美容外科・美容皮膚科は怖いとか、よく分からないなどと思っている人も多いはずです。しかし、女性の多くは美に対する興味をお持ちのはず。どんなものだか、ちょっとでも興味があれば読んでみて下さい。
時々マニアックに走りすぎて、こいつ何が言いたいんだと突っ込みたくなるかもしれませんが、お許し下さい。

皆さんは美しくなる権利があります。全ての人が美しくあるために、少しでもサポートできれば幸いです。

なお治療に関する相談などは、クリニックの公式サイトにて承っております。

みやた形成外科・皮ふクリニック

http://www.toracli.com
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アキュスカルプによる注入後合併症治療〜その後〜

2012年02月13日 Theme: アキュリフト・アキュスカルプ2
ここ最近、毎週のように他院での異物注入後の除去治療をしています。
こんなに沢山の方がお見えになるとは思っていなかったため、ちょっと驚いています。
また治療費は、トラブルケースなので安価に対応をしていましたが、これだけ多いと経営的に圧迫されてしまい、そろそろ治療費を本来の対価として頂くように考えています。
なにしろ事前の説明、施術、施術後のフォローに時間がかかりますし、治療自体に危険を伴うケースもあり、リスクマネージメントのための事前承諾などもかなり煩雑です....
リスクを抱えつつ、利益度外視では、当院も経営的には辛い状況です。ご理解ください。
圧倒的に多いのは、アクアミドとセルリバイブジータ(成長因子入りPRP)による過剰隆起です。
アクアミドは皮膚内注入・肉芽腫が既に形成されている場合などはリスクが高まります。皮膚より深部であれば、かなりの確率で除去が可能です。
セルリバイブジータの場合は多種多様です。脂肪組織様の増殖の場合は、何とかなりますが、皮膚自体が硬くなっている場合などはなかなか難しい印象です。
このセルリバイブジータ、私自身も数年前には実施をしていて、殆どの人では何ら問題なく経過していますが、ごく一部に膨らみすぎの症状が見られます。今までのところ、当院での施術例では脂肪様組織の増殖なので、何とか除去できていますが、他院での症例で皮膚自体が硬くなったような線維状の増殖例があり、これは非常に厄介です。
施術を受けたクリニックでは「問題ない、隆起していない」の門前払いという例も多く、どういう施術をしたのか紹介状もないので、推測するしかありません....

決して悪い治療ではないですし、満足度の高い人が大半です。当院で以前実施した人も、どうして止めちゃったの?もうできないのかと言われることが多いのですが、全ての治療と同じくリスクゼロではありません。
そうなった場合に、きちんと対応すれば良いのですが....

学会などオフィシャルにきちんと経過を報告し、リスクの可能性、その対応法などを提示して、作為的でないデータを公表し、その上で実施していくことこそ、この方法が今後も使われていく前提になると思います。
手術でも、何%にトラブルが発生したなどの統計学的データがあります。リスクがあるからといって実施しないのであれば、たとえフォトフェイシャルでさえも危険な治療になります。

正式に客観的なデータが公表され、またこの方法が改善発展していくことを望みます。

そして、もう一つ、ダーマライブの注入後の除去ですが、皮膚内へ浸潤している場合は、殆どのケースで除去が厳しい印象です。皮膚より下に入っている部分のみの除去が限界です。

新しいシワ取りレーザー

2012年02月07日 Theme: 美容情報
相変わらず予約がバタバタ混み合っており、ご迷惑をおかけしております。
やっと1ヶ月先の初診予約に空きが出るようになり、徐々にいつも通りになりつつあります。

