2011-01-27 18:38:24

近藤氏「抗がん剤は効かない」への反論II-⑤印象操作

テーマ:近藤誠氏への反論

文藝春秋2月号にはこのベクティビックスの審査議事録の内容についても記載がある。
ベクティビックスはがん細胞膜上のEGFRという上皮細胞増殖因子(細胞分裂促進させる)をブロックして効果発揮する。しかし検査法の不備のためかがん細胞上のEGFR発現がなくても効いてしまう。だからベクティビックスの使用可能かどうかを決めるのにその検査を必須としなくても良いのではと言う議論の所で「禅問答のようですが」と言う議事録の発言が出てくる。
それをとらえて近藤誠氏はそんな議論で認可されるのは腫瘍内科医と厚生労働省、製薬会社が結託しているからだという趣旨の記載がある。
審査会の腫瘍に対する効果はあると一致しているのに、EGFR発現の有無の確認を必須とするかどうかという学問的な整合性についての余談を「抗腫瘍効果そのものに疑問があると禅問答を仕掛けてうやむやにする」とすり替えて印象づける記載をしているのだ。これはあんまりだろう。

このように近藤誠氏の理論は自分の都合のいい一部の根拠をすべての方面に通じるかのようにすり替えて議論を進めるのが特徴である。
この方法だと学問的には理解が難しいマスコミを含む一般人にはいかにも論理が通っているように見えるが、いったん学会に出ようものならすぐにその不備を突かれて破綻してしまう。
自分が学会に相手されていないからと言ってがん患者さんを含む一般人に被害を与えるような行為は座視できません。これからもしばらくは近藤誠氏の誤謬を追求し、公開します。
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