美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

美容外科・美容皮膚科は怖いとか、よく分からないなどと思っている人も多いはずです。しかし、女性の多くは美に対する興味をお持ちのはず。どんなものだか、ちょっとでも興味があれば読んでみて下さい。
時々マニアックに走りすぎて、こいつ何が言いたいんだと突っ込みたくなるかもしれませんが、お許し下さい。

皆さんは美しくなる権利があります。全ての人が美しくあるために、少しでもサポートできれば幸いです。

なお治療に関する相談などは、クリニックの公式サイトにて承っております。

みやた形成外科・皮ふクリニック

http://www.toracli.com

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週末は大阪にて日本医学脱毛学会が開催されました。
つかはらクリニックの塚原孝浩先生が学会長です。
今回は特別講演という大役を仰せつかりましたので責任重大。
「医療レーザーの歴史」というテーマを頂き、皮膚科形成外科分野のレーザー治療の歴史と将来について概説しました。
 
レーザーが開発されたのは1960年、そしてすぐにDr. Goldmanによって皮膚分野におけるレーザー治療は始まったのです。日本においても1970年代には既に大城クリニックにて専門的診療がスタートし、その後1990年代後半からレーザー脱毛機というエポックメイキングな機器が登場し、美容医療全盛期を迎えていきます。
最近ではやや新しいものの開発にも陰りが見られ、むしろ企業の吸収合併、買収などの方が注目を浴びていますが、今後どうなるのか、現在最新のピコ秒レーザーや部分痩身レーザーの話題にも触れつつ話をまとめてみました。
 
上述のDr. Goldmanはレーザー治療の父とも言われており、レーザー治療に関わる医師であれば誰もが知る偉大なドクターです。1965年に書かれた論文を今回改めて読み直したのですが、レーザー機器についての予見が恐ろしいほど当たっていました。逆に言えば、当時に予想された治療しかまだ出来ていないということです。
 
今後全く新しい発想の機器が登場してくるのでしょうか?
とりあえず当院では、今まで医療にはなかった新しい波長・媒質のレーザーを試験してみます。これが良いものかどうか、まだ誰も分かりません。
 
さて、学会終わりに会長の塚原先生を囲んで記念撮影。
 
大阪ということで、折角なので宿泊ホテルのある中之島から大阪城まで朝に旅ランしました。
 
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またちょっとブログサボり気味です。。。。
少し前になりますが、1月最後の週末は福岡で講演でした。
いつもお世話になっている赤坂クリニックの吉家弘先生が院長を退かれ、ナンバー2の木下浩二先生が新院長に就任されるという大きな節目のタイミングで、吉家先生と講演をご一緒させて頂きました。
前日夜は宴会。奇しくも誕生日が近いためお祝いの席に。
今回の講演会は参加者も多く大盛況。さすが吉家先生の人望です。
私の講演は、各種レーザーを用いた美容医療に関してでした。
 
QスイッチレーザーAlex Trivantage,脱毛用レーザーGentle LASE family、ピコ秒レーザーPicowayの他、万能型炭酸ガスレーザーCO2RE(コア)について解説させて頂きました。
 
今回の目玉は脱毛用レーザーです。今更?と言われるかもしれませんが、大きな出来事がありました。薬事承認、つまり国がレーザー脱毛機を正式に認めたのです。
 
日本国内では「長期的減毛」に効果があるレーザーというのは厚生労働省は承認・認可をしてくれませんでした。これだけ一般化していても、許可をしてくれなかったのです。医師が個人の裁量で実施をしていたのが現状です。しかし(永久的な)脱毛は医療行為であるという厚生労働省通達も出ています。一方のエステの機器は堂々と脱毛できると謳い、広告も自由です。
何という矛盾。消費者庁は相変わらずこういったことに興味を示さず、改善ではなく消費者からクレームが出なけりゃそれがベストという考えです。
 
しかし、ここに脱毛用として医療機器が承認されたため、医療行為としての脱毛は晴れてクリニックの治療の一環としてオフィシャルに認可されたわけです。
大きく流れが変わるかもしれません。脱毛機器は医療機器なのですから。
 
そして医師側からすると、承認機器というのは非常に導入しやすく、他社の未承認機器よりも圧倒的に有利です。そのうち他社も追随してくると思いますが、当面はこのジェントルレーズプロが脱毛の主役の座についたというわけです。
今回、吉家先生はレーザー脱毛の理論を独自に分析され,非常に理に叶った考えで解説されました。
レーザー治療は、その理論から考えてみることが重要です。ただやみくもに治療だけしているのは医師ではありません。そういったことを真正面から我々に問いかけてくださる吉家先生のことをいつも尊敬しております。
 
