横溝慎一郎行政書士合格ブログ   -1401ページ目

あなたは「わかったつもり症候群」になっていないか?


講義をしていると、ときどき心配になる人がいます。

初めて勉強している人は、最初から心配ですから、「ときどき」ではありません。

「ちゃんとついてきているかな?」とか「今の話理解できたかな?」というリサーチは、受講生の表情をみているとある程度わかるものです。

今回「ときどき」心配になるのは、おそらく昨年受験しているであろう人です。

「合格講座」の講義は、話の出発点を、「はじめて勉強する人」に合わせています。
もちろんそこから「合格に必要な知識」まで一気に上げていくわけです。

その結果、ある程度知識があるであろう人にとっては、「そんなのわかっているよ」という話もしなければいけません。
場合によっては、そこを丁寧に話すこともあります。

そうすると、このある程度知識があるであろう人の中には、「そんなのわかってるから、聞かなくてもいいや」という姿勢になってしまう人が、少なからずいるのです。

もちろん事前にテキストを見て、「ここはわかっているけど、ここはわかっていない」という色分けをしているのであれば、それでもかまいません。

でも、そうだとしても、こちらが話しているときに、これ見よがしに違う問題集を見ているというのは、不愉快ではありますね。
まぁそれは人間性の問題なので、これ以上は追及しません。

一番まずいのは、事前の色分けもないままに、「この話聞いたことあるよ」「この先生知ってる話しかしねえよ」という意識をもってしまうことです。

「聞いたことがある」「知っている」のと「理解している」のは、まるっきり別物です。

ところが、こういった類の人は、両者を混同してしまっている。

そうなると、せっかく知識のメンテナンスをできるチャンスであるにもかかわらず、それをやらないまま直前期に向かって行ってしまうことになるわけです。

その結果は、だれでもおおよそ見当がつくと思います。

こういった「わかったつもり症候群」にならないためにも、講座は目的意識をもって受講するようにしましょう。

そして、つねに謙虚な気持ちで自らの知識のメンテナンスを図るようにしていかなければいけません。

これは、テキストを読み返すような場面でも同じですね。



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講義の収録動画がYOUTUBEにアップされました

合格講座民法(総則物権)第1回ユニット1と横溝プレミアム合格塾民法第1回ユニット1がYOUTUBEにアップされました。

どちらを受けたらいいか?と悩んでいる方の判断材料の一つとしていただくと幸いです。




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受け入れる、やってみる、続ける

<LEC渋谷駅前本校ガイダンス情報>
1月25日(日)16時30分~18時
1月31日(土)11時~12時30分・16時30分~18時

<発表後個別相談会>
1月27日(火)28日(水)30日(金)19時~21時
1月31日(土)14時~16時

<LEC渋谷駅前本校開講情報>
2月1日(日)13時~15時35分 合格講座憲法基礎法学第1回

発表まで1週間。
今年も渋谷駅前本校において、合格者交流会を行います。
2月15日18時スタートです。
もちろんよこみぞクラス出身のOB、OGの方も多数出席しますので、様々な形での交流を深めていただければ幸いです。
詳細は改めて当ブログで発表します。

さて、スクールの講師のなかには、「これはこうやればいいんだ!」と決め付けた回答をしてしまう人も少なくありません。

もちろん確固たる方向性を示してあげることが大切、という場面もあります。

ただなんでもかんでも断定するというのは、ある意味危険なことだとも思っています。

というのは、世の中に「絶対」はありえないから。

もちろん、「絶対試験に落ちる方法」はあります。
「まったく勉強しない」とか「的外れな勉強をしている」とか。

その一方で「絶対こうすれば合格する」という話は、「絶対安全な原発が存在する」という話くらい、論拠が薄いものでしかありません。

・その人がそれまでどのような学習経験を持っているのか?

・社会人か?学生か?主婦か?定年退職された方か?フリーターか?お子さんがいるか?

・これから学習時間をどのくらい確保できるのか?

・聴覚優位か?視覚優位か?体感覚優位か?などなど。

さまざまな条件を掛け合わせていかないと、その人にあった学習方法なんて見つかりません。

それをすべて超越して勉強方法について語るのは、どうしても「玉虫色」な話になってしまう。

これはアドバイスをする側も求める側も十分意識しておかなければいけないことです。

もちろん、経験豊富な講師にアドバイスを求めれば、必ず役立つアドバイスをしてくれるはずです。これは主だったスクールのメイン講師であれば誰であっても同じでしょう。

そのアドバイスを一度は受け入れて試してみる。この「素直さ」は短期合格をするためには大切です。

まず「受け入れる」

そして「やってみる」

もちろん「続ける」ことも大切です。

その上で、「自分なりの修正を加えていく」ことも忘れてはいけません。
いろいろな講師にアドバイスを求めた場合、大局的には同じことを言っていても、細部は違う点がいろいろとでてくるはず。それぞれのアドバイスのいいとこどりをすることも「修正」のひとつだと考えてください。

「受け入れる」⇒「やってみる」⇒「続ける」⇒「自分なりの修正を加えていく」

実際は多くの受験生が「やってみる」段階までいかずに、そこで脱落していきます。だからあなたが「やってみる」段階に到達しているのであれば、合格に手がかかっているといってもよいでしょう。

あとは様々な困難を乗り越えて「続ける」ことができるかどうか。

「続ける」ことができれば必要に応じて「修正」する点がでてくるでしょう。言い換えれば「工夫」しているということですね。

<お知らせ>
1月23日に2タイトル同時にkindle版が発売されます。
まだ読んだことがないというあなた、ぜひこの機会に手に取ってみてください。

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