さて、ブルガリアンローズセミナーシリーズ 第4回目。
ランチの後の第2部は、佐々木薫先生の《愛するブルガリアンローズストーリー》
佐々木先生は、生活の木 Herbal Life Collegeの主任講師であり、AEAJ認定アロマテラピープロフェッショナルとしてご活躍されています。
お仕事はグローバルで多岐にわたりますが、精油やハーブの歴史、文化を取材するため、世界40ヵ国近くの原産国を旅して、現地でのフレッシュな情報を私たちに伝えて下さいます。
アロマ女子にとって雲の上の方なのですが、気軽に地上に降りてとても気さくにお話して下さいます。 (´∀`)
このどこの階でもエレベーターで行き来できる、自由な雰囲気が魅力のひとつ。
本当に素晴らしい人、器の大きい人というのは、近づいていける親しみやすさを漂わせている人と思います。
色々な事に好奇心があって多方面に造詣が深い方なのに、そういうところを誇示しない。
相手に合わせ、ご自分の中の角度を自在に合わせられる柔らかい心と豊かな人間性。
豊富な知識もさることながら感性も素晴らしい、両方のバランスが良い方という印象があります。
プライベートでは、手芸や手作りすることも大好きとのことで、そんな点でも親しみを覚えます。
アロマテラピーの先生という枠を超えて、大人の聡明な女性として本当に見習いたいところばかりです。
・・・ というわけで、会場に集まった皆様の憧れの先生。
『バラの谷には5月半ばに行くがいい、
バラの海に飛び込みたいのなら・・・』
あぁ、、、なんて素敵な言葉なのでしょう。
咲き誇るバラとその芳醇な香り・・・この世の光景ではないような、至福感。
飛び込みましょう、 そして潜りますわ~ ヘ(゚∀゚*)ノ
想像しただけでうっとりしますね~。
ブルガリアの詩人 イワン・ヴァーゾフの言葉だそうです。
ブルガリアを語る時、カザンラクのトラキア人は重要とのこと。
私にとっては、耳慣れない言葉・・・ 調べてみると、2008年に北海道近代美術館で展覧会があったのですね。 札幌に引越してくる直前でした。
【21世紀の大発見 よみがえる黄金文明展 ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝】
《バラの谷》と呼ばれている場所がカザンラクだそうです。
古代、黄金文明が栄えた土地でバラが咲き誇っているというのも、高貴なご縁を感じますね。
バラが地球上に出現したのは5000年以上も前・・・。
メソポタミア文明を作り上げたシュメール人の英雄が粘土板に書き留めた《ギルガメッシュの抒情詩》…その中に『薔薇は永遠の命・・・』と記されているのです。
『現代の私たちがバラを思う気持ちと同じように、古代の人たちもバラを想ったのです。バラを介して数千年前の人たちと繋がれる』 という佐々木先生の言葉が印象に残りました。
バラを美しい、特別な存在と思う気持ちは、変わらないということ…人がバラに対して持つ美意識は普遍的なのです。
バラの中に、時空を超えて古代の人々と繋がれるタイムトンネルがあるようですね。
古代ローマではバラを使うというのが財力の象徴でもあり、皇帝ネロのエピソードは有名です。 それ以降も、バラを熱狂的に愛してやまない人たちがいたからこそ受け継がれて、バラの品種も多くなり現代も身近なところに咲き愛されているのでしょう。
絵画の世界ではボッティチェリの『春』や『ビーナスの誕生』が有名です。この絵に描かれているバラは品種の区別がつくほど克明なのです。
私たちは、佐々木先生に導かれて、バラの谷へ旅したのでした。
バラのことを知れば知るほど、その深みに入って逃げられなくなるようなそんな魔力をも感じますね。
クレオパトラ、ナポレオンの妻であるジョセフィーヌ妃、マリー・アントワネット…
日本では、『薔薇語』が話せたらしい鈴木省三氏もその筆頭と思います。
その姿、色合い、香りの三位一体の完璧な美しさ。
あまりにも魅惑的だからこそ、一歩踏み入れたらそのまま溺れてしまいそう・・・だから意識しなくても自己防衛機構が働き、少し遠巻きに見ている部分もあると感じます。
私もいつか、どっぷり浸かってしまいたいという気持ちもあるのですが、それは先のお楽しみにとっておこうというのも、バラならでは。
こちらは数年前、佐々木先生が《バラの谷』で実際摘んだバラです。
とてもきれいな色で残っていますね。
ワインの香りを楽しむように、バラのテイスティングもしました。
終了後、アロマ女子に囲まれている佐々木先生。
セミナーの余韻を皆で分かち合いました。
゚・:,。゚・:,。゚・:,。美しいバラ色の時間を有難うございました。゚・:,。゚・:,。゚・:,。゚・:,。
休憩を挟んで、次はフレグランスクラフトです。
アロマテラピーサロン&ハーバルクラブ グリーンアーチ
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