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当院の事務・受付を1名募集します。
久々の募集です。正直言って,募集の仕方も忘れてしまいました(笑)
 
このブログを読んで頂いている方はご存じだと思いますが、当院は真面目に美容医療に取り組んでいます。職員には一切の営業・勧誘を強要することはありません。提供する美容医療のレベルは高いと自負しており、余計なことはしなくとも、患者様との信頼関係で成り立っているクリニックです。宣伝、広告も殆どしていません。
そのぶん派手さはないですし、地味なクリニックではありますが、是非本当の美容医療とは何かを知りたい方や、経験者・現在勤務されている方でも今までの勤務で勧誘業務に辟易としたり、医療行為への関与に対する不安感、不信感、罪悪感などがある方、当院で働いてみませんか?
待遇は通常の医療事務としては悪い方ではないと思います。何より土日祝日は休みですし、学会参加で休診が多いため、休暇は沢山あります。
 
勤務は3〜4月頃から、医療事務経験者を少しだけ優遇しますが、資格は問いません。ただ、機器・治療法の名前や効果など、覚えることは多いので、その点はご了承ください。
 
本日、職員から私の誕生日を祝ってもらいました。歳は取りたくないものですが、こういうサプライズは嬉しいです(^^)
 
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寿司屋で、大将だけが握ってくれる,そのカウンターを独り占めしたいと全ての席を予約して、無断キャンセルしたらどうなるでしょうか。仕入れた魚は無駄になり、当然その時間にお客は一人もいません。客がいなくても従業員の給料や家賃が減額されるわけではありません。予約でいっぱいのお店でも、なぜかガラガラ、たまにそのような事に出くわす場合があります。最近では居酒屋さんに団体貸し切り予約をして無断キャンセル、ニュースになったこともありました。損害賠償に発展することもあるそうです。

 

さて、

美容クリニックを運営していく上で避けては通れないのが無断キャンセルです。

何の連絡もなくキャンセルをすると、その予約時間はぽっかり穴が開きます。

当院は,脱毛やスキンケア、痩身などの一部を除き私自身が殆どの施術を実施します。そして診察室は1席しかありません。つまり貸し切りなのです、一人で。

特に当日治療希望で予約されると、治療法によっては使い捨ての物品を事前に用意します。

寿司屋と同じ状態になり、ちょっと悲しくなります。

 

一般医療と比較して、軽く考えられがちな美容医療、案外無断キャンセルする人が多いのです。我々の業界でも、飲み会の席になるとよく話題になることです。

手術専門のクリニックさんで、3時間手術予定を組んでいたのに無断キャンセルされることもあります。そうなると、半日仕事のない状態、無収入です。そのため、手術代前払いなんていうシステムを取っているところもあります。

飛行機などでも何の通知もしないで、事後に乗らなかったから返金してと言っても駄目なのと同じように、商業的にはこのようなルールは沢山あります。風邪を引いたから、なんて言っても通じません。

 

もし前日に面倒でも電話1本してくれていたら。。。。

当院では電話が通じなかった時のために、ネットでもキャンセル受け付けています。

無断キャンセルは時間を過ぎても少し待って、それでいらっしゃらなければ初めて分かるもの。つまり判明した時には後の祭りです。事前に分からないので困ります。

繰り返す人もいますので、そのような場合、予約は難しくなります。

治療によってはキャンセル代を頂いております。

 

ただ単純にお電話かメールを頂けるだけで、それだけで構わないので、事前に連絡下さい。

 

 

 

 

 

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先週末からいよいよ今年の学会活動も本格的に始まりました。

 

土曜日は日本美容外科学会JSAPS。形成外科医系の学会です。組織会長の青木律先生による美に対する哲学や概念・歴史の講演をはじめ、日本医大形成外科教授の小川令先生のメカノバイオロジーの興味深い講演など充実した内容でした。メカノバイオロジーの講演は何度か拝聴していますが、細胞や組織に与える物理的な力がその機能を制御するという考えは、大変面白く、美容医療の分野でもいつかは応用されるのだろうと思います。

