「エロティシズム」とは。

テーマ:
生きていくことの中心が、好き!という心の動きに存在している人へ。
わたしの生きていくことの中心は、やはり何か(誰か)を好きでいること。
ずっと好きで好きでたまらなかった、初恋の彼への切ない思いをもてあましていたころ、本屋で出会ったフランチェスコ・アルベローニ著「エロティシズム」。その彼とは現在ではかけがえのない友人関係に変化させることができたのはこの本のおかげかもしれない。

15年以上も前に購入して、以来この本はもう幾度となく読み返している。読書のいいところは、読み返すことによって、自分の読後感の変化に気づくこと。この本の中でわたしが一番好きであり、また必要としたところは、第5章の最後にある「友情から生まれた恋愛」のくだり。

「友情恋愛は非連続で非日常的な、自由な友情の領域で生き永らえるもの。友情には絶えず反省がある。深い友情から生まれる恋愛には常に発見がある」と教えてくれたこの本を読み返すたび、わたしは新しい発見をする。

個人的には恋人も夫婦も、ベースに強い友情関係があれば、それが一番長く関係を続かせてくれるのではないかと思っている。

この本は文学ではなく、イタリア人の社会学者が書いた論文であるため実用的なところが素敵なのだ。男と女が良好な関係を結ぶためになにを知るべきか、社会学者の目線で描かれている。

男の不思議、女の不思議にとまどったときに読むと、きっと効きます。








著者: フランチェスコ アルベローニ, Francesco Alberoni, 泉 典子
タイトル: エロティシズム
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