幸せのDNA・・・学校では教えてくれない大切なこと

心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?


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第63話 からの続き>昨年の9月の始めでした。「世界を不幸にする原爆カード 」という本の紹介記事が目にとまりました。その中に、「これを読めば、久間大臣の発言が、いかに認識不足の発言であったかわかる」とあり、広島の市民として、それが何なのか知っておいてもいいかな、という思いで読んでみました。


私はこの本を読むまで知らなかったのですが、年月が経過し米国の機密文書が少しずづ公開される中で、原爆投下の真実を解明しようとする調査、研究が、米国を中心に進められてきました。この本は、そういった研究結果を元に書かれており、多くの文献や発言が引用されています。



次の2つの引用は、米国での研究結果をうまく表しています。


「原爆投下は、ソ連威嚇(いかく)という外交目的も含めて、複合的な理由があったというのが、歴史家のコンセンサスである。」(1990年 米原子力委員会主席歴史家 J.S.ウォーカー氏)


「トルーマン大統領とその補佐役たちが、原爆を兵器から外交の道具に変えたうえ、それを正当化するために歴史を書き変えたことが明らかになった。」(1995年 サンフランシスコ・クロニク紙)



この本の結論を要約すると次のようになります。


米軍参謀の「戦争を終わらせるのに原爆投下は不要」という意見や、投下に反対する科学者達の意見を無視する形で、トルーマン大統領とその補佐役たちの政治的判断で、原爆は投下された。その政治的判断とは、当時すでに米国と摩擦が生じていたソ連を扱いやすくするための外交カードとして、原爆を使ったのだ。


しかも、日本が降伏してしまうと原爆を落とす機会がなくなるので、降伏を遅らせる動きさえしている。原爆は、戦争を早く終わらせるどころか、その逆だったのだ。


原爆投下後、米国内で、原爆の非人道性に対する非難が起こり、外交カードとしても失敗すると、米国政府は、原爆投下を正当化するために、真実を隠匿し歴史まで書き変えてしまった。



米国での研究結果やこの本の内容は、子供のころ私が聞いた内容を完全にくつがえすものでした。


「米国は、戦争を早期に終わらせるために原爆をやむを得ず投下した」「原爆は、本土決戦による甚大な犠牲者が出ることを防いだ
」・・・ではなかったと言うのです。



しかも、米国政府が、真実を隠匿し、歴史をねじ曲げてしまったとは・・・ただこれは、最近のブッシュ大統領のイラク戦争の大義(戦争をする正当な理由)の発言を聞けば、そういうこともあったことは想像できます。イラク戦争の大義は、「大量破壊兵器阻止」→「イラクの民主化」→「テロの温床の撲滅」とコロコロ変わっています。


ということは、たとえ政府の発表でも、いろいろな角度から見て、自分なりに判断する習慣は大切だということになります。そうなりますと、「この『世界を不幸にする原爆カード』という本は信用できるの?」という角度でも、考える必要があります。


この本の著者は、元共同通信社記者で、現大阪国際大学名誉教授の金子敦郎氏です。従って、特定の思想に染まった者が、かたよった視点で書いた本ではないと考えていいでしょう。また、本の内容のほとんどは、米国の文献をベースにしたもので、私は「信じていい」と判断しました。( 第65話につづく


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