そして私はシンポジウムでピコ秒レーザーの講演をさせて頂きました。現在日本で導入可能な主要4社のピコ秒レーザーから一人ずつ講演、そしてディスカッションしていくという形式で、私はシネロンキャンデラ社のpicowayについてお話しをさせて頂きました。

入れ墨治療が大半になってしまいましたが、全てに共通なことは入れ墨治療にはピコ秒レーザーが最も優れているということです。もはやQスイッチ(ヤグ・ルビー)レーザーで入れ墨を取る時代ではありません。治療回数は数分の一になる、つまり治療費総額が圧倒的に安価に抑えられ、かつ結果が良いのです。その中でもNd:YAG、KTPの波長を持つ機種(picowayはその一つです)が特に切れ味良く、メインとなる黒色には素晴らしい効果を発揮します。Qスイッチレーザーの良い面もあるのですが、基本的にはピコ秒レーザーを持たない施設での入れ墨治療とは成績が格段に異なりますので、今後は治療のスタンダードになると思います。Qスイッチレーザーは少し傷跡も生じやすいので、入れ墨を取るならまずはピコ秒レーザーです。劣る面というのはほぼありません。

他にも薄いシミへの有効性など少し討論できましたが、まだまだ言い足りない部分が沢山。もっと良さを伝えたかったです。。。。

 

感謝状頂きました。

 

 

そして日曜は世界最大の皮膚レーザー治療器製造メーカーであるサイノシュア社のユーザーズミーティング。全国から医師が集まる、、、、はずが、寒波の影響で新幹線に大幅な遅延が生じ、関西、中部地方のドクターは殆ど参加されませんでした。それでも盛況で,かなり有益なセミナーとなりました。

私は部分痩身レーザーのSculpSureについて講演をさせて頂きました。

 

演者の先生方&サイノシュア社長と。

懇親会ではレーザー談義で盛り上がりました。

 

レーザーについて深く話せる医師同士でのディスカッションはいつも本当に勉強になります。私自身の頭だけでは思いつかないことも、ヒントを沢山頂けます。業界を荒らすドクターの話題にもなりましたが、やはりきちんと医療としてレーザーを用いていくことの重要性を再認識。

 

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今年初めてのブログです。

休診期間中は旅行でリフレッシュしてきました。先週の金曜日から診療は開始しております。年末の混雑状況の影響もあり、まだ少しバタバタしています。

 

さて、昨年はピコ秒レーザーpicowayと部分痩身レーザーSculpSure、そして上まぶたたるみ改善のプラズマ機器Plexrの3つが当院における新しい治療の仲間入りをしました。

Picowayは今まで難しかった薄いシミには抜群の効果を発揮し、また入れ墨除去の治療回数を大幅に減らすということも可能になりました。素晴らしいレーザー機器です。今は肝斑の治療に対して少しずつ結果も得られてきており、従来のQスイッチレーザー治療を凌駕する結果に患者様の評価も上々です。

 

SculpSureは脂肪を破壊するレーザーですが、ダウンタイムもなく、2回程度の治療にて結果を得られています。従来の冷却脂肪融解機器クルスカに比べてあらゆる部位(顔面除く)に対応でき、何より浅い層の脂肪から減少するために、加齢によって緩んだ体型を改善する効果が大きいことが特徴です。太っていなくても皮下脂肪は気になるものです。余分なぜい肉を減少させる効果というのは非常に興味深く、今後もエネルギー量の調整など、製造会社との共同で様々なデータを取っていく予定です。また米国や我が国だけでなく、アジア各国でも販売が開始されていきますので、それに合わせて講演にも招待されていますので、今年はアジア各国巡りの出張が増えそうです。

 

そして上まぶたのたるみ改善機器Plexr。従来は手術以外選択肢がなかったこの部位に対して、皮膚を焼灼して収縮させるというシンプルながらも強い効果を持つ機器です。もちろんまぶたの形が変わるほどの効果はありませんが、二重のラインがくっきりと入って「眼力が増す」効果があります。プラズマは瞬間的な高熱を発し一瞬で焼灼する「昇華」作用というものがあります。そのため周囲への炎症波及が極端に少なく、レーザーでは赤みが残りやすかった小さなイボの治療などにも有効なことが分かってきました。傷跡に使用しているドクターもいるようです。まだまだ可能性を秘めた機器ですので、これからもそれを探っていきます。

 

この3つの機器は、本当に購入して良かったと思える機器です。

ピコ秒レーザーは世界のトレンドですし、もはや我が国でも美容系レーザーの専門を謳うドクターの殆どが導入しました。

 

