美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

美容外科・美容皮膚科は怖いとか、よく分からないなどと思っている人も多いはずです。しかし、女性の多くは美に対する興味をお持ちのはず。どんなものだか、ちょっとでも興味があれば読んでみて下さい。
時々マニアックに走りすぎて、こいつ何が言いたいんだと突っ込みたくなるかもしれませんが、お許し下さい。

皆さんは美しくなる権利があります。全ての人が美しくあるために、少しでもサポートできれば幸いです。

なお治療に関する相談などは、クリニックの公式サイトにて承っております。

みやた形成外科・皮ふクリニック

http://www.toracli.com

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一昨日の夜は、ヒアルロン酸注入の情報交換会でした。

プエルトリコから来日したDr. Montesが銀座にあるクロスクリニックにいらっしゃり、都内のヒアルロン酸注入のプロフェッショナルドクターが集まって一緒にお勉強会です。

 

 

 

現在、ヒアルロン酸の注入剤は厚生労働省の承認を取り、それとともに日本国内でも使用する医師が増えてきました。しかし注入剤というのは誰が実施しても同じ結果になるものではありません。むしろ技術的な差が最も出やすい治療方法です。顔面の解剖を知らずに注入すると酷い合併症を生じる事もあります。

 

そして注入手法は、加齢のメカニズムが解明されるにつれ、時代とともに変化していきますので、最新のものを学んでおく必要があります。

実際、くぼみや線を埋める手法からボリュームを増す手法、若い頃の形状を作り上げる輪郭形成、少量のポイント注入で引き上げる手法、そして靱帯や骨の加齢性変化を修正する手法へと次々に進歩してきました。

そのため、私自身は様々なメーカーのセミナーに国内外問わず出席してきましたし、海外のクリニックを訪問したり、学会に参加するなど、機器だけではなく注入剤の最新情報を手に入れるようにしています。

ただ単に注射するだけでは得られない手法が沢山あります。顔を吊る靱帯を支えたり、ボリュームを出さずに引き上げる手法、皮下脂肪を持ち上げる手法、口角やマリオネットラインを引き上げる手法などはその最たるものでしょう。自分自身、様々なドクターから教えて頂いた手法、自ら編み出した手法などを駆使して、注入剤による若返りに関しては様々な対応をしています。

 

そして今は注入剤に関して医師向けに手法を教えるトレーニングドクターのお仕事もさせていただいています。今回の情報交換会はまさにそのグループの中で開催されたものであり、皆さんプロ中のプロ。ディスカッションや実技は盛り上がり、Montes先生も疲れを見せずに次々に面白いテクニックを披露してくれました。

日本国内なので、注入はクロスクリニック石川先生が担当。

 

業界のドクターが参加者の面子を見たら、どんな話をしたのか興味津々になるのではないかと思います。実際に非常に面白い討論も沢山。勉強になりました。

情報交換会の後は場所を移動して夜遅くまでお酒を飲みつつ,色々な話しを。盛り上がりました。

 

 

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前回のブログで、肥満はたるみの元ということを書きました。

じゃあクリニックで何ができるのか?

 

 

残念ながら肥満の解消は機器や注射による美容医療では難しいのです。当院ではACボディというEMS機器(筋肉を自律的に収縮させる機器)で定期的に施術して、運動による脂肪燃焼を生じさせる機器で補助はできますが、食事と全身運動などの管理が伴ってはじめて効果を発揮できるものです。

 

クリニックでできる施術は部分痩身です。機器などによるものは切らない脂肪吸引という表現が良いかもしれません。ぜい肉、パンツの上に乗っかる「ハミ肉」を減少させる治療法になります。部分痩身は体重を落とす治療ではなく、局所脂肪を減少させる治療です。ボディラインを整えると言ったら良いでしょうか。お腹や腰周り、二の腕や背中、お尻、太ももの皮下脂肪を減らします。脂肪吸引も同じく体重を減らすのではなく、ウエストのくびれを作ったり、太ももを細くしたりする体型の補正をする治療です。

 

