よくある質問~六法の使い方を知りたい | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

よくある質問~六法の使い方を知りたい

前回は「選び方」についてお話ししましたので

今回は「使い方」についてお話ししていきましょう。


行政書士試験において「六法」は重要な学習アイテムです。


ただ残念ながら、「六法」の上手な使い方を知らないために、本来持っている良さを引き出せないままになっている方が多いのも事実です。


上手な使い方のポイントは


POINT1 いつも手元に置いておこう

POINT2 必ず足あとをつけよう 

POINT3 どんどん書き込みをしよう


の3つです。


POINT1から、説明していきましょう。

「いつも手元」に置くということですから、学習をするときだけでなく普段から持ち歩いてほしいのです。


「重い」「かさばる」

なんていうことは、受験生たるもの思っても口にしてはいけません。

合格するまでの我慢ですから、そこはわりきってください。


やはりちょっと気になったときにすぐ見ることができるようにしておくべきなんですね。

1冊丸ごと持ち歩こうとするから大変なのです。

六法の中で試験に必要な箇所のみ切り離して持ち歩けばよいでしょう。

このあたりは過去問題集も同じです。

必要な箇所だけ切り離す。

これは忙しい方におすすめの方法ですよ。


POINT2からが、具体的な使い方のお話です。

条文を読むたびに必ず六法に「足あと」をつけてほしいのです。

それによりたくさんある条文を

「読んだことのある条文」

「読んだことのない条文」

に分けることができます。


一番ポピュラーな方法は、鉛筆で条文番号に丸をつけるというものです。

何度も目を通す条文は鉛筆でグルグル丸がつけられます。

それほどでもない条文には、それなりに、

全く読んでいない条文はきれいなまま。

これでメリハリをつけることができるんですね。


試験直前に最低限目を通すべき条文を、学習の過程で選りすぐっていく。


そんなイメージですね。


POINT3は、そのままですね。

過去問題を検討したら、その年度と問題番号、選択肢番号を

たとえば

「97-57(2)」

と、その条文の横に書き込む。


その過去問題で、ひっかけてきたポイントを

たとえば

「×つねに」

といったように書き込む。


条文によっては解釈が必要な場合もあります。

そのような場合は

たとえば

「テキストP12を見る」

といったように書き込む。


最近成立した法律に多いですが、やたら長い条文については、「/」を、意味の切れ目に入れていく。


重要なキーワードには、条文にもアンダーラインを入れる、などなど。


やるべきことは多いですね。

一般に販売されている「行政書士試験用六法」はこれらの作業をあらかじめより詳しく施してあるものと

ご理解いただければよいでしょう。


だからこそ、前回も「行政書士試験用」ではない一般の六法を薦めたのです。


学習は自らの手を動かさなければ意味が半減します。


すでに親切にいろいろと追加されている「行政書士試験用六法」では、自ら手を動かす作業が少なくなりますね(下手すればアンダーライン程度ですんでしまうでしょう)。

また、必要な情報がすべて掲載されてしまっているため、本当に自分が見るべきところがどこなのかがわかりにくいという欠点もあります。これでは直前期に使いにくいですね。


以前お話ししましたが、


全ての教材は、直前期にいかに使えるかという視点で日頃から加工していく必要があるのです。


ということで私のおすすめ六法は、前回も紹介しましたが

コンサイス判例六法〈2007(平成19年版)〉
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なのです。


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