……さて、いよいよ本番。

キャストさんへの愛を語りましょうか!

おすすめの台詞と共にお送りしますよ!

 

【原作小説】

ひろかな(本編): https://ncode.syosetu.com/n1037dz/

そのごのひろかな: https://ncode.syosetu.com/n0477ec/

【ボイスドラマ】

ひろかな『環-I do!-

そのごのひろかな『綻-Boost-

 

高遠香奈役:hana10さん

「ほんと、どうするつもりなの」

 

これは私が音声として一番聞きたかった台詞です。hana10さんには既に個別に感想をお送りしていますが何度でも言います。『環』の中でも、最もキモな台詞を音声にしていただけてすごく嬉しい!

『環』はいわゆる本編の最終回で、1年近くも放っておかれた(というか自ら距離を置いてた)カナちゃんが、心揺れ揺れ思い悩んでおります。

そりゃあね、いくら自分から「連絡しない」って言ったってさぁ、本当は「どうしたの? 何かあった?」って言って欲しい。様子見とかお伺いとか、会えないならせめてメッセージでくらい、何かしらの反応してくれたっていいじゃない。なのに「わかった」ってあっさり引き下がって、その後本当に一切の音沙汰なしとか、本当に自分のことを想っていてくれてるのかな?やっぱり、他の誰かに気持ちが移って、自分の事なんかもうどうでもいいのかな……って不安になりますよ!

(まぁ、ヒロはヒロである程度事情があったわけですが。その種明かしは本編でどうぞ)

こういう繊細なオトメゴコロを、声に表すって相当大変なんだろうなと思うんです。私は演者ではないので想像しかできませんが、読解力と表現力が試されるというか、自身のモチベーションをそこに持っていくのも苦労するんだろうなと。

だからこそ、このモノローグを情緒たっぷりに演じきったhana10さんが見事です。先述したとおりの心情がつぶさに見える演技が↑の台詞に集約されていきます。

「どうするつもりなの」には、自分でつけたけじめの後悔だったり、自虐だったり、それでもどこかぬぐえない期待感だったり、そんな複雑さが滲み出ています。

……からのアニキとのやりとりがホント可愛い!もうアニキが相手でいいよ!ヒロはいらん(大笑

英一の自宅に上がった途端、モロに家族の会話に切り替わっちゃうところがかわいいですよねぇ。心が休まる場所というか、自分の本来の姿を取り戻せる場所というか。そんな安息感が声に現れています。ジャスの用意してくれたごちそうを見て嬉しそうな様子とか、普段の素直なカナちゃんそのものですよねー。

そして思いがけないサプライズに慌てつつ、英一に諭されて、義姉の無言のあとおしを得て、再び向き合おうと決意する。最後の「再び、出逢う」には、取り戻した勇気と本来の力強さが垣間見えて……ああこれこそカナちゃんだ、と納得させる説得力がありますね。お見事!

 

そして『綻』

こちらはジャスとの掛け合いが非常に重要な、そして「そのごのひろかな」全体の中でも大きなターニングポイントです。

それにしても、義理とはいえ仲のいいのが見えてニヨニヨしますねー。年下だけでど何でも話せちゃう、心を許している雰囲気が声から察せられます。

この回には原作準拠の長台詞もあり、みたび沈みこむカナちゃんが描かれているわけですが、『環』の時とは決定的に異なる点があります。

それは「具体性」。『環』でも『綻』でも「どうしたらいいのか分からない」と言っていますが、前者は「方向性すら見つけられない」という心境で、英一が「お前は結局のところ、あいつのことがまだ好きなんだろ。ちゃんとそれを認めろよ」と示唆しています。一方『綻』は「ヒロのことが好きな気持ちは揺らがないけど、具体的にどう行動したらいいのか分からない」という混乱なので、この違いを(もしかしたら無意識かもしれませんが)演じ分けたhana10さんは本当に素晴らしい!感服しました。

その後のジャスのありがたーい説法(笑)を受けて、自分らしさとは何かに気づき、それを取り戻そうと前向きになるいじらしさといったらもう……かわいい(語彙力0)やっぱりヒロには(ry

こういう部分って、案外演者さんの素が出るのかなぁなんて思ったりして。意識的に醸し出せるのがプロなのでしょうが、どこかhana10さんご自身の純粋さとかひたむきさとか、そういうものが自然に乗り移ったような、そんな気がしています。
それこそ『高遠香奈』というキャラクターが、hana10さんにどんどん近付いているような(恐縮です)。

これ以上ない、ベストマッチ!だと思っています。

 

そして何気に、今回の霧原さんとのサプライズ合戦において、一番得した楽しかったであろうお人がhana10さんでした。全てわかった上で、両方の依頼を受けて、ひたすらに耐え忍んで(?)黙っている……悟りを開いた菩薩様のごとく立ち回りに見事やられました。くあーッ!!

