美容外科・美容皮膚科は怖いとか、よく分からないなどと思っている人も多いはずです。しかし、女性の多くは美に対する興味をお持ちのはず。どんなものだか、ちょっとでも興味があれば読んでみて下さい。
時々マニアックに走りすぎて、こいつ何が言いたいんだと突っ込みたくなるかもしれませんが、お許し下さい。

皆さんは美しくなる権利があります。全ての人が美しくあるために、少しでもサポートできれば幸いです。

なお治療に関する相談などは、クリニックの公式サイトにて承っております。

みやた形成外科・皮ふクリニック

http://www.toracli.com
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ダイエットと機械

2010-09-09 09:09:52 Theme: 痩身
さて、日本抗加齢美容医療学会の続き。
会長のクロスクリニック 石川浩一先生がご自身のダイエットの講演をされたことは前回書きました。もちろんメインは食事のコントロールですが、機器を使った痩身も効果があったようです。ご本人も主に食事のことをお話しされていましたし、途中経過は個人的に色々聞いていたので、なるほどと思うことが幾つかありました。今後の診療の理論裏付けとヒントになりました。有り難うございます。

機器による痩身が成功した理由は、積極的なダイエット、つまりカロリーの制限と、ACボディ(EMS機器)のようなカロリー消費ではないでしょうか。脂肪を溶かすという機器だけでは減量までは成功しなかったかもしれません。

そして、痩身の機械というのは、以前にも書きましたが、何もしないで機械頼みだと大きな効果を得にくいものです。
脂肪というのはなかなかしつこくて、
古代から人間は飢餓との戦いだったために、効率よく余分なカロリーを脂肪にして蓄えようとします。取っても取っても増えてしまいます。生きる必要上、脂肪を取ることより増やすことの方が圧倒的に簡単です(体質によりますけど)。
つまり、リバウンドではないのですが、部分痩せの機械で少しくらい取っても、体は頑張って脂肪を溜めこもうとするのです。
これを防ぐためには、それなりの運動や食事制限が重要になります。そうすると、単なる運動や食事制限では起こりえないような部分痩せが得られるのです。
もちろん過激にダイエットしないと機器は効果がないと言っているのではなく、治療中はちょっとは気を遣って下さいということです。今当院でウルトラアクセント治療を受けている人のうち、かなり部分痩せ効果が上がっている人の多くが、ご自身の努力もされたという方です(ハードにすることはありません)。「何にも制限ないから普通に食べちゃおう、不摂生しても大丈夫」で治療を受けても、実際に少し局所の脂肪は減ってはいるものの外見上の効果を得にくいものなのです。
それを解決するのがACボディによるカロリー消費亢進であると、最近は強く思います。やっぱり楽して「部分痩せ」したいのが本音でしょうし、食事制限したり走ったりできるなら、そもそもこんな悩みは持たないでしょう。
ウルトラアクセントで物理的に脂肪を破壊し、更にカロリー消費を促すACボディで、きちんと脂肪を「精算する」のです。


さて、今週末はまたセミナー講演。注入の実演です。当初20名限定くらいのセミナー予定が予想以上の申し込み人数で、2部に分けることになったとか。丸1日、一人講演ですので、体力勝負です。

新しいフラクショナル炭酸ガスレーザー

2010-09-07 09:10:29 Theme: eCO2(エコツー)・フラクショナルレー
昨日の続きです。

日本抗加齢美容医療学会では、昨日書いたフォーラムなどの他、再生医療についてのフォーラムもありました。座長は私の大学同期である水野先生(順天堂大形成外科教授)でした。再生医療の分野で形成外科ではトップの地位を築いている優秀なドクターです。
再生医療の新しい知見を、札幌医大皮膚科の小野先生や、渋谷美容外科の松田先生、聖心美容外科の鎌倉先生という今の日本のトッププレゼンテーターから伺いました。勉強になりました。

そして、今回の学会長、クロスクリニックの石川先生の自らの体を使って証明したダイエットの講演は非常に面白かったです。ウルトラアクセントやACボディ、ゼルティックを使った痩身、実証されていました。

さて、学会でのもう一つの目的は新しいレーザーの詳細について実機を見ながら説明してもらうことでした。出る、出ると噂されていて、やっと先月国内お披露目となったのですが、実際にきちんと見てみたくて、今回業者さんにお願いしておいたのです。