部分痩身も美容医療の新しい分野です。当院での評判も良く、多くの患者様が次から次へと部位を追加して治療をしています。

 

プラズマを用いた治療も評価が高く、同類の製品・模造品も登場してきた、つまり流行りものの機器ではなく一定の評価が出たからこそのことだと思ってます。

 

昨年始めた新しい治療・まいた種が、今年は色々と実になってくる、そんな予感がしています。

 

 

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今日は今年の診療最終日となります。来年は1月6日から診療再開となります。休診期間中はご迷惑をおかけしますが、何卒ご容赦ください。

 

 

今年1年、多くの患者様に来院頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。全員に満足して頂く事は出来なかったと反省しております。未熟でご迷惑をおかけすることもあったかと思います。まだまだ力不足です。お詫び致しますとともに、来年はもっとレベルの高い医療を目指していきたいと思います。

 

 

さて、

今年もまた診療と講演・執筆活動にて休む間もなく働きました。我ながら充実した1年でした。

診療においてはピコ秒レーザーpicoway、部分痩身レーザーSculpSure、プラズマ機器のPlexrなどを新規導入し、今や当院になくてはならない治療メニューとなりました。また総合的にたるみの改善を図るコンビネーションリフト(機器、ヒアルロン酸、糸の同日治療)、ヒアルロン酸・レディエッセによる顔面骨格や支持靱帯を考慮したリフトアップにおいて海外の知見を組み込んだ当院独自の手法なども症例数が急増しました。そしてなぜか手術件数も増加。

学術活動においては、今年は国内外で45回の講演・学会発表をさせて頂きました。執筆に関しては医師向けの教科書分担執筆や学術論文を数編、韓国での連載執筆。学会参加では米国・台湾・韓国など海外へも出向き、新しい知見を取り入れ診療に活かすことができました。機器のアジア人向けパラメーター設定や機器開発にも関与させて頂きました。

今年のテーマは、より良い最新治療を取り入れ、従来できなかったことを可能にするだけではなく、既存の治療法をよりブラッシュアップすること、つまり診療の質を上げることでした。そして医師向けの講演をすることで、正しい美容医療の普及、より多くの患者様・医師がハッピーになることも目指してきました。

 

私も50代、医師歴20数年です。私を育ててくださった諸先輩方を見習って、利益やビジネス、名声のための自己欲ではなく,業界に少しでも還元できるような活動も目指してきました。

私の恩師が「開業医は目の前の患者さんに最善の治療する義務があるが、それだけではなく自分の技術や知識を他の医師に伝えることによって、もっともっと多くの患者さんが幸せになる、そういった社会貢献も考えるべきだ」と言っていたことを心に刻み、これまで活動してきました。自分の利益にだけ走る医師もいますが、私はそのようなスタンスとは別の世界を歩んでいきたい、そう願っています。もちろん知識・技量においてはまだまだ未熟な私一人にできることは微々たるものですが、少しでも多くの医師が同じ気持ちで活動することによって、業界全体が底上げされていくのではないかと思います。

 

美容医療は魑魅魍魎の住む世界、医療としては異端な業界ではあります。その中でもさらに非外科的な手技を主に据えた診療は形成外科医にとってはまだまだ受け入れられるものではないかもしれません。しかし全世界的に社会・患者ニーズはこの方向に向かっています。来年も引き続き、活動を続けていきたいと思います。

ただ、少し活動をセーブしないと、今年はあらゆるプライベートが犠牲になりましたし、肉体的にもバテてしまいました。質より量にならないよう、より高い質の美容医療を個人・業界へ提供できるよう来年は励みたいと思います。

 

 

最後に、

こんなヘンテコな医師・人間「宮田成章」を応援し信頼してくださった多くの患者様、サポートしてくれた当院スタッフ、常に知識・技術の情報交換をして私のレベルを上げてくれた国内外の友人医師、新しい情報を提供して私のスキルアップに貢献してくれたり、機器の保守を年間通じて完璧にこなしてくれた業者の方々に感謝致します。

そしていつも文句を言わずに仕事へと送り出し体調管理をしてくれた愛する我が妻へも最大限の感謝をしたいと思います。

 

来年も宜しくお願い致します。

 

 

 

 

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はっと気がつけば、2週間もブログを放置していました。。。。