ダイエットと部分痩身というものは混同されやすく、日本においてはなかなか部分痩身治療が定着していません。欧米では大人気の治療法であるにもかかわらず、日本での施術症例数はまだまだ少ないのです。

しかしながら部分痩身は欧米人よりも日本人の方がはるかに適応がある治療です。BMI(Body Mass Index)、つまり「体重kg」割る「身長mx身長m」、肥満度を示す世界的な基準値は、欧米人に比較してアジア人は圧倒的に低い数値です。世界的には30以上を肥満としていますが、米国では3割程度がそれに当てはまります(ハワイでも2割強)。

日本は4〜5%。そのため日本では25以上で肥満と判定しています。

 

太っている人が体重を減らすべくする治療ではないにもかかわらず、アメリカでは部分痩身治療が盛んです。多少丸くても,ボディラインを綺麗に作り上げることでスタイル良く見せることが重視されます。もともと痩せている人は運動をきっちりしていますし、お腹の筋肉が締まり、すらっとしたラインですので、そもそも気にしていません。

しかし、日本などアジア諸国においては痩せているほど綺麗、つまり平均体重であっても皆さんさらに痩せようとします。そのためにがりがりな印象を与えるほどに体重を落とし、脂肪を減らそうとしています。

 

しかし!

標準体重かやや多めくらいであれば、その後は部分痩身治療をする事によって,お腹の脂肪を減らしたり、太ももを細く見せることができます。ブラジャーの上に乗る背中の肉を取ることもできます。ダイエットでは減らしたくない部分が減ってしまうこともありますが、局所の部分痩身治療ではそのようなことは起こりません。

まさに日本、アジア人向けの治療であると私は確信しています。

ある程度体重が落ちて、さらにスタイル良くするためにダイエットするのは不健康です。こんなときこそ、医療行為でしか出来ない部分痩身治療をするべきであると思います。

そして少し最近丸くなったなという人が,部分痩身をして気になる部分だけ減らすことも良いですし、ちょっとダイエットしようと思いたった人が、無理なく体重を落としつつ,気になるパーツは部分痩身治療をお受けになることが理に叶っていると思います。

 

さて、部分痩身治療には何があるのでしょうか?

当院では世界で最も販売台数が多く評価されているゼルティック社のクールスカルプティング、通称クルスカと、現在世界で最も注目され、爆発的に販売台数を伸ばしているサイノシュア社製のスカルプシュアの2台を主に、リンパドレナージとセルライト除去を兼ねた機器アクセントウルトラも導入しています。

クルスカは皮下脂肪を冷却・結晶化して減らしていく機器、スカルプシュアは世界初の脂肪を選択的に破壊するレーザーです。どちらもダウンタイムなどなく、6〜12週かけて徐々に脂肪が減少していきます。

クルスカはバルジといって、ぽこっと盛り上がったような皮下脂肪に有効で、同部をしっかりとカップ内に吸い込んでゆっくり凍結させていきます。スカルプシュアはなだらかに脂肪がついている部分などに有効で、皮膚に近い層から均一に脂肪を減少させていき皮膚のたるみを縮める作用も有します。

ポッコリお腹、はみ出した出っ張り脇腹にはクルスカ、ぼわんと皮下脂肪のついたお腹や、振り袖のようにたるんで太くなった二の腕、背中のぜい肉、下がったお尻、また痩せているのに気になる皮下脂肪などにはスカルプシュアが有効です。

生理前に浮腫みやすい人、一生懸命ダイエット・運動中の人などにはアクセントウルトラが相乗作用が強くなる印象があります。

 

クルスカとスカルプシュアは平均して2回の治療で2ヶ月ほどあとに効果が発現します。1エリア6万円/回という費用ですが、確実性の高い効果でもありますし、そのような意味ではダイエットフードやエステなどと比べると実はかなり安価です。

 

これからは美容医療で部分痩身、もっと広まってくれるといいなと思います。

 

 

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先週末は第17回光老化研究会にて、シンポジウム講演でした。

神戸大学皮膚科名誉教授の市橋正光先生が会頭で、神戸のポートアイランドでの開催でした。

 

 

中学生の頃ポートピア博覧会に行って以来、久々にポートアイランドに上陸!

