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人に長たる者の人間学(15

 

人間の天命 ⑥吾十有五にして学に志しⅰ

 

子曰わく、吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。

 為政第二  仮名論語12頁5行目です。

 伊與田覺先生の解釈

先師が言われた。「私は、十五の年に聖賢の学に志し、三十になって一つの信念を以って世に立った。しかし、世の中は意のままに動かず、迷いに迷ったが、四十になって物の道理が分かるにつれ迷わなくなった。五十になるに及び、自分が天の働きによって生まれ、又何者にもかえられない尊い使命を授けられていることを悟った。六十になって、人の言葉や天の声が素直に聞けるようになった。そうして七十を過ぎる頃から自分の思いのままに行動しても、決して道理を踏み外すことがなくなった」

 

 「十有五にして学を志し、三十にして立つ」・・・孔子は十五歳で学問に志し、三十歳で自分なりの立場が定まった。

十五歳のことを「志学」、三十歳のことを「而立」というのはここからきています。

これは、孔子が晩年になってから自分の精神生活の軌跡を振り返って述懐したものであり、人の人生について、ライフサイクルと節目を考えるうえで、物差しになる言葉です。

「学問に志した」というのは、ただ学問を始めたというのではありません。孔子が学問を始めたのは、もっと幼い時からでしょう。「志学」とは、自分の意志で、学ぼうと決心したことを意味します。ここが大事なのです。

三十歳は、青年期から壮年期に向かう関門です。家庭的にも社会的にも一本立ちとなり、一生の進路が定まる時です。

あわただしい環境に流されず、節目には来しかた・行く末を考えなおしてみたいものです。

「四十にして惑わず、五十にして天命を知る」・・・孔子は四十歳になって迷いを捨て、五十歳になって天命を悟った。

これは上記の「十有五にして・・・」を受け、さらに次に続く言葉です。四十歳を「不惑」、五十歳を「知命」というのは、ここが出所です。

孔子は四十歳で迷いを捨てたと言っていますが、これを裏返すと、四十代が社会的にも家庭的にも、また生理的にも迷うことの多い世代だということを意味しています。孔子も迷いぬいたからこそ、こう言ったのでしょう。

この年代を迎えたら、まず、迷いの年代だと覚悟しましょう。それが四十代のピンチを乗り切る手始めなのです。

五十代。「孔子は天から与えられた使命を自覚した」というのが伝統的な解釈ですが、これでは、我々凡人は学びにくいと思いませんか、「知命」というのは、人間の力を超えた運命の存在を感じ、その中で人生の収穫期を有効に迎えようということではないでしょうか。

「六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず」・・・孔子は六十歳になって、他人の意見に素直に耳を傾けられるようになった。そして、七十歳になると、とくに自制しないでも、自然とそれほど行き過ぎた言動はしないようになった。

六十歳を、「耳順」というのはこれが出典です。七十歳については、特にそうした言い方はありませんが、私は「従心」と言っています。

孔子のこの述懐はきわめて自然で人間的です。六十歳ぐらいになると、どうも、人は二つのタイプに分かれるようです。一つは頑固になって人の言うことを聞かなくなるタイプ。もう一つは角がとれて素直になるタイプです。人それぞれですが、「耳順」のほうが心身の健康にはよさそうですね。

七十歳ですが、枯れてギラついたところがなくなる年頃であり、聖人でなくとも、

生理的、心理的にこうなるのが自然でしょう。

こうした自然体で晩年をおくることができれば、それにこしたことがありませんね。

この章は大変有名な章です。「志学」「而立」「不惑」「知命」「耳順」「従心」ですね。孔子の一生を自分自身が晩年になって振り返って、短い文章で的確にまとめられた章です。

 

つづく

                          宮 武 清 寛

                          論語普及会

                                               http://rongo-hukyukai.jp/

*実はまたまたPCが壊れてしまいました。今年二回目です。というわけで自由に書けていません。もうしばらくこのような状態が続きますがよろしくお願い致します。

 

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