」

「成る程ねえ。」

二花は満足そうに笑んでいた。
ワンピース二着とトップス二着、スカート二着を瑠璃は選んで、二花はそれを購入した。

「ありがとう、瑠璃。」

店員からにこやかに紙バッグを受け取り、瑠璃に笑んでくる。
この二花の可愛い笑顔が見られるのならば、服選びくらい容易に手伝う。

「また、いつでも、どうぞ。あたし、スタイリングも好きなのよ。仕事で他の俳優さんのコーディネートもしたもの。」

「へえ。瑠璃は好きそうだよね、確かに。」

二花は瑠璃の小さな頃から、よく見ていてくれている。
瑠璃も嬉しくなって、笑んだ。

「瑠璃、お昼行こうよ。なんでも瑠璃の好きなもの、食べよう。」

二花はショップの扉を開け、瑠璃を通した。
子どもの頃ならともかく、大きくなってから二花とこうして街を一緒に歩くのは初めてだ。

「瑠璃?」

二花の可愛い笑顔。
久しぶりに、あの頃のキュンキュンとしたときめきが胸を締めつける。

「デートね、これ。」

石畳の一等地の歩道で、そっと、二花の腕を摑む。

「―そうだね、デートだ。」

瑠璃の顔を見上げ、頷く。

「瑠璃と、こうして歩けなかったからね。」

二花の腕に腕を絡める。
十センチ以上、二花が低いから違和感があるが、それでも嬉しさが身体中に渡りゆく。

ずっと、こうして二花と堂々と腕を組んで歩きたかったのだ。

「今日はデートしようよ、瑠璃。何処でも瑠璃の好きな処に行こう。」

「―うん。」

すっと、そう言われたかった。
ふたりで街中を歩きたかった。
瑠璃、デートしよう。
遂には聞けなかった台詞を、今ようやく聞けた。

ここがロンドン、という事もある。
パートナーでなくとも、男性が女性をエスコートするのは当然である。
そして、堂々していれば別段、腕を組んでいようが怪しまれないのだ。
瑠璃も二花も、他に相手がいるのだから。

あの頃だって、堂々と街中を並んで歩けば良かった。
意識しすぎだったのだ。
ぎゅっと二花の腕を組み、瑠璃はトルコ料理の店までの道のりを案内する。

街中を歩いていれば、連れているのが二花でも違和感なく、Ruri! Brilliant! などと声を掛けてくれる。
時に男は熱い視線を投げかける。

「瑠璃は本当に有名人だ。ヨーロッパで騒がれるなんて、本物なんだよ。」

この美女を連れているのが自分だというのが、二花は得意氣になっている。
彼女だったらば不機嫌になったろうが。

「あたしとデート出来て嬉しい?」

瑠璃は二花の顔を覗いた。

「うん、勿論。」

二花は楽しそうだった。
山積みで辿り着けなかった宿題にようやく手が届き、実践出来るのだ。
信号待ちで二花は、瑠璃が摑んでいた腕をつつっと伸ばし、瑠璃の腰を抱いた。
実際、背の高い女に腕を組まれるよりも、この方が歩きやすいのだろうが、更に身体が密着する。

この男と交わっていたのだ。
もう、随分と懐かしい感触だ、この腕は。
瑠璃がいくら二花よりも背が高かろうと、二花は容易に瑠璃の身体を抱えて好きにしていた。
その腕の逞しさも、こうして密着すると判る。

「瑠璃の身体、熱いよ。」

前を見ながら歩き、二花はそう呟く。

「そうね。あの頃よりも体温が高いのよ、随分と。」

「そんなに脚出して、寒くないの?」

神奈川の海沿いよりも寒い十一月のロンドンでミニのドレスにハイヒールの瑠璃を、二花は心配していたと氣づく。

「寒くないのよ、大丈夫。」

瑠璃は笑って、二花の顔を覗く。

「じゃあ、瑠璃の中なんて、本当に火傷するんだ。」

「そうね。チカはいつも、火傷するって言ってるわ。」

際どい事を口にしてくる。
二花は何を考えているのか。

試してみる?