是非また、黒幕&邪神の暗躍にご協力ください……お待ち申し上げておりますメジェド様(ぇ

 

 

高遠英一:モリサキタテワキさん
『まったく……我が妹ながらとんでもないヤツだ』

 

 

予告ボイスが上がった時点で、その至極落ち着いた低音イケボにズキューーーーンされました。ゼェハァ……(萌えすぎて、もんどりうってのた打ち回ってた)
↑の台詞は、今回のVDでは登場しませんね。本編にのみ出てきた台詞です。間接的にプライドを滅多打ちしたカナちゃんへの賛辞(と少々の呆れ)、ボッコボコにやられた(自業自得)ヒロへの憐みというか同情(笑)を複雑に映したお声です。

でも実際の比率は8:2ぐらいで妹に軍配。そりゃあ家族ですからね。

まずは『環』から。
モリサキさんにも既に個別に感想をお送りしているのですが……この時の英一って、複雑な思いでいたと思うんですよ。妹を心配する兄としての思いやりと、自分が期待をかけた親友への理解。事情を知っているからこそ、どちらか一方への加担ではなく、どちらも背中を押してあげたい。そういう思いやりが、少しぶっきらぼうながらも口調の端々から感じられます。

ところで、冒頭の「なんだその態度は」とか、ちょっとスネちゃってる感じがものすごくグッときませんか!もしかして私だけですか?!

あにいもうとの仲の良さが、このやり取りから十分伝わってきますよねぇ。甘えてくる妹に対するお兄ちゃん感がすさまじい。こういうお兄ちゃんが欲しい。と思ってたら「ジャスは調理中だから~」とか、「ジャス」って妻の名前を口にするときの声色が、カナちゃんに応対する声のトーンより余計に優しいというかどこか惚気てるというか……そんな風に聞こえませんか?!えッ、水成の幻聴?! そんなバカなー。

だってあんな劇的な出会いを経験してるんですよ!しかも一目ぼれして1週間で入籍してるんですよ!そりゃあ新婚だもの、相手にぞっこん惚れてるに決まってるじゃないですか!

……って言ったところで、このエピが「なろう」にまだ存在しないので、読者さんリスナーさん的には「は?何それ???」って感じなんでしょうが。

すいません。近いうちに整えておきます。

(整理整頓の間)

ともかく、今回初参加いただいたモリサキさん。ベース(楽器)のように低く、しっかりした芯と存在感があり、穏やかに周囲に響くそのお声が、今回のシビアかつ繊細な展開を上手に誘導&まとめています。

設定としてあまりにハイスペック(国家公務員)すぎて割と敬遠されそうな役回りですが、中身は至って普通というか、むしろものすごく人気(ひとげ)じみているんです。国の実務を預かる方にはそうあってほしいという水成の願いがこもってるんですが(いや、実際職員の方方は素晴らしい方がたくさんいますよ!)、頭が良すぎてちょっとお堅い不器用な言動に聞こえるけど、家族を守りたい、妹の気持ちを支えたい、二人の関係を援けたいという気持ちが「逃げるなよ、カナ」という一言に一心に込められている。それをしっかりと窶した演技に感動いたしました。

実は「来たな」って何気ない一言も好きなんです。「お前の気概を見せてみろ」ってどこか挑戦的に聞こえて。その上で「話をしてやってくれ」って事前にフォロー入れとくとか、「こいつらホントに手がかかって仕方ねぇなぁ」的な心境が見えて、どんだけ優しいのアニキ!って思いました。

うん、大好きだ。


そしてそして「綻」。
こちらは冒頭の一言のみのご出演でしたが、存在の大きさを感じさせてくれました。
ジャスの身体を気遣うのは当然ですが、妹が相談できる機会や場所を同時にあつらってくれたかのような……そんな憶測をさせる奥深い演技。
事前に原作にも目を通していただいたということで、本当にありがたい限りなのですが、決して多くはない英一の登場回をきっちり追って、その背景とキャラクター性をしっかり把握した上で臨んでいただいたことがわかる素晴らしい演技でした。

 

(カナちゃんとジャスが女子トークを繰り広げている間、実はどこから様子をうかがってたんじゃないかと思った不純な作者を誰かブン殴っておいてください)

 

作者としては英一に『関係を繋ぎ止める』『再び繋ぐ』キーマンとしての役割を持たせているつもりなので、それを十分に把握して収録に臨んでいただけたというのは、本当にありがたいことです。
別途ご本人から「英一は、そのステイタスよりも立ち位置が羨ましい」というお言葉を頂き、身に余る光栄であると共に、そう言って下さる方に英一がたどり着いたのは必然だったのだろうなと思っています。

 

出演依頼を快くお請けくださり、英一に命を吹き込んでくださり、本当に有難うございました!