 

さて、この学会は国際的に通じる学会にということで、海外から招待されたドクターも数多く、学会は英語での講演が基本となっていました。最初にシンポジウムを依頼された時には、そんな話は一切なかったのですが、あとで言われてビックリ。抄録からプレゼンまで、バタバタと準備して何とか発表してきました。

 

見た目は普通の国内学会なんです。。。。

 

私に与えられたテーマはどうやってたるみを治療するか,予防するか、というものでした。主に機器を用いた治療と予防法について講演をさせて頂きました。

英語での笑いも取れたので、まあ良しです。

 

私の他には形成外科医の大先輩である白壁征夫先生が「何故たるみは生じるのか」について御講演されました。流石の御講演。勉強になりました。

 

白壁先生

 

学会終了後は神戸空港までご一緒して、業界の昔話、裏話など、色々なお話を伺いました。

 

 

さて、この学会では、様々な基礎情報が学べました。特に「皮下脂肪の細胞サイズと真皮への影響」についての資生堂の研究が大変興味深かったです。肥満はたるみの悪化要因とはよく言われる話しですが、その理由を明確に理解できる良い講演でした。

脂肪細胞が増大するとアディポネクチン(脂肪燃焼や糖尿病予防、老化予防に重要な物質)分泌が減少、これらはさらに真皮内の線維にも作用を及ぼすと事です。確かに動脈硬化などの発生にも関わる成分ですし、分泌抑制は線維成分に影響があるようです。またMMP-9という酵素は細胞外の基質、つまりコラーゲンなどを分解します。この増加による真皮への作用が加齢性変化に繋がります。

 

基礎を知っているドクターからしたら当たり前と言われそうですが、日々臨床を主に仕事をしている私のような美容外科医からすれば、なかなか得られない知識です。
皮膚の加齢予防にはダイエットを!体脂肪率が高い医者は皮膚のアンチエイジングを語る資格無し!と言われているような感じで、その日は帰宅後早速ランニング。。。。

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ちょっとブロクサボり気味です。。。。

先週末の8月6,7日は日本美容皮膚科学会が新宿の京王プラザホテルで開催されました。
今回は会長がニキビ治療の権威、虎ノ門病院皮膚科部長の林伸和先生だったため、ニキビ関連のセッションが多い印象でした。
そんななか、私は相変わらず機器関連の講演。アンチエイジングの基本となる高周波機器テノールAccent XLiについてと、切れ味の良いシミ取り機器QスイッチルビーレーザーのSINONについての2つの講演でした。


シミ治療というのはレーザー光を熱に変えていく光熱作用によってメラニンを破壊することが基本です。これはメラニン(メラノソーム)のみが選択的に破壊される時間(ナノ秒レベル)での照射が基本となります。周囲を壊さないようにするためです。フォトフェイシャルやフォト・IPLと言われる機器との最大の違いです。
フォト系の機器はミリ秒レベルでの照射となります。レーザーでもありません。メラニンを破壊するのではなく、熱でダメージを与え、皮膚表面のターンオーバーを高めつつ薄くしていくものです。つまりはシミ完全除去ではなく(薄くなり)、定期的照射をしないとまた少しずつ戻ってきます。もちろん不適切な照射ではシミがすぐに戻ります。
レーザーはシミのもとであるメラニンを光熱破壊するもの、フォトは焼灼してターンオーバーを利用して押し出していくものです。
よくフォトの方がシミだけではなく様々なものに効果があるので優れているという記載を見かけますが、プロから見ると,こういうことを書くのは機器治療のイロハを知らないので恥ずかしいと感じます。