瑠璃がそう誘うのを、二花は待っているのだろうか。

「瑠璃はいつも、濡れてる。最近は特に濡れ具合が凄い。」

この少年の顔が言うから、セクハラに聞こえない。
しかし実年齢はおじさんが、それを少女に口にしたとすれば、明らかにセクハラだ。
この容姿で、二花は随分と得をしている。
外見は可愛い少年でも、中身は変態なおじさんなのに。

「歩く度に汁の音が聞こえてきそう。俺、匂いで判るの知ってるだろ?」

二花の腕と腰の体温が瑠璃に纏わりつく。

「確かめてみたいの?指入れてみる?」

最後の最後に、二花を味わうのもいいかもしれない。
チカは嘆くだろうが、なんだかんだで許すのだ、きっと。
二花に甘いのだから。
そして、二花とならば、直接でも妊娠しないのだ。

ホシイ、ホシイノ、頂戴、液、イッパイ頂戴。
身体がそう、疼いている。
くれる男を、こんなにも求めている。

「……指ぐらい大した事無いって?チカ以外の男も知ったし、淫 乱女はすぐに欲しがるんだな。」

久しぶりに二花の罵りを聞いた。
誘うように仕向けて、何故に急に罵倒なのか。

「ええ、そうよ。瑠璃、淫 乱だもの。いつも欲しくて仕方ないのよ。でも、」

そんな罵り、もはや、怖くもない。

「チカが、やっぱりいちばんよ。いちばん、いいの。」

しっかり二花から眼を逸らさずに、言い切った。

「ごめん……瑠璃。」

腰を摑む指の力が、ぐっと入る。
二花は眼を伏せがちにした。

「俺、判っちゃうんだ。瑠璃が他の男とやったって。なんか、違うんだよ、顔つきも、この腰つきも匂いも。前よりもっと、女の濃い匂いになってる―嫉妬だよ。チカ以外の男なんて……俺は許せない。チカだから、俺は許せたのに。」

「前も言ったけど、二花くんには関係ないのよ。あたしとチカの問題なの。嫉妬されるのは嬉しいけどね。」

いつまでも、あなたの女ではないのよ。

「チカも……チカだって。」

はあっと、苦しい吐息が聞こえた。

「匂いが濃くなった。なんだか、前までと違う。」

「二花くん以外の男を知ったからね。」

きっぱりと負かしてやる。
二花は急に足を止めた。
ぐぐっと、指の力が強まリ、瑠璃の腰に食い込む。

「痛いわ。」

「ごめん―ごめん。」

二花は、指の力を弱めた。

「残念なのは判るけどね。あなたがチカを男好きにしたのよ。仕方ないでしょ?二花くんみたいな可愛い男の子が好みなんだもの、チカの。」

チカは二花で男の良さを知り、そのチカからリックは男の良さを学んだ。
この連鎖。
リックが抱いた男の子だとて、またノーマルの男を求めるかもしれない。
連鎖していくのだ。
それは、二花が始めた事。

