おじいさん

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駅裏に何ヶ月も前から座って暮らしているホームレスの
おじいさんのことが気にかかってしかたなかった。

昨日、思い立って、市ではホームレスの方にどのような

福祉的対応をしているのか?教えてほしいと市長あてにメールを送った。
今日、担当者がお電話をくださった。

ホームレスの方がいる場所は夜見回って声をかけていること、
生活保護を勧めてもなかなか受け入れない方が多く、
本人の意思に反して強制はできないとのこと。
駅を利用するお客から、駅に対してなんとかしろ!という厳しい声が寄せられること。
地下街では店からの苦情が厳しいこと・・・などなど
いろいろ丁寧に話してくれた。
ホームレス専門の部署はなく、福祉を扱う担当の方が兼務されていた。

担当官は最初から苦情説明モードだったので、
「わたしはクレームをつけたいのではありません。

この市ではどのような方法で、家のない方を支援しているのかを

市民として知りたいのです」と言うと、
いつも市民から苦情ばかり寄せられ、怒られてばかりなので、
ついついかまえてしまいました、とのこと(気の毒です・・・)。
どんなふうに支援してるのか教えてほしいなどという親切な(?)

問合せをいただいたのは初めてです、と言われた。

つくずく思う。行政の動きは大切、でも見守る市民の気持ちの方がもっと大切だわ。
なんとかしろ!でなくて、なんとかしてあげられないのか、という発想はないかな。

行政もおじいさんもクレームを言う市民も立場が違うだけ、皆単なる市民だ。


もうすぐクリスマスなのに、おじいさんは今日も首を直角に下に折り曲げて駅裏に座っていた。
でも本人が支援を断る以上、周囲にできることはない。

せめて傷つけられないでいてほしいと思う。


と思うのは、こちらの勝手で、当のおじいさんは、

「・・・ん~、わしのことはほっといてくれや」って思ってるのかもね。



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