通常のレーザーにおいては、シミに対して1(〜2)回の治療でメラニンそのものを選択的に破壊する事で除去します。
さて、この際に光熱作用以外に衝撃波が発生し、これがマイナス面であるとされていました。熱ではなく、光のエネルギーが爆発的なパワーで放出されるために生じる音響効果(瞬間的な膨張作用)が物理的に皮膚表面を壊してしまい、炎症後色素沈着など様々な副作用を生じさせるというのが定説でした。それゆえにレーザーのビーム形状はトップハットというマイルドでフラットな形状がよく、ガウシアンというレーザービームの中心が高エネルギーで集中している形状は衝撃波を作ってしまい、リスクが高いと。。。。
私も、少し前まではそう思っていました。「衝撃波悪者説」です。

そして、ガウシアンビームを売りにしているSINONというQスイッチルビーレーザーを導入した際、刺青には良いがシミにはリスキーだと指摘されましたが、実際に使って見るとシミがよく取れるし、副作用もむしろ少ないと感じました。ルビーレーザーの最大の利点である切れの良さを引き出せる機器だという結論に至ったのです。それによって当院で主力となるQスイッチアレキサンドライトレーザーの万遍なく全体にきちんと効果の出る作用と対極にあり、2台所有することのメリットを感じていました。

そしてここ1〜2年、ピコ秒レーザーが世界的に大きな注目を浴びています。刺青治療には絶対的優位性を持っていますが、この機器の特徴は光熱作用が少ないことです。ピコ秒という短い時間で瞬間的に高エネルギーのレーザーを照射するために、強力な衝撃波の力で非熱的な破壊を生じさせるのです。シミに対してはその作用は未知数でしたが、最近アジアのドクターが相次いでこのピコ秒レーザーのシミへの効果を報告しています。
今まで悪者だった衝撃波は、実は悪くなく、光熱作用の過剰なダメージが炎症後色素沈着などの副作用を起こす可能性さえも示唆されてきました。

当院でもピコ秒レーザーを導入し、薄いシミも含めて治療効果の高さには驚いてます。そして何より適切に照射できた際には炎症後の色素沈着などの副作用は少ないのです。もちろん逆に適切な出力ではない場合などではまだまだリスクもありますが、衝撃波が必ずしも悪者ではないということには確信を持っています。

ということは、衝撃波をよりコントロールしやすいナノ秒レベルでのレーザーSINONは,シミ治療にはやはり有効であるという結論に至ります。低エネルギーの照射でも単位面積あたりは高いパワーを与える事が可能なのです。つまり、安全にかつしっかりとメラニンを破壊できます。こういった意味でガウシアンビームは,実はシミ治療には非常に優れた形状なのです。もちろん広範囲のシミやアザでは均一な形状で照射できないというデメリットはありますが,通常のシミではその影響はありません、むしろ切れ味が重要なのです。

じゃあ、ピコ秒レーザーは不要かというと、もちろんそうではなく、やはり最も優れているのはピコ秒レーザーではあります。しかし一般には非常に高額で扱いづらい機器ではあり、殆どの美容皮膚科医にとっては、そこまでの投資をするには勇気が要ります。もちろんレーザー専門のクリニックで今やピコ秒レーザーを所有していないのは殆ど見当たりませんが、多くの場合には、そこまでしなくても、シミの切れ味を求めるのであればSINONで十分という感じです。
今回の学会では、そのあたりの話しを、理論も含めて解説させて頂きました。
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学会2日目の夜。学会では詳しく聞けなかったということで、参加ドクターの依頼で脂肪融解レーザー スカルプシュアのプライベートセミナーを開催。

プライベートセミナー

その後は北欧風フレンチの話題店、MUMEへ。知り合いのソムリエさんがここのレポート期待してますと言われていたくらい、今まさに旬のお店のようです。
MUME

MUME2

MUME3

MUME4




MUME5

美味しい料理を満喫。仲の良いドクター達と色々業界話など情報交換しつつ、楽しく過ごしました。

そして翌、学会最終日。ちょっと食べ過ぎなので、朝早起きして台北の街をRUNしました。案外コンパクトなので、10 kmちょっと走って、幾つかの観光ポイントに行ってきました。
学会では案外観光する時間がありません。最近は早朝にジョギングすることで学会をサボることなく観光にも行けるようになりました。