「俺が最後の男だって言ったのに……。」

「二花くんがそれを言ってもね。後藤さんとの関係を続けてたり、こっそり高山さんとの浮氣を隠そうとしたりの二花くんじゃあ、説得力ないわよ。」

「判ってるよ。」

すぐ、拗ねる。
少年の容姿だから可愛いのだが、実際、困ったものだ。
拗れた中年というものは。

「じゃあ、チカと寝ればいいのよ、ロンドンにいる間に。黙っててあげるわよ、神楽ちゃんに。」

「瑠璃……。」

呆れた顔で見上げられた。

「したいんでしょ?」

「したいけど、でも、」

腰で指が動いている。
リズムを取って奏でているかのようだ。
これが、あの指の動きを想い出させる。

「神楽以外はしないって決めたから。」

「そう、残念ね。じゃあ、あたしにも指入れられないわね。」

力を込めさえしなければ、二花の指は実にテクニシャンだ。
あれだけ素早く指を動かせる人は、そうそういないだろう。

「瑠璃、さっきより、汁が出てきてる。俺の指が欲しくて、濡れたんだろ?」

そして、また挑発だ。

「そうね。この指の動き、想い出してたの。」

腰にある二花の指に、そっと触れる。

「柔らかいな……瑠璃、そんなに手、柔らかかったっけ?」

その触感に二花は驚いていた。

「柔らかくされたのよ。重いものを持たないように、殴らないように。徹底されたの、手の動きを監視されて。」

手首にある細いブレスレットを意識すると、この手の動きをかなり抑制した。

「チカらしいね。だから前よりも手の動きが女らしいんだね。」

「全部、チカに変えさせられたの。動きも喋り方も。それがショーモデルには、大切な事、だったから。」

女らしい優しい言葉遣い、しなやかな身体の動き。
これらをマスターしたからこそ、トップモデルになれたのだ。

「凄いな、チカは。綿密な計算がある。」

「ええ。チカに任せておけば、瑠璃は安心なの。」

他の男との浮氣すら計画し、瑠璃をより艷やかにさせる。
その、チカの戦略。
ついでに瑠璃の内部を他の男に開発させ、感度を更に良くし、安産とチカ自身の氣持ち良さを図った。
瑠璃も無駄な力が入らなくなったし、チカが入っているだけで前よりも感じるし、心が安定する。
過度に縛ったり刺激を強くしなくても、満足するのだ。

流石ね、チカは。
瑠璃は微笑んだ。

トルコ料理店に着いたので、二花は瑠璃をエスコートしつつ、腰から手を離した。
二花の手が当たっていた部分が急に冷えた氣がした。

「イスケンデルケバブがあるなんて。」

二花はメニュー表を見て、とても喜んでいる。
瑠璃に好みを聞きつつ、二花は注文した。
向かいの美しい瑠璃に、二花は満面の笑みだ。

「なんだかんだぶっ飛んでも、瑠璃は氣遣いが素晴らしいよ。俺が好きだって判っていて、トルコ料理にしたんだろ?」

「どうかしら。」

二花の話してくれたシルクロードの話は余り想い出せないが、トルコの景色がとても美しくて料理が美味しかったという話は憶えている。

「瑠璃の、そういう奥ゆかしさが大好きなんだ。瑠璃は俺の理想の彼女なんだよ。」

二花はどの彼女にも、理想の女だと言っていそうだが。

「尻軽じゃなければね。」

「実際は、そんな尻軽じゃないよ、瑠璃は。」

二花の眼が優しい。
確かにこの人が、大好きだった。
今でも二花を見ていると、ときめく。

「尻軽っていうのは、俺みたいな奴の事を言うんだよ。誰にでも尻を突き出していたんだから。」

「確かにね。」

郁人の話を想い出して、微笑む。

「集団で……俺だけウケで何人もの男にお姫さま扱いされるのは嬉しくて、いっぺんにするのが好きだった。だけど、何人咥 えたって満足しない。もっと刺激が欲しい。チカに逢うまでは、それが悩みだった。」

「そういう欲望は落ち着いたの?」

苦難の話をしながらも、優しい顔をしている二花に、瑠璃も嬉しくなる。

「今は……愛されてる感覚が強いんだよ。神楽にされるとさ、俺は凄く満足するんだ。」

「よかったわね、神楽ちゃんで。」

「うん。きっと俺は、タチもウケも出来る女を求めてたんだよね。」

まるで二花の為だけに生まれたような人物だ、神楽は。
二花の為に用意された花嫁。
その、チカの鋭い文句が全てを物語っている。
ならば、誰が神楽を二花の為に用意したのか。

