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2012年01月20日(金)

ロバート・R・マキャモン「ナイト・ボート」

テーマ:本(ホラー)

面倒くさくなってしまうと

この中の人はぜんぜん更新しなくなる

可能性が大なので、気分がノリノリなうちに

更新しておきたいと思います。





ロバート・R・マキャモン「ナイト・ボート」
ナイト・ボート
ロバート・R. マキャモン 角川書店 1993-07
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by ヨメレバ



正統派ゾンビものです。

それはそれはおどろおどろしい光景が

待ち受けているのです。




【ストーリー】

その悪夢は島に移り住んだ一人の男、

ムーアと言う男が招いた悲劇であった。

彼は潜水中に奇妙なものを発見する。

そういうことをするなと前々から言われていた、

だが、彼はその警告を無視し、

海中にある謎の潜水艦の封印を解いてしまった。


そこから悲劇は始まることとなる…

楽園はあっという間に

Uボートの怪物によって血塗られ、

悪夢の場所と成り代わってしまうのだ。


このまま島は

破壊を待つしかないのであろうか…?




【感想】

これはこれは、実に

スプラッター度数ばっちりの

ホラー小説ですね!!

夜眠れなく…なりません!!

(おそらくよほど強烈なのを読まないと無理)



物語は、ストーリー紹介のとおりに

ちょっと負い目のある男、ムーアが

海中で禁断の封印を

解いてしまったがために始まります。



一見するとただの沈没したUボート…

だけれども只者じゃないんです。

漏れなく大量のゾンビがついてまいります

しかもその生き物、超凶暴につき、です。



ちなみにこの生き物は最初からは

わたしたち読者には中々姿を

表さないのです。

最初に一人の渡り鳥的な男が

やられるのですが、そのときは姿は見せません。



一応その魔物はムーアと、

この楽園、コキーナ島の警察署長である(ただし名ばかり!)

キップはある段階で目撃しているのです。

だけれどもね、彼らにはある感情が不足していたので

結局その目の前に起きた事象を「幻」で拒否しちゃうんです。

なーんてこったい!!



それが結局コキーナ島の

悲劇を生み出す結果になってしまうわけで。

一応、このUボートは本当に血塗られた歴史が

秘められていまして、

ヴードゥーの導師は二人に警告を

序盤のうちからしていたのです。



でも、優越感から来る

「迷信なんざ信じない」というのが

アダになりましたね。

その結果が後半の死屍累々です。

まさに地獄絵図そのもの。



確かにヴードゥーは怪しく映るかもしれませんが、

信じていればこんなにひどい目に遭わなかったのにね。

終盤に悪魔のUボートに突撃することも

その結果…になることも

なかったでしょうに…

(…は予想がつくでしょうが、読んで確かめたほうがベターです)



こう言う風に紹介すると

よい本に思えてくるでしょうが、

残念ながら決定的な欠陥がついています。

ゾンビつきと同様(?)にね。



それは結末部分が

すばらしく「尻切れトンボ」なんです。

え、これで終りなんですか?

と何十回も問いたくなってしまうぐらいに。

そんなに問いませんね、およそ3回ぐらい。



それがなければ

もう少しいい作品になったのかも、

と感じました。

そう思えるぐらいに致命的です。





安眠確定。




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2012年01月19日(木)

ブライアン・ラムレイ「タイタス・クロウの事件簿」

テーマ:本(ホラー)

ようやく用事を済ませることができました。

よかったよかった…



さて、今回紹介するのは

オカルティストの極み、とでも言っていい

すばらしき人物、タイタス・クロウの活躍(?)の本です。





ブライアン・ラムレイ「タイタス・クロウの事件簿」 タイタス・クロウの事件簿

ブライアン ラムレイ 東京創元社 2001-03
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ラストが結構グロテスクな

作品が多いかも…?



※ちなみに著者の本は海外では相当数

作品があるようですが、そのメインシリーズは

残念ながら日本では未訳です。

それと、このタイタス・クロウの長編版も

3冊ほど未訳のままです。(全部で6冊)





【感想】

ホラーと言うジャンルではあるものの、

ミステリー要素も含まれていたり

どこかファンタジーの体をなしていたりと…

なんだかいろいろ楽しめる感じでした。



ただし、ホラーとしては

グロい、と言うところぐらいが

かろうじてホラーといった感じですね。

タイタス・クロウの相手をしていったものたちが

戦いに敗れ、無残な姿に変わり果てる、

といったものがそういう感じです。



その最たる作品は

「妖蛆の王」でしょう。

これは割とミステリー要素が強い作品で

ある屋敷で蔵書を整理する仕事をすることになった

タイタス・クロウが巻き込まれてしまうとんでもない事件で

一番彼が輝いて見える作品です。



この作品で相手をする敵と言うのが

とんでもない代物なのです。

なにせとんでもない行為をしようと

しようとしているみたいで…



だけれども彼はそれを

もちろん途中から見抜いていまして

そんな敵を出し抜いてやろうと

ある前準備をして

その敵に立ち向かいます。



しかし最後のそれは

映画化したら本当にグロいだろうなぁ。

タイトルどおりに「蠱」ですからね。

(タイトルの漢字ではないですが、

あえておどろおどろしさを出すために。)



この蠱はいったいどう絡むのかって?

