「フォレスト10年目」

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英語FORST、の語源は「for  rest」。「癒しの空間」と訳せは「なるほど」って思ってしまいますが、本当はラテン語「foris」から出来た言葉で意味は「外国の、なじみの無い場所」だそうです。

英語の意味は「遠くの深い広大な森林地帯」。


愛知県芸大の子どもプログラム「フォレスト」も先週末今期を終えて、来期10年目に入ります。

芸大の豊かな里山の自然溢れるキャンパスや学生たちの人的資源を生かして、新たなる大学の役割やデザインの方向性そして何よりも私たちの暮らしを自分たちの手に取り戻す為の手だてを探る試みは、石井先生、名川先生と僕の三人の研究課題として始まりました。

特に震災以降は「生きる力」を育む場所として、野菜作りや薪集め、かまど料理など、「食」中心にした自然体験活動を行って来ました。

警報が出ない限り、雨でも雪でも(霰の日も)決行。

そして、参加親子達は当たり前の様に薪集め、火起こし出来る様に。

僕たちがプログラムを準備しなくても。子ども達は身の回りの自然物や、地面の凸凹、水溜まりでさえも利用して遊びを作り出せる様になりました。


僕らがイメージする森は英訳するとすれば「woods」で、比較的近くにあり、生き物達が住んでいて、私たちの暮らしに隣接する森の事で、まさに「里山」と言える場所です。

でも、そんな森だって自然は自然。

一年を通じて「for  rest」、「癒しの空間」などとのんびり過ごせる日は僅かです。

暑さ寒さ風、スズメバチ、蛇、イノシシ、ツタウルシ、ウルシ、などなど、絶えずリスクマネジメントに気を配りながら、それでも開催してきました。


昨日は昨年夏に間伐した木や枝を運び出して、かまどの近くに切って山積みし、薪の確保。

午後からは上級生女子二人と、間伐の木を運び出してすっかり綺麗になった森の木々の間にロープを張って遊具にしました。


今年はこの森をもっと活用したいし、ツリーハウスも創りたいし

と、夢は広がります。

昨日の料理は石窯を使ってピザ作り。

フランボワーズドレッシングのサラダとパンチェッタとドライトマトと野菜のスープ。

勿論、美味しくいただきました。

参加親子、学生たち、石井先生、名川先生、お疲れさまでした。







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「衣食住を取り戻す!」

コンビニやATMショッピングモールが無くなると私たちの暮らしがほとんど成り立たなくなる。

これは震災を通、感じた事です。

かつて、私たち日本人の暮らしの衣食住は、自らの手を生かし回りの自然素材などから必要な者をする「作り出す」事を行って来た歴史がありました。

豊かな自然から得られる恵みを、先達者から受け継がれた知恵や技術で道具や衣類、住まいの全てのものを生み出したり、「食べ物」を作り命を繋いで来たのです。


その営みの歴史が途絶えようとしている今、「とにかく作ってみる」事を「手段」に「自然と人との繋がりの大切さ」を学び「環境意識」を高め、何よりも「生きる力」を作り出そうと活動しているのが我が「ART&LIFE自然学校」です。


敢えて森や自然豊かなフィールドでは無く、「都会」の中に「活動拠点」を移し、「人々の暮らす現場」で「環境教育プログラム」を展開し、「暮らしを考え、変える」事が、環境を護意識を高め、行動などに繋がると言う「理念」を掲げて10年が過ぎました。


「長久手平成子ども塾」での「暮らしの道具作りと料理教室」も施設誕生以来10年の歴史の中で少しずつ形を変えながら現在の形になって来ました。

始めた当初、定員にも達せず開催も危ぶまれたプログラムも今年度は定員の3倍を超える応募者がありました。

これは支えて下さったリーダー達や子ども塾スタッフの努力だと感謝しています。

そして何よりも「参加者」の皆さんの「体験を通しての評価」だと思っています。


子ども達に今伝え、体験させなければならない事を理解し、彼らの未来に対しての危機下すら感じている親たちが増えて来た事を嬉しく思うと同時に、そのための「プログラム開発」や「目的設定」をより確かなものにしなければと考えています。