医学書執筆の校正や医師向け雑誌のインタビューなど諸々慌ただしく、また年末が近づき、クリニックは毎日が戦争のような状態です。

当院は完全予約制なので、患者数が増えることはないのですが、殆どの方々が相談ではなく、治療をお受けになるため、処置室はバタバタしています。

予約時間を過ぎても少しお待たせすることが多いと思いますが,何卒ご容赦ください。

 

あっという間に今年も終わりです。今年も1年を通じて予約は満員御礼、予約が取りにくい状況となってしまいました。医師は私一人、殆どの治療をおこなっているため、どうしても一日に診察、治療できる数には限りがあります。

もう10年以上同じような状況なので、毎年のように何とか改善策を考えていますが、それでも追いつきません。

また10年以上通院してくださる患者様の数も相当数になっております。「常連様」と言うべきなのでしょうか、本当に有り難いです。

 

「加齢」は病気ではありませんが、常に進行し止まること・リセットされることはありません。そのため治療を続けていくかどうかが長期的には大きな違いを生み出します。

私も美容外科医の端くれであり、加齢に関する手術もおこなっています。手術は一期一会、終わったら患者様とそれ以上のお付き合いはなく、また気になったら受診することが殆どです。しかし非外科的な治療というのは終わることなく、メンテナンスをすること、加齢による変化を予防することも大きな柱です。但し、その効果というのは手術に比較すれば微々たるものです。

さて、どちらが良いのでしょうか。

 

これは患者様自身が決めることです。医師の一方的な考えで手術は駄目、リスクがあるとか、逆に非手術的手法は効果が薄い、意味がないとするのは大きな間違いであると思います。

どちらも正しいと思います。単純なものでもありません。

 

結果が出る、つまり大きく変化することは客観的に見たら良いこととは言い切れません。変化が大きければ周囲の人には知られてしまいます。「あの人は手術した」そう思われる事を望まない人もいます。芸能関係や客商売の方々にとって若く見えることは重要です。しかし大半の人は人知れず綺麗でいたい、周りにはばれずに,自己満足の中で変化を求めるものです。

非外科的な治療の中でも機器によるものはその代表的なものであり、他人にばれず、でも「いつも綺麗ね、若いわね」と言わせる、心の中でほくそ笑むことができるものです。

注入はその手法によって大きく変化させることもできますし、何となく若々しくすることもできます。

 

結果を第一に考えるのか、リスクやダウンタイムを第一に考えるのか、これは患者さん自身が決めることです。

明確に出したい結果がある場合、治療法の選択肢は制限されますし、それを受け入れなければいけません。それが手術でしか叶えられない場合もあります。

ダウンタイムや痛みなどを優先する場合、得られる結果は限られますし、それを受け入れなければいけません。

 

幸い私は形成外科医。スキンケアから手術まで幅広く対応しています。

但し、美容医療は全く初めてで迷う患者さんには、できるステップを決めましょうと提案します。ゆっくり始めても良いのです。

第一のステップは機器、その次は注入、そして糸、最後は手術。まずダウンタイムや痛みなどの事を最優先で軽いものから始めて、納得できなければ次のステップへ。その時は勇気を持つ必要があります。いきなり手術となる患者さんもいます。

 

もちろん手術を実施した上で、メンテナンスとして軽い治療を長期に渡り続けてくださっている患者さんも沢山いらっしゃいます。

 

今の時代、美容に携わる医師はあらゆる治療法を網羅し、理解する必要があります。それぞれに専門があり、手術ができなくても構わない,逆に機器は取り揃えていなくても構わないとは思いますが、一通りの知識は持っておくべきではないかと考えています。

 

来年は医師向けに,それらを全て網羅した初の書籍を出版予定です。もちろん自分一人では書けませんので、その道の第一人者や期待される中堅の先生方にお願いをして、共同で作成中です。この編集作業が忙しくて。。。。

 

 

 

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昨夜は診療終了後にミーティング。

ヒアルロン酸注入剤の新しいコンセプトに関するキードクターの会合でした。まだ詳細なお話しはできませんが、顔面の構造を重視したリフトアップ施術の一手法です。コンセプトは明確であり、非常に面白い治療法です。私の古くからの友人であるアジアのドクターが開発した手技です。当院でも既に実施をしています。

 

ヒアルロン酸注入は溝やくぼみを埋める治療からボリュームアップ、そしてリフトアップへと進化しています。もちろん溝を埋める手法がなくなったのではありません。顔面の加齢性変化・構造変化について様々な研究が進んできており、それに沿う形で新しいコンセプトが付加されていっています。患者さんの状態によってポイント治療なのか、ボリュームを増やした方が良いのか、リフトなのか、そしてこれらをどう併用していくのかを個々に考えていくべき時代になってきたのです。