「それでも俺は、まだ自分の中の狂暴性を持て余している。神楽に……酷い事をしたくなる。それを堪えている。いつ、耐えられなくなるのかが、怖い。」

「髪を引っ張るとか、お尻叩くとか?」

「そうだね、容赦無く。」

二花の眼の奥が光ったように見えた。

「瑠璃、俺、お前に相当な事していたね。尻も叩いた事、あった。ごめん。」

「……想い出したの?」

その記憶は抜けていた二花だ。
二花は寂しそうに笑う。

「最近、知らなかった記憶が増えているんだ。瑠璃とつきあっていた頃の、特にsexの最中の記憶だよね。お前の髪を引っ張ったり、尻叩いて瑠璃が痛がって泣いてる顔を見るのが、ぞくぞくした……ごめん。俺、勝手に忘れてたんだね。最低だ。」

二花は徐々に、あの時の記憶を取り戻していた。
それはきっと、神楽に身も心も愛されて、安定したからだろう。

「うん。」

どんなに酷い記憶であろうと、この現実をようやく二花と共有出来た歓びも湧いてくる。
不思議なものだ、人間は。

「―写真は?」

「そうだね。撮ったね。あんな秘密をチカに見せるなんて……鬼畜だ。瑠璃に詫ても詫きれない。ごめんなさい。」

この出来事も、想い出したのだ。
身の内から救われる感覚が拡がっていった。

「そう。」

瑠璃は穏やかに微笑んでいた。

「どうにも酷い男だ。俺、女が嫌がったり痛がってる顔見るの、興奮するんだよ。もっと痛くしてやりたい……瑠璃がモデルで良かった。でなかったら俺、歯止めが効かなかったと思う。」

「そうね。歯止めが効かなかったら、どうしたの?」

二花は天井を仰ぎ見た。

「鞭、打ったりとかさ。傷つけたりとかさ。」

「最後は包丁で首切るの?」

二花は瑠璃の眼に、しっかりと視線をぶつけた。

「そうなんだろうね。」

俺は、そういう男だ。
誰が俺を救える?
この闇を永遠に抱えて生きていかねばならない苦痛は、誰が取り除ける?
誰も、いない。
そんな人は、いない。

諦め、でもある。
二花の眼は。

きっと神楽ならば、二花が刃を首に当てても、笑って許すだろう。
二花がそれをしたいならば、すればいいと。
喜んで命を差し出す。

そうなってしまっては、お終いだ。
だがきっと、神楽が"二花の為に用意された花嫁"ならば、そんな悲惨な結末には、ならない。
ふたりで、この闇も乗り越えていけるのだ。

