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2012年01月30日(月)

福島正実編 「クレージー・ユーモア」

テーマ:本(SF)

前の予告のとおりで、

この本はAmazonの検索に

かからない本です。

2つの出版社から出ていますが、

どちらも検索にかかりません、あしからず。






コツコツ、しています


画像はこんなのです。

ちなみに出版社は以下の二つから。


【出版社】

芳賀書店、講談社


入手ができそうなのは

後者のほうで、文庫としてどうやら

出版されていた模様です。

(ただしン十年前)





【感想】

書名に恥じないようなユニーク(時にはブラック)な

作品ばっかりのSF集です。

本当にさまざまなものがそろえられていて

ほとんどのケースでは結末部分がザンネンなのが

多いのが特徴的でした。



そのザンネンな作品と言うのは

生物を作るキットをある日手に入れた男なのですが…

これが最後にやっぱりなとは思ったのですが

やってはいけない手段にそれを使ってしまうわけで…

そういうことをしたために、最後はちゅどーん(笑)です。



もう1つのザンネンシリーズは

星が突如にして急速に動き始めるというお話。

研究者たちは糞真面目に原因を調べますが…

これは深く考えて読まないほうがいい作品です。

最後にアッーといってしまうはずです。

ああ、ある人哀れ。



そんなザンネンもの(!)も

面白いのですが、これを読む価値があるのは

ある有名シリーズの作品が

入っていることです。

ゴードン&ディクスンの共著…

そう、「ホーカシリーズ」です。



またあのあいつらがなにやら

やらかしつつも…事件を解決します。

アレックスは相変わらず

気が滅入っていますね。



他にも面白いユニークな作品が

目白押しですが、

文化の違いかオチが???な

作品もいくつかあるので

ちょっと注意してください。



かわいそうな主人公たち、

多すぎですってば。





空腹!!




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2012年01月23日(月)

半村良「邪神世界」

テーマ:本(SF)

日常が、もしある日突然

非日常になってしまったら…

あなたはどうしますか…?





半村良「邪神世界」
邪神世界
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半村 良
講談社
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なんだか最近えらい昔の本ばかりな

気がしてきました。

気のせいじゃないですね!!




【ストーリー】

それは、日常が「非」日常へと変遷していった瞬間であった。

一人の冴えない男、栄介は買っていた宝くじが当たり、

突如1000万円を手にすることとなった。


だが、一人の男の出会いにより、

その日常はなにやら異常を帯びることとなる。

そして、ある日のこと、栄介は

別世界へ突如移動してしまう。


それが栄介と、

彼の周りにいるものの

非日常の始まりだったのだ…





【感想】

まず、一言。

栄介さーん、その1000万円くださーい(笑)

まじめにくださーい。

はい、大ボケ以上(苦笑)



でも、きちんと当たったときの

心理描写はうまく書いているな、と思いました。

一種の迷い、って生じません?

こう言う大きなお金を手にすると。



ここに出てくる栄介もそうで、

彼は本当に冴えない男なんです。

給料もさほどもらってないそうで(本文の記述より)

そんな男が大金を手にしました。

無論何に使おうか迷うのはもちろんのことです。



そして、そんな中で彼は

親友である山岡とパンサーと言うところで

飲みに行くのです。

まーた酔っていたんでしょうな、

はずみでその件をしゃべってしまうのですぜ。

やっぱり人間って弱いなと感じます。



…なんで非現実になるかって?

それはパンサーの帰りに

ある男に会うんです。

それが彼らの不思議で、危険な旅の

はじまりなのです。



なぜ彼ら、と「ら」としたかといいますと

栄介と山岡のほかにももう一人

後々にこの異世界の旅に出る仲間が増えます。

一応最終的に本格的に旅に出るのは3人です。



一人は重要人物ですが…

ある事情により子のたびには途中までしかいません。

どういうことかは精読すればわかってくるかと。



この作品、すごく面白いです。

特に戦いの描写が。

なんとモスクが彼らに襲い掛かってくるんです!

