文字の書式を設定する | みゆ的初心者さん向けPCブログ

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文字のサイズを変更したり文字に飾りを付けたりすると、メリハリのある文書になります。以下の記事では、文字に書式を付けるテクニックを紹介します。

ワザ090 Word 2013で書式を設定できる単位とは?
Wordで書式を設定できる単位には、「文字」「段落」「セクション」「文書」の4つがあります。

書式を設定できる単位って何?
Wordで書式を設定できる単位は以下の表の通りです。表の下に行くほど、扱える書式が多くなります。Wordは、「ページ」という単位で書式を設定できません。ページ単位で書式を設定したいときは、ページごとにセクションを区切ります。

単位 定義 設定できる書式の例 
 文字 文字、数字、記号、スペースなど フォント、フォントサイズ、スタイル、文字飾りなど
 段落 段落記号から次の段落記号まで 箇条書き、段落前後の間隔、配置など
 セクション 文書の中で区切られた単位 段組み、印刷の向き
 文書 文書全体 透かし、文字方向の変更など

◆セクション
セクションごとに段組み分けれる
◆文字書式
文字ごとに外枠や下罫線などで飾りを付けられる
◆段落書式
段落ごとに条件書きや配置の設定を変えられる
◆文書
文書全体に透かしを設定できる

ワザ091 Word 2013で文字を大きくするには
文字のサイズは、[ホーム]タブの[フォントサイズ]ボタンから変更できます。

チラシ用に大きな文字を入力するには
チラシなどで使う文字サイズは、大きい方がインパクトがあります。文字のサイズは、[ホーム]タブの[フォントサイズ]ボタンの[▼]をクリックして変更します。一覧から目的の数字をクリックしてサイズを変更しますが、一覧にない数字は[フォントサイズ]に直接数字を入力して[Enter]キーを押します。入力できる範囲は「0.5」単位で「1」?「1638」までです。なお、文字の大きさの単位は「ポイント」と呼ばれ、1ポイントは約0.3mmです。

大きくしたい文字を選択しておく
①[ホーム]タブをクリック
②[フォントサイズ]のここをクリック
数字にマウスポインターを合わせる文字の大きさが一時的に変わる
③そのままクリック

ワザ092 Word 2013で太字、斜体、下線以外の文字飾りをするには
[ホーム]タブの[フォント]グループにない文字飾りは、[フォント]ダイアログボックスから設定できます。

太字、斜体、下線以外の文字飾りはないの?
[ホーム]タブの[フォント]グループにない文字飾りを利用したいときは、以下の手順で[フォント]ダイアログボックスを開き、飾りを付けたい[文字飾り]の項目をクリックしてチェックマークを付けます。複数の文字飾りを組み合わせて設定できますが、同時に利用できない文字飾りもあります。

文字飾りを設定したい文字をドラッグして選択しておく
①[ホーム]タブをクリック
②[フォント]のここをクリック
[フォント]ダイアログボックスが表示された
③[フォント]タブをクリック
ここにプレビューが表示される
④[二重取り消し線]をクリックしてチェックマークを付ける
⑤[OK]をクリック
文字飾りが[二重取り消し線]になった

ワザ093 Word 2013で先頭の1文字だけを大きくする方法
段落の先頭の文字を大きくするには、「ドロップキャップ」という機能を使います。

先頭の1文字だけを目立たせたい
「ドロップキャップ」とは、段落の先頭の文字を大きくする機能です。段落の先頭が強調されるので、話題の区切りとして使うと効果的です。

先頭の文字を目立たせたい段落を選択しておく
①[挿入]タブをクリック
②[ドロップキャップ]をクリック
③[ドロップキャップのオプション]
[ドロップキャップ]ダイアログボックスが表示された
ここでは、選択した行数に合わせて先頭の文字を2行分の高さにする
④[本文内に表示]をクリック
⑤ここをクリックすて[2]を選択
⑥[OK]をクリック
先頭の文字が2行分の高さになった

ワザ094 Word 2013で「P」が付くフォントは何が違うの?
「P」が付くフォントは「プロポーショナルフォント」と呼ばれ、文字の形に合わせて文字幅が自動的に調整されます。