 

そのためには顔面の解剖を熟知する必要があります。昨日の会合でも、まだまだ詳細を調べないと分からない解剖学的ポイントが沢山。いえ、むしろ色々と知識が増えるにつれ疑問点も沢山出てきます。単なるコンセプトに追随するだけではなく、疑問に感じたこと、不明なことを追求して,さらに良い手法へと進展させていく必要があると考えています。

 

昨夜のヒアルロン酸とは別のメーカーなのですが、今週から新しいヒアルロン酸注入製剤が国内承認・販売となりました。形状を作り上げていくのに最適な製剤という触れ込みです。これを用いた8ポイントフェイスリフトというコンセプトがあります。近年アジア圏では広く認知されてきた手法なのですが、日本では国の承認が取れていなかったために、同類の手法が別製剤・別名で実施をされてきました。ちょっと先走り感もあり、静観していましたが、いよいよ本格的にアジア共通の手法での治療が可能となります。

 

しかし、コンセプトだけに囚われて実施をしても良い効果を得ることができません。自らの知識と経験を加えてより良い手法に改変していくことも重要と思います。コンセプトでの治療はレベルとしては初級クラス、ヒアルロン酸注入の経験が浅い医師でも安全にそれなりの結果を導くための手法です。

昨夜もそのあたりの確認があり、やはりこだわると医師個々の考え方に相違が出てきますし、そうあるべきです。

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週末は日本臨床美容形成外科医会に参加してきました。

オランダでの開催。

 

ではなくて、長崎のハウステンボスでの開催でした。


初めて訪れたのですが、想像以上に規模が大きくて立派。ちょっとビックリしました。

ただし、あくまで勉強会です。日本全国から形成外科・美容外科開業医が集合。

 

私は機器によるたるみ治療について講演させて頂きました。機器治療の効果は外科的手技と比較すると劣るのは当然ですが、機器だからこそ得られる治療効果などもあります。それらについてお話しさせて頂きましたが、手術メインの先生にとってはちょっと物足りなかったかもしれません。。。。

 

ただ、時代は手術以外の手法にシフトしています。手術しないで結果を得ることができれば患者にとってこんなに良いことはありません。

もう一人の演者、いわきクリニックの岩城佳津美先生は注入剤(ヒアルロン酸など)によるたるみ治療についての講演でしたが、今後はこれら非外科的手技がますます大きく発展していくと思われます。

 

ただ、よく誤解を受けるのですが、機器治療こそが全てというような幻想を抱いているのではありません。

最近では機器だけで美容医療が全て完結するかのような意見を述べるドクターもいます。しかし少なくとも注入治療は実施をできるようにならないと良い結果は得られません。美容医療をするのであれば、機器だけしか出来ない医師はその資格さえないと思います。

そのうえ、形成外科医というのは、「外科医」です。

 

機器治療に始まり、注入、そして糸などのリフトへと患者さんと相談しながら、満足度や要求度に応じてステップバイステップで、よりアグレッシブな治療をおこなっていくことが最低でも必要となりますし、最後にはメスを用いた治療までこなせることこそが重要と考えています。

私自身、日々の診療では手術もおこなっています。もちろん手術メインのクリニックではないので、最初から手術をということはないのですが、求める結果が機器や注入剤では出せないものであるなら、やはりメスを使っての治療も選択肢として提案をしています。

もちろん患者さんが注入までは考えたくない、そういう希望をきちんと聞いて、対応できることこそが本当の美容医療であると思います。

機器だけでも駄目ですし、手術だけでも駄目です。もちろん注入だけでも駄目です。

医師の技量と患者の希望、要望、これらをバランス良くおこなえることこそが「美容医療」、そう「美容外科」だけ、「美容皮膚科」だけではないのです。

 

さてさて、ハウステンボスの夜はイルミネーションが綺麗でした。

懇親会はご高名な先生方とのフレンチ。

 

そして翌日。参加の皆さんはゴルフや観光に。しかし私は早朝にホテルをチェックアウトし、一人東京へ舞い戻り、「Qスイッチルビーレーザー」の基礎と臨床についてセミナーで講演をさせて頂きました。

なかなか休みが取れませんが、仕事が充実することは自分にとって最高のレクリエーションです。

 

 

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