2010-12-23 16:04:42

近藤誠氏の「抗がん剤は効かない」に対する反論④

テーマ:近藤誠氏への反論
近藤誠氏の主張
・抗がん剤治療した患者群の生存期間が延長しているのは抗がん剤の進歩でない。抗がん剤を使わなくても手厚いケアをすると生存期間が延長するという論文があり、抗がん剤使用患者群が数ヶ月生存期間が長いのはそのためではないか

反論: 個人的な経験でも手厚いケアをするほど患者さんは長生きする印象は確かにある。緩和ケアがしっかりしていれば患者さんの精神的身体的消耗を軽くでき、希望を持たせられることが生存期間の延長につながると思われる。
近藤誠氏は臨床試験で抗がん剤を使っている患者群のほうが生存期間が延長しているのはそのためだと言っている。しかしその患者群で特にそういう手厚いケアをしているという事実があるわけではなく憶測で言っているだけだ。常識的には抗がん剤を使った群、使わなかった群で違うケアをするはずがない。抗がん剤の効果は手厚いケア程度でしかないと主張したいようだ。
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コメント

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9 ■Re:だれもが納得できるデータとするために

>Sho(がん治療の虚実)さん
そのときにあたった医師は、40台前半の医師で
説明も明快でしたし、何より志をすごく感じました。
外来・病棟・治験・講座等大変忙しいのにすごく好感の持てる医師でした。患者側も、しっかり勉強し
共に病気と立ち向かえればこれほど心強いことは
ないでしょう。基本的には、しっかりしたデーターとルールに忠実に行われていると思います。
すべてを、見たわけではありませんが・・・・
疑りすぎるのもどうかな?と思います。
いつも見ていただいている主治医大事だと思います。相性は、ありますが・・・・

8 ■だれもが納得できるデータとするために

>カバン職人さん
治験や臨床試験はその手順が非常に厳しく定義されております。造影しているかいないか、5mmか10mm間隔のどちらでCT撮影しているのか、これらが違うだけでもう評価不可となってしまいます。
患者さんの負担になってしまうのは残念なのですが、治療は治療、データはデータとして後の患者さんのために再活用できるようにするためのジレンマとの戦いです。

7 ■無題

以前大阪の大学病院にて、ペプチド免疫療法の治験に参加しようとお話を聞きに伺ったときの話ですが、担当医師に検査結果などを持ったにもかかわらずもう一度すべて検査させてくださいといわれました。なぜ?とお聞きした所、学会など発表時などにCTの機械が違うから写り方が違うなど色々医師からあるようで、同業者にチェックされていると言う意識が強い様に感じましたし。先生が言われているようにやろうとすればやれるのでしょうが不正行為自体が、しにくくなっているんだなぁとかんじました。

6 ■Re:無題

>●さん
おっしゃる意図は分かります。不正をしようとすれば穴はあるでしょう。
ただ一つの試験結果で決まるわけではないですし、その後他の国内外の施設で繰り返し追試験を行い同様な結果となったときにはその信憑性は高まると言えます。
選挙で選挙管理委員会が市民のメンバーで構成され相互監視されているように、学会でも多くの目が相互監視していると言えます。

5 ■無題

二重盲検試験が無い限り、医者の意図により対応を変えることは可能ですよね。
多くの病院でやられている治験での不正の容易さもあいまって不審に思えます。
憶測で物を言っているのはどっちもどっちですけどね。

4 ■はじめまして

先生のコメントで得た情報にかなりビックリしました。
抗がん剤の臨床に二重盲試験はほとんどない、のですね。
それは少し一方的ではないかと感じてしまいます。
対照群と比べずに出た臨床結果は本当にフェアなものなのでしょうか。
私自身は抗がん剤に強く反対するわけではありませんが、抗がん剤の健康な細胞や免疫へのダメージ、また副作用を軽減するような栄養療法や民間療法が、抗がん剤治療とともに用いられるようになったらと思います。
企業に都合の悪い研究結果は発表されないこともあります。
民間療法には確かに怪しいものもありますが、全てではありません。
オーストラリアでは代替医療に保険が効き、TGA(Therapeutic Goods Administration)によりサプリメントなども厳しい取り締まりを受けます。
近藤先生のような意見が週刊誌に取り上げられるのも、アリかなと思います。
色んな人の色んな意見があり、冷静に反対意見も取り入れ、「何々先生にこう言われたから」ではなく、自分の健康には自分で責任を持つ事が重要なのではないかと思います。
貴重な反対意見ありがとうございました。

3 ■有難うございます。

お忙しい中、お答え頂き、誠に有難うございます。

抗癌剤の臨床比較試験の話、とても勉強になりました。

2 ■Re:無題

>のっぽ187さん
実は抗がん剤の臨床比較試験の場合は二重盲検試験(注)はほとんどありません(比較的副作用の少ない分子標的薬などは除く)。
というのはあまりにも副作用がプロファイルが違うとか、注射剤と内服薬との比較のようにプラセボ設定が出来ないことも理由の一つかもしれません。
おっしゃるとおり標準治療群と対照治療群とのコントロール試験(注)なので近藤誠氏の片方だけに違う条件を課するというのはありえないのです。

<一般向け注>
二重盲検試験: 投与される患者さんも投与する医師も本物の薬か偽薬か知らされずに投与される試験のこと。プラセボ(偽薬)効果の影響を排除するため。投与する医師の態度でわかってしまうかもしれないので医師もわからないようにする。
コントロール試験: 二つの治療を比較する場合片方だけに年齢、性別、元気さ、検査値などが偏ると治療薬の差を純粋に比較できないのでコンピュータで自動的に偏らないよう試験参加患者さんを割り付ける試験のことです。

1 ■無題

文芸春秋は読んでいないのですが、さすがに、この記事には、僕も驚きました。(当方、30歳代後半の精神科医です。2年9ヶ月前に進行直腸癌を指摘されています。)

自分が癌患者であるにも係わらず、抗癌剤の比較試験の詳細を知らないので、憶測でのコメントで心苦しいのですが、通常、治療薬の比較試験は、二重盲検で行われると思います。少なくとも、治療薬群と対照群は、他の条件は同じにすると思います。

そう考えると、近藤先生のこの言い分は、流石にまずいな、と思いました。

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