上の行と文字の位置がそろわない
フォントの種類の中で「P」が付くフォントは「プロポーショナルフォント」と呼ばれ、文字の形に合わせて文字幅が自動的に調整されるようになっています。「I」のような細い字は狭く、「M」のような幅広い字は広く調整されるため、ほかの行と文字の位置がそろいません。文字の幅を一定にそろえたいときは、フォント名に「P」が付いていないフォントを選択しましょう。

同じゴシックでも、「MS ゴシック」を使うとほかの行と文字の幅がそろう
◆MS ゴシック
文字の幅がそろう
◆MS Pゴシック
文字の幅が自動調整される

ワザ095 Word 2013で文字のある部分にだけ下線を引く方法
文字内に空白があり、文字だけに下線を引くにはショートカットキーを使います。

文字のある部分にだけ下線を引くには
[ホーム]タブの[下線]ボタンを使うと、選択している部分全体に下線が引かれます。文字内に空白があり、文字だけに下線を引くには、[Ctrl]+[Shift]+[W]キーを押します。または、ワザ092の操作で[フォント]ダイアログボックスを開き、[フォント]タブの[下線]の[▼]をクリックし、[一重線(空白以外下線)]を選択します。

[下線]で下線を設定すると、空白にも下線が引かれる
①下線を引きたい文字をドラッグ
②[Ctrl]+[Shift]+[W]キーを押す
空白を除いた文字だけに下線が引かれた

ワザ096 Word 2013で離れた文字に同じ書式を設定する方法
1つ目の文字を選択した後、2つ目以降の文字を[Ctrl]キーを押しながら選択すると、複数の箇所にまとめて書式を設定できます。

離れた文字に一度に同じ書式を設定するには
離れた文字を選択するときは、1つ目の文字を選択した後、2つ目以降の文字を[Ctrl]キーを押しながら選択します。複数の個所に、同じ書式を一度で設定できるため、効率よく編集作業が進められます。

①1個所目をドラッグ
②[Chift] キーを押しながら2個所目と3個所目を選択
③[フォントの色]のここをクリック
④[赤]をクリック
選択した文字の色が赤に変わる

ワザ097 Word 2013で隣り合った文字の囲み線を2つに分ける方法
通常、隣り合う文字列では、囲み線は1つにまとまって表示されますが、ショートカットキーを使うと一部分の囲み線を解除できます。

隣り合った文字の囲み線を2つに分けるには
囲み線を付けるときは、文字をドラッグして選択し、[ホーム]タブの[囲み線]ボタンをクリックします。ただし、隣り合う文字列では、囲み線は1つにまとまって表示されます。このようなときは、[Ctrl]+[Space]キーを押すと、カーソルのある位置に設定されている囲み線を解除できます。囲み線を解除したら、[Space]キーを押して空白を挿入しましょう。囲み線が2つに分かれます。

囲み線を「5月22日(木)」と「午前9:00」に分ける
①[囲み線]を分けたい場所をクリック
②[Ctrl]+[Space]キーを押す
表示は特に変わらない
③もう一度[Space]キーを押す
囲み線を分けることができた

ワザ098 Word 2013で文字に取り消し線を引くには
[ホーム]タブの[取り消し線]ボタンで一重線、[フォント]ダイアログボックスの[フォント]タブで[二重取り消し線]が引けます。

文字に取り消し線を引くには
セール広告のチラシなどでよく見かける、値段に引かれた取り消し線を設定するには、取り消し線を引きたい文字を選択し、[ホーム]タブの[取り消し線]ボタンをクリックします。このボタンで引ける取り消し線は一重線です。二重線の取り消し線を引きたいときは、[フォント]ダイアログボックスの[フォント]タブで、[二重取り消し線]をクリックしてチェックマークを付けます。なお、[取り消し線]と[二重取り消し線]は同時に設定できません。

一重の取り消し線を引く方法
取り消し線を引きたい文字をドラッグして選択しておく
①[ホーム]タブをクリック
②[取り消し線]をクリック
一重の取り消し線が引けた

二重の取り消し線を引く方法
取り消し線を引きたい文字をドラッグして選択しておく
ワザ092を参考に[フォント]ダイアログボックスを表示しておく
①[フォント]タブをクリック
②[二重取り消し線]をクリックしてチェックマークを付ける
ここにプレビューが表示される
③[OK]をクリック