さて、
現在、新しい理論のシワ取りレーザーを開発中で、そのコンセプト段階から参加させて頂いています。
特許の関係もあり、詳しくは書けませんが、最近やっと「人」でのデータ取りを始めていまして、(患者様ではなく)ボランティアの人たちに照射、経過を追っています。
赤みなどは生じないのですが、皮膚の奥が焼けるようなきゅっとした痛みを伴います。それも瞬間ではなくじわーっと残存する、つまりしっかり焼けているような感覚です。そして3週間後くらいからシワが浅くなってきたという意見や、照射を部分的にしたら、照射していないところとのバランスが悪くなったという意見など、シワが持ち上がっているという評価を得られるようになってきました。
まだまだ照射のプロトコール(条件設定)が定まっていませんし、機器の調整、冷却装置の改良なども必要ではありますが、実際の結果が出始めたので、俄然面白くなってきました。
あとは大学病院などでのデータ解析、組織所見の検討なども計画していますが、シワにきちんと効くレーザーというコンセプトで、面白いものが出来上がりつつあります。
レーザービームの直径やファイバーの強度、最大出力、深度、センサー装置など様々な検討を進めながら長い時間かけてやっと形になりそうで、ちょっとワクワクしています。

ここ数年はレーザー関連では新しい理論が登場しておらず、従来のものを改良したり模倣して組み合わせたりというタイプが殆どであり、既にある程度の機器を揃えている側からすると、ややインパクトの薄い機器がメインでした。それゆえに美容医療を変化させる流れというのは注入系が主でしたので、少しでもその流れを変えることができるかもしれないと期待をしています。

詳細はまた後日。

運動しないと、筋肉をつけないと痩せられない。

2012年02月02日 Theme: 痩身
ダイエットの続きです。
昨日は自己中心的な個人の経験談半分でしたが、今回はダイエットの基本。
表題は事実です。但し、短期的に痩せるには運動よりも食事制限です。

長期に減量した状態を維持するには、筋肉量を維持しないといけません。
過度な食事制限だけでは、基礎代謝の要となる筋肉量も減らしてしまいますので、リバウンドが起こりやすくなります。
運動無しで、リバウンド無しとなると、相当厳しい食事制限を延々と続けなくてはいけません。そして筋肉量減少の悪循環です。リバウンド地獄にはまっていきます。
タレント単行本などにありがちな、単一食品を食べるだけでダイエットというのは、長期的に見るとかなり危険な方法です。
特に中年期以降で、若い頃より単に太ったのでそれを戻したいというレベルなら筋肉量維持で食事の見直し(レコーディングダイエットと適度な運動)でも結果が出るとは思います。若い頃からぽっちゃりしていたのをスリムにとなると、なかなか大変です。運動はトレーニングレベルまで引き上げた上で、食事制限、但し過度になりすぎず蛋白質はしっかり取ることが肝要となります。運動は過激にすると体調を壊しますし、活性酸素の増加というアンチエイジングの面からも、徐々に負荷を上げていく必要があります。まず食事制限と適度に負荷のかかる運動で体重を落とし、その後は維持できる体を作るために、運動強度を上げて無理のない範囲で体質改善を図る、そこまでしてダイエットの完成となるでしょう。