ラン101
まずはホテルそばから台北101を眺めて

ラン記念堂
中正紀念堂へ。

ラン寺
龍山時に行って

ラン総督府
台湾総督府へ
ラン228
228和平公園

ホテルに戻り、朝ご飯を食べてから学会参加。注入剤のトラブル(皮膚壊死や失明など)とその対処法など非常に役に立つ講演を拝聴しました。このセッションが一番良かったかも。。。。

ヒアルロン酸やレディエッセなどの注入剤において,血管に誤って注入した場合、4〜24時間がゴールデンタイムとされており、その間に様々な対応をしなければなりません。失明などは即時に発生するのでゴールデンタイムは90分だそうです。間髪おかずに治療できたかどうかがその後の経過に大きく影響します。
また注射する前には必ずシリンジを引いて逆流を確かめることを強く推奨していました。逆流して血液が引けている写真もあり、私自身も経験があるのですが、確かめておいて良かったという感じです、そのまま注入していたら血管内に入ってしまいますので。

海外ではこのようなトラブル関連の話し・その対処法が堂々と論じられています。日本国内では注入剤の材質によって単に悪者と決めつけていたり、医師の腕が悪いだけだと言われたり。
実際には交通事故と同じです。初心者はトラブルを起こしやすいですが,ベテランでも絶対大丈夫ではありません。慢心するとトラブルを起こし得ます。自分の腕を過信してはいけないし、100%安全と言ってはいけません。
しかし発生率を最小にするために、解剖を熟知し、かつ生じた場合の対処法を具体的に知っておくこと,これが最も重要だと思います。

トラブルが怖いから良心的な医師は注入治療をしない方が良いのか?いえいえ、そんなことはありません。もちろん、やはり交通事故と同じ、事故が怖いから運転しない人は殆どいません。気を付けて、慎重に、慢心せずということです。

今回は注入後トラブルの予防法、早期の診断法、そして治療法の実際など非常に有益な情報が手に入りました。

もう少し聴きたかったのですが、タイムアップ。帰国便の関係で学会場を後に。夜には帰国となりました。

今回は台北での学会にあたり、様々な企画を催しました。多くのドクターとともに台北で過ごし、非常に有意義な出張でした。

IMCASみんなと


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さて、学会2日目の続き。
午前の講演が終了し、ランチは楽しくといきたいところですが、レーザーメーカーが開催するラウンドテーブルディスカッションでの発表が待ち受けていました。ここではピコ秒レーザーpicowayの症例・治療結果と組織学的検討について発表させて頂きました。私と東海大学形成外科准教授の河野太郎先生が発表し、それをアジアのドクターが聴いて討論という、日本人が主導した会なのでした(といってもそんなに素晴らしい英語は喋れませんでしたが)。河野先生とも英語でディスカッションって、もどかしい感じでした。
ピコ秒レーザーは、欧米だけではなく今はアジアも含めた世界的なトレンドです。シミに対する非常に切れ味の良い効果だけではなく、熱作用の少ない破壊力によってシワやニキビ跡にも効果を発揮する可能性があるとされています。そんななか、アジアの著名な医師達の前でお話しをさせて頂けたことにワクワクしました。
今年の世界的トレンドである痩身レーザーとピコ秒レーザーの2つに日本人として最先端で関わらせて頂いていることに感謝です。

さて、出力設定や適応など色々議論していくうちに午後に聴きたいセッションの時間が迫り、ランチは途中退席。。。。お腹減ったまま。

ペーターペン
台湾美容皮膚科の代表的存在 Peter Peng先生、そして河野先生と、取り急ぎ記念写真して急ぎ足で会場へ戻りました。

午後のセッションを聴いた後は、これまた企画していたクリニック訪問ツアーです。
台北にはクリニックの集まるエリアがあり、500軒ほどのクリニックが競い合い、毎年20〜25%が閉院するとか、非常に厳しい競争社会のようです。ソウルのアックジョンドンみたいです。

ツアーではZeltiq社がバスを用意して下さいましたので、楽々の移動です。
訪問シーン

まず1軒目は聖緹雅醫美皮膚科診所。セレブ御用達の豪華なクリニックだそうで、皮膚科と形成外科が異なるフロアで開設されていました。当日勤務の林先生のご案内でクリニック内を視察、その後台湾の諸事情などを拝聴しました。
クリニック1