ワザ099 Word 2013でフォントを文書に埋め込む方法
自分のパソコンで設定したフォントがほかのパソコンにないときは、別のフォントに置き換えられないように保存方法を変更しましょう。

ほかのパソコンで表示できないフォントが文書にあるときは
パソコンによってインストールされているフォントの種類はまちまちです。自分のパソコンで設定したフォントがほかのパソコンにないときは、自動的に別のフォントに置き換えられます。これを解消するには、以下の手順で文書の保存方法を変更します。

ワザ027を参考に[Wordのオプション]ダイアログボックスを表示しておく
①[保存]をクリック
②[ファイルにフォントを埋め込む]をクリックしてチェックマークを付ける
③[文書で使用されている文字だけを埋め込む]をクリックしてちぇっくマークを付ける
④[OK]をクリック

ワザ100 Word 2013で文章の大事な部分に蛍光ペンを引くには
[ホーム]タブの[蛍光ペンの色]ボタンを使うと、黄色や赤のマーカーを引いたように装飾できます。

文章の大事な部分を目立たせたい
[ホーム]タブの[蛍光ペンの色]ボタンを使えば、文章の強調したい部分を目立たせることができます。

①[ホーム]タブをクリック
②[蛍光ペンの色]のここをクリック
マウスポインターの形が変わった
③[黄]をクリック
④強調したい文字をドラッグ

ワザ103 Word 2013で丸付き文字を作るには
Wordでは、名前の1文字を丸で囲ってハンコのように見せるなど、任意の全角1文字分を丸付き文字にできます。

丸付きの文字を作れるって本当?
[囲い文字]ダイアログボックスを使うと、任意の全角1文字分を丸付き文字にできます。丸付き文字は、囲いのサイズに文字を合わせるか、文字のサイズに囲いを合わせるかによって大きさが変わります。

丸付きにしたい文字を選択しておく
①[ホーム]タブをクリック
②[囲い文字]をクリック
[囲い文字]ダイアログボックスが表示された
③[文字のサイズを合わせる]をクリック
ここに直接文字を入力してもいい
④[OK]をクリック
丸付きの文字ができた

ワザ104 Word 2013で2文字分の丸付き文字を作るには
名前の2文字分を丸で囲みたい場合は、[拡張書式]ボタンから設定を行います。

2文字分を丸で囲むには
囲い文字のような特殊な文字は「フィールドコード」と呼ばれる命令文を実行した結果として表示されます。フィールドコードを編集することで、通常全角1文字分にしか設定できない囲い文字を、複数の文字に設定し直すことができます。2文字を囲みたいときはフィールドコードを表示して、「○」をドラッグし、[拡張書式]ボタンから[文字の拡大/縮小]-[200%]をクリックします。

ワザ103を参考に囲い文字を作って選択しておく
①囲い文字を右クリック
②[フィールドコードの表示/非表示]をクリック
フィールドコードが表示された
③[ホーム]タブをクリック
④「〇」をドラッグ
⑤[拡張書式]をクリック
⑥[文字の拡大/縮小]にマウスポインターを合わせる
⑦[200%]をクリック
⑧「和」の次に「田」と入力
⑨フィールドコードを右クリックし、[フィールドコードの表示/非表示]をクリック
2文字が丸で囲まれた

ワザ105 Word 2013で縦書き内の英数字を回転させる方法
横書きの文書を縦書きにしたときに、英数字が横向きになってしまう場合は、「縦中横」の設定を行います。

縦書きにすると文字が横向きになってしまう
[ページレイアウト]タブの[文字方向の変更]ボタンを使うと、横書きの文書を縦書きに、縦書きの文書を横書きに変換できます。横書きの文書を縦書きに変換したときに、英数字が横向きになってしまう場合は、英数字を選択し、[ホーム]タブの[拡張書式]ボタンから[縦中横]を設定すると、文字を回転して表示できます。