現在、「アトリエフラワーチャイルドアートスクール」においても、クラフトプログラムや絵画課題を通して「手の働き」や「自然観察」を取り入れて、「生きる力」を養う場所を目指しています。

そして新たに「感性開発、造形創造、環境教育」を組み合わせた「ソダテルLABO」を開講して「全く新しい学びの場所作り」を模索しています。


「長久手子ども塾」今年度最後のプログラムは「五平餅作り器作りと五平餅作り」。

木工で使用した工具は糸鋸、ノミ、木工ヤスリ、紙やすりなど。

1年間に一人一人の加工技術が格段に伸びていて、安心して観ていられました。

でも何よりも変わった事は「話を聞く姿勢と視線」です。

当初、机や椅子に寄りかかっていた子どもたち(大人も)が真っ直ぐ僕の方を見て話を聞い

てくれていました。

これは何よりの成果でもあります。

そして最後後片付けまて子どもたちも大人も全員で行って頂けました。

共に作り上げるプログラムの意識がちゃんと理解して頂けたことに胸が熱くなりました。

参加下さった子どもたちも大人も、本当にお疲れさまでした。


「子ども塾」の為に作り出したクラフトプログラムは70種類を超えます。

このプログラムを携えて、是非多くの場所で「ものづくりと食を通した環境教育ワークショップ」を開催出来たらと思っています。

今年は関東圏でも開催予定。

ART&LIFE自然学校」は「意思と使命」を携えて、旅を始めます。



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「筆から生まれる温かさ、怖さ」

「日本には美醜一体という言葉があります。あなたはなぜ可愛いものや楽しい言ばかり絵本にするのですか?」と質問した僕に、あの素敵な笑顔を崩さず答えてくれた「ディックブルーナー」さん。


もう25年くらい前の事。

「メルヘンハウス」の三輪さんから、「ディックブルーナーさんのお話し会やるからおいでよ」とのお誘いがあって、万事繰り合わせて行きました。

隣には「メリーゴーランド」の増田くんも。

二人とも若かった話しはさておき、彼のアトリエや作画のプロセスなど美しいスライドで見せて頂き、グラフィックデザイナーから絵本作家になる経緯、絵本に対する想いなど、つうらくを介して丁寧にお話しして下さいました。


そして質疑応答の時間が来て、手を上げたのは僕と増田くんの二人(会場に男性二人だけだったね)。


冒頭の僕の質問にブルーナーさんは答えてくれました。

「僕の作るん絵本はお母さんが赤ちゃんに読み聞かせるするもので、特に寝る前に読む機会がおおいのです。だから赤ちゃんが怖い夢を見ないように楽しいお話しを作っているのです。そうちょっとこわい話しもありますよ。ミッフィーの乗っていた船が沈むお話し。」

後で調べたら、確かに当たったけど、正面を向いたかわいい水上警備隊が助けに来ました。


どこまでも温かさ、優しさを描き出す「ディックブルーナー」さんと対極にあって、その質問の際にも名前を出した「田島征三」さんは「子どもが引きつけを起こすような絵本を描きたい」と僕に話した事があります。


結局「アーティストの仕事」というのは自分の中に一本の線が、通っていて、意思のままに震動させて筆を動かして表現する事なのだ、と二人と接して思いました。


荒々しく紙にたたきつけたような「しばてん」を描き出した「田島征三」さん。

やわらかなミッフィーの輪郭を「筆一本」て(^_^)描く「ディックブルーナー」さん。

良い仕事をしたい僕のいつまでも大切な手本で目標です。


「ディックブルーナー」さんのやすらかな眠りをお祈りします。

「田島征三」さんずっと元気で!


写真は「東北の震災」の為に彼が描いた「ミッフィー」。

涙は彼自身の心なのです。

僕の出来る方法で、熊本や東北の震災支援、忘れず続けて行きます。

次回のアトリエフラワーチャイルドの「チャリティーマルシェ」てこのカードを出します。

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