それは読んでからのお楽しみです。

あまりあからさまにばらしてしまったりしたら

読む気力をスポイルしてしまいますからね。



もうひとつのバトルものも

面白いですよ。

これも敵の思惑が

またとんでもないことをしている模様です。

現実にはありえることではないですが、

現実の人間にはこう言うことをしかねない、と言う人は

いくらでもいます。



そう、気に入らなくなると

嫌がらせまでして蹴落とそうとする人…

それに近いかもしれません。



これのほかの作品は

さほど濃い目の作品ではなく

読んでいるうちにあっという間に終わってしまい

え、続きをもっと読みたいんですけど、

と思わせる作品ばかりです。



その中で

結構かっこいいな、と思ったのは

「海賊の石」です。

ただし、結末に関しては…ですので

そこのところは。



でも、この作品のある人物は

その結末に足りるだけの悪しき行動を

「とってしまった」のですからね。

相応の報いだと思います。



無論そのかっこいいシーンは

その報いが訪れる前の描写です。

これは現実では決して起きるものではないです。

映画の世界だったらやってくれるかもしれませんね…

タイトルのとおりに海賊が現れるのです。

現実世界にね。



この作品の結末のようにはなりたくないですが

その場面、現実に見てみたいなと思います。

あくまでも安全圏内でね!!



長編も気になるところですが

残念なことに3冊未訳なので

全部読めるようになったら

読みたいなと思います。





確か…タニス・リーのある作品も

シリーズ途中で未訳のがあったはず!




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2012年01月10日(火)

W・H・ホジスン「幽霊狩人カーナッキの事件簿」

テーマ:本(ホラー)

忙しさが落ち着いているうちに

こういう記事は更新しておきたいと思います。



前もって予告しておきたいと思います。

次に紹介する本はアメンバーになる可能性が

あることを一応ここに明記しておきます。

あることしか出てこない本当に

煮ても食べられない本です。

たぶん某有名作家を真似したのでしょうが…

失敗もいいところ!





W・H・ホジスン「幽霊狩人カーナッキの事件簿」 幽霊狩人カーナッキの事件簿

W.H. ホジスン 東京創元社
2008-03-24
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by ヨメレバ



ホラーとミステリーと、ファンタジー。





【感想】

4人の仲間がタイトルにも出てきている

幽霊狩人、カーナッキのところへ彼の受けた

依頼のお話を聞きに行く、という

いわば回想系の作品です。



終りの部分は固定で

話し終わったら話し終わったで

彼は4人の友人を

あっけなく追い出してしまうという(笑)

ちょっと困った人です。



はっきり言ってしまうと

自慢話垂れ流し男、になってしまうわけで。

まあ、彼のお話はそれは奇怪で

面白いので、まあ良しとしましょう。



この作品は

ミステリーがメインになる作品、

ホラーがメインになる作品、

そして、ホラー+ファンタジーの作品があります。



ミステリーの傾向の強い作品は

トリックに巧妙な仕掛けがされていて

中々面白いものの、

最後の詰めがカーナッキの気質上

深く探求しないため

謎を残したまま終わってしまいます。



その点に関しては

ちょっと不満でしたね。

まあ、この作品、メインはあくまでも

「ホラー」ですからね。

あまり細かくは追求しないことにしましょう。



ホラーのほうは

その怪物(?)を前の前で見てみたい作品が

数多いです。

「魔海の恐怖」が

まさにそれに当たる作品です。

なにやらイカ?みたいな怪物の描写があります。



無論こんなのが襲いかかってきては

ひとたまりもありません。

この依頼後に船が損害を

受けたのは言うまでもありません。

そして船が抱えた運命は…

いうまでもなく。



もうひとつの面白い作品は

最後に出てくる作品の

「異次元の豚」です。



これは、一人の患者の

悲劇とでもいえましょう。

本当に、とんでもないものに

巣食われてしまったものです。

無論、カーナッキもとんだ災難に見舞われます。



実際にカーナッキはこのとんでもない豚(笑)に

立ち向かったがために

体が消えかかりましたし、

途中でこの魔物に食われていた

患者が寝てしまったがために最大のピンチになります。



そのときのカーナッキのあせりようといったら…

彼を気に入らない読者の方には

爽快に感じるかもしれません。



それと魅入られるのは

彼が使った装置の色彩です。

もしこの世界にいけたら

どんな色が体感できるのか…

ぜひその世界に突入してみたいものです。



でも、件の魔物に

食われたくはありませんからねっ!!



面白いけれども、

人によっては一部作品の

完結部分の甘さから

不満を抱いてしまうかもしれません。





なんか疲れたぞ!




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