宮絵師 安川は、受け継がれてきた京の意匠と技を育み新たに伝統を創造する中でのエピソードを綴ります。

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2010-06-18 08:16:45

日本一大きな蓮如上人の絵伝が出来上がりました。

テーマ:ブログ

2010年6月9日の京都新聞夕刊の第一面に記事を載せていただきました。


この四幅の絵は、浄土真宗第8世宗主の蓮如さまの一代記を物語風に描いたものです。

大阪八尾の久宝寺御坊顕証寺という西本願寺の御三家から依頼されました。


絵伝は下から見ていきます。向って右から左に移行して、上の段に上がります。


構図に7年間かかり、絵を描くのに2~3人で2年半と、約10年かかりました。

私のライフワークの仕事でした。


もう、2度とできません。


絵伝は、普通は昔に描かれたままに復元していきますが、今回は新作です。


下絵ができたときに、色を塗ることを断わりました。


この仕事を請けることは、破産が目の前にありました。金銭的に無理がありました。

破産と自殺を考えました。

しかし、できるところまでやろうと思い、不惜身命の決意で行い、1〇年目で無事に仕上がりました。


いろいろな人たちの、協力のお蔭です。

とくに御仏のお蔭と思います。



不可能が可能になりました。

人知を超えた力が私を支えてくれたと思います。

これが御仏です。合掌。


京の伝統文化を支える人々

2010-04-15 12:55:18

長野県飯田市毛賀の市立緑ケ丘中学生の工房見学

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4月14日の朝9時に飯田市の緑ケ丘中学から、女性2人と男性3人が岩倉中町にある私の工房に見学に来られました。1時間半の見学学習です。


中学2年生の修学旅行で、京都の職人工房を見学するようです。

何人かで個別に分かれて、行動する修学旅行です。


私の50年前の修学旅行は東京でした。

上野の西郷さんの銅像のところで、同級生が家出人に間違われて、巡査に検問さてていたことを思い出します。


工房の2階で制作中の蓮如上人絵伝を見学してのち、下の部屋で天井画を見せながら、寺院荘厳の説明をいたしました。真面目そうな可愛い学生でした。絵の説明と、志を持って役に立つ人間になるために、しっかり勉強してくださいといいました。


なぜこの仕事を選んだとか、幾つかの質問があって、終わってから玄関で記念写真を撮りました。

タクシーで巡回するらしく、タクシーの運転手さんと一緒の記念写真です。


京の伝統文化を支える人々


2010-03-10 16:35:26

京都迎賓館見学について

テーマ:ブログ

京都迎賓館見学について


しばらく休んんでいましたが、再開いたします。


先日に京都御所にある和風迎賓館を見学してきました。

蒔絵の下出祐太郎氏の講演のあと、見学させて頂きました。


何重にも厳しい警護がありました。

地下道を抜けて、開けたところが玄関です。


京都らしい侘びと寂びの品格ある建物です。

軽やかですが、すっきりとした内装でした。

江戸や明治の頃の、凝って重厚なものではありませんでしたが、現代的な工夫が生かされた和風建築でした。


外国の国賓たちに、この美が理解して頂けるか?と思いました。

日本的な淡白の中の複雑な美です。截金や漆蒔絵や綴れ織の手仕事のすごさなど、簡素な中に、隠された技が入っています。


予算と納期の制約で良くできたと思います。

これからの伝統文化技術を暗示させるj迎賓館でした。



京の伝統文化を支える人々



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