これでアニキの登場回数を増やす布石が。

てか、英一とヒロのサシ飲みを書こうと思います。(決意

 

 

ジャスティナ・ブロード役:藤崎絵留さん

『だから……遠慮なく行って来たら?』

 

予告ボイスが上がった時点で萌えころげ、すっかり語彙力を奪われたダメ文筆屋がここに。

そのぐらい、衝撃的でした。こんな……こんなベストマッチ(ライダーネタ)があるのかとッ!!

可愛い。すっごい可愛い。でもそれだけじゃないぞ……なんかやってくれそうな気配があるぞ……

「待っててくださいね」

はいッ!いつまでも待ってます!!

でも、そんなに待たずに次の萌えがやってきました(笑

 

さて、はじめに「環」から。
高遠家大集合、三人の掛け合いがメインのお話なわけですが、初見(?)で

なにこの違和感なさすぎな家族のだんらん的会話は!!

と本当に驚きました。
元々の高遠兄妹はともかく(いや、こちらも相当違和感なかったんですが)、ジャスは年下の義姉なんですよね。年齢のことだけ考えると、少なからず家族内の立場的な抵抗がありそうですが、そんなの全くありませんが何か?ってぐらい、ジャスが義姉としての存在感を示していて、しかもそれを声だけで表現していただけたことに非常に驚きました

霧原さんのキャスティングには定評がありますが、ここまで自然に組み合わされると「私(=水成)の脳内再生をどこかでDLしていたんじゃ」ってぐらいの衝撃がありますよ。星の数ほどもいる声の演者さんの中から藤崎さんをピックアップするその感性たるや素晴らしい!おみそれしました。

……話を戻しましょう。

ジャスティナ初登場にして、その策士っぷりが十分にでていますねー。ごちそうを前にそわそわしてるカナちゃんを見てニコニコしてる様子が声からもうかがえるわけですが、「もう少し待っててね」という台詞の根底には、ちょっとした悪戯心を感じます。前回のブログでも触れましたけど

もう一人来るからもう少し待ってて」

ってことですもんね!悪いなー義姉!(褒めてます)

義妹であるカナちゃんへの純粋な思いやりや優しさと、裏に潜ませた画策を同時に匂わるとは……それだけで藤崎さんの演技の深みを感じます。

そして一方の「綻」。

迷える子羊を導き檄を飛ばすという複雑な役どころ。カナと同様、原作準拠の長台詞と共に受容→現状分析→教示へと推移するわけですが、単に冷静なだけではない、根本にある可愛らしさや茶目っ気を丁寧に組み合わせていただき、本当にありがたい限りです。
あの長い行はですねー、「ひろかな」という作品の総括的な意味合いはもとより、「国枝浩隆」というキャラクターにとっても、その行動原理にかかわる解説でしたので、どうしても省略するわけにはいかなかったんですよ。

ヒロとの付き合いがまだ短いジャスがそれを語るというのがまたミソでして。彼女自身の感受性の豊かさと高い分析力、客観性そして伝達力を前面に押し出したわけですが……それを十分にくみ取って演技していただいたのだなぁと、改めて感服いたします。

そこから「遠慮なく行って来たら」ですからね!もう鳥肌が立ってしょうがなかった!
あー、こういう大胆なところがジャスらしいなぁと心の底から思いましたし、最後の真似っこがぐうかわで惚れる。

藤崎さまにも既にお話していますが、「ひろかな」の主要人物の中では誰よりも年下なのに、幼いゆえの可愛らしさではない、しっかりと独り立ちした「女性」の可愛らしさ、包容力を持った人物、それがジャスティナです。

そんな特徴をしっかりとつかんだ藤崎さまのお声は、本当に彼女自身の持ちうるそれのようで、いたく感激しましたし、幸せいっぱいになれました。

 

ところでサンプルボイスですが……すごい破壊力じゃありません?キュン萌え死。

これはもう、元となった話を早々に「なろう」に移設しなければ……

(某所は仮置き場なので、そのうち閉鎖すると思います)

英一兄さんの「フェイクで終わらせたくないと思ってる(キリッ)」という台詞と合せて、今一番ドラマにしてもらって(他力本願かよ)聴きたい、今のところもやもや妄想が膨らんでいる台詞ナンバーワンです。

 

 

あああ本当にしあわせだーーーー。

長文乱文で思いのたけを語ったぞーーー。

願わくば、アメブロさんの字数制限に引っかからないことを願います。

 

サプライズを下さったキャストのお三方、(沈黙期間を耐えていただいたことも合せて笑)本当に有難うございました!

そして霧原さん、素敵な作品をお届けいただき、ありがとうございました!

 

これからも、頑張って「ひろかな」を書いていきますねーーー!(目標)

 

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