「二花くんに殺されなくて、よかったわ。」

瑠璃は、くすくすと笑う。

「本当に、そうだね。」

瑠璃のそんな返しに、二花もほっとしたのだ。
深刻に返されては、もっと行き場がない。

イスケンデルケバブが出てきた。
トルコパンの上にドネルケバブが乗り、トマトソースと更に熱したバターが乗っている。
添えられたヨーグルトと共に食すのだ。

「これだよ!これ!これが美味しいんだ!」

二花は興奮していた。

「普通のケバブより高級なんだって、チカが言ってたわ。」

「そうだよ。うわあ!久し振り!」

その味を堪能していた。
二花の嬉しそうな顔を見ているだけで、瑠璃も救われる。
あんな救われないような話を聞いたあとでは、尚更だ。

「また、トルコに行きたくなったなあ。シルクロード、来年、行こうかな。」

「神楽ちゃんとね。」

「そうだね。神楽に食べさせてあげたい。」

神楽に贅沢をさせたい。
その想いが伝わってくる。
神楽のことが、ただ、無心に好きなのだ。

「瑠璃、イスケンデルって英語だと、どう読むか知ってる?」

「知らないわ。」

二花はナフキンで口を拭いた。

「"Alexander"なんだよ。」

「アレクサンダー……。」

チカのミドルネームでもある。
二花はビールを口にした。

「よくある名前、なんだけどね。大王の名でもあるね。」

「勇ましいイメージがあるわ。」

「チカの、もう一つの名前だって知ってるよね。」

「ええ、いやがるけど、アレクサンダーって呼ぶと。」

二花も、知っていたのだ、チカのミドルネームを。

「アレクサンダーを食べてやる。」

二花は、フォークでブスッと刺した。

「なんか、いやらしい。」

瑠璃は笑った。

「ねえ、二花くん。」

「ん?」

この人が、心底安らかだといい。

「ホントにチカ、いいの?二花くんに迫られたら、チカは喜んで頂くわよ。」

「ダメだろ、そんなの。……神楽を泣かせたくない。」

「今更な氣がするけど。」

「今、と過去、じゃあ、大きな違いなんだよ。」

食べながら瑠璃をよく見ている。

「じゃあ、瑠璃は?やらせてくれるの?」

「いいわよ。」

瑠璃は笑って頷いた。

「瑠璃、変わったわよ、大分。今の瑠璃の中、知りたいでしょ?」

「―知りたい。」

奥底から攫うような二花の魔力。
その、眼。
甘い毒。

「でも、やめておく。」

「意外に我慢強いのね。」

瑠璃は溜め息をつく。

「まさか。瑠璃に迫られて正氣でいられる訳ないよ。」

テーブルの下から瑠璃の手を摑み、触れさせる。

「カチカチ……、」

「俺は相当苦悩したんだよ、あの頃だって、瑠璃を抱きたくて。そんな記憶があるのに、どうして瑠璃の誘いに断れる?」

久しぶりの、その感触。
瑠璃は頭がぐらつくのを憶えた。
ホシイ、ホシイ、コレガホシイノ。

「いいね、瑠璃は素直だ。凄く……溢れてきた。」

「二花くん……」

「何?ちゃんと言ってよ。俺にどうしたいの?どうされたいの?」

呼吸が荒くなる。
流石は、瑠璃のツボを心得ている。

「―したいの。」

「何がしたいの?ちゃんと、言って。言えよ。」  

テーブルクロスに隠された、その場面。
ぎゅっと、それを摑んだ。
二花が眉根を顰める。

「―言え。」

「二花くんと―セッ、」

その時、瑠璃と二花のスマートフォンが同時に震えた。
ふたりで、びくっと身体を震わす。
まるで、いたずらを目撃された子どもかのようだ。

瑠璃は、さっと二花から手を離した。

顔面に汗を掻きながら、二花はスマートフォンを見て、にやついた。

「神楽から―チカだろ?」

「ええ。」

瑠璃は笑い出す。

豪華なお昼、ちゃんと食べてますか?

チカからの連絡だ。

「やっぱり、止められるんだね。」

「そうね。」

二花とは、もう身体を合わせてはいけない。
誰にそう、禁じられているのか。

「残念だ。」

「ホントね。そんなスゴいの、食べたかったのに。」

「瑠璃の涎にまみれた口で食べられたかったよ。」

「二花くんて、」

そんな可愛い顔をして、平氣で彼女を裏切るのだ。

「ホント、ヘンタイね。」

「そうだよ。俺の変態具合、瑠璃はよく知ってるだろ?」

そっけなくビールを飲んでいる。

「今の俺、調子に乗って大変な事、しそうだ。良かったよ、瑠璃。とても無事で返せなかったよ。」

「……そうね。」

今、この瑠璃の状態で欲望のままに求めあったらきっと、二花は拍車が掛かる。
どれほど瑠璃が嫌がろうと、無理矢理とんでもない事をしてきただろう。

チャイを飲んでからレストランを出る。
二花に腰を抱かれ、街を散策した。
クリスマスマーケットには少し早かったが、クリスマスの飾りがあちこちで出てきていた。
雑貨の店を見て廻る。
二花は時折、土産を購入した。
瑠璃もクリスマスの飾りを購入する。

この角を曲がれば、加奈子の勤める店がある。
しかし、加奈子の氣持ちを慮れば、今は顔を逢わさない方が良いだろう。

「二花くん、公園行きましょ。」

「いいよ。瑠璃の行きたい処だったら、何処でも。」

「じゃあ、トルコに。」

「―瑠璃が本氣で行きたいなら、すぐに連れて行くよ。」

「今日は、やめとくわ。」

別段、二花とトルコに行きたい本音もない。
チカとなら、行きたい。
チカが美味しそうに、本場のイスケンダルケバブを食す処を、うっとりと眺めていたい。

馴染みのハイドパークに入り、ぐるっと廻る。
ハイドパークも、あと少ししたらクリスマスマーケットが始まる。
そうしたらチカとクリスマスの買い物をするのだ。
それが毎年の恒例行事となる。