このレーザー、フラクショナル炭酸ガスレーザーなのですが、ビームの出し方が独特であり、浅く広げたビームと深く絞ったビームを同じエリアに照射できます( fusion mode)。ブリッジセラピーでいうところのdeepとactiveを同時・瞬時に実施できます。ただ、皮膚へのダメージを最小にするためか、広く浅くの部分がリング状の照射面であり、深く照射される部分と重なり合わないので、これが良いのかどうか、検討が必要です。
その特殊な機能はともかく、浅く広げたり、深く絞ったりは自由自在、そして通常の炭酸ガスレーザーのように使えたり、アブレージョンできたり、ほくろ取りに細かい設定ができたりと、これ1台で従来の炭酸ガスレーザーの機能とフラクショナルレーザーの機能全てをカバーできます。今までのレーザーはハンドピースを変えなければ機能を切り替えすることができませんでしたが、この新型はタッチパネルの設定変更だけで簡単に変えられます。レーザーの常識からいうとなぜ?というところなのですが、どうも制御システムがハンドピースではなく本体の部分に組み込まれているからのようです。これが可能となると、相当繊細な制御システムのはずです。話をよくよく聞くと、開発者が私の好きな某社のレーザーシステムを開発したグループとのこと、納得です。
いずれにせよ今までの炭酸ガスレーザーにはない機能を備えており、ほくろの治療だけではなく、にきび跡や傷跡の治療に関して従来よりも良い結果が得られる可能性が高いと思います。
フラクショナルとアブレージョン、これを同時に実施することは、今まで当院でもレーザーを2台使用して何とかしていただけに、1台の機器でこれらをより精密にコントロールし、fusion modeまで重ねて強力にできるということは期待大なのです。そしてこれを世界最大のレーザー会社が満を持して販売するというのですから、いい加減な話しではなく、今までのフラクショナル炭酸ガスレーザーの市場は様変わりするのかもしれません。
新型車が登場する直前のようなものなので、今は別の欲しい機械をちょっと我慢。これが登場してから比較吟味しないといけないかなと考えています。

$美容外科開業医の独り言-CO2RE
本体はスマートです。


$美容外科開業医の独り言-CO2RE2
これがハンドピース。レーザーの専門家から見るとあり得ない!どうしてここからフラクショナルレーザーが?という最高の作りです。

もうこれ以上進歩はないのか、考えられるのは、あとはレーザーのパワーを上げた機種で熱影響少なく深く作用させるというモードを持った機器くらいでしょうか。これについても登場するはずなので、だんだんフラクショナル炭酸ガスレーザーも方向性が絞られてきたのかもしれません。

話題の新型車の試乗をしたような、そんな気分でした。

新しい美容医療と基礎の美容医療

2010-09-06 14:43:31 Theme: 美容情報
昨日は日本抗加齢美容医療学会(MBF)が開催。依頼されて講演をしてきました。
私の担当したのは、「今さら聞けない基礎、今聞きたい最新」というフォーラムで
他には
湘南鎌倉総合病院の山下先生(相変わらず超多忙なのに元気いっぱい)、
女子医大青山医療研究所の根岸先生(頭脳明晰だけでなく、最近ますます綺麗になっている気がします)、
クリニックFの藤本先生(新しい物・メカ好きでクレバーです)、
ドクタースパクリニック鈴木先生(フェイスリフト手術の第一人者、信頼して患者様をお願いできます)
右上矢印こういう書き方をするとゴレンジャーアカレンジャーみたいですね(古!)ちなみに名前の色は私の皆さんへのイメージ。残る色は私?それとも会長だった石川先生?

皆さんと旧知の仲ということもあってか、なかなか充実したセッションで、参加者もすごく多くて大盛況でした。

また訪韓時に手技を見せて頂き、当院でも導入しているPPP注入注射の第一人者、韓国美容外科学会の重鎮でもあるLim先生も講演されました。堪能な日本語でPPPの基礎と臨床をご発表されていました。やはりPRPと併用同時治療が良好とのこと(当院でも推奨している手技です)。


現在新しい美容医療機器がどんどん開発され、ついていくのも大変です。一方では、基礎の美容医療というものはしっかり確立しないといけないのに、新しいものに流されがちです。中途半端になっていてメーカーに振り回されている今の美容医療現場の状況を打破するべく、昨日のフォーラムは非常にバランスのよい内容だったのではないかと思います。
我々美容医療に携わる医師にとっては、最新情報だけではなく本当に基本中の基本となる機器の理論や考え方をしっかりと知ることは重要です。結果が出ないのを機械のせいにして次々新しい機器に触手を伸ばすよりも、従来の基本機器を使いこなすことでカバーすることも重要なのです。
昨日のフォーラムでの根岸先生のご発表などはまさにそれを実践している証であり、大変勉強になりました。相変わらずキレのある発表で、プレゼン上手でした。

私も今以上にもっと機器の基礎を幅広く勉強しなければ....
その知識欲が尽きないように。

また次回も日本抗加齢美容医療学会ネタは続く....