偉そうに書きましたが、私もある意味、この方法の勉強中、実践中です。数年後にリバウンドしていたら、口だけで実践できなかった奴と思ってください。


では美容医療でこれを実現するにはどうすればいいのでしょうか。

痩身系の治療をしていて強く感じることは、機械任せで痩せることは不可能ということです。食事制限と運動をしないと結果が伴いにくいのです。脂肪を破壊する治療(脂肪吸引などの強烈なものは除く)においては破壊される脂肪は僅かで、多くの場合は傷んだ状態になります。Hspなどの特殊な蛋白、生体内物質が刺激され、徐々に炎症を伴わない細胞死(アポトーシス)に向かうのです。この場合には壊死(白血球やリンパ球の浸潤がある状態)ではないため、単純に脂肪などが代謝、排泄のサイクルに向かっていき、壊れた分だけ脂肪が減るのかというのは甚だ疑問です。
脂肪細胞という実は自律的に調整機能を持つことが判ってきた細胞が、壊れたままで生体防御のための脂肪蓄積へと向かわないのか。実際に近年、論文が多数出てきました。
脂肪や脂肪細胞はその蓄えた脂肪量(細胞の大きさ)によって生体内での反応が異なります。インスリンの分泌にも影響があります。人の生命維持のため非常に大きな役割を持つ脂肪は少しでも余剰があると蓄える方向に向かうのが自然の理です。
つまり脂肪を破壊したら、過剰の飲食、運動不足で余剰脂肪を血液中にあふれ出さないようにしないといけません。余剰分が消費できてこそ、アポトーシスが順調に進み、痩身へとつながるのではないかと考えられます。そうでないと、脂肪細胞は回復するか、増殖するか、周囲の細胞が頑張って局所の脂肪を再取り込みするかでしょう。臨床結果から考えると、現実に起こっている反応はこう推測されるのです。
逆にきちんと食事をコントロールし、運動すれば、全身の脂肪が少し減ると共に、治療した局所の皮下脂肪が非常に強く、しっかりと減少していきます。
臨床データを見るほどに、そんな印象を受けます。

では、そんな事言わずに医療で何とかせい!とお叱りの方もいると思います。その場合にお勧めしているのが、前回もご紹介したACボディなのです。寝ているだけで、筋肉を運動させ基礎代謝を上げる医療用EMSです。

もちろん顔など代謝が良い部位の場合は、今試験中のVシェイプ(アクセントウルトラ顔バージョン&ローリングテノール)があります。運動や食事制限が全く不要とはいいませんが、アクセントウルトラ顔用でしっかりと脂肪を傷めたあとに、強制的な排泄促進・代謝亢進とHsp誘導温熱効果を持つテノールを実施することで、徐々に引き締めていくと思います。これは今楽しみにしている機器です。

最近、色々痩身の理論、そして今までの臨床データの積み重ねにおいて、当院の秘密の治療法が確立できるかも、、、、しれません。

挽回ダイエット継続中

2012年02月01日 Theme: 痩身
クリニックの予約状況が年始になって少し落ち着いてきましたが、例年と比べてかなり混雑した状況は変わらずです。ご迷惑をおかけしております、申し訳ありません。
相変わらずウルトラVリフトが好評で、それ以外もサーマクール&ウルセラやテノールの人気も高く、さらには新しくVシェイプを始めましたので、たるみ系治療の施術が増えています。
その中でダイエット系のEMS治療機ACボディが何気に施術数を伸ばしています。回数はかかりますが、長期通院されている方が増え、高い評価を頂いております。

さて、ダイエットについて患者様から質問されたり、写真が見たいという要望が多いため、本日はそのあたりのお話しを。
私自身のダイエット・体質改善「挽回ダイエット」は継続中です。
「挽回ダイエット」とは、食事をレコーディング・少し制限し、有酸素運動も行うという通常の正当派ダイエットですが、食べ過ぎたらその分多めに運動して挽回。それにより食事制限のストレスを減らそうという試みです。きちんとカロリー管理をすることが肝要で、それ以外は夜遅くに飲食したり、好きなケーキやラーメンを食べることもできるという方法です。詳細は以前のブログで。

体重のリバウンドはなく、むしろ安定して同じ体重を維持し、正月休みと年初の韓国出張でのの暴飲暴食でも1キロ増えたものの10日ほどで挽回できました。結局開始前から11~12キロ減を維持しています。体脂肪8~9%減。
ここ数ヶ月で大きく変わったのは体型です。ウエストは細くなりました。ユニクロで普通に売っている最小サイズの73センチウエストのチノパンがはけるようになりました(ちょっと腰がきついですが....)。夏頃には79センチ、ダイエット前には85とか88センチのパンツをはいていたので、かなり減です。以前のズボンをはくと、ダイエット広告のようにブカブカで、笑ってしまいました。

お腹周りですから、ACボディとアクセントウルトラは活躍しました。インナーマッスルだけではなく腹直筋を鍛えるのと、腹部皮下脂肪を減少させるため、引き締めとボリューム減少です。一応宣言通りです。一安心。