池の畔のカフェで珈琲をテイクアウェイした。
並んで芝生に座る。

「寒くない?」

「あたしは大丈夫よ。」

晴れやかな空だ。
外の空氣が心地好い。

「煙草、吸わせて。」

「どうぞ。」

美味そうに煙を吐き出している。
二花の煙草の吸い方が好きだ。
この仕草も何もかも、この人が好きだった。
それも、過去の事、なのだ。

幾ら身体が二花に反応したとて、今、身体を合わせたら大変な事になる。
あれだけ神楽に悪い、と口では言いながらも、誘惑に弱い二花だ。
ここはロンドンで神楽の眼もない。
瑠璃も浮氣を黙っているならば、神楽には絶対にバレないという確信があるのだ。

ズルい、男。
あたしが愛したのは、悲しい生い立ちを炙り出しにした、結局ズルい男だったのだ。

「やだあ!二花くん、見ーつけた!」

急に頭上から、女の甲高い声が響いてきた。
瑠璃ははっとして、顔を上げる。

「セラ!どうして、ここに?」

二花の肩に後ろから手を乗せて、にこやかに笑っている女を二花は驚いて見上げている。

知っている。
彼女はハーフタレントのセラ。
グラビアや情報番組などにも、よく出ている。
父親がスペイン人の、明るいキャラで売っている。

判る、彼女が二花と、どういう関係なのか。
一目見ただけで、瑠璃にはそのからくりが読めた。

「お休みなのーお。セラ、一ヶ月お休みだから、遊びに来たの。」

「へえ。ロンドン観光?」

「うん、それとね、BDSMのクラブで遊ぶの。」

いきなり、深い話題だ。

「ねえ、二花くんも一緒に行こうよ。日本の芸能人も多いよ、安心だからっ!」

成る程。
瑠璃の知らないまでも、そういう、有名人御用達の秘密のクラブがあるのだ。 
変に感心した。

「二花くん、女に 鞭打ちたいんでしょ?言ってたじゃない。させてあげらんなかったけどぉ、セラ、一ヶ月お休みだから、打たせてあげるよ。」

瑠璃がそこにいるのに、まるで見えていないかのように無視をする。
彼女は彼女なりに、瑠璃に対抗意識がある訳だ。

「いや、俺は合意でしたいんじゃないよ。嫌がる女に無理矢理したいんだ。」

煙草を携帯灰皿に揉み消し、二花は顔を上げて、馴れ馴れしく顔に触れてくるセラに、事も無げに言う。

「鬼畜ー!流石、二花くん!こんなに可愛い顔してるのにねっ!」

セラは胡座をかいている二花の上に向かい合わせで座ろうとした。

「やめろよ。」

二花はセラの脇の下を摑んで、セラを退けさせた。

「ぐち ょ ぐち ょだろ?俺が汚れる。下着穿いてないんからね、セラは。」

「もー!二花くん、つれなーいっ!じゃあ、触って確かめてみて。」

二花の手を摑んで、そこに案内しようとする。
だが、二花はセラの手を優しく払った。

「もっと、垂らせろよ。スカートから見えちゃうくらい、恥ずかしいセラをみんなに見せろ。そうしたら、触ってやる。」

「やだ……。」

セラは恥じらってスカートを手で押さえた。
流石は本物のドMのツボを心得ている。

「ご主人さま、セラをまた、可愛がって。」

二花の隣りに座り、二花の脚に触れている。
その顔はもう、茹だっている。
こんな顔になっているのだ、いつもチカにおねだりする瑠璃も。
瑠璃は冷静に、そんなセラと二花を眺めていた。