最新医療ダイエット機器:インナーマッスルを鍛えるACボディ

2010-09-03 09:00:55 Theme: 痩身
前回のブログで書いたACボディ、問い合わせが多いので、理論などを再度書いておきます。

このACボディは脂肪を溶かしたりする機械ではありません。筋肉を動かし、基礎代謝を上げることが主です。体の中で最大の筋肉である腸腰筋群と2番目の大腿四頭筋を強制収縮させ、筋トレのようにエネルギー代謝を促し、これを反復することで筋肉量を増加・基礎代謝亢進を促すのです。特に腸腰筋群を鍛えることができる機械はこのACボディだけと言っても過言ではないと思います。インナーマッスルを鍛えるので、ある意味今流行りかもしれません。これによる内臓脂肪量の減少が生じますので、メーカーはメタボリック対策にと勧めています(学会で発表された客観的データもあります)。
その上、電極が一点に留まらず回転して通電するため腹直筋や腹斜筋が鍛えられますので、ボディウォール・壁を作ることでお腹周りを引き締めます。EMSというジャンルの機械では画期的な仕組みです。
$美容外科開業医の独り言-ACボディ

このあたり、中年太りには最適かもしれません。お腹の引き締めと全体の基礎代謝アップ、リバウンドのないダイエットに取り入れると良い機器です。

しかしダイエットには、食事も少し考えたり、生活リズムの改善など、ご自身の努力も必要です。
ウルトラアクセントによる脂肪の物理的破壊に、運動を促すACボディを加え、その上ちょっとした努力をすることで、ボディラインを綺麗にすること、それを実践している患者様は結構痩せてきています。

正しい痩身とは、ダイエット食品や薬に頼らずに健康的に脂肪を落としていくことであると思います。
やっとその時代の幕開けです。
まだまだこの2つを揃えているクリニックは多くはありませんが、今後は同じような理論の機械を含め直接脂肪破壊とトータルの代謝亢進、この組み合わせがスタンダードになっていくのかもしれません。

痩身治療の難しさと展望

2010-09-01 17:09:44 Theme: 痩身
最近は、ウルトラアクセントによる痩身治療を受ける人が増えています。
その効果を見てみると、やはり痩身系独特の難しさがあります。
完全にクリニック任せで普段通りの生活をしている、もしくは少し体重が増えてしまったという人は局所であっても効果が薄くなっています。併せてエクササイズをしたり、食事に気を遣う人の方が圧倒的に効果が高いようです。
痩身の場合、ご自身の努力も併せないと、魔法のようには脂肪は減りません。実際に減っていても分かりにくい、それが最大の問題点です。事前にこのあたりを話しをしないといけないのかもしれません。
運動を始めたという人のうち何名かは、びっくりするくらい腹囲などが減ります。ご本人いわく、運動してこんなに局所変化が生じたことがない、ということであり、相乗効果というのは痩身の場合は非常に重要な要素になります。見ていても嬉しくなるくらいサイズダウンしている人も結構増えてきました。

そういった意味で、最近始めた局所皮下脂肪溶解のウルトラアクセントと、インナーマッスルを鍛えるACボディの併用療法というのは期待できるのではないかと思います。局所の脂肪を壊しつつ運動させる訳ですから、理論的には理想です。無精な人には最適であるばかりでなく、より高い効果を求める人にもお勧めできます。

先日、芸能人御用達の痩身クリニックでちょっと問題ある薬品を使用していたことがメディアで騒がれました。薬というのは様々な問題があり、できるだけそういったものの併用に頼らずに理論的にきちんと痩身をしていくことが大事なのではないかと思います。
内科的コントロール・薬品や注射による治療が主である時代から、脂肪を燃焼させたり破壊する機器による痩身治療へ、時代は動いていくのでしょう。

ほくろのレーザー治療

2010-08-30 19:57:32 Theme: 美容情報
ほくろのレーザー治療は、ごく一般的になってきました。
以前はレーザー治療をすることに否定的な医師も多かったのですが、最近ではかなり状況も変わりました。
否定的だった一番の理由は腫瘍である以上取り残しは良くないということです。
やはり悪性であった場合、細胞を検査せずにレーザーで取ってしまうと様々な問題が生じます。
悪性の疑いがあるかどうか、見た目では100%判断できる訳ではないので、レーザーは駄目であるという意見もありました。
ところが最近は拡大鏡にて悪性特有の色素パターンを判断することが可能となり、ダーモスコピーによる検査として保険でも認められています(レーザー治療自体は認められません)。
状況も変わってきて、きちんと事前に診断をするという前提のもと、レーザー治療をすることに賛成する医師が殆どになりました。
当院でも拡大鏡にて診察をし、1%でも悪性の疑いがあれば必ず一部組織検査をしますし、場合によっては最初からレーザーではなくきちんとメスで完全切除をします。
実際当院で悪性という診断になったケースも数名います。その場合は大学病院を紹介することになります。