ただ、もちろんそれだけではなく、筋トレの成果と考えています。ジョギングでは正面の腹直筋だけでなく、側方の腹斜筋なども鍛えられました。

そして今一生懸命しているのが懸垂マシンです(ぶら下がり健康器ではありません!)。上半身を鍛えていこうと決心。なかなか美容系機器で上半身を鍛えるものがないので、筋トレ系しかありません。まさか「おっぱい」を大きくする機械、なんて訳にはいきませんので。


さて、商売熱心で本当?と言われるのもいけないので、自分の前後の写真を出します。本当は恥ずかしいので、出したくないのですが....
$美容外科開業医の独り言-腹ダイエット前ヨコ
ダイエット前

$美容外科開業医の独り言-腹ダイエット後ヨコ
ダイエット後(昨年5月)

$美容外科開業医の独り言-お腹
現在

姿勢の変化でも良くは見えると思いますが、上半身がしっかりしつつお腹周りは締まってきました。
40代後半でも筋肉もつきますし、きちんと健康的にダイエット・体質改善できます。生活習慣病予防にも良いと思いますので、自己努力と共に各種痩身機器、是非お試しを。

ニキビ跡のeCO2 & CO2RE治療

2012年01月27日 Theme: フラクショナルレーザー
最近、フラクショナル炭酸ガスレーザーCO2REの機能がバージョンアップしてからというもの、非常に使いやすく、ニキビ跡治療に多用しています。
特に最近はアブレージョンという皮膚を面状に削る治療において、ピンポイントで小さく均一に一つ一つのニキビ跡をアブレージョンし、角を取るような処理を行い、その後タッチ画面に触れるだけでレーザー形状をフラクショナルに変更して照射し、ダウンタイムを最小に、かつアブレージョンの効果を得ようとする治療が可能となりました。
従来のスーパーパルス炭酸ガスレーザーのスキャナで広範囲に削るスタンダードな施術よりも、格段に軽い経過で済みます(もちろん効果は面状に激しく削る方が上です)。
ピンポイント照射部の赤みは数ヶ月残りますが、ニキビが潰れたあとのような色なので、ニキビ跡の人はあまり苦痛ではないと仰います。
従来の機種だとハンドピース(先端部)を取り替えて、一から電源を入れ直したりと面倒だったのですが、簡単に切り替えられるし、何よりハンドピースが同じというのは微細な操作で手の感覚が同じということであり、手ぶれなどが起こりません(ミスショットが非常に少ないです)。
CO2REの1台でかなり手の込んだ治療が出来るようになりました。

さらには、eCO2とCO2REをコンビネーション使用することも増えてきました。

この2機種、人で喩えると、
CO2REはインテリの万能選手、成績はオール5で、真面目で確実に結果を出すタイプ
eCO2はアグレッシブだが、ちょっと肉食系で上手く扱ってあげないと問題を起こすこともある。でも時には感心するような結果を出してくれる。成績は5もあるが1もある、天才的に数学ができたりするタイプ。

この両者を使い分けるだけではなく、併用することでeCO2の良い面を引き出すことができます。もちろんちょっと面倒で手間はかかりますが、アブレージョン系はCO2REの多彩なモードがきちんと結果を導きますし、フラクショナル系はハードにするならeCO2の悪い面である熱作用が強いということが逆に役立ちます。

フラクショナル炭酸ガスレーザーは、CO2REやスマートサイド、アキュパルスなど新世代の機種が続々と登場し、鉄壁な高性能のアンコア(ブリッジセラピー)もお手頃になった今、そろそろeCO2も性能的に古いタイプになり、時代も終わったかなと思っていたのですが、コンビネーションをする上では便利ですし、やはりハードなフラクショナル系という意味では、CO2REには出せない熱作用の面から、その価値はまだまだ大きいのです。
ただ、マイルドにするのであれば、扱いづらいeCO2よりもコントロールの容易なCO2REの方がずば抜けて良いという印象です。