クリニック1で

クリニック1で2

2軒目は仲良くさせて頂いているPauly Huang先生のクリニック 杏立博全へ。日本育ちの張至徳先生のご案内のもと、豪華なクリニック内を見学。仕切りの一つ一つにまでクリニックのシンボルをモチーフにしたデザインがなされており、非常にこだわりの強い素晴らしい施設です。
クリニック2

クリニック2内

クリニック2で

朝から夕方までびっしりとスケジュールが入り、慌ただしかったですが、非常に充実した一日でした。夜は楽しく食事会。このあたりの話しはまた次回(次回は仕事の話はあまりないかも)。
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学会参加2日目、この日は早朝から講演の打ち合わせ。今回同じセッションで講演するTanghetti先生は米国の有名な皮膚科医。憧れの存在でもあります。早朝の5時頃到着したそうで、疲れも見せずミーティング。レーザー談義もさせて頂き、充実した朝でした。

その足で学会場へ。今回の学会ではレーザーによる痩身機器スカルプシュアについて講演とデモンストレーションをさせて頂きました。
日本語での講演は慣れていますが、英語では年に数回しか講演しません。。。。毎回もう少し上手く喋れればな、と思いつつ、内容勝負ということで、いつも通りに話せるよう心がけました。
今回はモニターで協力頂いた患者様のお写真をふんだんに使わせて頂きました。ご協力有り難うございます。そして共同でデータを取ったクロスクリニック銀座の石川浩一先生の症例写真もお借りしたので、かなりの数のデータが提示できました。

発表
講演は幸いに好評で、他国での販売開始の際には講演してほしいという依頼もあり、お役目は果たせました。このスカルプシュア、米国での結果は素晴らしいのですが、アジア人という脂肪の量が比較にならない人種間での違いなどを分析したデータ、我ながら面白い内容だと思っていたので一安心。アジア人のデータは初だとのことで、ちょっとメモリアルな講演となりました。


そして昼前からはもう一つ。機器を使ったライブデモンストレーションのセッション講演。別会場でヘッドフォンマイクをつけて機器の説明をしながら、聴衆の質問に答えていくというスタイル。会場の声は聞こえないし、打ち合わせも短時間で、台湾の国内法の関係で電源を入れられないなどの規制も突然言われて愕然としましたが、Tanghetti先生が上手くリードして下さり、涼しい顔で(内心汗だくで)講演できました。
発表2

講演終わって、Tanghetti先生と。
タンゲッティ

痩身機器というのは今後の世界的なトレンドです。現在は脂肪凍結機器であるZeltiq社のクールスカルプティングが市場の大きなシェアを占めています。それ以外の機器も多数販売されていますが、その脂肪に対する選択性や効果などから、現状では十分な状況ではありません。Cynosure社のスカルプシュアはレーザーであり、その波長特性などから脂肪に対して選択的ダメージを与える事が出来る機器です。当院での結果も上々で、お腹だけではなく、腰周りや背中、二の腕など,今までなかなか結果が出にくい部位にも有効です。特に二の腕は皮膚のたるみも関与するのですが、好評です。クールスカルプティングはバルジと言って、割にポッコリしたボリューム感ある皮下脂肪に絶大な効果をもたらしますが、スカルプシュアはレーザーらしく選択的に層状に皮下脂肪を撃退。皮膚の直下の皮下脂肪から減少させるがゆえに,皮膚のたるみを伴っている場合や,何となく「もったり」と脂肪がついた中年期以降のボディに有効な印象です。

ぜい肉を撃退する世界初の脂肪融解レーザー、スカルプシュアは、今月号の日経ヘルスにも掲載されています。私もコメントしているので是非ご覧下さい。
当院のホームページでの紹介はこちら