面倒でも、毎回必ずスコープで確認、これが基本です。

そしてその除去の方法も、深くえぐって取りきれば再発無しと考えるのではなく、ごく浅くそぎ取って、その上で色を取るレーザーを照射、1ヶ月以上経って点状に再発した部分を2回目治療として深く除去(0.6mm程度の直径で)。手間をかけることでえぐるように除去せずともほくろは取れます。ほくろは案外均一に深くはないものです。しかし色素を取るだけのレーザーだと、結構再発しますので、やはり少し表皮部分を削る処置が必要だと考えています。
適当に簡単に焼き切るという処置ではなく、手間をかけて均一に、コンピューターで制御した深さできちんと照射すること、レーザーも複数台組み合わせること、これこそが美容的なほくろのレーザー治療の生命線です。

PC入れ替えと資料のペーパーレス化

2010-08-27 09:32:20 Theme: ブログ
今週火曜は電子カルテに使っているパソコンの入れ替えをしました。
合計7台の入れ替えになり、ネットワークの設定、ソフトのインストールなど業者さん一日がかりでの作業です。診療を中断せずに行っていましたので、バタバタ....
それと前後して院長室のパソコン周辺機器も入れ替え、とても便利なドキュメントスキャナーScan snapで資料、カタログ、書籍のPDF化、ペーパーレス化を図り、それをiPadやiPhoneで見ようという甘い見通しに基づいてせっせと作業中です。
某F本先生からiPadでのペーパーレス化は本当に凄く便利ですよ~と言われ、その気になったもののF先生は業者に一式渡して取り込んでもらったとのこと、それをさらっと聞き流してしまい、自分でやってみたらあまりの大変さにちょっと愕然。今はむしろ院長室が雑然としてしまっています。
レーザー・化粧品のカタログはほぼ全てペーパーレス化したのですが、まだまだ山積みです。
でもScansnapの取り込みの早さ、正確さには本当にびっくり。


$美容外科開業医の独り言-scansnap

形成外科の大御所と

2010-08-26 16:00:08 Theme: ブログ
今日の昼休みは、ある研究会の打ち合わせにて、形成外科の大御所である北里大学名誉教授 塩谷信幸先生と会食しました。他には業者さんが2人のみなので、結構緊張です。
形成外科医なら誰でも知っている偉大な先生、雲の上の存在です。私のような市中の形成外科・美容外科医と打ち合わせして頂くとは有り難い限りです。
私の師匠は既に引退しているというのに、その先輩であった塩谷先生はまだまだ現役バリバリ、本当にお元気で、まさにアンチエイジングをご自身で具現されておられます(アンチエイジングブログという題でブログを6年間毎日更新中とのこと)。

今回は、11月6日に開催される「見た目のアンチエイジング研究会」で依頼されているセミナー講演の内容確認と、もう一つ新しく立ち上げる研究会の趣旨確認、私の関与する部分の学術的な方向性などについての打ち合わせでした。
それらを済ませた後は、今のレーザー医療の現状などの話しとともに、私の学生時代の大学学長や私の師匠の内緒話なども、沢山教えて貰いました。
きちんとお話しをさせて頂いたのは初めてだったので、ちょっと緊張ではありましたが、公私ともに勉強になりました。

そして、先に帰る無礼をお詫びし、急ぎ足で午後の診察に間に合うようクリニックへ。
今度機会があったらまたじっくりお話を伺いたいものです。

$美容外科開業医の独り言-塩谷先生と

サーマクール:CPTと従来のタイプの違い

2010-08-25 19:54:55 Theme: たるみ治療サーマクール
たるみ治療機サーマクールCPT、最近非常に希望される方が多くなっており、この勢いはいつまで続くのだろうと思っています。
痛みがあるとそれだけで選択肢に入らないという患者様がどれだけ多かったのか、改めて実感です。

ただ、インターネットでちょっと検索すると、まだサーマクールは痛いという情報ばかり目に飛び込んできます。ネットというのは、その情報の新旧が分かりません。2~3年前の内容が、検索すると上位に引っかかったりすると、当然一般の方はそちらの情報を信じてしまいます。
そういう意味では新しいサーマクールは別名称を付加した方が良いのかもしれません。そうしないと情報が玉石混淆....