たるみ治療Vシェイプ開始

2012年01月23日 Theme: 美容情報
本日、たるみの新しい治療「Vシェイプ」用のハンドピースが到着しました。
部分痩せの超音波剪断波アクセントウルトラの顔バージョンで、周波数の調整などで、顔のボリュームをごっそり落とすのではなく、皮膚直下の脂肪を少し減らす治療です。その上にテノールを照射していきます。
二重顎などにも効果はあるそうです。
最大の特徴は顔の浅い脂肪層に特化したハンドピースです。従来のアクセントウルトラのようにごっそりと脂肪全体にアプローチはしません。ボディであれば、そうしないといけないのですが、皮膚も薄く脂肪も少ない顔に向いた、非常に浅い層での脂肪破壊と引き締め効果を得るために、周波数を上げています。そしてローリング機能がついたテノールで、砕いた脂肪に対するリンパドレナージ効果を高めつつ熱を入れて、引き締めていきます。
期待しているのは、二重顎だけではなく、口元のたるみや法令線、フェイスラインです。特に口元のたるみ・法令線は、脂肪だけでなく、皮膚、筋などのゆるみも関与するため、機器による効果はなかなか得られにくい部位でした。引き上げと脂肪減量のアプローチによって対応できるのではないかと考えています(もちろん大きな変化ではないでしょう)。既に実施した業者の方は、口元のたるみが改善したとのことです。

テノール施術中の方は、モニターも可能です。写真撮影の義務はありますが、費用をそのままでこのVシェイプを実施します。ご希望であればお申し付け下さい。
少なくとも従来のテノールの効果はそのままに、更なる治療を加えるということになります。

もちろんテノールをしている方限定ではなく、新規にご希望の方も、通常のテノールの費用で施術をします。4~5月頃までの期間限定となります。

本日は新しい治療法のお知らせでした。

ウルトラVリフトの適応

2012年01月20日 Theme: 糸によるリフトアップ
最近、吸収される糸を用いたリフトアップ治療:ウルトラVリフトの施術数が順調に伸びてきました。
先週末はこの治療の医師向けセミナーの講師をさせて頂いたこともあって、ちょっと力を入れています。理論を再度整理して、また新しいテクニックを加えました。見た目の変化を大きくする方法であり、即効性があるため、まだ数名に実施程度ですが好評です。

本題です。
単にリフトアップというと、他の治療と何が違うかが気になるかと思います。美容医療においてリフトアップ治療というのは沢山ありますので、それぞれの効果の違いをきちんと説明しないといけません。
もちろん痛くない機械でリフトアップすれば、それが一番楽ですから。

さて、他の治療と何が最も違うのでしょうか。
それは頬の引き上げ感が強いこと、肌質が良くなることです。
機器治療でサーマクールやウルセラシステムといった強力なタイプは主に顔の外輪郭、つまり顎のラインや頬の外側への引き上げ、引き締めが主になります(皮膚の張り感は全体に生じます)。頬のボリュームが上方へ移動することはありません。機器で同じような印象を与えるのはテノールになりますが、これも物理的に頬が持ち上がるわけではなく、ふっくらしつつ引き締めるので、やはり効果は大きく異なります。ボトックスリフトもボリュームの移動とまではいきません。
近いものとしてはレディエッセによるボリューマイジングリフトになります。頬のボリューム感や法令線の変化はレディエッセの方が遙かに強い印象です。ウルトラVリフトは、膨らませるのではなくボリュームの移動です。「頬が軽くなる」という表現が良いかもしれません。そしてフェイスラインも少し引き締まります。またレディエッセでは出せない、肌質の改善効果、これは魅力的です。糸の刺激でコラーゲンが増え、血行改善作用もあります。

このあたりの違いをご理解頂き、施術を受けて頂ければと思います。ウルトラVリフトが何でも良いというのではなく、きちんとご自身に向いているものをお受けになるのがベストです。