「武にねだれよ。俺はもう、セラの調 教はしないよ。」

「やだ……セラ、もぉ我慢出来ないっ!久しぶりのご主人さまなのお!」

二花の首にしがみついてきた。

「我慢出来なきゃ、ひとりでしてろよ、ここで。」

「や……」

ドM的には、それが既に調 教なのだが。
二花は悦んで、そう放ったのか、どうか。

「ごめん。俺、今のセラに興奮しないよ。知っての通り、俺、この娘に夢中だったんだ。セラより、凄かったからね。」

二花はセラの手を払って荷物を持ち、立ち上がり、瑠璃に手を差し出す。
瑠璃も珈琲カップを持って、二花の手を握った。

「瑠璃、行こう。」

「いいの?」

そこで蹲っているセラを放っておいて、いいものか。

「いいんだよ。」

二花は鼻息を吹く。

「バラすよ!」

低い声を出して、セラは険しい顔を見せつけてきた。
可愛い娘ぶっているが、大概女の本性とは、こんなものだ。

「バラすよ、二花くん!その女とつきあってたって!」

そうして、脅してくる。
台本通りかの成り行きに、瑠璃は白ける。

「いいよ、別に。」

二花も冷静に、切り替えした。

「バラしたきゃ、すればいいよ。俺はもう、そんなものには怯えない。」

二花はぎゅっと瑠璃の手を握り、瑠璃の顔を見つめた。

「いいかな?瑠璃。俺たちの事が世間にバレても。」

「ええ、全く構わないわ。」

瑠璃も微笑んで二花の顔を見つめる。
過去の出来事。
しかし、本氣の恋だった。
それで世間にどうバッシングされようがもう、ふたりとも何も怖くない。
真剣に愛し合ったのだから。

「だから、セラ。好きにしなよ。」

そう告げると振り向きもせず、二花は瑠璃の手を引き歩いていった。

怖い、女。
チカの言った意味が、よく判る。
もし、後藤がセラを切ろうとしているのだと彼女も空氣で氣づいているのならば、もっと恐ろしい手段を仕掛けてくる。
千夏に。

「放っておいて大丈夫かしら?」

「大丈夫だよ。セラは放置プレイが好きなんだ。」

セラの性格も熟知している二花だが、女の怖さを理解しているだろうか。

「散々、セラに手を焼いて甘やかしたんだ。武も正念場だね。あいつだって、無事にセラを切れるとは思ってない。刺し違える覚悟はあると思うよ。」

「そうなのね。」

後藤も、もしかしたら芸能界で生き残れないという覚悟がある訳だ。
それでも精算したい、全てを。
その先に、千夏との新しい何かを求めてはいない。
ただ、これは男のけじめなのだ。

「瑠璃、」

「なあに?」

立ち止まって、瑠璃の顔を見上げてくる。

「セラは瑠璃に何処か似てるんだ。瑠璃の方が勿論、もっと美人だけど。」

「そうね。」

チカは瑠璃を世界の美人顔とよく称する。
瑠璃の顔は国際的な顔つきなのだ。
セラはハーフだし、整った派手目な顔つきだ。
背も瑠璃ほどではないにしろ、二花よりも高い。

「瑠璃の代わりにして……瑠璃にしたいようにセラに、めちゃくちゃな事をしたんだ。」

「そうね。」

後藤を交えて、三人で絡まったのだ。

「瑠璃を抱きたかった、でも我慢しなきゃいけない。ただそれだけで、セラを代用した。」

「そうね。」

二花なりの葛藤だったのだ。

「あの時は、それがとてつもなく興奮した。けれど今の俺は、後悔している。」

「スゴく、よかったんでしょ?」

「攻める側としては最高のドMだよ。セラは男に命令されるのが大好きだ。複数の男に攻められるのが堪らない快感なんだ。それは、俺が男たちに望む刺激だ。つまり、セラと俺は似てるんだ。」