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先週は台北で開催されたIMCASという国際的な美容医療の学会に参加してきました。
本部はパリにある組織で、毎年冬にパリでも開催されますが、IMCAS Asiaとして例年夏にアジアでも開催されています。今までも香港やシンガポールなどで開催された際に参加してきましたが、今回は台北という日本から比較的近い都市で開催されるということで、日本人ドクターも沢山参加しました。
前日夜に到着して、夜市をドクター数名で散策してとりあえず台北初日の夜は終わりました。
翌日は学会。会場の國際会議センターは台湾一の高層ビルで有名な台北101のすぐそば(でも滞在中、学会参加や打ち合わせなどで時間がなく、登ることはできませんでした)。

IMCAS入り口

今回はお勉強だけでなく、日本人ドクターとの懇親も兼ねた学会出張となりましたので、内容がちょっとくだけた感じもありますが、ご容赦ください。


さて、このIMCAS、学会というよりは最新の知見を様々な講師の先生方がレクチャーするセミナー的な学会です。1500名ほどのドクターが参加し、講演をしたのは140名ほどだったそうです。一応、私もつたない英語で講演をしてきました。
会場について何気なく上を見てビックリ、自分の写真が大きなポスターに載っていました。
IMCASポスター

講演に関してはまた次回ブログで。

午前中はピコ秒レーザーや痩身のセッションを聞きました。業者のブースでは韓国製のピコ秒レーザーも展示されていました。ピコ秒レーザーの戦国時代が始まりそうです。
ピコ2

ピコ

その後は日本人ドクター数名でお昼ご飯。
長時間煮込んだ鶏丸ごと鍋。美味しかったです。

とり

豚足

鳥鍋

気温は37度。酷暑で蒸し暑いという状況の下、やはりかき氷を食べようという事になり、日本では大行列のアイスモンスターへ。

アイスモンスター
マンゴーかき氷、美味しかったです。

学会初日は最近恒例となった解剖のワークショップがメインイベントでした。血管などの走行や脂肪の構造などを解剖の御献体で見せてもらえるだけでなく、実際のヒアルロン酸等の注入、スレッドリフトなどを台北の別会場で施術しながら,それに応じた解剖をフランスからの中継でも見せて頂くというものです。注入治療は血管などの解剖を知っていないと大きなトラブルの元です。実際の施術で針がどの層に入っているのか、通常の治療を見せつつ、それに呼応した解剖を並行して見られるのは,何度も観ても勉強になります。

そのあとは、旧知の仲の台湾人ドクターPauly Huangと一緒に企画した食事会。30名の医師が集まり、大きな大きな円卓を囲んで大宴会の始まりです。

ディナー3
一応、声かけした立場上、乾杯の挨拶。。。。

ディナー

ディナー2

ディナー4

ワイワイと盛り上がって、楽しく情報交換。学会初日の夜は更けていきました。
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先日の日曜日はまたまたセミナー講演。
上まぶたのたるみ治療機プレクサーについてです。
この機器は、日本へ紹介される前にたまたま情報を知り、先駆的に試験させて頂いてきたのです。
機器のエネルギーはプラズマです。雷やアーク放電と同じエネルギーで、高温プラズマ、つまり瞬間的な高熱を発するのが特徴です。

プラズマの作用には、可逆的な角質層の破壊、透過作用(薬剤伝搬)や殺菌効果、熱作用などがありますが、プレクサーにおいては熱作用が主となります。
この熱作用はレーザーや高周波の熱作用とは全く異なる仕組みを持っています。高エネルギーな分子・電子の衝突によって「昇華」が生じ、瞬間的な高熱発生で周囲への熱伝播などがなく皮膚表面を破壊します。
上まぶたに照射することによって、眼球などに影響を与えず、たるんだ皮膚のみを破壊し、その治癒過程において皮膚収縮が生じるのみならず、時間経過とともに皮膚質が改善していき(これが結構面白いのです)、たるみが軽減されていきます。今まではフラクショナル炭酸ガスレーザーや高周波で上まぶたのたるみを改善する試みがなされていましたが、プラズマはその昇華の力で、全く別の効果を得ることができるようです。
ダウンタイムは1週間です。切らない上まぶたのたるみ治療として、今後のトレンドでしょう。