また、先日ブログに書いた同類の治療「TRライン」ですが、こちらはもっとアグレッシブな治療で、顔はパンパンに腫れますし、内出血も帯びだしい時があり、相当な覚悟がないとできません。局所麻酔無しでは痛くて無理。症例を選ぶ方法です。現在のところ、メインでするつもりはありませんが、糸の用意はしておりますので、ご希望があればお申し付け下さい。
おそらく日本では流行らないので、プラスアルファで考えていくことになりそうです。

顔の引き上げ新施術 Vシェイプ

2012年01月18日 Theme: 美容情報
顔の引き上げにVシェイプという新しい手法が登場してきました。
我が国でのお披露目は数ヶ月前の業者さんのセミナーだったと思います。
この手法は、当院で使用しているアクセントウルトラ(施術名ウルトラアクセント)の新型ハンドピースによる施術名です。このハンドピースを装着した場合、機械もアクセントVと称するそうです。

日本や韓国ではテノールというリフトアップマシンが普及しています。この名称は米国などではアクセントXLと呼ばれています。この機械、アジア圏では顔のリフトアップによく使われますが、リンパ流の改善や深部加温、コラーゲンへの刺激という特性のため、セルライト関連に効果ありということで米国ではボディに使用されることが多かったのです。これをさらに追求して脂肪を破壊する超音波剪断波を追加搭載したのがアクセントウルトラです。当院でもボディの局所脂肪減量に好評です。

この機器はそもそも顔にも照射が可能ですが、先端が大きいことと、顔特有の構造の複雑さ、超音波の反響音の違和感などがあり、これらの点を改善し、顔に特化した周波数、サイズで登場したのがVシェイプ用ハンドピースです。

従来のハンドピースはもちろん顔に効果はありますが、あくまで脂肪を減らすことのみが目的でした。今回のハンドピースはVシェイプの名前が示すとおり、顔をVシェイプ(顎のVラインをしっかりと改善)しようというコンセプトです。周波数は約2倍、サイズは半分以下で細かく動かすことができる超音波剪断波ultra-faceハンドピースと、ローリング機能で肌を引き締め脂肪をほぐす装置が付加された高周波RFのuni-faceハンドピースを用い、脂肪を破壊しながら引き締め効果を出していく装置です。
適応は顔の脂肪がもたつき気味で、皮膚のたるみのあるタイプです。頬がこけている人、やせ形のたるみタイプには向きません。テノールの得意とするふっくら感よりも、しっかり引き締め感がメインとなるので使い分けが必要です。どうしても脂肪組織を引き締めてしまうので、そちらに特化して顔をVシェイプにするものと考えられます。単純に脂肪を減らすのであれば従来のハンドピースの方が良いかなと思いますので、基本的には容積の変化を伴って顔を引き締めるものとして位置づけられるでしょう。

施術としては、まず超音波剪断波ハンドピースで施術して、続いてローリング機能付きのテノール(RF)ハンドピースで施術します。テノールにアクセントウルトラの顔やせ機能&マッサージを追加させた感じというのが分かりやすいでしょう。

さてこのハンドピース、今月の23日(月)午後に当院に納入予定です。まずはテストをということで実施していきます。
当面は、希望があればテノールの費用そのままでこの施術を実施致します。テノール施術中の方にとっては、テノールの効果をそのままに脂肪除去効果を加えるものとして、考えて頂ければと思います。
但し、あくまでテストですので、写真撮影と学会等の公的な場で写真を使用する承諾が必要です(プライバシー保護・目隠し処理の上)。最低でも月に1回、3回程度は施術に来て頂く方が条件です。
ぼっちゃりして弛んでいる方、ご希望があればお申し付け下さい。

海外では大々的にデビューしています。さあこのV shape、我が国ではどうなるでしょうか?