「そういう理屈なら、ね。」

しかし、性格は全く異なるだろう。

「俺は結局、望む酷い事をしてもされても悦ぶ。でも、その欲求には際限が無い。」

「心が満たされないから、よね。」

「そうなんだ。」

二花は神楽に身体を愛され、ようやく満たされた。
瑠璃もチカに心から愛され、身体も満たされたのだ。

「セラはさ、武が好きなんだ。武の氣を引きたいから武の命令をちゃんと聞くし、嫉妬させたくて他の男の奴隷にもなる。」

「そうね。」

だからこそ、後藤から長年離れられない。

「武はセラを大切にしているけれど、恋では無い。本当にペットなんだ。適切な男にセラを譲りたいんだよ。」

「適切な男がいれば、ね。」

しかし、見当たらない。
何度、他の男を試させても帰ってくる。
だから、後藤はそれだけ魅力的なのだ。
千夏も惚れるくらいなのだから。

「そこが俺の憂鬱。武も俺にとって、大切な人だから。」

「後藤さんが大切だって、神楽ちゃんに言った?今も時々、遊んでますって。」

ズルい男は、他の遊び相手を本命から隠そうとする。

「いや。言わないよ。」

「ほら、ほんっと卑怯者ね、二花くんは。」

「―怖いよ。」

真顔で薄青い空を見上げていた。

「神楽は俺の、これまでの歴史を知ってる。見てるんだ。だけど、ほんの上辺だけ。全てを知ったら、幾ら神楽でも、俺を軽蔑するかもしれない。」

「今更な氣もするけど?」

相当な二花を知っている筈だ、神楽は。
それでも、二花は可笑しなくらい怖がる。
いちばん大切な者を失いたくない故に。
真実を隠して隠して、黙っている。
それの何が判り合えた存在といえるのか。

「瑠璃、」

「なあに?」

二花は、その可愛い顔を瑠璃に真っ直ぐ向けた。

「ホテルの部屋においで。」

その、突然の誘い。
瑠璃は静かに息を飲む。

「俺たちが絶対的に邪魔されるというなら、試してみようよ。」

「そうね。」

二花は、怖がりながらも自ら壊そうとしている。
深く愛してくれる神楽との関係を。
どうせ神楽も、こんな最低な俺を見限る。
そんな深層心理も働いている。

確かに、似ているかもね、セラと。
瑠璃は静かに息を長く吐く。
本当は瑠璃と二花の関係をバラしたりはしない。
そんなバラシをすれば、自分に粉が降り掛かってくるのだから。
セラ自身が怖いから、ああやって虚勢を張るのだ。

「行きましょ、二花くん。」

もし、さっきみたいな強制的な止めが入らなくとも、それはそれだ。
二花にとてつもない事をされるのかもしれない。
それも、それだ。

全ては自分が選ぶ。
運命に任せない。
怖さから、眼を逸らさない。
自分が自分で責任を負い、こうと選ぶ。
破壊など、選択しない。




トーチカ〜瑠璃シーン⑥後編12へ続く


……………………………………………………………………



アレクサンドリア=アレクサンダー=イスケンダル=イスカンダル

宇宙戦艦ヤマト!

デートシーンもそうだけど、セラのシーンは一昨年から脳内で上映されていて、ようやくここまで書けたな、と感慨深いのでした。

実は大変な事が起こっていた、このとき。

トーチカ〜神楽シーン⑥後編27
で、二花は、瑠璃に聞いた神楽にこのデートの事を問われて、忘れていたかのように惚ける。
そういえば…のように語っている。
これが、二花の狡さ。
でも、二花の幅の狭さ。

瑠璃に欲情した真実を話して神楽に嫌われるのが怖いから、不都合な出来事は全て無かったこととして振る舞う!

そんな二花も徐々に、神楽に隠さずに全てを話せるように、なっていく神楽シーン⑦。

二花を擁護するつもりはないが、二花の異常性が神楽シーン⑥であった、二花の家庭環境のトラウマ。

瑠璃と二花の攻防戦の発端から、その後の二花のトラウマへの癒やしと続いていく。


さあ、次回、どうなる?


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