さて新旧の違いというのは、何度も書いているようにその痛みです。新型CPTは10~20%程度になりました(10~20%減ったのではありません!)。痛みの程度は人それぞれで、眠いと言う人もいます。
先端が振動するだけでなく、高周波の出し方、その流れる深さ、均一性などあらゆる面から改良が加えられ、この痛みという点に関しては手放しで高評価です。
そしてこれに関連して、表面的な変化がより分かりやすくなったこともメリットとして挙げられます。トータルで見た効果自体も患者満足度としては上がっています。前の方が良かったという患者様はいません。

但し、ごく初期のサーマクールの施術をお受けになった方に関してのみ、効果はそちらの方が上という意見があります。ごく初期というのは小さな先端部でじっくり時間をかけて強烈に凝固していく施術方法(シングルパス法)であったため、皮膚内部がしっかりと熱変性して引き上がったのです。その代わり激痛ですし、脂肪が萎縮したなどのトラブルも報告され、危険性からマルチプルパス法という手法へ変遷し、初期の方法ができる先端部チップ(消耗品)はもう販売されていません。現在世界で施術可能な様々な世代のサーマクールの中で、CPTが一番痛みがなく効果も出やすいと言えます。
サーマクールCPTは400発、もしくは600発照射になります。100や200発照射という設定はありません。それゆえに費用がある程度はかかるというのが欠点でもあります(ただ100発かそこらで効果はあまり出ないので、そういう意味では400発くらいが程良いのではと思います)。

サーマクールCPTは以前と異なって費用さえ納得頂ければ非常に勧めやすい治療です。1回で終わりなので、4~5万程度の施術を数回受けるくらいなら1回サーマクールCPTをバシッと受けるという考えの方も多くなっており、このあたりが人気が急に上がった理由なのかもしれません。

先日書いたように、痛いウルセラシステム治療との併用なども今後注目される方法ですし、まだまだ発展しそうです。

新しいIPL治療ハンドピースと、2波長レーザー

2010-08-24 21:05:36 Theme: 美容情報
昨日、本日と業者から新しい機器を借りています。
1つめはパロマ社のマックスGというIPL(フォトフェイシャル系)ハンドピースで、今所有しているスターラックスの本体に装着できる最新のものです。
$美容外科開業医の独り言-マックスG
従来と波長などは変わりないのですが、かなりの高出力で血管腫にも有効なほどとのこと、真偽はともかく、従来と同じ波長で高出力まで出せるということは少なくとも悪いはずがありません。シミなど顔全体の治療において、今までの結果より上になることは確実です。ただ、切れ味の鋭さはリスクにもつながるので、どこまで安全に高出力を使えるのか、その点が分かればというところです。今のタイプ(ラックスG)で最高出力で照射していると、時々もう少しパワーが欲しいなと思うことがあります。そういった意味では使えそうです。ただ結構高いので、導入するか悩み中。
実は少し前のブログに書いた、同じパロマ社のラックス1540xDというハンドピース、普通のフラクショナルレーザーよりも物理的に押し付けてかなり深くまで届くように設計されており、にきび跡の新治療法として有効と感じ、こちらを導入しようかなとも悩んでいるのです。予算を考えると難しいかな....


そして本日はもう一つ、当院の赤み治療用のダイレーザーVビームがそろそろ買い換え時期なので、後継候補として候補の一つにしているサイノシュア社のシナジーという機器を借りました。
美容外科開業医の独り言-シナジー
特に最新というほどの機械ではなく、もうそれなりに普及している機器です。キャンデラ社のVビームパーフェクタという切れ味鋭いスタンダード機を主に考えてもいて、少し前までシナジーはあまり興味を持っていなかったのですが、ダイレーザーとYAGレーザーという2つの波長を出せることに対して、自分自身の中でちょっとしたアイデアなどが出てきたので、しばらく試用させて頂き、考えてみようかなと思っています。

機器を買うのにはお金がかかります。大学病院と違って開業医は自分の身銭を切って導入するので、いつも慎重になります。しかし実際に購入して使ってみて、その有効性を学会などで発表する、そうすることでこそ真実を語れますし、信憑性があります。患者様に対しても、本当の効果を説明することができます。業者に振り回されず、自分自身の考えで治療を組み立てていくためのツールがレーザーなどの機器です。機器がなくて治療法に偉そうなことは言えませんが、機器に振り回されてもいけません。難しいところです。

宝くじでも当たらないですかね。

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