美容外科に対する規制強化

2012年01月16日 Theme: 総論
昨日は糸によるたるみ治療;ウルトラVリフトのセミナー講演。丸一日の仕事だったので、かなり疲れました。少人数制とのことでしたが、結局午前午後で合計40人弱と沢山のドクターに参加頂きました。
ご高名な美容外科、美容皮膚科の先生方も多数参加されていたので、ちょっと緊張しました。
まだ開発者のKwon先生も手技が徐々に変わっている現状で、私が理論のことを述べても、なかなかまとまりきらず、時々言っていることと実際の手の動きが違ったりして、少々焦りましたが、何とか無事終了。もう少し極めてから、今度は講演したいものです。

さて、
美容外科に対する規制が厳しくなりそうです。

以下、記事引用です。
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厚生労働省は15日までに、美容整形や脱毛、脂肪吸引などを行う医療機関を対象に、ホームページ(HP)での宣伝を規制する指針を、2012年度中に策定することを決めた。限られた成功例を強調する施術前後の写真や患者の体験談は、掲載を禁じる方針だ。

 医療機関の広告は医療法で厳しく制限され、雑誌広告などは現状でもこうした表現が禁止されているが、HPは対象外。美容クリニックなどのHPを見て訪れた患者が高額な費用を請求されたり、施術結果が不本意だったりといったトラブルが増え、厚労省はルールが必要と判断した。

 優れた医療機関と誤認させる「ナンバーワン」「芸能プロと提携」などの文言や、「キャンペーン中で今だけ90%オフ」のような費用の安さを過度に強調する表現も禁止する方向だ。

 国民生活センターによると、美容クリニックの宣伝内容などをめぐる相談は、05年度は432件だったが、10年度には759件に増えた。

 厚労省によると、HPは患者が知りたい内容を自分で検索するなどして閲覧するため、医療法で規制する「広告」とは見なさない運用をしている。同省は医療法上の広告にHPを含めることも検討したが、既にある多数のHPを一律に法規制するのは難しく、患者が必要な情報を得られなくなるデメリットも大きいと判断。当面は法的な強制力や罰則のない指針で、医療機関の自主的取り組みを促すことにした。
 指針では、術後の痛みや副作用、必ずしも期待通りの効果がない場合があることなど、リスクも知らせるよう求める。
(共同通信社 1月16日(月) 配信)

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Googleのスポンサーサイトやグルーポンなどは記載内容を考えると規制対象になりそうです。文面だけだとかなり厳しい印象を受けますし、いわゆる「キャンペーン」価格というものや施術の写真が載せられないと、おそらく経営が上手くいかなくなるクリニックが沢山出てくるでしょう。
但し、あくまで法的罰則はないとなるとどうでしょうか。

現状では雑誌広告は禁止、のはずですが、皆さんご存じの通り、フリーペーパーなどには美容外科の広告が溢れています。これを放置したまま、HPの規制をするなんていうのは何だかおかしく感じます。法的禁止事項も放置しているのに、本気で厚生労働省が取り組むのでしょうか??
多分、お役所的に、どこかから指摘されたから、とりあえず指針だけ出しておきます、という感じなのでしょう。

当院のホームページでは2~3の施術で治療前後の写真を掲載しているにすぎません(写真自体も殆どないですし)。多分影響はないでしょう。個人的には素直に規制に従うつもりです。しかし、業界全体が規制で抑え込まれたら、業界全体としてマーケットの拡大がなくなり、結局美容医療というものの発展がなくなります。
特に今回は罰則のない規制ということだそうですから、正直、真面目な個人クリニックは規制に従う可能性が高いでしょう。学会などで、会員は規制に従うよう周知され、縛りが出るかもしれません。しかし、学会に属さない医師を主とした大きなクリニックチェーンでは罰則がないなら規制に従うとは限りません(普通に考えたら、罰則がないなら従うわけはありません、ライバルがどんどん減って有利ですから)。
ますます悪い方へ進むだけでしょう。