①縦書きにしたい文字をドラッグ
②[ホーム]タブをクリック
③[拡張書式]をクリック
④[縦中横]をクリック
[縦中横]ダイアログボックスが表示された
ここにプレビューが表示される
⑤[OK]をクリック
文字の向きが正しく表示された

ワザ106 Word 2013で文字にふりがな(ルビ)を付ける方法
Wordでは[ルビ]ダイアログボックスから、ふりがなの入力や配置の調整が行えます。

文字の中央にふりがなを付けるには
ふりがなは、[ルビ]ダイアログボックスで設定できます。[配置]の[▼]をクリックし、プレビューを確認しながら文字とバランスが合うようにルビの配置を調整しましょう。

ルビの中央揃え
ルビの均等割り付け
ふりがなを付けたい文字を選択しておく
①[ホーム]タブをクリック
②[ルビ]をクリック
[ルビ]ダイアログボックスが表示された
③ここをクリックして[中央揃え]を選択
ここにプレビューが表示される
④[OK]をクリック
ルビが語句の中央に表示される

ワザ107 Word 2013で同じ書式をほかの文字にコピーする方法
[ホーム]タブの[書式のコピー/貼り付け]ボタンを使えば、書式情報だけをコピーして、ほかの文字に貼り付け(ペースト)できます。

設定した書式をほかの文字にコピーするには
[ホーム]タブの[書式のコピー/貼り付け]ボタンは、コピー元に設定されている書式情報だけをコピーします。コピー元の文字に複数の書式が設定されているときは、貼り付け先の文字に複数の書式を一度に設定できて便利です。

何個所にも書式をコピーしたいときは[書式のコピー/貼り付け]ボタンをダブルクリックします。作業が終わったら、[Esc]キーを押すか、もう一度[書式のコピー/貼り付け]ボタンをクリックして解除します。

書式をコピーしたい文字を選択しておく
①[ホーム]タブをクリック
②[書式のコピー/貼り付け]をクリック
マウスポインターの形が変わった
③貼り付けたい個所をドラッグ
選択した文字と同じ書式が設定できた
別の段落をクリックして選択を解除しておく

ワザ108 Word 2013で文字の書式をまとめて解除する方法
[ホーム]タブの[すべての書式をクリア]ボタンをクリックすると、選択した文字の書式を一度に解除できます。

文字に設定した複数の書式を一度に解除するには
文字に設定した複数の書式を1つずつ解除するのは面倒です。このようなときは、書式を解除したい文字を選択し、[ホーム]タブの[すべての書式をクリア]ボタンをクリックすると、一度に文字の書式が解除できます。なお、[Ctrl]+[Space]キーを押しても、複数の書式を一度に解除できます。

[ホーム]タブから解除する文字を選択しておく
①[ホーム]タブをクリック
②[すべての書式をクリア]をクリック
複数の書式が一度に解除される

ショートカットキーで解除する
文字の書式を解除したい
太字・フォントの大きさなど、複数の書式が設定されている
①文字をドラッグして選択
②[Ctrl]+[Space]キーを押す
複数の書式が一度に解除された

ワザ109 Word 2013でよく使う書式をスタイルに登録する方法
よく使う書式をスタイルとして登録しておけば、複数の書式をまとめて設定できます。

よく使う書式を登録するには
「スタイル」とは、複数の書式に名前を付けて登録したものです。よく使う書式を登録しておくと、スタイルを適用するだけで複数の書式を一度に設定できます。また、スタイルの書式を変更すると、そのスタイルを設定した個所の書式を一度に更新することもできます。

1 スタイルを登録する
スタイルを登録したい行をクリックして選択しておく
「二学期制の導入について」の文字列の書式をスタイルに登録する
①[ホーム]タブをクリック
②[スタイル]のここをクリック
③[スタイルの作成]をクリック
[書式から新しいスタイルを作成]ダイアログボックスが表示された
④スタイルの名前を入力
⑤[OK]をクリック

2 スタイルを適用する
スタイルを適用したい文字をドラッグして選択しておく
①[ホーム]タブをクリック
②[スタイル]のここをクリック
[スタイル]作業ウィンドウが表示された
③登録したスタイルをクリック
登録したスタイルが適用された