そう、建物が。

しかも飛んでいらっしゃる(笑)



負けじと3人もこのときは

飛んでいますけれどもね。

不思議な「岩」に。

なんだか設定が吹っ飛んでいますが

よしとしましょうね。



最後のほうでは

これまた、大きなピンチを迎えます。

そう、非現実がだんだんと

暴走してきてしまっているので。

だけれども栄介はすごい男です。

なので…



ちょっと構成に問題があります。

栄介が突然たくましくなったりとか、

その後の言及がないために

物語の展開がちぐはぐしていたり、とかね。



だけれどもイラストもついていて豪華ですし

ヒーローもののSFと見れば、

まあ、面白い作品でした。





いろいろと今日はありました。



【今聴いている曲】

Beherit - Demon Advance


久しぶりにブラックメタルが来ました。

時にダーク・アンビエント要素もあるようです。

この曲は速度はゆっくりめですし、ブラックメタル特有のボイスも

さほど感じません。



【収録アルバム】

Engram Engram
Beherit

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2011年12月28日(水)

田中光二「幻魚の島」

テーマ:本(SF)

ようやくパソコン周りをほんのりと

リニューアルしました。

安眠確定の模様です。

(いつでも安眠確定ですが)



今日は知られていないのに

面白い(?)SFです。





田中光二「幻魚の島」
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暗いお話が多いかな。

でもいろいろなバリエーションがあるんですよ。




【感想】

「1冊で何度でもおいしい」と言う感覚を

あじあわせてくれる素敵な本でした。

なんて極上の1冊なんでしょう。

でも、こう言う本はなかなか読まれないんですよね。

残念なものです。

(私はこの作家のかたは名前を聞いたことがあります。)



基本的な傾向は

結末部分が暗い作品が多いです。

ある人物からとんでもない事実を知らされた、としても

解決法は見つからず、指をくわえて見守ることしか

できない、といった具合のものや

後々に不安を残したまま物語は終わってしまう、

といったもの。



ただしその形式を取った例外な作品もあります。

その作品は「滅びの都市」と言う作品で、

上記のような形式は取っているものの

最後に「多少の希望」を残したような終り方をしています。



その最後に関しては

ある有名すぎる本(?)の

ある人物を髣髴とさせさえします。

その人物とは…映画化もされているほど有名です。

もっとも、最近のテレビではその作品も

民法のほうでは放送されることも

なくなってしまいましたがね…

私的には「傑作」だと思っている映画です。



不安を残してしまう作品では

「宇宙樹」と言う作品が秀逸でした。

タイトルそのまんまのものが脅威を引き起こすというもの。

たぶん著者はそれをこの「宇宙樹」というモンスターに

置き換えていろいろと表現したかったのだと思います。



終盤のほうで、

この怪物は人間に対して、

かなり強烈なアクションを起こすこととなります。

表現は置き換えられてはいるものの、

人間心理を巧みに表現しているな、と感じました。

でも、こう言う現象ではないにしても

私たちの世界で、こう言うことが起きそうな気がして

不安ではあるんですよね…



もちろん、いろいろお得な作品ですので

最後のほうにはちょっと笑わせてくれる作品や、

崖っぷち刑事コンビが難事件に

立ち向かう作品もあります。



ちなみに後者のほうは

本当に凸凹といったコンビです。

しかもパッとしない男についたパートナーは

かなりワケありな奴なんです。



一見するとものすごく強いように

思えてしまいますが

実はちょっとした問題があるようで…



そんなワケあり男の

一番かっこよく映る作品は

この本の一番最後に出てくる

「消えたVIP」と言う作品です。

エンターテイメントとして読んでみてくださいね。





パソコン周りを変えたおかげで

タイピングがだいぶ楽になりました。

感謝ですね。




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