何事も行き過ぎた規制、既存の規制がコントロールできないままの規制は混乱を招きます。「悪」です。特に(法的な対応をする専門職をも雇っている)大きな組織は対応策を打ち出してくるでしょうが、個人では自粛、萎縮せざるを得ないでしょう。
こんないい加減な規制で本当に良いんでしょうか?
もし規制するなら、雑誌広告の現状も含め、きちんと処罰しなければいけませんし、実際には広告に等しいメディアの記事広告(お金を払って、若しくは便宜を図って雑誌ライターに記事を書いてもらう手法)も規制対象としなければいけません。
そして罰則のない規制ではなく、きちんと罰則をする、もしくはガイドラインを示す程度で規制自体をしないか、どちらかにする方が世のためではないかと思います。

ちょっと今回は個人的な意見です。。。。

今年最初の韓国美容医療見学〜その3〜

2012年01月13日 Theme: 美容情報
さて韓国での見学最終日。
午前中はPRP(多血小板血漿)注入療法の見学です。
Hae clinic estheticのDr. Kimによる施術を見せて頂きました。
PRPは自己血小板を濃縮して注入することで、創傷治癒の起点となる細胞である血小板からの様々な増殖因子の力を利用し、コラーゲンを増加させたり、治癒力を高めるものです。
シワや軽度のたるみ、肌質改善に用いられ、我が国でも普及しています。
ただ、我が国ではその効果を高めることに比重が置かれ、様々な成長因子の添加などで異常増殖を起こすトラブルが報告されてきました。もちろんそれを全否定するわけではなく、うまく調整してきちんと結果を出されている先生方もいらっしゃいます。しかし、リスクはあります。現在ではリスクのある因子を添加せずに実施する手法が主流となって、安全性はある程度確保されていますが、いかんせん自己細胞ゆえの欠点、つまり細胞の力自体に依存するため効果のバラツキが大きいのが欠点でもあります(だからこそ因子を加えなければというジレンマもあります)。当院でも実施をしていますが、費用対効果の面で、ある患者様は大満足で、ある患者様はちょっと効果が弱いという面がどうしても避けられません。もう少し安ければ、費用に見合った効果として位置づけできるはずではあるのです。

韓国で主流の方法とは、我が国のように効果を追求してより煩雑な手法になるのではなく、もっと気軽にちょっと改善を、若しくはレーザーなどの治療における治癒力改善、色素沈着予防、効果の補助的なものです。
ある意味、全く別の治療と位置づけしても良いかもしれません。「肌の栄養剤」として実施しているのです。肌のケアのために、また様々な治療のリスク軽減・効果増強の発想というのは受け入れやすいものです。
我が国で主流の効果の大きいPRPはとても良い方法として考えつつ、気軽なPRP療法としての流行があり得るかもしれません。そのためには治療費が問題となるのですが、消耗品の価格が安く、4~5万程度で実施はできそうです。これは良いアイデアだなと感じました。
PRP作成の方法も非常に簡単ですし、将来性がありそうです。韓国の美容医療に対する考え方は参考になります。
$美容外科開業医の独り言-解皮膚科
実際の注入療法施術風景です。本当に簡単にパッパッと実施しています。韓国人は「パリパリ」結果を出す、つまり即効性を求めるそうで、それにはPRPが最適であるとか。フラクショナルレーザー施術と同時に注入し、効果の増強と色素沈着予防や治癒力改善に力を発揮するとのことです。毎日何例も実施しているらしく、非常に人気がある治療で、実際韓国では流行中です。

$美容外科開業医の独り言-解キム先生
キム先生との記念写真。繁華街ではない雑居ビルの一角にあるのに患者はひっきりなしに来院していました。何となく相通じるものがあり、意気投合しました。すごくジェントルで優しい話し方をする先生でした。

午後はUMECO社を訪問し、様々な開発中の機器を見せてもらいました。

とても勉強になった3日間。ちょっとバテましたが、いつも行くと新しい発見があるのが韓国のすごいところです。美容大国、女性の美容に対する意識が高い国です。

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