当院では既に治療を始めており、評価は上々です。予想以上に改善した例もあり、何しろ二重がしっかりとしてきます。もちろん皮膚の効果にとどまるので,眼瞼下垂の改善などに必要な筋肉には作用しませんが、軽度のたるみや二重のラインの加齢による歪み、重たさなどにはなかなか良い結果が得られています(眼・まぶたの形状が大きく変わるわけではありません)。皮膚質の変化ということで、傷跡にも有効とされています。

今はアジア圏でもかなり売れている機器で、コピー製品も既に出始めているとか。

ただ、その構造は特許を取得している特殊構造であり、プラズマを本当に出していることが重要です。単に電気が流れている製品では効果はなく、リスクもあります。実際にプレクサーの場合も、手技が悪いと単なる電気で焼いたのと同じになります。効果ががくんと落ちるのです。
私自身、韓国にこの機器のセミナーを聴きに行き、また使用しているドクターの施術も見学してきました。
そしてこのプレクサーは当面、施術方法を実際に見た医師のみが個人輸入できるサーティフィケイト制度を設けています。買いたいと言っても買えません。。。。
適当な治療をすると皮膚が焼け焦げるだけ、テクニックを要します。

既に5月に開催されたセミナーに参加し、輸入完了・導入された施設も出始めてきました。経験を積んだドクター同士で情報を交換して、このプレクサー治療をもっと発展させたいものです。
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先日は,レーザーによるぜい肉破壊の機器スカルプシュアについて製造メーカー本社副社長らとのミーティングがありました。
スカルプシュアは世界初のレーザーによって脂肪細胞を破壊する機器です。製造会社も世界でシェアナンバー1のレーザーメーカーであるサイノシュア社。怪しい機械ではありません。
レーザーや高周波は皮膚表面への熱負荷が強く、脂肪に特異的に反応させることが難しかったのですが、このスカルプシュアは皮膚へのダメージは一切なく脂肪を破壊できます。
全身、機器が装着できればお腹だけではなく、背中でも太ももでもお尻でも、どこでも治療可能です。

クロスクリニック銀座の石川浩一先生と私の二人がアジア人のテストデータを集めるという仕事をしてきました。そこで得られたデータを供覧し、またトラブルケースなども含めて、どう対処していくべきか、どうすれば最大限の結果を得つつリスクを抑えられるかについて、熱く?討論してきました。

サイノシュア

世界的には脂肪を破壊する機器としてゼルティック社のクールスカルプティング(通称クルスカ)の一人勝ちで、他のメーカーはその効果も弱いことから散々たる販売実績。その中でやっと対抗馬が出てきたという評価を得ており、米国では爆発的な売れ行きです。
クルスカはバルジと言って、ポッコリ出た部分を機器先端に吸い込むように装着して脂肪を凍結します。吸い込めれば(摘めれば)その効果は絶大なのです。しかしアジア人の場合は痩せているのに部分的に脂肪を減らしたいという患者層が沢山います。どんなに痩せていても気になる脂肪がある、そのような場合にはクルスカで吸い込んで凍結することができません(もちろん吸い込まなくても実施できるタイプも登場はしていますが)。その点スカルプシュアはどんなに少しの脂肪でも選択的に反応してダメージを与える事が出来ます。レーザーの強みです。今までクルスカではぜい肉を吸い込めずに治療できなかった患者様にも好評です。

しかし、きっちりと脂肪を破壊できるだけに、脂肪層の薄い太ももなどに照射すると、炎症の波及からか、その後数日間少し痛みが強い場合があります。これもアジア人だからこそのリスクで、本社に報告済みで、改良されるとのことです。ただ、それでもなお、皮膚には何の影響もないというのが興味深いところでもあります。

この夏はぜい肉を取ってみませんか?とちょっとクリニックの宣伝です。

さて、このスカルプシュアに関して、来週は台北で講演をしてきます。私と石川先生の症例を一緒にして、アジア人臨床例をもとにした最初の講演という事で、大役にちょっと緊張しつつ準備しています。
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