2010-12-27 12:14:43

近藤誠氏の「抗がん剤は効かない」に対する反論⑤

テーマ:近藤誠氏への反論

近藤誠氏の主張
・高額な抗がん剤領域で製薬メーカーに癒着した研究者が行った試験は操作されており利益相反の事実だけを通知すればすべてOKと言うことに間違いがある。これを排除すればこの20年間の新規抗がん剤はほとんど認可取り消しとなるはずだ。
反論: これも一方的な主張。確かに製薬メーカーとの癒着は過度では困るし、現実両者の意向が一致していることから、確かにメーカー主催の研究会は大きいほど一般臨床医への一大洗脳会となる傾向がある。
しかしそもそも新薬の開発費は莫大なものであり、人体へ適応となる臨床試験は臨床研究者たる医師に協力を求めなければ全く成立しない。その研究者を通じて全国の全国の相当な数の病院に協力を要請しなければ新薬は世に出ないのである。
その研究協力金は所属する研究室に入るのであり、その研究者の懐に入るわけではないのだ。つまり有志の医師がボランティア(自身の人件費への上乗せ無しという意味で)で協力している。
通常の業務でさえパンク寸前なのにさらにこの悪条件で無理な体制が日本の新薬開発を遅らせている元凶だ。
癒着がだめならただで奉公しないと研究成果として中立ではないというのはあまりにも現実からかけ離れている。
逆にもっと研究者に公的財政援助がほとんどないために、その事実を公開した上で企業と相互利益となる研究をしているのが現実だ。
欧米ではもっとしっかりした支援が行われており(医師ついても患者さんについても)、新薬がどんどん開発され日本とのドラッグラグが進む原因となっているのだ。
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コメント

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1 ■無題

利害関係がある限り、よほど厳格にチェックしない限り利益誘導の可能性は否定できないと思います。
薬剤会社からの寄付金を治験結果に関わらず公正に配分する機構でもできない限りこの懸念の払拭は無理ですよ。

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