患者医師間の意思疎通問題④医師に聞きたいことを聞く良い方法 | がん治療の虚実

患者医師間の意思疎通問題④医師に聞きたいことを聞く良い方法

医師もいろいろなタイプがいるし、患者さん個人個人の考え方があるのでここでは活用すべき手法を紹介します。
キーワードは文書、コメディカル(看護師、薬剤師など)、インターネットです。
前回医師は患者さんの情報を効率的に得たいと思っていると記載しましたが、順番に聞くしかない会話と違い、手紙やメモ(手短な箇条書きが望ましい)にするとなら医師はすぐに把握できます。また患者さんは事前に十分検討でき、聞き忘れることも避けられます。
もちろん会話が大事ということは否定しません。しかし最重要事項が真っ先に伝わることで残りの時間をさらに突っ込んだ相談に使えるのです。
さらに会話だけならうやむやになる可能性もありますが、この手紙を事前にコメディカルに渡すことでその手前いい加減な対応は出来ませんし、医師としても事前に回答を用意できるメリットがあります。
またコメディカルを介してなら質問しにくいことも聞けます。
使っている薬剤やその目的、副作用が気になる人もいるでしょう。これら全てを聞こうとするとかなり時間を取ることになるので避けた方が無難です。むしろ看護師さんに使っている薬剤名を聞き、インターネットで調べた上で疑問点を聞いた方が効率的で望ましいでしょう。